松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

「資産運用を始めるために証券口座を開設したいけど、証券会社の数が多くてどこがいいのかわからない」という人は多いのではないでしょうか。今回は、数ある証券会社の中でも人気の高い「松井証券」と「SBI証券」の特徴を徹底比較して、ご紹介します。充実したサポート体制や取引画面のわかりやすさで選ぶなら「松井証券」、商品数の多さや手数料の安さで選ぶなら「SBI証券」がおすすめです。

この記事で分かること
  • 松井証券は初心者に優しく、シンプルさを重視した証券会社
  • SBI証券は豊富な商品を低コストで提供している証券会社
  • 松井証券は外国株の取り扱いが米国のみである点や、債券の取り扱いがないなど、商品の充実度ではSBI証券にやや劣る
  • SBI証券は商品数や情報量が多すぎて初心者には難しく感じる面も
  • 投資初心者深夜に取引を行う人は松井証券がおすすめ
  • 幅広い選択肢から投資先を選びたい人や、IPOに興味がある人にはSBI証券がおすすめ

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松井証券とSBI証券の違いとは

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券とSBI証券はどちらも人気のあるネット証券ですが、それぞれ特徴があります。まずは以下の表で、主な10項目を比較してみましょう。

松井証券 SBI証券
手数料
50万円まで0円
NISA成長投資枠
の取り扱い
NISAつみたて
投資枠の取り扱い

(223本)

(219本)
iDeCo
(40本)

(38本)
商品数
米国株
(約3,600銘柄)

(5,300銘柄超)
IPO
(70社)

(91社)
各種ポイント
(松井証券ポイント)

(Tポイント、Vポイント、
dポイント、PayPayポイントなど)
専用アプリ
キャンペーン
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※出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券の特徴は、投資初心者にわかりやすいことです。取り扱い商品の豊富さではSBI証券に及びませんが、投資初心者向けの情報が充実している上、株取引の判断を電話で相談できるなど、初めて投資を行う人でも安心です。

また、仕組みの難しい投資信託をあえて取り扱わないなど、商品ラインアップにもこだわりがあります。

\初心者にもわかりやすい!/
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それに対してSBI証券の特徴は、豊富な商品を低コストで提供していることといえます。取り扱う金融商品の数は質・量ともに業界トップクラスで、手数料も最低水準です。

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2社の特徴は、ホームページにも表れています。

松井証券のトップページは、スペースを多くとり、取り扱い商品やサポートにアクセスしやすい作りになっているのに対し、SBI証券は株価情報や投資情報、レポートなど中級者向けの情報が細かく表示されています。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

記事の後半では各項目を徹底比較するので、そちらもチェックしてください。

\松井証券とSBI証券どちらがおすすめ/
松井証券とSBI証券を徹底比較
(記事内該当箇所に遷移します)

松井証券とSBI証券のメリットを比較

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券とSBI証券の主なメリットを比べてみましょう。

松井証券 SBI証券
メリット ① 仕組みが難しい投資信託は取り扱わない
② 専用アプリやツールが無料で使える
③NISAの売買手数料が無料
④初心者向けの情報を多く提供している
⑤ サポート体制が充実
⑥夜間取引(PTS取引)が翌日2時まで可能
⑦投信残高ポイントサービスが最大1%で、
業界最高水準
① IPO取扱銘柄数が証券業界トップクラス
②さまざまなポイントサービスから
貯めたいポイントを選べる
③ 手数料が業界最低水準
④ 幅広い外国商品に投資できる
⑤ iDeCoやNISAの取り扱い商品が豊富
⑥ スマホ専用、パソコン専用のアプリも充実している
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松井証券のメリット

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=松井証券公式ページより引用)

松井証券は、1918年に創業した老舗の証券会社です。他の人気証券会社はほとんどが大手グループの系列会社ですが、松井証券は独立系の証券会社として100年以上の歴史があります。人気の理由として、顧客の使いやすさを重視していることと、ニーズをいち早くキャッチして実現してきたことが挙げられるでしょう。

老舗だからといって古い方法にこだわるのではなく、利便性を追求したアプリや業界初の革新的なサービスを次々と提供しています。

\初心者でも使いやすい!/
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松井証券のメリット① 仕組みが難しい投資信託は取り扱わない

松井証券は「お客様本位の業務運営を実現するための方針」の中で、「商品の仕組みが複雑な投資信託は取り扱わない」ことを明記しています。

投資信託の取り扱い本数は1,845本(2024年2月20日現在)と、SBI証券(2,574本)の7割程度です。ただし、これは松井証券が投資信託に力を入れていないからではなく、上記のこだわりがあるからです。

実際、デリバティブ運用が組み込まれている通貨選択型投資信託やカバードコール型投資信託などは、プロでも理解が難しい商品であるため、投資に慣れていない人がよくわからずに購入すると思わぬ損失を招く恐れもあります。

こうした難解な投資信託が除外されていることは、逆に投資初心者には安心かもしれません。

金融庁が「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」に厳選しているNISAのつみたて投資枠の取り扱い数は、松井証券が223本となっており、SBI証券の219本を上回っています。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

\初心者でも選びやすい/

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松井証券のメリット② 専用アプリやツールが無料で使える

松井証券は、投資情報の提供や取引のためのアプリ・ツールが充実しています。

例えば「QUICKリサーチネット」では、個別銘柄をはじめ国内の経済・マーケット状況、海外マーケットのレポート・情報を表示する「レポート総合」や、独自取材による「株主優待情報」、人気サービスや企業が開発した新商品を取材しトレンド追跡と情報発信を行う「とれんど選隊」などの情報に、トップページからすぐにアクセスできます。

また「株touch」を活用すれば、スマートフォンだけで投資情報の収集から株式取引、先物・オプション取引まで行うことができます。スマホ専用に開発されたアプリなのでワンタップで注文できるなど、利便性も高いです。もちろんiPhone、Androidどちらにも対応しています。

\使いやすい専用アプリ/

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松井証券のメリット③ NISAの売買手数料が無料

松井証券の売買手数料は、国内現物株式では25歳以下は無料、26歳以上は1日の約定金額50万円までは無料です。証券会社全体の中では比較的低くなっているものの、ネット証券の中にはもっと手数料が低い証券会社もあります。

ただし、松井証券はNISAの制度が続く限り、NISA内で購入可能な3商品(日本株、米国株、投資信託)の売買手数料を無料としています。

これから口座を開設して、NISAをメインに投資を考えている人にとってはお得な手数料体系といえるでしょう。

\50万円以下の取引手数料無料/
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松井証券のメリット④ 初心者向けの情報を多く提供している

松井証券では、パソコンで利用できる「マーケットラボ」により、最新の株価情報や会社四季報、企業情報のほか、売買動向、業績予想、優待情報などをすべて無料で見ることができます。また、プロのアナリストが解説するマーケット動向などの動画も無料視聴が可能です。

4.松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=松井証券より引用)

こうした株価の見通しやマーケット動向などの情報は他のネット証券でも提供しているところがあります。しかし松井証券が他社と異なるのは、投資初心者に役立つ情報を豊富に提供している点です。

5.松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=松井証券より引用)

例えば、「はじめての株式投資」「はじめての米国株」「はじめてのNISA」などのように、投資初心者のために商品や制度ごとの基礎知識や魅力などをわかりやすく解説している動画があります。

また、「失敗しない投資の基本」「〇〇先生が教えるはじめてのFX」など、ファイナンシャル・プランナーやトレーダーが投資の基礎について解説している動画があるのも松井証券ならではの特徴です。

