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2019/10/11

外貨預金の手数料が高いって本当?その仕組みは?

手数料は「TTS」と「TTB」によって決まる

外貨預金の手数料は、各銀行が独自に設定している「TTS」や「TTB」というレートによって決まります。TTSはTelegraphic Transfer Selling Rateの略で、顧客が外貨を買う(銀行が顧客に外貨を売る)際のレートです。外貨預金に預け入れをする際は、このレートが採用されます。

一方、TTBはTelegraphic Transfer Buying Rateの略で、顧客が外貨を売る(銀行が顧客から外貨を買う)際のレートです。外貨預金から出金する際は、このレートが採用されることになります。銀行側は、日々変動する外国為替のレートを元に「TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate:仲値)」を設定し、それに為替手数料を加味してTTSとTTBを算出しています。

仮に、その日の米ドル・円のレートが1ドル=110円だったとします。ある銀行がその1ドル=110円を仲値として、TTSを110.5円、TTBを109.5円に設定しているとしましょう。この場合、1万ドルの外貨預金をするにはTTSが採用されて110万5,000円が必要になります。また、同じように外貨預金の口座から1万ドルを出金すると、TTBが採用され109万5,000円を受け取ることになります。このTTSとTTBの差が小さければ小さいほど、外貨預金の手数料が安い銀行といえます。

キャンペーンの活用も一手

外貨預金をする銀行を決める時に見逃せないのが「外貨預金キャンペーン」です。例えば、先ほど手数料がやや割高とお伝えした三井住友銀行では、2019年5月31日を期限に「外貨の扉」という為替手数料と金利の優遇キャンペーンを展開。これは外貨定期預金のキャンペーンですが、これ以外にもさまざまなタイミングで外貨預金のキャンペーンが行われています。

もし外貨預金を検討しているのならば、その銀行の為替手数料や各種サービスの比較に加えて、こうしたキャンペーンもチェックするといいでしょう。ただ、キャンペーンは期間が限定されているものが多いので、短期的なメリットだけに目をとらわれず、もう少し長期的なメリット、デメリットを総合的に考えたうえで銀行を選びたいところです。

外貨預金による資産の分散でリスクを軽減

ここまで外貨預金の手数料について述べてきました。外貨預金は手数料の高さがデメリットとしてクローズアップされがちですが、投資における「通貨の分散」や「地域の分散」といった分散投資を行うための一つの手段であることは確かです。手数料が低い銀行を選んだり、キャンペーンを活用することでデメリットを軽減することができるでしょう。

提供・ANA Financial Journal

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