iDeCoは1人1口座しか作れない上に、金融機関によってサービスに違いがあるので、口座を開設する際は慎重に選びたいところ。

最近では手数料の安さや商品の豊富さでネット証券が人気ですが、今回はその中でSBI証券と楽天証券を比較してみます。

証券会社名 SBI証券 楽天証券
取扱商品数 元本確保商品:1本
投資信託:36本
元本確保商品:1本
投資信託:31本
運用管理手数料 無料 無料
iDeCo専用
コールセンター
平日・土日:8時~17時
(※土日は新規加入の問い合わせのみ)
平日:10時~19時
土日祝:9時~17時
運用サポート 「SBI-iDeCoロボ」で商品選びをサポート ・無料の冊子・セミナーや
アナリストによる商品の提案や年代別事例の紹介
・iDeCo専用スマートフォンサイトで操作が簡単
公式サイト 公式サイト

結論!「品揃え重視」の人はSBI証券、「サポート重視」の人は楽天証券がおすすめ

(画像=Kenjo/stock.adobe.com)

人気のSBI証券と楽天証券、基本サービスの充実度はほぼ互角です。そのため、どちらで口座を開設したらいいのか悩んでしまう人も多いようです。

そこで、両社の「違い」に着目して、自分にはどちらが向いているのかをチェックしてみましょう。

✔︎こんな人は「SBI証券 」がおすすめ

・資産運用の知識が豊富で自分で商品を選ぶことができる
・できるだけ選択肢は多いほうがいい

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✔︎こんな人は「楽天証券 」がおすすめ

・資産運用の知識に不安があり、これから勉強したい
・土日もコールセンターの対応があると嬉しい
・商品の豊富さよりもサービスの充実を求めたい

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細かいところでは、取り扱っている投資信託にもやや違いはあるものの、わかりやすい“判断ポイント”
・品揃えの豊富さ
・コールセンターやウェブセミナーの充実度

という点ではないかと考えます。

そこで一つの結論!

品揃え重視の人にはSBI証券

サポート重視の人には楽天証券
をおすすめしたいと思います。

※あくまで2社を比較してのポイントであって、一般的な証券会社に比べると楽天証券も充分に品揃えは多く、SBI証券のサポートも充実しています。

ではなぜこのようにおすすめするのか、それぞれの特徴やメリットを詳しく見ていきましょう。

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iDeCoの金融機関を選ぶための4つの比較ポイント

iDeCoでは、選べる商品や手数料、そしてサービスなどは、申し込みをした金融機関によって大きく異なります。したがって、iDeCoでは金融機関選びがとても重要です。今回は金融機関を選ぶ際に必ず比較したい4つのポイントを解説します。
iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=fuelle編集部作成)

1.取扱商品数
2.信託報酬(手数料)
3.サポートの充実度
4.サービスと利便性

この4つはいずれも、iDeCo口座をどこで開設するのかを決めるのに重要なポイントです。まずは、なぜこれらを重視すべきなのかその理由を解説します。

取扱商品数

同じiDeCoという制度を利用するにしても、取り扱っている金融商品の数は金融機関によって異なり、30本以上の投資信託を取り扱っている金融機関もあれば、5本程度しかない金融機関もあります。

取扱商品の数が多ければ多いほどいいということでもありませんが、iDeCoは基本的に長期に渡って自分で運用していく制度。ある程度の選択肢がある方が自分に合った商品を見つけやすいですし、運用の幅も広がります。

信託報酬(手数料)

両社の違いを比較する前に、信託報酬をしっかりチェックすることがいかに大切かを解説します。

信託報酬
受益者が、信託財産から間接的に負担する費用。販売会社・運用会社・受託銀行がそれぞれの業務に対する報酬として受取る。純資産総額に対する年率で表示されるが、日割り計算で日々信託財産から差し引かれる。
出典:野村證券 証券用語解説集

要するに、信託報酬とは手数料です。投資信託を保有している間は信託報酬を支払う必要があります。

手数料と言っても年間1,000円などと決まっているわけではなく、投資信託ごとに「総資産額の何%」という形で決まっていて、多くの投資信託では0.2%から2%程度です。0.5%未満であれば、安い部類と考えていいでしょう。

