つみたてNISAはいつでも金額変更できる? 選ぶなら柔軟に対応できるネット証券
(画像=fuelle編集部が作成)

つみたてNISAの積立金額の変更はいつでもできます。年間40万円の上限額内なら、後で減額も増額も可能です。

この記事で分かること
  • つみたてNISAは年間40万円まで、月に約3.3万円まで好きな積立金額を設定できる
  • つみたてNISAはいつでも積立の金額変更ができる
  • 利用枠のうち未使用分は翌年に繰り越せないため、できるだけ40万円分使い切るのがおすすめ
  • 40万円の枠を使い切りたいなら、ネット証券がおすすめ
  • 一番のおすすめはSBI証券。「NISA枠ぎりぎり注文」などを使えば、ほぼすべての枠を使い切れる

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積立NISAはいつでも積立の金額変更ができる

つみたてNISAは、積立ルールの範囲内(年間40万円以内)ならいつでも積立金額を変更できます。

<つみたてNISAの基本>
月に約3.3万円まで好きな積立金額を設定できる
(年間40万円の投資枠を超えない範囲で金額を設定)

例えば「このままのペースでは非課税枠を使いきれない時」や、「スタート時よりも余裕ができたのでもっと投資したい時」など、状況に応じて投資金額を柔軟に変更していくのがいいでしょう。

【使わなかった枠は繰り越せない】
つみたてNISAは年間40万円まで利用できますが、40万円を使い切らなかったとしても、その未使用分を翌年以降に繰り越せません。

無理のない範囲で行うことが大前提ですが、余裕があるならできるだけつみたてNISAの利用枠を使い切るようにしましょう。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできません。
出典:金融庁 つみたてNISAの概要

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積立NISAの金額変更をするとどうなる?

“つみたてnisa金額変更”
(画像=fuelle編集部)

金額変更すると20年後の金額に大きな差が出る

つみたてNISAの 積立金額を変更すると、将来の評価額に影響を与えます。利回りが一定の場合、金額を増やすと評価額も増え、反対に減額すると評価額も小さくなります。

具体的にどのように影響するのか、利回りを3%としてシミュレーションしてみましょう。毎月2万円積み立てると仮定し試算すると、20年目の評価額は次のようになりました。

【20年後の評価額】

・金額変更せず毎月2万円積み立て……646万1,500円
・6年目に金額を毎月3万円に増額し積み立て……869万3,400円
・6年目に金額を毎月1万円に減額し積み立て……422万9,600円

“つみたてnisa金額変更シミュレーション”
(画像=fuelle編集部)
変更なし 増額 減額
毎月2万積み立て 1~5年目:毎月2万円積み立て
6~20年目:毎月3万円積み立て
1~5年目:毎月2万円積み立て
6~20年目:毎月1万円積み立て
積立額 評価額 積立額 評価額 積立額 評価額
5年目 120万円 128.23万円 120万円 128.23万円 120万円 128.23万円
10年目 240万円 276.07万円 300万円 339.78万円 180万円 212.36万円
15年目 360万円 447.46万円 480万円 585.03万円 240万円 309.9万円
20年目 480万円 646.15万円 660万円 869.34万円 300万円 422.96万円
“つみたてnisa金額変更シミュレーション”
(画像=fuelle編集部)
金額変更しなかった場合と増額した場合とでは、20年後に200万円以上の差が生じることがわかります。

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金額変更は複利にも大きく影響

積立金額を増減させると「複利(ふくり)」の効果も変動します。利益の上昇幅は、投資額が大きくなるほど拡大します。

複利とは?
複利とは利益を再投資し、運用額を大きくしながら運用する方法をいいます。運用額が増え続けるため、利回りが同じでも得られる利益が徐々に増加していく点がメリットです。
例えば、毎月1万円投資すると年間で12万円投資することになりますが、12万円を利回り3%で複利運用した場合の利益は1年目で3,600円、2年目で3,708円……と増え続け、20年目では6,313円にまで上昇します。1年あたりの利益が20年間で2,700円以上も上昇しました。これが複利効果です。

さらに、投資額を毎月2万円、3万円に増額した場合をシミュレーションしてみましょう。毎月2万円(年間24万円)の場合には、1年あたりの利益が20年間で5,425円上昇し、毎月3万円(年間36万円)では8,138円上昇します。

【利回り3%の複利シミュレーション】

1年目 2年目 3年目 20年目
投資額:12万円 運用額 12万円 12万円3,600円 12万7,308円 21万421円
利益 3,600円 3,708円 3,819円 6,313円
1年目との利益差 ── +108円 +219円 +2,713円
投資額:24万円 運用額 24万円 24万7,200円 25万4,616円 42万841円
利益 7,200円 7,416円 7,638円 1万2,625円
1年目との利益差 ── +216円 +438円 +5,425円
投資額:36万円 運用額 36万円 37万800円 38万1,924円 63万1,262円
利益 1万800円 1万1,124円 1万1,457円 1万8,938円
1年目との利益差 ── +324円 +658円 +8,138円

このように投資額により複利効果も変化します。当然ですが増額すればその分効果は高まり、減額すれば効果は薄まります。

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どんな時に金額変更すればいい?