\初心者向けツールも充実/
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松井証券のメリット⑤ サポート体制が充実

顧客本位の松井証券らしく、サポート体制も充実しています。Webサイトは見やすく、さまざまな方法で問い合わせが可能です。

【チャットでのサポート】
松井証券のチャットサポートは、無人(AI)と有人を選べます。

無人(AI)チャットでは主に個人情報を伴わない一般的な内容に対応し、有人チャットでは次の内容の質問を受け付けています。

・松井証券口座開設方法
・松井証券取扱商品やサービスの概要説明

【電話でのサポート】
「松井証券顧客サポート」では、証券投資に関することからパソコンの操作方法まで、さまざまな質問に対応しています。なお、第三者機関HDI-Japan(ヘルプデスク)主催の2023年度問い合わせ窓口格付け(証券業界)では、松井証券は13年連続で三つ星を獲得しています。

【株の取引相談窓口】
日本株や米国株の取引の際、銘柄の探し方や売買の材料探し、取引のタイミングなどを専門の相談員に相談できるサービスです。

投資初心者の中には、誰かに直接相談できる窓口があったほうが安心と思う人も多いのではないでしょうか。しかし多くのネット証券には、窓口は設けられていません。

松井証券はネット証券でありながら、相談員とコミュニケーションを取りながら運用方針などを決められます。これは顧客本位の松井証券ならではのサービスといえるでしょう。

また、パソコンに詳しくない人にとってありがたいのが、「リモートサポート」というサービスです。

2.松井証券,SBI証券,比較
(画像=松井証券HPより引用)

これは、オペレーターがインターネットを通じて顧客の画面を見ながら操作方法などを説明するサービスです。同じ画面を見ながら説明を受けられるので、より詳しく理解できるでしょう。

\サポート体制が充実!/
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松井証券のメリット⑥ 夜間取引(PTS取引)が翌日2時まで可能

通常、日本の株式市場での取引は前場の9:00〜11:30と後場の12:30〜15:00ですが、松井証券の夜間取引(PTS取引)では26:00(深夜2時)まで日本株の売買ができます。

PTSとは?
東京証券取引所など、通常の株式売買が行われる取引所とは別に設けられた私設取引所で行われる取引のことです。

松井証券のPTS取引時間は、デイタイム・セッション(8:20~15:30)とナイトタイム・セッション(17:00~26:00)です。(※)ナイトタイム・セッション(夜間取引)では、企業の決算発表や海外市場の動向、ニュースを見ながら日本株式の売買が可能です。日中は忙しい方にもリアルタイムのお取引ができるメリットがあります。
現物取引のみ。信用取引は東証の取引時間中のみが対象です。
出典:松井証券『PTS 概要・魅力』

会社員の場合、通常の取引時間中は勤務時間と重なっているケースが多く、株式投資を始めたくても時間的に難しいこともあるでしょう。松井証券では翌日2時まで取引可能なので、帰宅した後でも余裕を持って取引を行えます。

\深夜も取引できる/
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松井証券のメリット⑦ 投信残高ポイントサービスが最大1%で、業界最高水準

松井証券では、取り扱っているすべての投資信託について、「投信残高ポイントサービス」を提供しています。保有する商品の種類と保有金額に応じて、松井証券ポイントが還元されます。

ポイント還元数は、全保有銘柄について以下の計算を行い、合計した金額で算出されます。

<ポイント還元の計算式>
月間平均保有金額×各投資信託のポイント還元率÷12

ポイント還元率は投資信託によって変わります。銘柄によっては最大1%の還元率のものもあります。

【ポイント還元率が1%の対象銘柄】
・J.エクイティ
・日興・DWS・ニュー・リソース・ファンド
・みずほ好配当日本株オープン(ノーロード)

なお、SBI証券のポイント還元率は最大0.25%です。松井証券の還元率は業界最高水準です。

\名柄の保有でポイントが貯まる!/

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松井証券の会社概要
会社名 松井証券株式会社
創業 1918年5月
設立 1931年3月
代表者 代表取締役社長 和里田 聰
本社所在地 東京都千代田区麹町一丁目4番地
資本金 11,945百万円

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SBI証券のメリット

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=SBI証券公式ページより引用)

SBI証券はSBIホールディングス傘下の証券会社で、インターネット証券としては業界最大手です。SBI証券の特徴は、商品の網羅性と手数料の安さ。株式、投資信託、外国株、先物・オプションなど、とにかく取り扱っている商品が豊富で、手数料の安さも常に業界で1位、2位を争っています。

\口座開設数国内No1!/
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SBI証券のメリット① IPO取扱銘柄数が証券業界トップクラス

SBI証券はほとんどの金融商品で取り扱い数が業界トップクラスですが、中でも注目すべきはIPO(新規公開株)の取り扱いがダントツに多いことです。

SBI証券は、2023年に新規上場した企業96社のうち、約95%にあたる91社ものIPO銘柄を取り扱っています。2位の松井証券が70社なので、いかにSBI証券の取り扱い数が突出しているかわかります。

IPOとは
「IPO(Initial Public Offering)」は株式の新規上場を指します。IPOでは、証券会社が上場前に当該株式を顧客に販売しますが、人気が高く、多くは抽選が行われます。当選者は上場前に株式を購入でき、上場後に取引所で売買できます。

IPOを購入できる証券会社はいくつかありますが、すべての証券会社が新規上場企業の全株式を取り扱えるわけではありません。その点で、約95%のカバー率を誇るSBI証券はIPO投資に強い証券会社といえるでしょう。

\IPOに強い!/

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SBI証券のメリット② さまざまなポイントサービスから貯めたいポイントを選べる

SBI証券では、国内株式の取引や投資信託の保有、FX取引などの取引のほか、新規口座開設や友達紹介でポイントを貯められます。

また、メインで貯めるポイントを「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の6種類から選べるのも大きな特徴です。

ポイントサービスによってポイントが貯まる取引が異なる
Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント
国内株式手数料
マイレージ
投資信託の保有
SBIラップの
おまかせ運用
金・銀・
プラチナの購入
FX取引
お友達紹介 × × × ×
新規口座開設
Vポイントアップ
プログラム

さらに、貯まったポイントは、国内株式や投資信託の購入にも利用できます。

国内株式や投資信託に利用できるポイントサービスと利用できないポイントサービス
Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント
国内株式の購入 × × × ×
投資信託の購入 × × ×

上の表のようにdポイントやJALのマイル、PayPayポイントは、SBI証券での商品の購入には使えません。しかしこれらは通常のポイントとして日常生活で活用できるため、損することはないでしょう。

【SBI証券はクレカ積立でクレジットカードのポイントも貯められる】
SBI証券では三井住友カードが発行するクレジットカードによる投資信託の積立でも、ポイントを貯められます。

投資信託の毎月の購入金額(100円〜5万円)を設定すれば、カードの種類に応じて購入金額の0.5%〜5.0%のポイントが貯まっていきます。ポイントの種類はVポイントのみですが、NISAの成長投資枠やつみたて投資枠にも対応しています。

自分が普段よく使うポイントが選べ、さらに投資信託をクレジットカードで積み立てることでもポイントが貯まることは、SBI証券の大きなメリットです。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

\クレカ積立でもポイントゲット!/

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SBI証券のメリット③ 手数料が業界最低水準

SBI証券は、もともと取引にかかる手数料が業界トップクラスに安い証券会社でしたが、2023年9月30日から始まった手数料「ゼロ革命」で、取引手数料がさらに安くなりました。