一般的に信託報酬は、株価指標と同じ動きを目指すインデックスファンドのほうが、株価指標を上回るパフォーマンスをファンドマネージャーがいろいろと考えるアクティブファンドより安いです。

インデックスファンドとは
対象ベンチマークの指数に連動する投資成果を目指して運用(パッシブ運用)する投資信託のこと。対象ベンチマークには日経平均株価(日本)、TOPIX(日本)、NYダウ(米国)、S&P500(米国)のような株価指数や、NOMURA-BPIのような債券指数など様々な資産の指数(インデックス)がある。
出典:野村證券 証券用語解説集

同じ100万円を投資するにしても、信託報酬が0.2%と2%だと年間の手数料はそれぞれ2,000円と2万円で、かなりの差になります。

特に、iDeCoの目的は老後資金の準備のため、運用期間は長く、年々投資資産も大きな額になってきます。信託報酬の1%の違いが数万円〜数十万円の違いになることもあるので、しっかりと確認しておくことが大切です。

サポートの充実度

iDeCoでは自分で口座を開設し、自分で毎月の掛金を決め、また商品の購入や買い替えといった運用も自分で行わなければなりません。したがって、 iDeCoに関してわからないことや不安なことが出てきた時、すぐに相談できるサポートがあると安心です。

こうしたサポート体制も、iDeCo専用のコールセンターを設置している金融機関や、土日も問い合わせに対応しているなど、金融機関によって違いがあります。特に投資に自信がない人はサポートの充実度も比較しましょう。

サービスと利便性

iDeCoは税制上とても有利な制度ですが、何も考えずに投資を初めても上手くいくことは期待できません。投資に関する知識をつけることが大切です。

金融機関によっては商品選びに関するさまざまなサービスを提供したり、セミナーなどを無料開催したりしているところもあります。こういった点もしっかりと比較しておきましょう。

また、iDeCoとは長い付き合いになるので、Webサイトやアプリの使い勝手が悪いとストレスを感じます。自分と相性がいいか事前に確認しておきましょう。

SBI証券と楽天証券を4つのポイントで比較!

では、iDeCoを取り扱っている金融機関の中でも特に人気のある「SBI証券」と「楽天証券」について、これまでご紹介してきた4つのポイントで比較してみましょう。

証券会社名 SBI証券 楽天証券
取扱商品数 元本確保商品:1本
投資信託:36本
元本確保商品:1本
投資信託:31本
信託報酬(手数料)
サポートの充実度 iDeCo専用コールセンターあり
土日は新規開設のみ対応
iDeCo専用コールセンターあり
土日対応
運用サポート 「SBI-iDeCoロボ」 「iDeCoスタートガイド」
各種セミナー
公式サイト 公式サイト

SBI証券と楽天証券のiDeCoの「取り扱い商品数」を比較

SBI証券
(画像=SBI証券Webサイトより引用)

iDeCoの取り扱い商品数では、SBI証券の方がやや充実 しているといえます。特に外国株式投資信託が豊富 なため、選択肢を多く持ちたいという方にはSBI証券がよりおすすめでしょう。

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どのくらい違いがあるのか、詳しく見ていきます。

商品の種類を比べてみると

SBI証券と楽天証券のiDeCoの商品の種類と本数は、以下のとおりです。

表. SBI証券と楽天証券の取り扱い商品の種類と本数

投資信託のカテゴリー SBI証券 楽天証券
日本株式 インデックス 2本 2本
アクティブ 4本 4本
先進国・世界株式 インデックス 7本 3本
アクティブ 5本 3本
新興国株式 インデックス 1本 1本
アクティブ 1本 0本
日本債券 1本 2本
先進国・世界債券 3本 2本
新興国債券 1本 2本
REIT 2本 3本
バランス型・その他 9本 9本
※2021年2月12日現在

外国株式投資信託が豊富なのはSBI証券

取り扱っているiDeCoの投資信託の数は、SBI証券の36本に対し、楽天証券は31本となっています。楽天証券の投資信託のラインナップも豊富ですが、2社を比べるとSBI証券の方が選択肢が広い といえるでしょう。

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【投資信託数】
・SBI証券……36本
・楽天証券……31本

