積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISA全体の利回りの平均は約4%です(5年)。これは投資信託全体の平均(同3.1%)を上回ります(※2024年1月)。今回は平均利回りをもとに、いくらもうかるのか、利益をシミュレーションしました。

NISA口座数が業界NO1で500万口座を突破した楽天証券で買える、高利回り・人気でおすすめの新NISA銘柄ランキングも紹介しましょう。

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄で利回りが高いのは、5年平均利回りの場合は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」(18.13%)、3年平均利回りの場合は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(24.91%)です。

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2024年よりつみたてNISAは新NISA(つみたて投資枠)に変わりました。

積立NISAの平均利回りってどのくらい?

2.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISA全体の5年平均利回りは平均4%です(2024年1月)。

平均利回りとは
一定期間における1年あたりの平均的な利益率のこと。例えば「5年平均利回り10%」ならば、過去5年間において1年あたり10%の利益があったという意味。単に「利回り」と呼ばれるケースも。投資信託の場合、「トータルリターン」と表現されることもある。この場合、10万円投資していたら、10%の利益で1万円増えて、11万円になる。

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平均利回りは、日経平均株価などの指数に連動するよう運用される「インデックス型(同10.6%)」の方がやや高く、指数を上回る利益を目指して運用される「アクティブ型(同9.4%)」がやや低くなっています。しかしそのいずれも、投資信託全体(同6.5%)より大きな利回りでした。

つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回り
  • 全体:10.0%(85本)
  • インデックス型:10.6%(58本)
  • アクティブ型:9.4%(27本)
  • (参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)

※2021年12月末時点
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)
金融庁『「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」の公表について』より作成

平均利回りはあくまで実績なので今後の利益を保証しているわけではありません。しかし銘柄選びの参考にはなります。少なくとも、なんら情報を得ないまま無作為に選ぶよりは有意義な選択になるでしょう。

銘柄によって平均利回りは異なる

ただし、上で紹介した数字はあくまで全体の平均です。実際の平均利回りは銘柄によって異なるため、同じつみたてNISA対象商品でも違った運用となるので注意してください。

例えば楽天証券が取り扱うつみたてNISA対象商品のうち、5年平均利回りが最も大きい銘柄は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」で、18.13%でした。

一方、5年平均利回りが最も小さくなった銘柄は「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、1.90%にとどまっています(2022年8月19日時点)。同じつみたてNISAの対象であっても、銘柄によってこれだけ差があるということがわかります。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 18.13%
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)

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平均利回りが高いとどうなる?

一般に、平均利回りが高いほど大きな利益が期待できます。例えば40万円投資した場合、1%なら1年目に4,000円、3%なら1万2,000円、5%では2万円の利益です。

利回りの差による利益の違いは、運用が長くなるほど大きくなります。20年間の利益額を計算すると、1%では8万8,076円、3%では32万2,444円、5%では66万1,319円となりました。

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【40万円を運用した場合】
利回り 1年目の利益額 20年間の利益額
1% 4,000円 8万8,076円
3% 1万2,000円 32万2,444円
5% 2万円 66万1,319円

投資信託は一般に「複利(ふくり)」で運用されるため、上の表も複利で計算しました。

複利とは
得られた利益を再投資しながら運用する方法を指す。運用額が増え続けるため、利回りが変わらなくても利益が年々大きくなるメリットがある。

さらに利回りごとに複利がどう影響するかシミュレーションしてみました。結果、利回りが大きいほど利益が大きくなり、将来の資産額も大きく増加していることがわかります。

【利回り1%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 40万4,000円 40万8,040円 48万3,244円
その年の利益 4,000円 4,040円 4,080円 4,832円
【利回り3%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 41万2,000円 42万4,360円 70万1,402円
その年の利益 1万2,000円 1万2,360円 1万2,731円 2万1,042円
【利回り5%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 42万円 44万1,000円 101万780円
その年の利益 2万円 2万1,000円 2万2,050円 5万539円

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積立NISAの平均利回りランキング

15.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

楽天証券のつみたてNISA(新NISA)対象で高利回りの人気銘柄をランキングで紹介します。すべて、楽天証券で買える、おすすめの銘柄です。

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、利回りが高いおすすめの上位10銘柄は以下の通りです(2022年8月19日・3年)。

銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
22.08% 24.91% ──
iFree S&P500インデックス 21.89% 24.75% ──
米国株式インデックス・ファンド 21.52% 24.48% ──
iシェアーズ米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
21.36% 24.22% 18.13%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 18.99% 24.04% ──
フィデリティ・米国優良株・ファンド 18.25% 23.43% 17.10%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 18.25% 21.81% 15.37%
東京海上セレクション・外国株式インデックス 16.95% 21.78% 15.35%
たわらノーロード先進国株式 16.76% 21.77% 15.30%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
16.69% 21.75% 15.31%
※楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

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1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は三菱UFJ国際投信が運用する投資信託です。インデックス型の投資信託で、米国の株価指数「S&P500」への連動を目指して運用されます。

米国株式は長期的に上昇してきており、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」も大きく上昇してきました。3年平均利回りは24.91%にもなりますが、これは3年間でおよそ94.89%の利益を得たということになります。

ただし、米国株式だけに集中投資するため、ややリスクは高めです。リスクを取ってでもリターンを重視したい場合に選びましょう。
【「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の概要】
運用会社 三菱UFJ国際投信
純資産総額 1兆4,895億9,800万円
信託報酬 0.0968%
平均利回り 1年 22.08%
3年 24.91%
5年 ──
楽天証券『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

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2位:iFree S&P500インデックス

「iFree S&P500インデックス」は大和アセットマネジメントが運用する投資信託です。同じく「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託で、こちらも大きな平均利回りを残しました。

インデックス型投資信託は、基本的に信託報酬(投資信託の運用コスト。運用資産から日々差し引かれる)が低い方が大きな利回りとなります。その点を考えると、1位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の方が有利です。しかし証券会社によっては「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を取り扱っていません。

【取扱証券会社の例】
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のみ LINE証券 ・SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)
「iFree S&P500インデックス」のみ ・大和証券 ・SMBC日興証券
両方を取り扱う SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の取り扱いがない証券会社でつみたてNISAを行う場合、2位の「iFree S&P500インデックス」があればそちらを選んでみてはいかがでしょうか。

【「iFree S&P500インデックス」の概要】
運用会社 大和アセットマネジメント
純資産総額 704億5,400万円
信託報酬 0.2475%
平均利回り 1年 21.89%
3年 24.75%
5年 ──
楽天証券『iFree S&P500インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

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3位:米国株式インデックス・ファンド

「米国株式インデックス・ファンド」は、米国系運用会社の「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」が運用する投資信託です。外資系の運用会社といっても国内に拠点があり、金融庁の監督も受けています。

【ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの概要】

本社所在地 東京都港区虎ノ門 1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25階
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第345号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 投資信託協会
日本証券業協会

「米国株式インデックス・ファンド」も「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託です。信託報酬は0.495%と上記2銘柄と比べるとやや高めですが、3年平均利回りでは3位にランクインしました。

【「米国株式インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 ステート・ストリート・
グローバル・アドバイザーズ
純資産総額 399億3,200万円
信託報酬 0.495%
平均利回り 1年 21.52%
3年 24.48%
5年 ──
楽天証券『米国株式インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

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4位:iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」も、米国系運用会社「ブラックロック・ジャパン」が運用する投資信託です。運用資産は世界トップクラスで、運用残高は2022年6月末で8.49兆ドル(1ドル=135.855円で約1,153兆円)にも上ります。

【ブラックロック・ジャパンの概要】
本社所在地 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第375号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 投資信託協会
日本証券業協会
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は2022年8月に信託報酬が引き下げられました。

~2022年8月2日 2022年8月3日~
信託報酬 0.4125% 0.0938%

ランキング1~4位は全てS&P500への連動を目指すインデックス型の投資信託ですが、引き下げ後は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」が最低です。

【信託報酬の比較】
銘柄 信託報酬
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968%
iFree S&P500インデックス 0.2475%
米国株式インデックス・ファンド 0.495%
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0938%

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上の4銘柄で3年平均利回りが最も低くなりましたが、今後は低コストを武器に逆転するかもしれません。

【「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 ブラックロック・ジャパン
純資産総額 128億3,400万円
信託報酬 0.0938%
平均利回り 1年 21.36%
3年 24.22%
5年 18.13%
※出所:楽天証券『iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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5位:楽天・全米株式インデックス・ファンド