ゼロ革命の特徴
  • 国内株式の売買手数料が0円
  • NISAにおける米国株式と海外ETFの売買手数料が0円
  • 米ドルと円の為替手数料が0円

1つ目は、国内株式の売買手数料が約定金額にかかわらず0円になったことです。現物取引だけでなく、信用取引やS株(SBI証券の単元未満株)の売買も対象です。

2つ目は、2024年1月から始まっているNISAの取引で、米国株式と海外ETFの売買手数料が0円になりました(NISA口座以外の特定口座や一般口座では手数料がかかることがあります)。

3つ目は、2023年12月1日から、米ドルと円の為替手数料が0円になったことです。これまで米国株式米国債、米ドル建などの米ドル資産を買ってみたかったものの、為替コストが気になって挑戦できなかったという人にはメリットがあるでしょう。

SBI証券では日本円から米ドル、米ドルから日本円どちらの取引でも手数料が0円です。

ただし、これら手数料の優遇を受けるには、「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」といった取引報告書や各種交付書面を、すべて郵送から電子交付に切り替える必要があります。

国内株式売買手数料0円!/
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SBI証券のメリット④ 幅広い外国株式に投資できる

SBI証券では9ヵ国もの外国株式を取り扱っています。外国株式の取り扱い国数は、主要ネット証券の中でSBI証券がNo.1です。

具体的にはアメリカや中国、ロシアといった人気の高い国の他、韓国やベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなど、アセアン地域の国もあります。

アップルやアリババなどの外国株式へのニーズが高まっていますが、証券口座を開設している証券会社が外国株式を取り扱っていなければ買うことができません。

外国株式を取り扱っている証券会社でもアメリカ株のみ、アメリカ株と中国株のみなど、取り扱いがそれほど多くないところが多いのですが、SBI証券なら豊富な選択肢の中から選べますね。

\外国株式も豊富!/

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SBI証券のメリット⑤ iDeCoやNISAの取り扱い商品も豊富

iDeCoや新NISAをきっかけに、投資を始めてみようと思っている人も多いのではないでしょうか。

iDeCoやNISAのつみたて投資枠は、少額から始めて税制優遇を受けながら資産形成ができる制度です。この2つの制度は商品の数が限られており、証券会社によって扱っている銘柄が異なります。

しかし、その中でSBI証券のラインアップは業界トップクラスです。そのため、これらの制度を利用した場合でも、納得できる商品を選べるでしょう。

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【iDeCoとは】
年金制度の一種です。国民年金や厚生年金保険などすべての国民が加入しなければならない「公的年金」に対し、iDeCoは自分で加入するかどうかを選べる「私的年金」です。

掛金、運用益、給付を受け取るときに、税制の優遇を受けられます。

○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
出典:国民年金基金連合会 『iDeCoってなに?』

【NISAとは】
NISAは、NISA口座(非課税口座)内で購入した株式や投資信託から得た利益が非課税になる(=税金がかからない)制度です。

通常金融商品に投資した場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。しかしNISA口座では約20%の税金がかからないため、利益がそのまま手元に残ります。

例えば投資の利益が20万円の場合、通常は税金として約4万円徴収されます。一方でNISA口座の場合非課税なので、利益の20万円がそのまま手元に残るのです。

NISAには成長投資枠とつみたて投資枠があります。違いは、「年間投資枠」「投資方法」「投資対象商品」の3点です。

成長投資枠は年間240万円まで投資でき、積立購入することもスポット(一括)購入することもできます。購入できる商品は上場株式や投資信託など、幅広いのが特徴です。

一方、つみたて投資枠の年間投資枠は120万円で、投資方法は積立のみです。投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」となっています。選択肢は限定的ですが、投資初心者でも安心して投資できるラインアップといえます。

なお、NISA口座で保有できる限度額(非課税保有限度額)は1,800万円(うち、成長投資枠は1,200万円)までです。

出典:金融庁『NISAとは』

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SBI証券のメリット⑥ スマホ専用、パソコン専用のツールが充実している

SBI証券ではスマホ版「SBI証券 株 アプリ」「米国株 アプリ」「FXアプリ」「先物・オプションアプリ」「かんたん積立 アプリ」など、商品ごとに多彩なアプリが揃っています。スマホアプリを使えば、通勤中や休み時間でも手軽に投資が可能です。

また、パソコン用としても「HYPER SBI 2」という専用のトレーディングツールが利用できます。

松井証券とSBI証券を比較解説

HYPER SBI 2では最大8本の銘柄・指標のチャートの比較ができます。あらかじめ注文内容を入力・登録保存することで、発注前の入力時間を短縮できる「準備注文」などもあり、投資に欠かせない高い機能を備えたツールです。

SBI証券の会社概要
会社名 株式会社SBI証券
代表者 代表取締役会長 北尾 吉孝
本店 東京都港区六本木1-6-1
資本金 483億2,313万円
決算期 3月

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松井証券とSBI証券のデメリットを比較

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券 SBI証券
デメリット ①取り扱い商品数が少ない
②IPO銘柄数は多くない
③大口の取引では手数料が割高になることがある
④ツールの種類が多くてわかりづらい
①商品数が多すぎて選ぶのが大変
②投資初心者には情報が多すぎる可能性あり
③スマホアプリが若干不便
④セキュリティ面に不安が残ることも
詳細はこちら 詳細はこちら

松井証券のデメリット

松井証券のデメリット①取り扱い商品数が少ない

松井証券は、SBI証券や楽天証券などのネット証券最大手と比べると商品の充実度という点では若干劣っています。

例えばSBI証券では、松井証券にはない「国内・海外債券」「米国以外に8カ国の外国株式」「金・銀・プラチナ」の売買が可能です。

ただし、劣るとはいえ松井証券の取り扱い商品は「日本株」「米国株」「投資信託」「FX」「先物・オプション」と、必要十分なラインアップではあります。

また、松井証券は顧客のニーズに合わせてサービスを拡大してきた証券会社です。

例えば、IPO(新規公開株)の取り扱いは2018年はわずか9本でしたが、2023年は70本とSBI証券に次ぐ銘柄数まで増えています。

米国株の取り扱いを開始したのは2022年2月で、まだ歴史は浅いですが、取り扱い銘柄数はすでに約3,600銘柄(2023年12月14日時点)にのぼります。ネット証券でもトップクラスの数に増えています。

したがって松井証券では、今後も顧客のニーズに応じて取り扱い商品が増える可能性は十分にあるでしょう。

\外国株にも投資可能!/
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松井証券のデメリット② IPOの割当数は多くない

松井証券のIPOの割当数は多くありません。主幹事証券になっていないからです。

企業がIPOをする際にサポートを行う証券会社は「幹事証券」と呼ばれます。その中でも中心的な役割を担うのが「主幹事証券」です。

売り出されるIPO株は、幹事証券にも割り当てられますが、割合としては主幹事証券が圧倒的に多くなります。

松井証券ははIPOの取り扱い本数を急速に伸ばし、2023年には70銘柄のIPOの取り扱いがあります。しかし主幹事となった会社はないため、割当数はそれほど多くないのです。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

松井証券のIPO取り扱い本数の推移
2023年 70本
2022年 55本
2021年 56本
2020年 18本
2019年 21本
2018年 9本

IPOとは
上場していない企業が証券市場に新たに株式を上場することで、新規公開株とも呼ばれます。新規公開される銘柄は市場での注目度が高く、上場後に値上がりを期待して買い付ける投資家も少なくありません。

\IPO本数増加中!/

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松井証券のデメリット③ 大口の取引では手数料が割高になることがある