“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)

家計の状況が変わったとき

家計に変化があった時は金額変更を検討するタイミングです。

家計の状況はさまざまな要因で変動します。異動や転職で収入が変動することもあれば、結婚や出産などで支出が変動することもあるでしょう。つみたてNISAを始めたあとに、収支に余裕が生まれた場合には積立金額を増やし、反対に収支が切迫しているときには金額を減らしてもよいかもしれません。

前述のシミュレーション結果のように金額が多いほど将来大きな資産を作ることができるため、減額に抵抗を感じる人もいるかもしれません。しかし、つみたてNISAのために現在の生活が成り立たなくなるようでは本末転倒です。収入が減り生活が厳しい時は躊躇せず減額を検討しましょう。

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積み立てる銘柄を増やしたいとき

銘柄を増やしたいときは、金額変更が必要なケースがあります。

つみたてNISAは毎月3万3,333円までしか積み立てられません。したがってすでに上限まで積み立てている人が積立銘柄を増やす場合、全体の金額を調整する必要があります。

例えば、A投信のみに月額3万3,333円投資している人がB投信にも投資したいと考えた場合には、以下のように金額を変更して調整しましょう。

【A投信とB投信に合わせて月3万3,333円積み立てる場合】

A投信とB投信の比率 A投信の積立金額 B投信の積立金額
50:50 1万6,667円 1万6,666円
40:60 1万3,334円 1万9,999円
30:70 1万円 2万3,333円
20:80 6,667円 2万6,666円
10:90 3,334円 2万9,999円
※1円未満の金額は、A投信で切り上げ、B投信で切り捨てて調整

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投資枠を使い切りたいとき

最大限に制度を利用するためには、40万円の投資枠を毎年使い切る必要があります。もし今まで少額で積み立てていた人が、途中で「上限額まで投資したい」と考えたときに金額変更をする必要があります。

しかし年の途中で、毎月の積立金額を3万3,333円に引き上げても投資枠を使い切ることができません。未使用の投資枠は翌年以降に繰り越されることはないので、残った投資枠は無駄になってしまいます。

例えば3月まで毎月1万円ずつ積み立てていた人が4月から月に3万3,333円ずつ積み立てたとしても、年間の投資枠は32万9,997円にとどまります。

このため最大限に制度を利用するためには、40万円の投資枠を毎年使い切る必要があります。投資枠を使い切りたい場合、「ボーナス設定」を利用して金額を増額しましょう。

ボーナス設定とは?
年にふた月まで3万3,333円を超えて積み立てられる設定で、通常の積み立てと併用することで年の途中からでも40万円の投資枠を使い切ることができます。

ボーナス設定の詳細は後述しているため、そちらも参考にしてください。

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積立NISAの金額変更で増額したときのメリットとデメリット

“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)

増額のメリット

増額のメリット
  • 利益が大きくなる
  • 複利効果が大きくなる
  • 非課税メリットの金額が大きくなる

利益が大きくなる

利回りが同じなら、積立金額を増やすとより大きな利益を得られやすい点が最初のメリットです。

仮に利回りを3%とした場合、毎月5,000円を20年間積み立てると41万5,400円の利益を得られますが、6年目に積立金額を3万3,333円に引き上げると20年間の利益は163万9,000円に上昇します。利益に120万円以上の差が生じました。

【利回り3%の積立シミュレーション】

毎月5,000円積み立て 1~5年目:毎月5,000円積み立て
6~20年目:毎月3万3,333円積み立て
積立額
評価額
利益
積立額
評価額
利益
5年目
30万円 32.06万円 2.06万円 30万円 32.06万円 2.06万円
10年目
60万円 69.02万円 9.02万円 230万円 249.53万円 19.53万円
15年目
90万円 111.87万円 21.87万円 430万円 501.64万円 71.64万円
20年目
120万円 161.54万円 41.54万円 630万円 793.9万円 163.9万円

なお利益の差は、利回りが大きくなるほど拡大します。

利回りを5%に上昇させて試算すると、毎月5,000円を20年間積み立てた場合の利益は79万1,500円ですが、同じく6年目に積立金額を3万3,333円に引き上げると20年間の利益は302万8,200円となり、利益差が約223万円にまで大きくなりました。

【利回り5%の積立シミュレーション】

毎月5,000円積み立て 1~5年目:毎月5,000円積み立て
6~20年目:毎月3万3,333円積み立て
積立額 評価額 利益 積立額 評価額 利益
5年目 30万円 33.52万円 3.52万円 30万円 33.52万円 3.52万円
10年目 60万円 75.93万円 15.93万円 230万円 263.8万円 33.8万円
15年目 90万円 130.07万円 40.07万円 430万円 557.71万円 127.71万円
20年目 120万円 199.15万円 79.15万円 630万円 932.82万円 302.82万円
“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)

複利効果が大きくなる

増額すると複利効果が大きくなるメリットもあります。

上述の通り、複利とは得られた利益を再投資し続ける運用方法です。運用額が増え続けるため、同じ利回りでも利益が上昇し続けるメリットがあります。

例えば利回りを3%とした場合、6万円投資したときの利益は1年目で1,800円ですが、20年目では3,156円となり、20年間の複利運用で1年あたりの利益を1,356円増やすことができました。しかし投資額を40万円に増額すると、20年間で1年あたり利益は9,042円も上昇することになります。