内訳を見てみると、最も大きな違いは先進国・世界株式の投資信託の数で、特にSBI証券では外国株式投資信託の中でもインデックスファンドの選択肢が多いことがわかります。

SBI証券と楽天証券のiDeCoの「信託報酬(手数料)」を比較

(画像=lovelyday12/stock.adobe.com)

続いて、SBI証券と楽天証券の信託報酬(手数料)の違いを見てみましょう。

投資地域ごとのインデックスファンド手数料を比較

ではSBI証券と楽天証券で、投資地域別のインデックスファンドの手数料を比較してみましょう。

【国内株式(TOPIX連動)】

SBI証券 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 信託報酬 0.154%以内
楽天証券 三井住友・DCつみたてNISA・
日本株インデックスファンド
信託報酬 0.176%

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【海外株式】
<北米>
SBI証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 信託報酬 0.0968%以内
楽天証券 楽天・全米株式インデックスファンド
(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
信託報酬 0.162%程度

<新興国>

SBI証券 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 信託報酬 0.187%以内
楽天証券 インデックスファンド海外新興国
(エマージング)株式
信託報酬 0.374%

<全世界>

SBI証券 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 信託報酬 0.1023%以内
ニッセイ外国株式インデックスファンド 信託報酬 0.1023%以内
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 信託報酬 0.1144%以内
SBI・全世界株式インデックスファンド
(愛称:雪だるま(全世界株式))
信託報酬 0.1102%程度
楽天証券 たわらノーロード先進国株式 信託報酬 0.10989%
楽天・全世界株式インデックスファンド
(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))
信託報酬 0.212%
※上記はSBI証券と楽天証券のそれぞれの地域ごとの代表的なインデックスファンドをピックアップしています。

SBI証券で取り扱いのある「eMAXIS Slimシリーズ」のコンセプトは、「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続けるファンド」です。実際にあらゆる地域を対象とした投資信託の信託報酬が安いため、非常に人気があります。

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例えば日本の株式指標である「TOPIX」に連動したインデックスファンド「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」は、数年前は、楽天証券の「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」と同じ水準でした。しかしその後信託報酬がさらに下がっています。

このように、「eMAXIS Slimシリーズ」は現在の信託報酬が安いだけでなく、今後競合商品の登場に併せてさらに信託報酬が下がることも期待できます。

対して、楽天証券のインデックスファンドの特徴としては、「楽天・バンガード・ファンドシリーズ」の取り扱いがあります。このシリーズは楽天証券でしか購入することができません。信託報酬も同対象地域の一般的なファンドと比べると低い水準です。しかし「eMAXIS Slimシリーズ」と比べると割高になっています。

信託報酬の面から言えば、やはりSBI証券のラインナップの方がコスト面で有利と言えるでしょう。

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対象地域ごとにインデックスファンドをご紹介しましたが、その中でもSBI証券が取り扱っている「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」と「SBI・全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))」は、信託報酬が0.1%台で世界中に分散投資ができます。いろいろと自分で分散投資を考えるのが面倒という人に特におすめです。

【iDeCoの商品を選ぶ際は、「投資対象」も重要】
投資信託はいろいろな株式や債券に分散して投資しているのですが、適当に選んでいるわけではなく、「特定の地域」や「特定の業種」というように、ある程度の基準があります。

リスクを分散するためには、同じような投資信託だけでなく、投資対象が異なる投資信託を組み合わせることが大切です。

初心者はまず「対象が国内か海外か」を確認し、海外の場合は「先進国か、新興国か、それとももっと広範囲か」を見るようにしてください。その上で、対象地域が異なる投資信託にバランス良く投資するようにしましょう。

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SBI証券と楽天証券の「サポート」の充実度を比較

楽天証券
(画像=楽天証券Webサイトより引用)

老後まで使うiDeCoでは、サポート体制やサービスも大切です。SBI証券と楽天証券の違いをチェックしましょう。

両社ともコールセンターあり 楽天証券は土日も対応

iDeCoの目的は老後資金の準備なので、口座を開設した金融機関とは長い付き合いになります。よって、手数料や商品数以外にもサービスや各種サポート内容も確認しておきましょう。