松井証券は、SBI証券や楽天証券と比べると手数料の面では見劣りしてしまいます。

SBI証券と楽天証券は、国内株式の取引手数料が0円のコースを提供しています。一方松井証券では0円になるのは、25歳以下と1日の約定代金50万円までの人限定です。

松井証券の国内現物取引の手数料(26歳以上)
1日の約定代金合計金額 金額
50万円まで 0円
100万円まで 1,100円
200万円まで 2,200円
・・・ 100万円増えるごとに1,100円加算
1億円超 11万円(最大)

ただし上記の手数料は、他のネット証券と比べて極端に高いというわけではありません。手数料が割高になるのはあくまで取引金額が大きい場合に限ります。

数十万円の取引を1ヵ月に数回行う程度であれば、気にするほどのデメリットではないでしょう。

松井証券のデメリット④ ツールの種類が多くてわかりづらい

松井証券には豊富なツールやアプリがありますが、「それぞれが独立しているので使いにくい」と感じる人もいるかもいれません。

例えば、スマホ用アプリであれば株式取引に対応した「日本株アプリ」「米国株アプリ」、株式取引や先物・オプション取引に対応した「株touch」、投資信託の投資提案から購入、運用のメンテナンスまでを盛り込んだ「投信アプリ」などがあります。

特定の取引だけを中心に行う人にとっては便利ですが、幅広い商品を取引したい人にとってはかえって複雑かもしれません。

パソコン用のツールに関しても、株価ボードやチャートツール、情報収集用ツール、注文用ツールなど、個々のツールはとても優れていますが、それぞれを確認しながら取引を行うことになります。できるだけ早く注文したい人にはわずらわしいかもしれません。

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SBI証券のデメリット

SBI証券のデメリット① 商品数が多すぎて選ぶのが大変

SBI証券は取り扱い商品が多すぎるため、人によっては選ぶのが大変と感じるかもしれません。

特に初心者や、投資はNISAだけと決めている人などにとっては、かえって商品選びが困難になるおそれがあります。

例えば家電製品を選ぶ時、大きなビルの1階から5階まであらゆる家電が揃っている家電量販店よりも、ワンフロアに売れ筋の家電を中心に揃えている店のほうが選びやすいのではないでしょうか。

実際にSBI証券のホームページでは、トップページに「国内株式」「外国株式・海外ETF」「投信」「債券」「FX」「先物・オプション」といった取り扱い商品名が所狭しと表示されています。それらをクリックするとそれぞれ業界でトップクラスの取り扱い商品数から選べます。

選択肢が多いことはよいことですが、利用する際はそれに見合う知識が求められます。特に投資初心者にとっては多すぎる選択肢はデメリットとなる可能性がありますね。

SBI証券のデメリット② 投資初心者には情報が多すぎる可能性あり

取り扱い商品の種類や数が多いと、それに比例して商品の説明も多くなります。加えて、利用者の投資判断に役立つレポートなどもさまざまな種類があります。

あらゆる商品の情報を提供している分、各レポートではどうしても初心者向けの記述が割愛される傾向があります。そのためSBI証券では、松井証券などと比べると専門用語が多い印象です。この点は投資初心者にとってはデメリットといえます。

例えばある情報を得たい時に、情報を網羅的に載せている本と、重要な項目に絞って書いてある本があった場合、初心者は後者を手に取る人が多いでしょう。

ただし、これも取り扱う商品が決まっていて、その商品について基本的な知識がある人や、特にレポート類などを参考にする予定がなければ、大きなデメリットにはならないでしょう。

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SBI証券のデメリット③ スマホアプリが若干不便

SBI証券はアプリの種類が多く、商品ごとにに分かれています。すべて取引したい場合は、以下の6種類を使い分けなければならない点をわずらわしく思う人もいるでしょう。

・株アプリ
・かんたん積立アプリ
・米国株アプリ
・FXアプリ
・先物・オプションアプリ
・取引所CFDアプリ

楽天証券などでは国内株と外国株は1つのアプリ内で取引できますが、SBI証券では別になっています。

この点を不便と思い、デメリットと感じる人もいるでしょう。

ただしこれも好みの問題であり、そもそも日本株式しか取引しない人にとってはデメリットではありません。また、ポートフォリオでは国内株と海外株などを含めて自分の資産状況を確認できるので、不便さはないでしょう。

SBI証券のデメリット④メンテナンスが多い

SBI証券は数多くの商品やツール・アプリを提供しているため、他のネット証券に比べてメンテナンスの頻度が多い点はデメリットです。

例えば、定期システムメンテナンスのうち、メインサイトに関するものだけでも10種類以上スケジュールされています。

例)口座開設に関するメンテナンスが毎週火曜〜土曜の1:00から4:00、国内株式のメンテナンスが日曜の19時〜20時など

メインサイト以外にも、バックアップサイトやスマートフォンサイトに関するメンテナンスも数多くスケジュールされています。

さらに、不定期に実施される「臨時システムメンテナンス」も少なくありません。

システムの健全さの維持にはメンテナンスは欠かせません。しかし、取引する商品や回数が多い人にとっては不便に感じるかもしれません。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

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松井証券 対 SBI証券! 10の項目ごとに徹底比較

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券とSBI証券を項目ごとに比較してみます。一覧にして比較してみると、それぞれの特徴をつかみやすくなるでしょう。

自分の重視したい項目で、どちらがより有利か?比較結果は、両社で迷っている人の判断材料になるはずです。

松井証券とSBI証券の比較:口座数 ——SBIグループが圧勝

「多くの人が使っている証券会社のほうが安心」という人は、その証券会社で開設されている口座数が気になるでしょう。

松井証券:151万口座(2023年末)
SBIグループ:1,169万口座(2023年末)

※SBIグループの口座数はSBI証券のほか、SBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含む

口座開設数を比較すると、SBIグループが松井証券を圧倒しています。

SBI証券の1,169万口座はネット証券だけでなく、野村証券やSMBC日興証券などの大手総合証券を含めた証券業界全体でもNo.1です。

なお松井証券の口座数はSBIグループには遠く及びませんが、2022年からは毎月コンスタントに5,000〜1万口座ずつ増やしています。

【比較結果】
どちらも多くの人に支持されている証券会社ですが、より人気の高いのはSBI証券といえるでしょう。

\国内口座開設数No1!/
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松井証券とSBI証券の比較:手数料 ——SBI証券のほうが安い

まず、松井証券とSBI証券の国内株式の手数料を比較してみましょう。

松井証券とSBI証券の日本株(現物・信用)取引の手数料
1日の約定代金合計金額
50万円まで 100万円まで 200万円まで 1億円超
松井証券 25歳以上 0円 1,100円 2,200円 100万円増えるごとに
1,100円加算
11万円
※上限
25歳以下 0円
SBI証券
(電子交付サービス申込時)
0円
出典:松井証券SBI証券のの公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

SBI証券は2023年9月30日から国内株式手数料”ゼロ革命”を採用し、現物取引・信用取引ともに手数料が0円です。

一方、松井証券の国内株式の手数料は、現物取引・信用取引の1日の約定代金合計で手数料がシンプルに決まる「ボックスレート」を採用しています。

比較してみると、SBI証券が約定金額にかかわらず手数料が無料なのに対し、松井証券では26歳以上の方の場合、1日の約定合計額が50万を超えると手数料がかかり始めます。

国内株式の手数料ではSBI証券が圧倒的に有利でしょう。

次に、IPO、米国株、投資信託、NISAでの取引手数料を比較してみます。

その他の主なサービスの手数料の比較
IPO 米国株 投資信託 NISA
松井証券 0円
※売却時は手数料あり
約定代金×0.495%
最低手数料無料
上限20米ドル
0円 0円
SBI証券
(電子交付サービス申込時)
0円 約定代金×0.495%
最低手数料無料
上限20米ドル
0円 0円
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券ではIPOの売却時に委託手数料がかかりますが、米国株、投資信託の取引やNISA内での売買手数料は、松井証券とSBI証券で差がなく、どちらも業界最安値水準です。