【利回り3%の複利シミュレーション】

1年目 2年目 3年目 20年目
投資額:6万円 運用益 6万円 6万1,800円 6万3,654円 10万5,210円
利益 1,800円 1,854円 1,910円 3,156円
1年目との利益差 ── +54円 +110円 +1,356円
投資額:40万円 運用益 40万円 41万2,000円 42万4,360円 70万1,402円
利益 1万2,000円 1万2,360円 1万2,731円 2万1,042円
1年目との利益差 ── +360円 +731円 +9,042円

投資額の違いによる複利効果の差は、やはり利回りが大きくなるほど拡大します。

利回りを5%にして同じように試算すると、20年目における1年あたり利益額の上昇幅は投資額6万円で4,581円、投資額40万円で3万539円となりました。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

【利回り5%の複利シミュレーション】

1年目 2年目 3年目 20年目
投資額:6万円 運用益 6万円 6万3,000円 6万6,150円 15万1,617円
利益 3,000円 3,150円 3,308円 7,581円円
1年目との利益差 ── +150円 +308円 +4,581円
投資額:40万円 運用益 40万円 42万円 44万1,000円 101万780円
利益 2万円 2万1,000円 2万2,050円 5万539円
1年目との利益差 ── +1,000円 +2,050円 +3万539円

非課税メリットの金額が大きくなる

積立金額を増額し利益が大きくなることで、つみたてNISAの非課税メリットも大きくなります。 本来なら投資の利益には約2割の税金がかけられますが、つみたてNISAなら税金はかかりません。

「どれくらいの税金を節約できたか」を表すものが非課税メリットです。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

上述したように、利回り3%の商品に毎月5,000円を20年間積み立てた場合の利益は41万5,400円でした。もし通常の口座だったら2割の税金が引かれ、税引き後の手取りは33万2,300円となります。

しかし、つみたてNISAは非課税のため税金は引かれません。この差額8万3,100円が非課税メリットです。

なお、6年目に毎月の積立金額を3万3,333円に引き上げた場合の非課税メリットは20年目で32万7,800円となり、やはり増額した方が非課税の恩恵が大きくなりました。

【利回り3%の積立シミュレーション】

毎月5,000円積み立て 1~5年目:毎月5,000円積み立て
6~20年目:毎月3万3,333円積み立て
利益 課税時の手取り 非課税メリット 利益 課税時の手取り 非課税メリット
5年目 2.06万円 1.65万円 0.41万円 2.06万円 1.65万円 1.65万円
10年目 9.02万円 7.21万円 1.8万円 19.53万円 15.62万円 3.91万円
15年目 21.87万円 17.49万円 4.37万円 71.64万円 57.31万円 14.33万円
20年目 41.54万円 33.23万円 8.31万円 163.9万円 131.12万円 32.78万円

非課税メリットは利益に比例するため、やはり利回りが大きくなるほど恩恵が大きくなります。同じように利回り5%で計算した結果を以下にまとめました。

毎月5,000円の積み立ての場合の20年目の非課税メリットは15.83万円ですが、6年目に積立額を増額した場合には非課税メリットが60.56万円まで拡大します。

【利回り5%の積立シミュレーション】

毎月5,000円積み立て 1~5年目:毎月5,000円積み立て
6~20年目:毎月3万3,333円積み立て
利益 課税時の手取り 非課税メリット 利益 課税時の手取り 非課税メリット
5年目 3.52万円 4.16万円 0.7万円 3.52万円 4.16万円 0.7万円
10年目 15.93万円 12.75万円 3.19万円 33.8万円 27.04万円 6.76万円
15年目 40.07万円 32.05万円 8.01万円 127.71万円 102.17万円 25.54万円
20年目 79.15万円 63.32万円 15.83万円 302.82万円 242.26万円 60.56万円
“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
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増額のデメリット

増額のデメリット
  • 下落した時の損失が大きい
  • 家計に無理が生じる可能性がある

下落したときの損失が大きい

もしも相場が下落しマイナスに陥った場合、損失額が大きくなってしまいます。

利回りを-3%(毎年3%ずつ下落する)として検証してみましょう。毎月5,000円ずつ積み立てていた場合、20年目の損失額は28万8,600円となります。そして6年目に毎月3万3,333円に増額した場合、20年目の損失額は123万2,100円にまで拡大しました。

【利回り−3%の積立シミュレーション】

毎月5,000円積み立て 1~5年目:毎月5,000円積み立て
6~20年目:毎月3万3,333円積み立て
積立額 評価額 損失 積立額 評価額 損失
5年目 30万円 28.09万円 −1.91万円 30万円 28.09万円 −1.91万円
10年目 60万円 52.38万円 −7.62万円 230万円 212.48万円 −17.52万円
15年目 90万円 73.23万円 −16.77万円 430万円 370.82万円 −59.18万円
20年目 120万円 91.14万円 −28.86万円 630万円 506.79万円 −123.21万円
“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
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家計に無理が生じる可能性がある

増額にはメリットもありますが、それでも積立金額は無理のない範囲にとどめておくようおすすめします。「無理のない範囲」とは、収入から支出を引いて計算される金額のことです。積立金額がこの金額を超える場合、資産の取り崩し(あるいは借金)が発生することになります。

