人生100年時代、老後破産は他人事ではありません。

今回は、現役時代はお金に余裕があったのに、定年退職して老後貧乏に陥ってしまったエピソードについてfuelle編集部がアンケート調査しました。

■大手製薬会社の研究部門で40年勤務

私は某薬科大学で修士課程を修了した後、研究室の教授の紹介で大手製薬会社に入社し、研究部門で医薬品の開発に携わってきました。

年収は最も良かった時で1,200万円を超えていました。

その会社で約40年弱働いた後に退職し、今は年金生活者となりました。現在の年収は年金のみで、230万円そこそこです。

ここから所得税や住民税、固定資産税、健康保険料、介護保険料など諸々を引かれると使えるお金はひと月あたり15万円を切ります。

この物価高騰の中、四苦八苦しているというのが実情です。

■私が老後貧乏に陥ったわけ

現役時代は手取りが月50万円ほどありましたが、生活費以外はすべて使い切るような生活を送っていました。得た収入は贅沢な外食やギャンブルで概ね使い果たしてしまい、貯金や投資はまったくしてきませんでした。