【比較結果】
SBI証券と松井証券の最大の違いは、国内株式の現物・信用取引の手数料の差です。

SBI証券では約定金額にかかわらず手数料が無料なのに対し、松井証券は1日の約定金額が50万円以上になると手数料がかかります。

国内の個別株に積極的に投資したい人は、SBI証券の方が得です。一方、NISAを利用したいだけの人や、投資対象が米国株や投資信託程度の人であれば、手数料にそれほど差はありません。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

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松井証券とSBI証券の比較:NISA(成長投資枠) ——商品数の豊富さではSBI証券が若干有利

NISAには成長投資枠とつみたて投資枠があります。まず松井証券とSBI証券の成長投資枠に関して比較してみましょう。

NISA(成長投資枠)の比較
松井証券 SBI証券
売買手数料 無料 無料
国内株
外国株
(米国株)

(米国株・中国株など9ヵ国)
投資信託 1,062本 1,170本
IPO
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

どちらもNISAを利用した売買では取引手数料が無料です。2社とも国内株式、投資信託のほか、外国株式やIPOの購入ができます。

最も大きな違いは外国株式の対象国のバリエーションです。松井証券では対象が米国のみなのに対し、SBI証券では米国の他、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの計9ヵ国が対象です。

また、成長投資枠で購入できる投資信託も、SBI証券の方が若干多くなっています。

ただし、上述したように、松井証券は仕組みが複雑な投資信託は扱わない方針なので、商品数が多いことをメリットと取るかデメリットと取るかは好みによるかもしれません。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

【比較結果】
大きな違いは外国株式の対象国の差です。NISAの成長投資枠で、米国株式だけでなく、中国やロシア、アセアン諸国に投資したいのであればSBI証券の方がいいでしょう。

\外国株も種類豊富!/
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松井証券とSBI証券の比較: NISA(つみたて投資枠)——両社とも品揃えが豊富

そもそもNISAのつみたて投資枠では、ノーロード(販売手数料が無料)の投資信託しか取り扱っていません。どのためNISAのつみたて投資枠は手数料の面では差が出にくい制度といえます。

そこで、取り扱い商品数と積立頻度を比較してみましょう。

NISA(つみたて投資枠)の比較
松井証券 SBI証券
取扱投資信託数 223本 221本
積立頻度 毎月 毎月、毎週、毎日
公式サイト 公式サイト 公式サイト
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

金融庁が発表しているつみたて投資枠対象の投資信託は、2024年1月30日時点で281本です。
出典:金融庁「つみたて投資枠対象商品の分類」

このうち松井証券は223本、SBI証券は221本を取り扱っており、どちらも品揃えは豊富です。

なお、つみたて投資枠の積立頻度は原則として毎月ですが、SBI証券は「毎月」に加えて「毎週」と「毎日」を選べ、より自由に積立頻度を設定できます。

ただし、毎月を毎週や毎日に変えても運用成績が大きく変わるわけではないので、特にこだわりがない人は積立頻度の選択肢を気にする必要はないでしょう。

【比較結果】
つみたて投資枠で購入できる投資信託の本数は、両社とも豊富で業界最高レベルです。したがって、つみたて投資枠に関しては松井証券、SBI証券どちらを選んでもいいでしょう。

あえて積立方法を毎月以外にしたい人はSBI証券を選びましょう。

\NISAにもおすすめ/

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松井証券とSBI証券の比較:iDeCo ——商品数は五分だが、ラインアップに若干違いあり

松井証券とSBI証券のiDeCoで取り扱っている商品を比較してみましょう。

iDeCoとは
老後資金形成のための私的年金制度です。税制優遇がありますが、原則として60歳まで引き出せないため、長期的な視点で運用する必要があります。

iDeCoの取扱商品の比較
松井証券(40本) SBI証券(41本)
合計 40 38
元本確保型 1 1
国内株式 5 6
国内債券 2 1
外国株式(先進国) 8 13
エマージング株式 1 2
外国債券(先進国) 2 3
エマージング債券 3 1
ハイイールド債券 0 0
複合資産 12 8
REIT 4 2
その他 2 1
詳細はこちら 詳細はこちら

取り扱い投資信託の銘柄数では、松井証券40本、SBI証券(セレクトプラン)が38本と、ほとんど差はありません。

内容を比べると、松井証券は複合資産の数が比較的多く、SBI証券は外国株式(先進国)の投資信託のラインアップが豊富といえます。どちらもハイイールド債の取り扱いはありません。

ハイイールド債とは
通常より発行体が破綻する可能性は高いものの、その分利回りが高い債券のことです。

次に、iDeCoにかかる手数料を比較してみましょう。iDeCoでは加入時のほか、毎月手数料が発生するので、手数料の違いは重要な要素といえます。

iDeCoの手数料の比較
松井証券 SBI証券
加入時 2,829円 2,829円
運用期間中にかかる
費用 (毎月)
積立を行う場合 171円 171円
積立を行わない場合 66円 66円
移す時 4,400円 4,400円
受取時(振込の都度) 440円 440円
公式サイト 公式サイト 公式サイト
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

iDeCoの手数料に関しては、2社に違いはありませんでした。なお、上記の手数料はすべての証券会社の中で最も安い水準です。

【比較結果】
iDeCoの取扱商品数は互角で、手数料にも違いはありません。自分で色々と資産を組み合わせるのが苦手で、一本の投資信託でバランスよく投資したいという人は、複合資産の選択肢が多い松井証券の方が向いているかもしれません。

\iDeCoも充実!/

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松井証券とSBI証券の比較:商品数 ——取り扱い商品数ではSBI証券に分があり

次に、2社で取り扱っている商品とサービスの数を比較してみましょう。

商品数の比較
松井証券 SBI証券
国内株式
外国株式
(米国株)

(米国含む9カ国)
債券 ×
単元未満株
(売却のみ)
投資信託
(1,845本)

(2,573本)
IPO
先物・オプション取引
FX
金・銀・プラチナ ×
iDeCo
NISA
銀行提携
(MATSUI Bank)

(住信SBIネット銀行など)
保険 ×
詳細はこちら 詳細はこちら
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

どちらの証券会社も幅広い商品を取り扱っていますが、松井証券は債券と金・銀・プラチナといった貴金属の取り扱いがありません。

外国株に関しても、対象国の数ではSBI証券が優っています。

中でも、2023年から2024年にかけては世界的なインフレの影響などで海外債券の利回りが高くなっているため、海外債券を購入したい人はSBI証券を選ぶ方がいいでしょう。

【比較結果】
どうしても外国株や債券、金・銀・プラチナなどに投資したい場合は、ほとんどすべての商品を購入できるSBI証券を選ぶといいでしょう。

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松井証券とSBI証券の比較:米国株 ——取り扱い銘柄数ではSBI証券

松井証券とSBI証券の米国株式に関する比較は次の通りです。

米国株式の比較
松井証券 SBI証券
銘柄数 約3,600銘柄 5,300銘柄超
取引手数料 約定代金×0.495%
最低取引手数料: 0ドル
上限取引手数料:22ドル
約定代金×0.495%
最低取引手数料: 0ドル
上限取引手数料:22ドル
NISA口座対応
公式サイト 公式サイト 公式サイト
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