若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

つみたてNISAで資産を作るはずが、反対に資産を取り崩すようでは望ましい状況とはいえません。積立金額を無理のない範囲にとどめるためにも、家計の収支を把握しましょう。手書きで家計簿を作るか家計簿アプリなどを活用し、収入と支出をチェックしてください。

積立NISAの金額変更で減額したときのメリットとデメリット

“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)
減額のメリット
  • 家計に余裕が出る
  • 下落した時の損失が小さくて済む

家計に余裕が出る

家計に余裕が生まれることは、積立金額を減らすメリットといえるでしょう。

無理のない金額でつみたてNISAを始めたとしても、あとから休職などで一時的に収入が減少し、家計が苦しくなるときもあるかもしれません。そのような状況になったとき、減額すれば収支に余裕が生まれます。

積立金額の変更はいつでも可能です。家計の見直しなどを行い、再び収支に余裕が生まれれば、改めて金額を引き上げるとよいでしょう。

若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

下落したときの損失が小さく済む

減額すると、上昇時に利益が小さくなる一方、下落時の損失も小さくなるメリットがあります。

利回りを-3%と仮定し計算すると、20年間複利運用した場合の損失額は、投資額40万円で18万2,482円、投資額30万円で13万6,862円、投資額20万円で9万1,241円……のように、投資額が小さくなるほど損失が抑えられることがわかります。

【利回り−3%の運用シミュレーション】

投資額10万円 投資額20万円 投資額30万円 投資額40万円
損失額 損失額 損失額 損失額
5年目 -1万1,471円 -2万8,253円 -4万2,380円 -5万6,506円
10年目 -2万6,258円 -5万2,515円 -7万8,773円 -10万5,030円
15年目 -3万6,675円 -7万3,350円 -11万25円 -14万6,700円
20年目 -4万5,621円 -9万1,241円 -13万6,862円 -18万2,482円
“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)

減額のデメリット

減額のデメリット
  • 未使用の投資枠が出てしまう
  • 時間の分散が弱くなってしまう
  • 目標から遠ざかってしまう可能性がある

未使用の投資枠が出てしまう

投資枠の未使用部分は翌年へ繰り越されません。減額すると必ず未使用部分が出るので、累計の投資額は減ってしまいます。

つみたてNISAの年間40万円の枠は毎年割り当てられます。積み立ては2042年までできるので、仮に2022年につみたてNISAを開始すれば累計で840万円(40万円×21年間)の投資ができます。

【積立金額別 つみたてNISAの累計投資額(2022年スタートの場合)】

2042年までの累計投資額 満額との差
年間40万円(満額) 840万円
年間30万円 630万円 ▲210万円
年間20万円 420万円 ▲420万円
累計の積立額が減ってしまうため、同じ利回りで運用したとき、満額まで積み立てた人よりも利益が小さくなります。利益の減少に伴い、非課税メリットの減少も避けられません。

時間の分散が弱くなってしまう

積立金額の減額は「時間の分散」を弱めてしまうデメリットもあります。

時間の分散とは
時間の分散とは、投資タイミングを分散させる手法のことです。値段が高いときも安いときも投資することで平均的な値段で取得することができ、いわゆる「高値づかみ」を防ぐ効果が期待できます。

時間の分散は、特に下落局面では平均取得単価を押し下げ、利益が得やすくなる効果を発揮します。しかし、積立金額を減少させると時間の分散効果が薄れるため、平均取得単価を押し下げる効果も弱まってしまいます。

若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

アメリカの代表的な株価指数「S&P500」を例に、2008年9月に発生した「リーマンショック」で検証してみましょう。

以下は、2008年1月から減額せずに毎月3万3,333円ずつ積み立てていたケース(青色)と、2009年から毎月5,000円に引き下げたケースの平均取得単価の推移を表したもの(オレンジ色)です。

前者は2009年以降も平均取得単価が下がり続けたため9月にプラスに転じました。一方後者は、取得単価が2009年以降ほぼ横ばいに推移しており、損益もマイナスにとどまっています。

“つみたてnisa元本割れでもやったほうがいい”
(画像=fuelle編集部)

目標から遠ざかってしまう可能性がある

他の条件が同じ場合で積立金額を減らすと、当たり前ですが将来の資産額も減ります。

仮に年間利回り3%で、積立期間を20年間とした場合、積立金額ごとに将来いくらになっているか以下にまとめました。

リターン年間3%の商品に20年間積み立てる場合
積立金額
(年額)
将来の資産額
10万円 268.7万円
20万円 537.4万円
30万円 806.1万円
40万円 1,074.8万円

安易な減額は将来の目標に到達できない可能性があります。目標到達のためには、いくら積み立てないといけないのか把握することが大切です。

目標金額に達成するために必要な積立金額を知るには「減債基金係数」が便利です。

減債基金係数とは?
積立期間と利回りから逆算し、目標到達に必要な積立金額を知る数値のことです。

以下に主な減債基金係数をまとめました。

積立期間
10年 20年
年間リターン 1% 0.096 0.045
3% 0.087 0.037
5% 0.080 0.030
8% 0.069 0.022
10% 0.063 0.017