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は楽天投信投資顧問が運用するインデックス型投資信託です。ほぼ全ての米国株式で構成される「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指すため、この銘柄を1本買えば米国に丸ごと投資できるといっても過言ではありません。

ランキング1~4位の銘柄が連動を目指す「S&P500」は、米国の代表的な上場企業500社で構成される指数です。対して「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国に上場している小~大企業までおよそ4,000社の株式で構成されています。

より銘柄を分散して米国に投資したい人は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を選んでみてはいかがでしょうか。

【「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 楽天投信投資顧問
純資産総額 6,929億9,800万円
信託報酬 0.162%
平均利回り 1年 18.99%
3年 24.04%
5年 ──
楽天証券『楽天・全米株式インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

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6位:フィデリティ・米国優良株・ファンド

「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、米国系運用会社「フィデリティ投信」が運用する投資信託です。同社は1969年、外資系運用会社として日本に初めて進出しました。

【フィデリティ投信の概要】
本社所在地 東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第388号
加入協会 一般社団法人 投資信託協会
一般社団法人 日本投資顧問業協会

「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は「S&P500」を上回る運用を目指すアクティブ型投資信託です。

アクティブ型投資信託は、より大きな利益の可能性がある一方、運用がいつもうまくいくわけではありません。事実、このランキングでは「S&P500」に連動するインデックス型投資信託に劣ってしまいました。

また、アクティブ型投資信託は信託報酬が高い傾向にあり、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」も1.639%と比較的高めです。「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、コストを払ってでもより大きな利益を目指したい人に向いているでしょう。

【「フィデリティ・米国優良株・ファンド」の概要】
運用会社 フィデリティ投信
純資産総額 709億9,100万円
信託報酬 1.639%
平均利回り 1年 18.25%
3年 23.43%
5年 17.10%
楽天証券『フィデリティ・米国優良株・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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7位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス

三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。日本を除く先進国の株式で構成される指数で、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に投資することで米国を中心に複数の地域へ分散投資できます。

「MSCIコクサイ・インデックス」の構成上位5カ国
  • 米国:74.01%
  • 英国:4.52%
  • カナダ:3.72%
  • フランス:3.26%
  • スイス:3%

MSCI MSCI Kokusai Index (円建て、グロス)より作成(2022年7月末時点)

【「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の概要】
運用会社 三菱UFJ国際投信
純資産総額 3,725億8,800万円
信託報酬 0.1023%
平均利回り 1年 16.85%
3年 21.81%
5年 15.37%
楽天証券『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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8位:東京海上セレクション・外国株式インデックス

「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は、東京海上アセットマネジメントが運用するインデックス型投資信託です。こちらも参照指数が「MSCIコクサイ・インデックス」で、1本で複数の先進国の株式へ分散投資できます。

「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は2010年4月から運用が開始されました。ランキング7~10位までの4本は全て「MSCIコクサイ・インデックス」を参照指数に持つインデックス型投資信託ですが、運用期間は「東京海上セレクション・外国株式インデックス」が最長です。

銘柄 運用開始日
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 2017年2月27日
東京海上セレクション・外国株式インデックス 2010年4月28日
たわらノーロード先進国株式 2015年12月18日
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
2013年12月10日
楽天証券の各個別銘柄ページより作成
【「東京海上セレクション・外国株式インデックス」の概要】
運用会社 東京海上アセットマネジメント
純資産総額 356億7,400万円
信託報酬 0.22%
平均利回り 1年 16.95%
3年 21.78%
5年 15.35%
楽天証券『東京海上セレクション・外国株式インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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9位:たわらノーロード先進国株式

「たわらノーロード先進国株式」も「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。運用会社のアセットマネジメントOneは、2016年10月にみずほ投信投資顧問やDIAMアセットマネジメントなどが統合して発足しました。

「たわらノーロード先進国株式」は176社もの販売会社があり、証券会社だけでなく多くの銀行や信用金庫などで取り扱っています(2022年8月23日時点)。

【「たわらノーロード先進国株式」の概要】
運用会社 アセットマネジメントOne
純資産総額 2,264億5,900万円
信託報酬 0.10989%
平均利回り 1年 16.76%
3年 21.77%
5年 15.30%
楽天証券『たわらノーロード先進国株式』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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10位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、ニッセイアセットマネジメントが運用する投資信託で、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すランキング7~10位の4本で純資産総額が最多です(2022年8月22日時点)。