両社とも取引手数料は主要ネット証券最安値で、NISAにも対応しています。

取り扱い銘柄数では、SBI証券の方が1,700銘柄ほど多くなっているので、より幅広い米国企業から投資先を選びたいのであればSBI証券が適しています。

ただし、松井証券が米国株の取り扱いを開始したのは2022年2月で、わずか2年弱で銘柄数を3,600本まで拡充しています(2024年3月現在)。今後も取り扱い銘柄が増えていく可能性は十分にあります。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

【比較結果】
取り扱い銘柄数に関しては現時点ではSBI証券に分があります。しかし、松井証券も今後さらに銘柄数を拡充する可能性が高いです。手数料やNISA口座での売買など、その他の条件に差はありません。

個人投資家・たぱぞう氏が考える米国株の魅力
投資という観点では、投資する「国」、投資する「時期」、投資する「対象」が重要です。「国」では、日本より米国のほうが有利だと思います。理由は複数あって、まず日本が少子高齢化で人口が減り続けるのに対し、米国の人口はこれからも増え続けることが予測されています。

人口が増えれば労働人口を確保できますし、日本のように若い人たちが多くの高齢者を支える構図になりません。次に、経済成長。米国経済は、2008年のリーマンショックによって大きく落ち込みましたが、すぐに持ち直しました。

今回のコロナショックでも、やはり米国経済は急ピッチで回復しています。今後、新興国のような高成長はないにしても、高い水準で成長していく可能性が高いでしょう

個人投資家・たぱぞう氏
月間100万超のPVを誇る投資ブログ「たぱぞうの米国株投資」を運営。2000年に日本株投資を始めるも資産を大きく伸ばせずにいたが、2010年から米国株投資をスタートすると、その後は順調に資産を拡大。2016年~2017年にかけて資産は1億円を突破し、不動産や太陽光発電への投資を含めた現在の金融資産は4億円を超える。基本的な資産運用術をブログで公開するほか、投資顧問会社のアドバイザーや米国株セミナーなど多方面で活躍中。著書に「図解でよくわかる米国株投資」(きずな出版)ほか。
Twitter:@tapazou29
ブログ:たぱぞうの米国株投資
2002年10月に株式投資を開始。サラリーマンとして働きながら投資を続け、2019年には元本の250万円を追加入金を一切せずに2億円まで増やすことに成功した。割安成長株への投資を強みとしており、含み損益を考慮しない年間の実損益ベースでは、2007年以外はずっと前年比プラスの成績を維持している。ハンドルネームにもなっている資産2億円は達成したため、現在は2029年までに5億円という目標を設定。 ブログ:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。 Twitter:@2okutameo

米国株投資を中心に金融資産4億円! 超人気ブロガーたぱぞうさんが米国株を勧める理由 (株式会社ZUU)よりfuelle編集部が引用

\米国株投資も可能!/
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松井証券とSBI証券の比較:IPO ——実績はSBI証券がリード

IPO(新規公開株)は、証券会社によって取り扱い銘柄数が異なります。松井証券とSBI証券の過去5年間の取り扱い銘柄数は、以下のとおりです。

松井証券とSBI証券のIPOの比較
松井証券 SBI証券
2023年 70本 91本
2022年 55本 89本
2021年 56本 122本
2020年 18本 85本
2019年 21本 84本
公式サイト 公式サイト 公式サイト
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券は2021年からIPOの取り扱い商品数が急増しています。2019年の本数が21本であったのに対し、2021年が56本、2023年には70本まで銘柄数を増やしています。

これは証券会社の中で2番目に多い銘柄数ではあるものの、業界トップはSBI証券の91本(2023年)です。

また、IPO株は主幹事証券に多く割り当てられるのですが、松井証券は日本取引所グループの「主幹事候補証券会社一覧」に証券名が無いため、主幹事になる可能性は低いと思われます。

したがって、IPOについては取り扱い銘柄数と割当数の両方からSBI証券の方がリードしています。

ただし、松井証券のIPOでは抽選時の事前入金が不要です。つまり、手元にお金がなくてもIPOの抽選に参加できるというメリットがあります。

【比較結果】
取り扱い銘柄数やIPO株の割当て数ではSBI証券がリードしています。ただし松井証券はIPO株の抽選時に事前入金が不要なので、とりあえず口座を作って抽選に参加するという方法もあります。

\IPO取扱数トップクラス!/
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松井証券とSBI証券の比較:ポイント制度 ——貯まりやすいのはSBI証券

2社のポイント制度を比較すると、ポイントが貯まりやすいのはSBI証券で、使いやすさは松井証券がやや上回っています。

まず、ポイントの貯め方を比較してみましょう。

ポイント制度の比較
松井証券 SBI証券
貯められる
ポイントの種類
松井証券ポイント Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、
dポイント、JALマイル、PayPayポイント
新規口座開設
(臨時キャンペーンあり)
100ポイント
国内株式取引 - 月間合計手数料の1.1%
投資信託 月間平均保有額の
最大1.0%
月間平均保有額の
0.1〜0.25%
金・銀・プラチナ - 月間合計手数料の1.0%
FX取引 - 取引10単位に対して
最大4ポイント
ファンドラップ - 月間の平均運用資産額の
0.1〜0.2%
その他 不定期で
キャンペーンあり
ポイント投資を紹介した人、
紹介された人に5,000ポイント(最大3人)
、その他不定期でキャンペーンあり
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※Tポイントとdポイントを選択した場合のみ
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券のポイントプログラム「松井証券ポイント」は、投資信託の保有のほか、MATSUI BANK(スマホデビット)とクレジットカード(MATSUI SECURITIES CARD)の利用、そして各種キャンペーンで貯まります。

このうち、スマホデビットとクレジットカードは松井証券の金融商品の購入には利用できないため、証券口座の利用によって松井証券を貯める方法は、投資信託の保有と不定期に行われる各種キャンペーンの2種類です。

一方、SBI証券では、国内株式や金・銀・プラチナへの投資、SBIラップの利用、FX取引でもポイントが貯まり、新規口座開設や友達紹介でもポイントを貯められます。

また、SBI証券では金融商品のクレカ決済でポイントが貯まるのもメリットです。クレジットカードで積立投資を設定しておけば、毎月自動的にポイントが貯まります。

したがってSBI証券の方がポイント獲得の幅は広いでしょう。

「投資信託の保有」でのポイント付与率を比較すると、松井証券が月間平均保有額の最大1.0%なのに対し、SBI証券は0.1%〜0.25%です。

ただし、代表的なインデックスファンドで比較すると、松井証券とSBI証券の間にポイント還元率の差はほとんどありません。

例えば、NISAで人気のeMAXIS Slimシリーズを比較してみると、それぞれのポイント還元率は次のとおりです。

eMAXIS Slimシリーズのポイント還元率の比較
松井証券 SBI証券
eMAXIS Slim 国内株式
(TOPIX)
0.055% 0.05%
eMAXIS Slim 米国株式
(S&P 500)
0.0326% 0.0326%
eMAXIS Slim 全世界株式
(オールカントリー)
0.0175% 0.0175%
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券には、「J.エクイティ」「日興・DWS・ニュー・リソース・ファンド」「みずほ好配当日本株オープン(ノーロード)」など1%の還元が得られる投資信託がありますが、これらはアクティブファンドです。

したがって、インデックスファンドを中心に投資を考えている人には、2つの証券会社でポイント還元率にそれほど差はありません。

【比較結果】
SBI証券の方がポイントを貯める手段が多いです。アクティブファンドに積極的に投資するなら、松井証券のポイント還元率が高くなるケースもあります。

\Tポイントが貯まる/
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【SBI証券と松井証券のポイントの使い方 比較】
次に、ポイントの使い方を比較してみましょう。