減債基金係数は、目標金額にかけて使用します。

【計算式】
積立金額=目標金額×減債基金係数

例えば、利回り3%の商品に20年間積み立てる場合、1,000万円の資産を作りたいなら年間37万円(1,000万円×0.037)、2,000万円の資産を作りたいなら年間74万円(2,000万円×0.037)の積み立てが必要と計算できます。

積立NISAの投資枠を使い切りたいなら、ネット証券がおすすめ

つみたてNISAは毎月同じ金額で積み立てるのが基本ですが、そのままでは投資枠が余ってしまうケースがあります。例えば10月から始めた場合、12月までに約10万円しか使えません(3.3万円×3カ月)。

そこで特定の月だけ増額する「ボーナス設定」や、年間40万円の「投資枠を使い切る設定」など、金額を柔軟に調整できる金融機関を選ぶといいでしょう。

【どうしても使い切れない金融機関がある】
つみたてNISAの枠を使い切るには「ボーナス設定」などの工夫が必要なのですが、全ての金融機関が行っているわけではありません。したがって、どうしても枠を使い切ることができない金融機関があります。

よくあるパターンが「月3.3万円」を上限とするケースです。この場合、年初から始めても必ず4,000円分枠が余ってしまいます(3.3万円×12カ月=39万6,000円)。

ネット証券の多くは積立金額を1円単位で調整できるので、「月3万3,333円」まで設定できます。これなら枠を残り4円まで使うことができます。また上述したような「ボーナス設定」などで40万円満額を使い切ることもできます

次章でこれらに対応しているネット証券をご紹介します。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

積立NISAの金額変更が最も柔軟にできる証券会社はどこ?

金額変更
(画像=fuelle編集部が作成)

下記の表にて、ネット証券5社のつみたてNISAの積立ルールを一覧にまとめました。

比較した結果、一番おすすめしたいのは「SBI証券」です。5社の内、SBI証券はかなり柔軟に積立金額を設定できることがわかります。全ての項目で最も充実した内容になりました。

積立コース 最低金額、設定単位 ボーナス設定 投資枠を
使い切る設定
SBI証券 申し込む 毎月
毎週
毎日
最低金額:100円
設定単位:1円

(年2回まで)
NISA枠
ぎりぎり注文
楽天証券 申し込む 毎月
毎日
最低金額:100円
設定単位:1円

(年2回まで)
増額設定
マネックス証券 申し込む 毎月
毎日
最低金額:
※引き落とし方法による
 証券口座から:100円
 銀行口座から:1,000円
設定単位:1円


(年2回まで)
非課税枠
使い切り機能
松井証券 申し込む 毎月 最低金額:100円
設定単位:1円
- -
auカブコム 申し込む 毎月 最低金額:100円
設定単位:1円

(年2回まで)
-

それぞれの証券会社のおすすめポイントについてふれていきます。

ぜひ使いたい、SBI証券「NISA枠ぎりぎり注文」or「課税枠シフト注文」

SBI証券では「ボーナス設定」と「NISA枠ぎりぎり注文」および「課税枠シフト注文」を用意しています。それぞれの概要は以下の通りです。

ボーナス設定年間40万円の枠と別に上乗せの積み立てができる設定

NISA枠ぎりぎり注文…積み立てが年間40万円を超える場合に、枠に収まるよう自動的に調整される設定(40万円超の部分は注文されない)

課税枠シフト注文…積み立てが年間40万円を超える場合に、40万円超の部分を通常の課税口座で積み立てる注文

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通常は年間40万円までの範囲(毎月コースなら約3.3万円)で積立額を設定しますが、「ボーナス設定」はこれを暫定的に無視して設定できます。
積立nisa 金額変更 デメリット
(画像=著者作成)

ボーナス設定は年40万円を超えて積み立てを設定できますが、実際には買い付けされません。何度目かの積み立てが年40万円の枠を超える場合、その積み立てが全額失効してしまうためです。

例えば1万円の積み立てを設定しているものの、つみたてNISAの枠が残り5,000円しかないケースを想像しましょう。この場合、次の1万円の積み立て注文は全額失効してしまいます。

「NISA枠ぎりぎり注文」を設定すると、自動的に枠に収まる金額に修正されて買い付けられます。40万円超の部分は失効します。

なお、「課税枠シフト注文」も設定できます。「NISA枠ぎりぎり注文」では40万円超の部分を失効していましたが、「課税枠シフト注文」は通常の口座(課税口座)で積み立てられます。

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【「SBI証券」で投資枠を使い切るためのポイント】
ポイントは「ボーナス設定」の併用です。通常の積み立て設定ではそもそも年40万円を超える注文を設定できないため、枠を超えません。

ボーナス設定なら枠を超える設定ができます。ボーナス設定で残りの枠以上を買い付けるよう設定し、併せて「NISA枠ぎりぎり注文」または「課税枠シフト注文」を設定します。

そうすることでほぼ全ての枠を使い切れます。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

SBI証券のつみたてNISAに関する口コミ

投資信託の種類が多い
★★★★★

SBI証券のつみたてNISAのメリットは、手数料が安く投資信託の種類も豊富なので、選択肢が広がる点です。サポート体制がとても充実している点も魅力的です。何かあってもすぐに対応してくれます。