銘柄 純資産総額
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 3,725億8,800万円
東京海上セレクション・外国株式インデックス 356億7,400万円
たわらノーロード先進国株式 2,264億5,900万円
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
4,327億400万円
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月22日時点)
なお、名称に「購入・換金手数料なし」とありますが、つみたてNISAの場合は上の4本のいずれも購入と換金(売却)に手数料は発生しません。
【「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の概要】
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
純資産総額 4,327億400万円
信託報酬 0.1023%
平均利回り 1年 16.69%
3年 21.75%
5年 15.31%
楽天証券『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

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平均利回りの差は20年後にどうなる?シミュレーションで検証

4.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

利回り別の20年後の利益額は次のとおりです(積立額は毎月3万円)。

※参照:金融庁 「資産運用シミュレーション」

利回りの差によって生まれる利益額の違いは、運用期間が長くなるほど大きくなり、1年ではわずかでも長期で見ると大きな違いとなります。

利回りの差が将来どれくらい影響するか、具体的に見てみましょう。「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」に毎月3万円ずつ20年間積み立てると仮定し、将来の資産額を計算します。

それぞれの5年平均利回りが継続したと仮定しましょう。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 18.13%
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 1.90%
※2022年8月19日時点

20年後、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は5,500万円以上の資産となりましたが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」は約867万円にとどまりました。投資額はどちらも720万円ですから、前者は後者のおよそ32倍もの利益になっています。

【毎月3万円を積み立てた場合】
年数 利回り:18.13%
(iシェアーズ米国株式
(S&P500)インデックス・ファンド)
利回り:1.90%
(DCニッセイワールドセレクト
ファンド(安定型))
5年目 270万9,225円 187万7,087円
10年目 881万4,395円 393万2,028円
15年目 2,285万8,651円 618万9,750円
20年目 5,516万5,884円 867万262円
5.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

ここからは利回りごとのシミュレーションをさらに確認しましょう。同じく毎月3万円ずつ20年間積み立てる前提で、「1%」「3%」「5%」「7%」それぞれでどれくらいの資産となるか紹介します。

なお、あくまでシミュレーション結果であり、実際の運用で同じような利益を得られるとは限りません。

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利回り1%で月3万円積み立てた場合

1%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる場合、20年目で資産が793万1,191円となり、およそ73万円の利益を得られます。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り1%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 184万108円 4万108円
10年目 360万円 377万334円 17万334円
15年目 540万円 579万9,021円 39万9,021円
20年目 720万円 793万1,191円 73万1,191円
6.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

参考に、つみたてNISA対象商品のうち、2022年8月19日時点の3年平均利回りが約1%となった銘柄を以下にまとめました。

【3年平均利回りが1%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
たわらノーロード最適化バランス
(安定型)
▲3.04% 1.45% ──
ニッセイ・インデックスパッケージ
(国内・株式/リート/債券)
▲0.67% 1.51% ──
DCニッセイワールドセレクトファンド
(安定型)
0.47% 1.84% 1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

利回り3%で月3万円積み立てた場合

3%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる前提で計算すると、20年目の資産はおよそ969万円になりました。20年間の累計利益は約249万円です。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り3%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 192万3,444円 12万3,444円
10年目 360万円 414万1,088円 54万1,088円
15年目 540万円 671万1,945円 131万1,945円
20年目 720万円 969万2,273円 249万2,273円
7.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

過去3年間で平均利回りがおよそ3%となった銘柄には、以下のようなものがあります。

【3年平均利回りが3%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
野村インデックスファンド・
内外7資産型バランス・為替ヘッジ型
▲4.91% 3.55% 4.13%
Smart‐i 8資産バランス安定型 ▲0.51% 3.60% ──
eMAXIS最適化バランス
(マイゴールキーパー)
2.18% 3.77% 3.10%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

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利回り5%で月3万円積み立てた場合

5%にまでなると、毎月3万円の積み立てでも20年後には1,000万円以上の資産を作れることがわかります。20年間の利益はおよそ474万円にもなりました。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り5%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 201万1,106円 21万1,106円
10年目 360万円 455万5,965円 95万5,965円
15年目 540万円 780万3,922円 240万3,922円
20年目 720万円 1,194万9,229円 474万9,229円
8.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