ポイントの使い方の比較
松井証券 SBI証券
貯まるポイントの種類 松井証券ポイント 最初に以下から
メインポイントを設定
・Tポイント
・Vポイント
・Pontaポイント
・d ポイント
・JALのマイル
・PayPayポイント
交換可能な
ポイントサービス
・PayPayポイント(※)
・dポイント
・Amazonギフトカード
国内株式への投資 ×
投資信託への投資
その他 カタログ商品と交換 ×
公式サイト 公式サイト 公式サイト
※PayPayポイントのみ松井証券ポイント100ポイント=PayPayポイント90ポイントの交換レート、その他は1対1のレート
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券は貯まるポイントが「松井証券ポイント」に集約され、その後他のポイントサービスや商品に交換できるのに対し、SBI証券は貯まるポイントの種類を最初に選ぶ必要があります(変更可能)。

選択できるポイントサービスの種類はSBI証券の方が豊富ですが、いつでも好きなポイントに変更できる点では松井証券の方が融通が利くかもしれません。

また、松井証券ポイントはAmazonギフトカードに交換できる点も特徴で、よく買い物する人には嬉しいサービスです。

貯まったポイントで再投資したい人は、SBI証券の方が選択肢が広がります。松井証券ポイントも投資信託に投資できますが、投資対象の銘柄は次の3本に限定されています。

・ひふみプラス
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

一方、SBI証券は購入できる投資信託に制限はありませんし、スポット(一括)購入だけでなく、投資信託の積立購入にポイントを利用できるのも大きな特徴です。

また、国内株式(単元未満株含)の購入にもポイントを利用できるので、ポイントで投資を行う幅は格段に広いといえます。

【比較結果】
貯まる(交換できる)ポイントサービスの種類ではSBI証券の方が豊富です。貯まったポイントを投資したい人にとっても、SBI証券の方が圧倒的に選択肢が広いでしょう。

\Tポイントも貯まる!/

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松井証券とSBI証券の比較:アプリやツールの機能 ——充実度は互角

最近はスマートフォンで投資を行う人が多いので、証券会社も専用アプリを次々と発表しています。松井証券とSBI証券のスマホ専用アプリ・ツールを比較しましょう。

松井証券 SBI証券
国内株式取引 日本株アプリ
株touch
SBI証券 株アプリ
米国株式取引 米国株アプリ SBI証券
米国株アプリ
投資信託取引 投信アプリ かんたん積立アプリ
FX FXアプリ SBI証券 FXアプリ
先物・オプション取引 先物OPアプリ SBI証券 先物・
オプションアプリ
情報収集サイト フル板情報
(BRiSK for 松井証券)
国内株式向け
スマートフォンサイト
投資信託向け
スマートフォンサイト
その他 松井FP〜
将来シミュレーター
取引所CFDアプリ
-くりっく株365
iDeCo向け
スマートフォンサイト
My資産
詳細はこちら 詳細はこちら
出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

両社とも国内株式、米国株式、投資信託など商品ごとに取引できるスマホ専用アプリを提供しており、アプリのラインアップは五分といえるでしょう。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

【松井証券おすすめツール】
証券会社独自のツールで特筆すべきは、松井証券の 「松井FP〜将来シミュレーター」です。

5.松井証券,SBI証券,比較
(画像=松井証券HPより引用)

ファイナンシャル・プランナーが行うライフプランシミュレーションをWEB上で完結できるツールです。ライフイベントなどの質問に答えると、将来のお金についてシミュレーションを出してくれます。

\将来のシミュレーションが可能/
松井証券の詳細はこちら

【SBI証券おすすめツール】
一方でSBI証券にはiDeCo専用のサイトがあります。

6.松井証券,SBI証券,比較
(画像=SBI証券HPより引用)

iDeCoに関するコラムや商品の選び方など、様々な情報が提供されています。iDeCoの利用を考えている人にとっては嬉しいサービスでしょう。

\iDeCoコラムが充実!/
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【比較結果】
アプリの機能については、その人の使い方や好みによっても評価が分かれるため、両社互角といえそうです。

松井証券とSBI証券、自分にはどちらが向いている?

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

両社の違いを見てきましたが、自分にはどちらが向いているのか分からないという人もいるでしょう。そんな時はそれぞれの証券会社に「向いているタイプ」をチェックしてみましょう。

松井証券が向いているタイプ

松井証券は特に初心者にやさしい証券会社です。

取り扱い商品の種類や数にもこだわりがあり、初心者向けの情報も豊富です。このような特徴を持つ松井証券で口座を開設するのに向いているのは、次のような人です。

【投資初心者〜投資初級者、インターネットの操作に慣れていない高齢者】
松井証券は投資をしたことがない投資初心者におすすめです。

松井証券ではあえて難しい投資信託は売らないなど取り扱い商品にこだわりがあることに加え、「はじめての株取引」「はじめての投資信託」「はじめてのNISA」など、投資を始めて行う人向けの情報提供も豊富です。

またネット証券でありながら、実際のオペレーターに投資判断について電話で相談できる「株の取引相談窓口」もあります。手数料の面から見ても、国内株式の取引額が1日合計50万円未満であれば、SBI証券と大差ありません。

投資に興味を持ったきっかけがNISAで、将来的にも運用はNISA、投資信託、米国株、少額の国内株程度である人は、初心者向けの情報が豊富でサポートが手厚い松井証券がおすすめです。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

【深夜に株式投資を行う可能性がある人】
松井証券では、日本株の取引が業界最長の深夜2時まで行えます。夜間取引ができる証券会社は他にもありますが、業界大手のSBI証券と楽天証券でも取引時間は深夜23:59までです。

松井証券であれば、「日中働いている会社員」「帰宅が遅い人」「夜型の人」なども余裕を持って株取引が行えるでしょう。

\初心者にぴったり/

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SBI証券が向いているタイプ

ネット証券最大手のSBI証券は、商品ラインアップや手数料などが業界トップクラスです。

ほとんどの人にとってデメリットのない証券会社ですが、松井証券と比較してSBI証券が向いているのはどのような人でしょうか。

【投資初級者〜中級者、デイトレードなども視野に入れている方】
SBI証券は取り扱い商品の種類・数が多く、NISAやiDeCoで購入できる商品数も業界トップクラスです。ある程度自分で情報を収集・分析できる人なら、業界最高水準の商品ラインアップに低コストで投資できます。

現時点ではNISAを中心とした運用を考えているものの、今後は債券、外国株式、金・プラチナへの投資にも興味がある人、また将来的にデイトレードにも挑戦してみたい人など、さまざまな投資スタイルに対応可能です。

【IPO銘柄への投資を考えている人】
どの金融商品の取扱本数も多いのですが、中でもIPOの取扱銘柄数は証券業界の中でもダントツです。抽選に外れると加算される「IPOチャレンジポイント」を使うことによって、次回以降のIPO当選確率がアップするというユニークなポイントプログラムもあります。IPOを中心に投資するなら必ず口座を開設しておきたい証券会社といえます。

【貯まったポイントを投資に回したい人】
SBI証券は投資やキャンペーンで貯まるポイントの種類を「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」から選べます。自分が普段の生活でよく使うポイントを選べるのは大きなメリットです。

また、貯まったポイントを投資に回すことで、さらに効率的に資産運用を行うことができます。SBI証券では国内株式や投資信託のスポット(一括)購入のほか、投資信託の積立にもポイントを利用できます。