ネット証券には実店舗がないため、運用や手続きに関してわからなくなった時のことを考えると不安かもしれませんが、SBI証券にも楽天証券にもiDeCo専用のコールセンターがあります。対応時間は、以下のとおりです。

・SBI証券 平日・土曜日・日曜日(年末年始・祝日を除く)の8時から17時
・楽天証券 平日の10時から19時、土曜日・日曜日・祝日の9時から17時

実際に人と話して相談できるので安心ですね。

ただし、SBI証券では土曜日・日曜日は新規加入に関する問い合わせのみの対応となっているので、週末に運用商品や各種変更に関する質問ができないことに注意が必要です。

楽天証券ではLINEで問い合わせもできる

iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=楽天証券より引用)

楽天証券ではAIチャットをLINEで提供し、iDeCoに関する一般的な問い合わせや節税メリットシミュレーションなどに24時間対応しています。

LINEで問い合わせができるので自分のペースでサポートを受けられますし、質問したくなった時にいつでも対応してもらえるのも安心です。

LINEでのサポートは、楽天証券のユニークな特徴と言えるでしょう。

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SBI証券と楽天証券の「サービスと利便性」を比較

iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=fuelle編集部作成)

今回はiDeCo口座を開設する金融機関としてSBI証券と楽天証券を紹介していますが、iDeCo以外の観点で「使いやすさ」を比較してみましょう。

管理画面の使いやすさ

まず、管理画面の使いやすさですが、楽天証券はバナーやアイコンで直感的に操作できるように工夫されているのに対し、SBI証券はテキストやグラフなどをメインにシンプルにまとめられています。

どちらもスマホ用に最適化された、使いやすい管理画面を用意しています。

運用商品選びに関するサポート

iDeCoは自分で運用を行うので、商品選びはとても大切です。この運用商品を選ぶためのサポートでも、SBI証券と楽天証券では特徴が異なります。

まず、SBI証券の特徴は、「SBI-iDeCoロボ」というサービスで利用者の運用選びをサポートする点です。この「SBI-iDeCoロボ」では、iDeCoの商品の中から、ニーズにあった商品を提案してくれます。利用者は自分の投資経験や年齢、資産運用のこだわりなど伝えるだけなので、初心者でも手軽に利用できるでしょう。

一方、楽天証券ではiDeCo口座を開設すると「個人型確定拠出年金(iDeCo)のスタートガイド」がもらえます。これは制度の基礎や、商品の選び方、そして楽天証券が提供する全31本の投資信託と定期預金の特徴などがまとめられています。

また、楽天証券ではiDeCoに関するウェブセミナーも随時開催されています。iDeCoへの疑問や不安を解消したいならセミナーに参加してみるのもいいでしょう。きっと有益なサポートを受けることができます。

とりあえずおすすめの商品を知りたい人はSBI証券の「SBI-iDeCoロボ」を、投資についての知識を身につけ自分で納得して商品を選びたいという人は楽天証券のガイドやセミナーなどが向いているでしょう。
松岡紀史ライツワードFP事務所代表

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SBI証券と楽天証券のiDeCoのメリットを比較

SBI証券と楽天証券は、iDeCoの口座開設先としても1,2を争う人気の金融機関です。特に他の金融機関に比べて優れている点をそれぞれの証券会社で比較してみましょう。

SBI証券でiDeCoを始めるメリット
  • 加入者数No.1
  • 独自の運用商品選びのサポートツール
楽天証券でiDeCoを始めるメリット
  • 初心者向けのサポートツールが充実
  • 資産の管理がしやすい運用画面

SBI証券でiDeCoを始めるメリット①:加入者数NO.1

4.iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

iDeCoでは自分に合った金融機関を選ぶことが何より大切ですが、それでもどの金融機関が人気があるのかは気になりますし、一つの目安にもなります。

SBI証券は2005年からiDeCoを提供し続け、15年を超える運用実績があります。そして加入者数はすべての金融機関の中でナンバー1!(2021年7月時点)iDeCoに関する実績としてはまさにトップと言えるでしょう。