40代・男性

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楽天証券は「増額設定」で積立NISA枠を使い切れる

楽天証券では「増額設定」でつみたてNISA枠を使い切りやすくしています。通常は年間40万円の上限を超えないよう3万3,333円まで(毎月コース)しか設定できませんが、増額設定はこれに上乗せして設定が可能です。

例えば9月につみたてNISAを毎月コースで始めた場合、上限の3万3,333円を設定しても約13.3万円しか利用できません(3万3,333円×4か月)。このとき、増額設定で月に6万6,667円上乗せすれば40万円を使い切れます。

ボーナス設定との違いは以下の通りです。なお、増額設定は翌年以降には持ち越されません。上の例では一時的に月10万円の積み立てとなっていますが、翌年以降は増額設定が失われ、通常の3万3,333円の積み立てのみが残ります。

ボーナス設定 増額設定
指定できる月 年2ヵ月まで 残りの積立回数の
全て
設定の翌年への持ち越し あり なし

つまり、増額設定は「初年度限定の方法」です。設定をいちいち変更しなくても、翌年も40万円の投資枠に収まるようになっています。

年の途中からつみたてNISAを始める場合は増額設定を活用して、できるだけ40万円の投資枠を使い切るようにしましょう。

\増額設定も可能!/
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「楽天カード決済」を活用するときの注意点

楽天証券のつみたてNISAは、「楽天カード」で決済できます。積立金額の1%分ポイントが還元されるため、楽天証券でつみたてNISAを行う方の多くが利用しています。

楽天カード決済を行う際に注意したいポイントを以下にまとめました。

【楽天カード決済を行うときの注意点】
  • 積み立て日は毎月8日に固定(「毎日」の積み立ては選べない)
  • 月に5万円までしか決済できない

引用:楽天証券 楽天カードクレジット決済

積み立て日は毎月8日に固定(「毎日」の積み立ては選べない)

楽天カード決済でつみたてNISAを行う場合、積み立て日は必ず毎月8日になります(2021年6月19日以前に設定した方は毎月1日)。積立コースは必ず「毎月」となり、「毎日」は選べません。

月に5万円までしか決済できない

楽天カード決済額の上限にも注意が必要です。「増額設定」によっては月に5万円以上の積み立てができますが、楽天カードは月に5万円までしか決済できません。また「ボーナス設定」ができないというデメリットもあります。

楽天カード決済はポイント還元が魅力ですが、決済額の上限に注意しましょう。

楽天証券のつみたてNISAに関する口コミ

ポイントがざくざくたまります!
★★★★

証券口座を開設するにあたり動画や本で勉強したところ、楽天証券を優良としているものが多かったので開設してみました。楽天のクレジットカードで月3万円積立投資すると、1%の300ポイント加算され、お得だと思います。

20代・女性

\カード決済でポイントが貯まる/
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マネックス証券は「NISA非課税投資枠使い切り設定」が便利

マネックス証券はつみたてNISAの枠40万円を使い切れるよう、「ボーナス設定」のほかに「NISA非課税投資枠使いきり設定」を用意しています。

SBI証券の「NISA枠ぎりぎり注文」と同じように、積立金額が投資枠を超える際に、投資枠に収まるよう自動的に積立金額を調整する機能です。 例えば、下記のようなケースを考えてみましょう。

<非課税投資枠が残り2万円のとき、3万円の積み立てが行われる場合>
通常は3万円の積み立ての全額が失効し、非課税投資枠が2万円分残ってしまいます。

「NISA非課税投資枠使い切り設定」の場合は、積立額を残りの非課税投資枠に合うように自動で調整します。この場合、本来の積立額3万円が2万円に自動で調整されるため、非課税投資枠を使い切ることができます。

ただしマネックス証券では、「月の積立額×12ヵ月分+ボーナス設定」が40万円を超える設定はできません。つまり、SBI証券のように「40万円を超える積み立てを設定し、NISA枠ぎりぎり注文で40万円に収める」ということができないのです。

マネックス証券の「NISA非課税投資枠使い切り設定」は、分配金の再投資のように、意図せず非課税投資枠が減ってしまった場合に有効な方法といえるでしょう。

「NISA非課税投資枠使い切り設定」は「自動つみたて(マネックス証券口座からの引き落とし)」でのみ利用できます。銀行口座から引き落とす「銀行de自動つみたて」などには対応していないため、注意しましょう。

年の途中から使い切るなら「ボーナス設定」が有効

マネックス証券でつみたてNISAを年の途中から始める場合は、「ボーナス設定」を活用すると40万円の非課税投資枠を使い切りやすいです。

例えば、下記の場合を見てみましょう。

<9月からつみたてNISAを始める場合>
残り4ヵ月しかないため、通常は13万3,332円しか積み立てられません(3万3,333円×4ヵ月)。実際は積み立てない1~8月分の積立額も、40万円の計算に含まれてしまうからです。