\取り扱い銘柄豊富!/

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松井証券で口座を開設した人の評判・口コミ

実際に松井証券を使っている人の口コミをご紹介します(fuelle編集部)。

松井証券の口コミ:松井証券を選んだ理由

手数料の安さに魅力を感じて口座開設をしたという人が多くいました。

手数料の安さで大きなメリットがあると思い、開設しました。(20代・男性)

1日の約定代金が50万円以下の取引は手数料が無料なので初心者にはおすすめです。(40代・男性)

松井証券の口コミ:松井証券の良い点

松井証券を利用し始めて良いと思った点を聞いてみました。

松井証券の良い点
  • 1日50万円までの取引で手数料無料
  • ロボアドバイザーなどのアドバイス

1日の取引金額が50万円を超えなければ手数料は無料となるため、その日のうちに何回も取引を行う際にはとても助かります。その他に現金還元サービスがあり、投資信託をすると約0.3%が還元されるので、それもお得なのでいいと思います。(20代・男性)

松井証券の最大の魅力は何と言っても、1日50万円までの取引なら手数料が無料になる点です。少額の取引をする際にはかなり重宝できます。大幅に取引手数料のコストダウンを図ることができるので大満足です。(40代・男性)

ロボアドバイザーの投資アドバイスがとても良いです。何を買ったらよいかわからない時に使うと、非常に頼りになります。(50代・男性)

1日の約定代金が50万円までなら手数料無料な点をメリットとして挙げている人が多くいました。またロボアドバイザーなどのサポートサービスも重宝しているという声がありました。

松井証券の詳細はこちら(公式サイト)

松井証券の口コミ:松井証券の気になる点

松井証券のデメリットや不便なところも聞いてみました。

松井証券の気になる点
  • 海外株がない
  • 誤発注をしてしまうことがある

海外の株などは取り扱っておらず、そこに挑戦したい人にはおすすめできません。(20代・男性)

アプリの使い勝手のせいなのか?たまに誤発注をしがちなのでそこが残念に感じます。(40代・女性)

海外株にチャレンジしてみたい人は、松井証券以外の証券会社を利用してみるのがいいでしょう。

SBI証券で口座を開設した人の評判・口コミ

続けてSBI証券で口座を開設した人の口コミも紹介します(fuelle編集部)。

SBI証券の口コミ:SBI証券を選んだ理由

やはり取扱銘柄の豊富さに魅力を感じ、SBI証券で口座開設をしたという人が多いようです。

SBI証券を選んだ理由は、米国株・投資信託の扱っている銘柄が多い点です。つみたてNISAで選べる商品が多かった点も選んだ理由の一つです。(30代・男性)

たくさんの銘柄を扱っているところがとてもいいと思い、娘からのすすめもあって地方銀行のNISAを解約して乗り換えました。(50代・女性)

SBI証券の口コミ:SBI証券の良い点

SBI証券を実際に使ってみて良い点は何だったのでしょう。

SBI証券の良い点
  • 銘柄数が多い
  • 外国株の取扱が多い
  • 手数料が安い
  • 三井住友カードで投資信託がカード決済できる
  • Tポイントが貯まる

選べる銘柄が多い点はかなりおすすめできます。 つみたてNISAの買付手数料が無料なのもメリットです。 また積立投信を三井住友カードで50,000円までカード決済でき、Tポイントが貯まる点も大きなメリットです。(30代・男性)

取引手数料がかからず、ネットで日々の動向がわかるのが良いです。(50代・女性)

SBI証券は取引手数料の安さはもちろん魅力ですが、それ以上に魅力的なことがあります。それは外国株の取り扱い数と投資信託の本数が多いことです。外国株の取り扱いが9か国もあり、これは他のネット証券会社よりもかなり飛び抜けています。また投資信託の本数も2,500本を超えていて、こちらも魅力的です。(40代・男性)

銘柄数の多さや手数料のお得さに対するポジティブな口コミが目立ちました。

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券の口コミ:SBI証券の気になる点

SBI証券の気になる点やデメリットの口コミも確認しましょう。

SBI証券の気になる点
  • サイトが使いづらい
  • どこから注文できるかわかりづらい
  • 開設手続きが難しかった

デメリットはサイトが少し使いづらい点です。慣れるまではどこから注文できるのか分からず、サイト内をうろつくことになると思います。(30代・男性)

開設手続きがネット申請でちょっと手こずりました。(50代・女性)

サイトの見づらさや使いづらさに不満の声が多く聞かれました。

松井証券とSBI証券を比較!両社の特徴をQ&Aでチェック

松井証券とSBI証券を比較するとどんな違いがある?
松井証券の特徴は「わかりやすい」ことです。難しい投資信託をあえて取り扱わなかったり、株式現物取引の手数料体系を一本化したりと、シンプルさを大切にしています。それに対してSBI証券は、「豊富な商品を低コストで提供している」といえます。取り扱う金融商品の数は質・量ともに業界トップクラスで、手数料も最低水準です。

松井証券独自の特徴は?
松井証券は、仕組みが難しい投資信託は取り扱わないことや、投資初心者向けの情報が充実しているのが特徴です。また、NISAの制度が続く限り、日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料です。

SBI証券独自の特徴は?
SBI証券の特徴は、「IPO取扱銘柄数が証券業界トップクラスな点」「ポイントサービスが充実している点」です。ポイントは、Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントから自由に選択できます。

松井証券に向いているのはどんな人?
松井証券は投資初心者やインターネットの操作に慣れていない高齢者に向いています。また、PTSの取引時間が深夜2時までなので、深夜にゆっくり株取引を行いたい人にも適しています。さらに、貯まったポイントをAmazonで使いたい人にもおすすめです。

SBI証券に向いているのはどんな人?
SBI証券は、幅広い選択肢から投資商品を選びたい人にぴったりです。他にもIPO取扱銘柄を中心に投資したい人や貯まったポイントを投資に回したい人にも向いています。

口座数は松井証券とSBI証券、どちらが多い?
松井証券は151万口座でSBIグループは1,169万口座(※)なので、SBIグループが松井証券を圧倒しています。

※ともに2023年末現在
※SBIグループの口座数はSBI証券のほか、SBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含む

松井証券とSBI証券の手数料はどちらが安い?
SBI証券は2023年9月30日から手数料「ゼロ革命」が始まり、国内株式の取引手数料が完全に無料になりました。一方、松井証券の国内株式取引では、25歳以下の人に関しては無料ですが、26歳以上の取引では50万円以上の取引で手数料がかかります。国内株式の取引においてはSBI証券の方が手数料が安くなっています。

その他、投資信託の取引手数料は両社とも無料で、米国株式取引手数料も変わりません。また、NISA口座における取引手数料に関してもどちらも無料となっています。

松岡紀史
筑波大学大学院経営・政策科学研究科(現システム情報工学研究科)でファイナンスを学び、修士(ビジネス)を取得。2010年、保険・投資信託を売らない完全に中立なファイナンシャル・プランニングを提供するため、神戸で「ライツワードFP事務所」を設立。マネーセミナーや執筆のかたわら、10年以上フィー・オンリーのファイナンシャル・プランナーとして従事している。

■保有資格:日本FP協会認定AFP
筑波大学大学院経営・政策科学研究科(現システム情報工学研究科)でファイナンスを学び、修士(ビジネス)を取得。2010年、保険・投資信託を売らない完全に中立なファイナンシャル・プランニングを提供するため、神戸で「ライツワードFP事務所」を設立。マネーセミナーや執筆のかたわら、10年以上フィー・オンリーのファイナンシャル・プランナーとして従事している。

■保有資格:日本FP協会認定AFP

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