iDeCoの運用は長期にわたるので、多くの人が選んでいて、実績のある金融機関は安心感があります。

SBI証券でiDeCoを始めるメリット②:独自の運用商品選びのサポートツール

iDeCoをきっかけに投資を始めてみようと思っている初心者の方は、「どの商品を選ぶべきか」で悩んでしまうのではないでしょうか。

SBI証券では運用サポートの項目でもご紹介した「SBI-iDeCoロボ」というユニークなサービスがあります。このサポートでは、顧客の年齢や投資経験、こだわりポイントなどをヒアリングしてくれます。その上での商品の選定には、世界No.1の投資信託評価機関であるモーニングスター社の最新評価データを元にしているので、良好な運用実績の商品を提案してくれるでしょう。利用者にとっては商品選びに大いに参考になるはずです。

楽天証券でiDeCoを始めるメリット①:初心者向けのサポートが充実

楽天証券では特にiDeCoをゼロから始めるためのサポートが充実しています。

楽天証券が提供する「個人型確定拠出年金(iDeCo)のスタートガイド」では、制度の基礎や手続きの流れのほか、楽天証券が取り扱うすべての商品についての特徴がまとめられています。

5.iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=楽天証券 IMAKARAより引用)

また、制度の概要から商品の解説まで、iDeCoに関するありとあらゆる疑問に対してセミナーが開催されているのも投資初心者にとっては心強いでしょう。

楽天証券でiDeCoを始めるメリット②: 資産の管理がしやすい運用画面

iDeCoの運用指図には、本来、記録関連運営管理機関サイトでの手続きが必要です。しかし楽天証券口座を開設すれば、「楽天証券で運用している証券資産」と「iDeCoの年金資産」を一つのIDで管理できます。

iDeCoでの掛金の配分比率の変更や、保有商品の入れ替え(スイッチング)なども、楽天証券のサイト内から行うことができます。

iDeCoの他の運用と同じ感覚で操作できるので、利便性が非常に高いと言えます。

SBI証券と楽天証券のiDeCoのデメリットを比較

SBI証券と楽天証券はどちらも質の高いサービスを提供していますが、それでも他の金融機関と比べ少し注意が必要な点があります。金融機関を選ぶ際はこういったデメリットも事前に確認しておきましょう。

SBI証券でiDeCoを始めるデメリット
  • 運用管理が別サイトになる
  • 分割形式の給付の自由度が低い
楽天証券でiDeCoを始めるデメリット
  • 楽天ポイントの対象外
  • 運用管理サイト利用には楽天証券口座開設が必要

SBI証券でiDeCoを始めるデメリット①:運用管理が別サイトになる

SBI証券では、iDeCoの運用管理をiDeCo専用の加入サイトで行うことになります。SBI証券でiDeCoの他にも資産運用を行っている人にとっては、 iDeCoの運用を行うためにわざわざ他のサイトに移動しなければならない分、余計に手間を感じるかもしれません。

もちろんこれは他のほとんどの金融機関も同じなのですが、一つのIDで証券資産とiDeCoの資産両方を管理できる楽天証券に比べるとデメリットと言えるでしょう。

SBI証券でiDeCoを始めるデメリット②:分割形式の給付の自由度が低い

iDeCoの年金の受け取り方法には、「一時金として一括で受け取る方法」と「年金として分割で受け取る方法」、「2つを併用する方法」があります。

SBI証券と楽天証券では分割して受け取る方法に違いがあるので、比較してみましょう。

受給期間 年間の支給回数
SBI証券 5年、10年、15年、20年 1回、2回、4回、6回
楽天証券 5年以上20年以下で1年刻み 1回、2回、3回、4回、6回、12回

SBI証券の分割での受け取り方は、楽天証券に比べると自由度が少ないことがわかります。iDeCoでは、運用だけでなく受給方法についてもある程度考えておくことが大切です。

楽天証券でiDeCoを始めるデメリット①:楽天ポイントの対象外

楽天のポイントを利用してお得に買い物をしたい、いわゆる「楽天経済圏」を利用している方にとって、投資で楽天ポイントが貯まるというのは楽天証券を選ぶ一つの理由だと思います。

実際、楽天証券では投資信託を楽天カードクレジット決済で積立をしたり、投資信託の残高によって楽天ポイントが還元されたりしますが、残念ながらiDeCoによる投資信託の買付は対象外となっています。