そこで月の積立額を減額し、残りをボーナス設定にするとしましょう。例えば月の積立額を100円(年間1,200円)にすると、ボーナス設定で39万8,800円を設定できます。任意のふた月(例えば10月と11月)で19万9,400円ずつ買えるため、40万円の投資枠をほとんど使い切ることができます。
月の積立額 ボーナス設定 合計
9月 100円 100円
10月 100円 19万9,400円 19万9,500円
11月 100円 19万9,400円 19万9,500円
12月 100円 100円
39万9,200円

翌年以降積立額を調整すれば、積立額の偏りを修正できます。マネックス証券で40万円を使い切りたい場合は、この方法を試してみてください。

マネックス証券のつみたてNISAに関する口コミ

初心者向き
★★★★

投資信託の取り扱い本数が多く、自分にニーズにあった商品を選べます。説明も丁寧なのでどんな商品かも理解しやすいです。引落手数料が無料なので入金額に悩むこともありません。また使用しているとマネックスポイントがたまってAmazonギフト券などに交換できるのもメリットです。非常にわかりやすく初心者の方にも向いています。

50代・男性

マネックス証券でつみたてNISAを始める
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その他の積立ルールも確認しておこう

積立の基本となる「毎日コース」と「毎週コース」の差や、ボーナス設定の仕組みも理解しておくと、金融機関選びに役立ちます。

「毎日」「毎週」コースを選べる場合も

つみたてNISAは基本的に、毎月同じ日に積み立てる「毎月コース」が主流です。ただし、金融機関によっては毎月コース以外に「毎日コース」や「毎週コース」を選べる場合もあります。

【つみたてNISA 積立コースの種類】
・毎月コース:毎月同じ日に積み立てる
・毎週コース:毎週同じ曜日に積み立てる
・毎日コース:毎営業日積み立てる

毎月コースより毎週コースが、また毎週コースより毎日コースの方がタイミングをより分散させることができます。

積立コースは金融機関によって異なるので、つみたてNISA口座を開設する前にチェックしましょう。積立コースが複数ある金融機関はあとで紹介します。

\積立コースが豊富/
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【積立タイミングの分散にはリスクを下げる効果が】
積立投資のメリットに「時間の分散」があります。1回でまとめて買うのではなく、投資タイミングを分散させることでリスクを小さくできる効果が期待できます。

1回で買ってしまうと、そこが安値なら大きな利益を得られますが、反対に高値だった場合は損失となってしまいます。

積立投資なら投資タイミングを複数回に分けられます。高値でも安値でも買うことで、平均的な価格での投資が可能です。

時間の分散は投資タイミングを分散させるほど効果が高くなります。したがって、「毎日コース」が最も時間の分散効果を得られるといえます。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

「毎日コース」と「毎週コース」の差

毎日コースを選択できるのは「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」で、SBI証券は「毎週コース」も選択できます。

積立コースが異なる場合、積み立て1回あたりの金額の上限が変わります。毎月なら1回あたり約3.3万円まででしたが、毎日だと約1,600円です。

毎週コースはSBI証券でしか選択できませんが、1回あたり7,692円が上限です。

積立1回分の上限
毎月コース 約3.3万円
毎週コース 7,692円(SBI証券)
毎日コース 約1,600円

増額する月を2つ選べる「ボーナス設定」

ボーナス設定は「松井証券」以外のネット証券で選べます。通常の積立投資より多くの金額を積み立てる月を最大2ヵ月分選べる設定です。

「普段の収支だとあまり積立できない」という方は、通常の積立金額は控えめにして、ボーナスが出る月の積立金額を増やしてみてはいかがでしょうか。

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会社名 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBIネオトレード証券
取扱銘柄数 183本 181本 152本 171本 173本 158本 22本 7本 3本 1本
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
積立コース 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月 毎月 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと 毎月 毎月 毎月
ポイント還元 Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
楽天ポイント マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
三井住友カード
0.5%(※2)
楽天カード
1%(※1)
マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
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積立NISA金額変更のタイミングと活用法 4つのパターンごとに解説

つみたてNISAの金額変更は、「増額」だけではありません。減額したり、停止したりもできます。変更が必要になる4つのシチュエーションを想定し、パターン別に対処法を解説します。

4つのパターン.png
(画像=fuelle編集部作成)

1. 積立が厳しいので減額したい

<対処法>
「減額」「停止」「売却」のどれかで対応

「考えていたより家計収支が厳しく、積み立てが苦しい」という場合、積立金額を減らすために3つの対処法が候補となります。

・積立金額を減らす「減額」
・または積み立てを一時的に止める「停止」
・すでに積み立てた資産の「売却」

家計収支などの状況に合わせて、「減額⇒停止⇒売却」の順に検討しましょう。

【売却はおすすめしない!できるだけ継続を】
3つの対処のうち、「売却」はあまりおすすめしません。つみたてNISAをフル活用できなくなるためです。

つみたてNISAは非課税期間が20年間ありますが、途中で売却してしまうと非課税期間は終了します。投資枠が復活することもありません。つまり、未使用の非課税期間が出てしまいます。

また、長期投資のメリット「複利」が働かなくなってしまう点もデメリットです。複利は長期運用するほどリターンは大きくなり、運用期間が短いと効果が弱くなってしまいます。

どうしてもお金が必要なときは仕方ありませんが、安易な売却はしないようにしましょう。家計収支の見直しも行いながら、できるだけ長く運用するようおすすめします。

なお、「減額」のデメリットについては、もう少し後で紹介します。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