楽天証券でiDeCoを始めるデメリット②:運用管理サイト利用には楽天証券口座開設が必要

楽天証券ではiDeCoの年金資産を楽天証券内の運用管理サイトで管理でき、また、その他の運用商品と同じIDで運用できる点がメリットでしたが、この運用管理サイトを利用するには楽天証券で総合証券口座を開設する必要があります。

総合証券を開設していない方は、記録関連運営管理機関のJIS&T社が提供する加入者専用サイトを利用することになります。

iDeCoの概要

6.iDeCo(イデコ)はSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
(画像=fuelle編集部作成)

iDeCoに関して、あらためて確認しておきましょう。

iDeCo(イデコ)の特徴
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、確定拠出年金法に基づいて平成14年1月より制度運用がスタートした私的年金のことです。

これまでの公的年金や確定給付企業年金は、国や企業などの責任においてその資金を運用してきましたが、確定拠出年金は、自分の持分(年金資産)が明確で、自己の責任において運用商品を選び運用する年金制度です。
出典:iDeCo公式サイト

iDeCoでは自分で掛金を拠出し、自分で運用して老後のための資産を形成する制度です。基本的に20歳以上60歳未満すべての人が加入できます。掛金を拠出する時、運用中、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇を受けることができます。

一方、目的が老後資産の形成であるため、原則として60歳までは資産を引き出せないことや、投資である以上、将来資産が減ってしまう可能性があるなど、デメリットがあることも知っておきましょう。

長い付き合いになるiDeCo(イデコ)口座はネット証券も視野に入れよう

iDeCo口座を開設する金融機関として人気のネット証券の中で、今回はSBI証券と楽天証券を比較してみました。

どちらも手数料が最安値で取り扱い商品数も多いためおすすめですが、SBI証券は外国株式投資信託に力を入れており、楽天証券は土日もサポートがあったりLINEで問い合わせできたりと、それぞれ特徴があります。

長い付き合いになるiDeCo口座、自分にとってぴったりの金融機関を選んでください。

SBI証券と楽天証券iDeCo(イデコ)のQ&A

Q

A
より商品が豊富なのは?
iDeCoの取り扱い商品数は、SBI証券の方がやや充実しています。特にSBI証券は外国株投資信託が豊富です。SBI証券の方が選択肢は広いといえるでしょう。

Q

A
信託報酬(手数料)が安いのはどっち?
例えばインデックスファンドを比べてみると、SBI証券の方がより信託報酬が安いラインアップを揃えています。信託報酬はわずかな差でも大きな違いにつながるので慎重に選びましょう。

Q

A
初心者はどっちを選べばいい?
「初心者だからサポートを重視したい」という人には楽天証券がいいでしょう。楽天証券のiDeCo専用コールセンターでは土日でも対応してくれます。またLINEで24時間問合せができるので、自分のペースでサポートを受けられます。

Q

A
iDeCoの金融機関を選ぶときには、何をチェックすればいい?
次の4つをチェックしましょう。
・取り扱い商品数
・信託報酬(手数料)
・サポートの充実度
・サービスと利便性

Q

A
SBI証券のiDeCoのサポートにはどのようなものがありますか?
「SBI-iDeCoロボ」というサポートでは、顧客の年齢や投資経験、こだわりポイントなどをヒアリングし、適切な商品を提案してくれます。どうやってiDeCoの商品を選べばいいかわからない初心者にとって心強い味方です。

Q

A
楽天証券のiDeCoのサポートにはどのようなものがありますか?
楽天証券の提供する「個人型確定拠出年金(iDeCo)のスタートガイド」では、制度の基礎や手続きの流れのほか、楽天証券が取り扱うすべての商品についての特徴がまとめられています。また、随時セミナーも開催されています。

Q

A
iDeCoとはどんな制度?
iDeCoは自分で掛金を拠出し、自分で運用して老後のための資産を形成する制度です。税制上の優遇を受けることができます。基本的に20歳以上60歳未満すべての人が加入できます。
原則として60歳までは資産を引き出せないことや、投資である以上、将来資産が減ってしまう可能性があるなど、デメリットもあります。

松岡紀史
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。

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