2. 積立金額を増やしたい 

<対処法>
「通常の増額」か「ボーナス設定」を利用

積立金額を今より増やしたい場合、通常の積立金額を増額させるかボーナス設定を活用しましょう。

「時間の分散」を考えると、通常の増額の方が望ましいです。ボーナス設定は積立金額に偏りが出るので、実質的に投資時期の偏りが出てしまうためです。

もちろん、ボーナス設定で増額しても大丈夫です。途中で積立を止めてしまわない限り、時間の分散は充分働くでしょう。

3. 投資枠を使い切りたい

<対処法>
「ボーナス設定」か「使い切る設定」で対応

40万円の投資枠を使いきりたい場合、「ボーナス設定」を活用すると便利でしょう。例えば、以下のように積立金額を設定すると、端数が出ずに40万円を使い切れます。

月の積立額 ボーナス設定の額
(年2回)
1万円×12カ月
(年12万円)
14万円×2カ月
(年28万円)
1.5万円×12カ月
(年18万円)
11万円×2カ月
(年22万円)
2万円×12カ月
(年24万円)
8万円×2カ月
(年16万円)
2.5万円×12カ月
(年30万円)
5万円×2カ月
(年10万円)
3万円×12カ月
(年36万円)
2万円×2カ月
(年4万円)

また、金融機関に「投資枠を使い切る設定」があるならそちらを使ってもよいでしょう。上述した3社(SBI証券楽天証券マネックス証券)にはありますので、より柔軟に金額を設定できるでしょう。

4. 投資タイミングをコントロールしたい

<対処法>
ルール内で積立の変更を繰り返す

つみたてNISAは、本来投資タイミングは選べず、定期積立の投資に限定されています。しかし、積立金額の変更を繰り返せば、実質的に投資タイミングのコントロールは可能です。

注意点は、各金融機関の設定変更スケジュールです。

例えば「SBI証券」の場合、銀行引き落としでつみたてNISAをしていると、引き落とし請求日の10営業日前までに設定を変更しないといけません。

設定変更スケジュールは金融機関や引き落とし方法でも変わるので注意しましょう。

【コントロールは無理にしなくてもOK】
この方法は「どうしても投資タイミングを自分で選びたい」という方だけ行いましょう。積立投資において、投資タイミングを無理にコントロールする必要性は低いためです。

積立投資のメリット「時間の分散」を思い出しましょう。これはそもそも「投資タイミングが高値か安値か分からない」という背景がありました。この解決のため、あえて投資タイミングを分散させ、平均価格での投資を目指しているのです。

つまり、投資タイミングをコントロールするのはある程度可能ですが、コントロールしても結局「高値か安値かわからない」という問題は残るのです。

「投資タイミングに自信がある方」や「自分で物事を決めることが好きな方」は投資タイミングのコントロールを試みてもいいでしょう。そうでない場合、定期的な積立投資を淡々と行うことをおすすめします。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

積立NISAは「解除」も可能

つみたてNISAは積立金額を減らすだけでなく「0」にする、つまり解除(停止)することもできます。

方法は簡単です。つみたてNISAを開設している金融機関で積立設定を解除すれば、以降の積み立ては行われません。新たな積み立ては停止されますが、すでに積み立てた商品は非課税で運用できます。現金化したい場合は、売却しましょう。

<つみたてNISA口座そのものを解約したい場合>
「非課税口座廃止届出書」を提出する必要があります。
<再開したい場合>
廃止した際に受け取った「非課税口座廃止通知書」を添付し、改めてつみたてNISA口座を開設します。
つみたてNISAの減額と同様に、解除もおすすめしません。積立金額を減額した際のデメリットについては前述のとおりですが、解除となるとデメリットがさらに大きくなるからです。

解除はもちろん、できるだけ減額もせず、積み立てを継続するようにしましょう。

積立NISA 積立金額の変更について Q&A

Q. つみたてNISAの積立金額の変更(増減)はいつでもできる?

積立ルール(投資枠は年間最大40万円)の範囲内なら、いつでも積立金額を変更(増減)することができます。

Q. つみたてNISAの積立金額の変更をもっとも柔軟にできる証券会社はどこ?

ネット証券5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券)のつみたてNISAの積立ルールを比較すると、SBI証券がもっとも柔軟に積立金額を変更できるといえます。積立コースの種類の豊富さやボーナス設定が用意されていることなどからこのような結果となります。

Q. 積立金額を増やしたい場合、どのようにすると良い?

通常の積立金額を増額させるか、ボーナス設定を活用しましょう。ボーナス設定はどうしても積立金額に偏りが出てしまうため、実質的に投資時期の偏りが出てしまいます。そのため、時間を分散させながら積み立てられる通常の増額の方が望ましいです。

Q. 積み立ての継続が難しい場合、どのように対応すると良い?

基本的には、「減額」「解除(停止)」「売却」のどれかで対応することになります。家計収支などの状況に合わせて、「減額⇒解除(停止)⇒売却」の順に検討しましょう。3つの選択肢の中で「売却」を選択すると、未使用の非課税期間投資枠が生じてしまい、つみたてNISAをフル活用できなくなるため注意しましょう。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079

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