3年平均利回りがおよそ5%となった銘柄の例は以下の通りです。

【3年平均利回りが5%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
auスマート・ベーシック
(安定成長)
2.41% 4.80% ──
DCニッセイワールドセレクト
ファンド(債券重視型)
2.89% 4.94% 3.68%
たわらノーロードバランス
(標準型)
▲1.79% 5.29% ──
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
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利回り7%で月3万円積み立てた場合

7%の商品に毎月3万円を積み立てると、20年後にはおよそ1,484万円、累計利益は約764万円にもなりました。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り7%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 210万3,298円 30万3,298円
10年目 360万円 502万250円 142万250円
15年目 540万円 911万1,427円 371万1,427円
20年目 720万円 1,484万9,514円 764万9,514円
9.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

3年平均利回りが約7%となった銘柄には以下のようなものがあります。

【3年平均利回りが7%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
ニッセイ・インデックスパッケージ
(内外・株式/リート/債券)
4.75% 7.07% ──
ブラックロック・つみたて・
グローバルバランスファンド
7.66% 7.53% ──
三井住友・DC年金バランス50
(標準型)
4.87% 7.56% 5.19%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

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積立NISA対象銘柄の平均利回りを確認する方法 ——調べたい銘柄が決まっている場合

確認したい銘柄が決まっている場合、以下の2つの方法で調べられます。

銘柄が決まっている場合の確認方法
  • 投資信託の運用レポートなどで調べる
  • 証券会社のウェブサイトで調べる

投資信託は運用内容をレポートなどで定期的に発信しており、平均利回りについても確認できる場合があります。銘柄が決まっているなら、運用会社のウェブサイトなどから確認してみましょう。

11.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」月次レポートより引用し著者作成)

月次レポートは、委託会社(運用会社)が運用状況を公表するために、任意で毎月発行している運用レポートで、「月報」「マンスリーレポート」とも言います。
毎月発行されているので、投資環境がどのように変化しているかや、ファンドの運用状況がどうなっているかを、委託会社(運用会社)のホームページ等でタイムリーに確認できます。
出典:三菱UFJ銀行『目論見書・報告書の見方・読み方 -月次レポートの見方・読み方』**

平均利回りは証券会社のウェブサイトなどからでも確認できます。検索窓から銘柄の名前を入力するなどして確認してください。

12.積立NISAの平均利回りってどのくらい?

積立NISA対象銘柄の平均利回りを確認する方法 ——調べたい銘柄が決まっていない場合

調べたい銘柄が決まっていない場合、つみたてNISA対象銘柄に絞り込んでから網羅的に検索しましょう。以下2つの方法がおすすめです。

銘柄が決まっていない場合の確認方法
  • 証券会社の「スクリーニングツール」を使う
  • 投資信託協会の「投信総合ライブラリー」で調べる

証券会社の多くは、投資信託を条件で絞り込んで検索する「スクリーニングツール」を提供しています。

スクリーニングとは、条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すことです。
出典:SMBC日興証券『スクリーニング』

例えば楽天証券の「投信スーパーサーチ」の場合、以下のように操作するとつみたてNISA対象銘柄に絞り込んだうえで平均利回りを一覧表示できます。網羅的にチェックできるため、銘柄が決まっていない場合に便利です。

「投信スーパーサーチ」でつみたてNISA対象銘柄の平均利回りを一覧表示させる手順
  • ページ左部「取引種別」欄の「つみたてNISA」をチェック
  • 画面中央「リターン」タブをクリック
13.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=楽天証券「投信スーパーサーチ」より引用し著者作成)

ただし証券会社のスクリーニングツールだと、その証券会社が取り扱わない銘柄を表示できないケースもあります。

取り扱う証券会社に関わらずつみたてNISA対象商品を広く検索したい場合、投資信託協会の「投信総合ライブラリー」を利用しましょう。

14.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」より引用し著者作成)

積立NISAの平均利回りを確認するときの注意点

17.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAの平均利回りを確認する際には、次の3点に注意しましょう。

値動きをチェックする

平均利回りは、あくまで1年あたりの平均的な利益率を示す数値です。これだけでは、どのような値動きをしていたのか判断できないため注意してください。

例えば3年間の利益率が33.1%であれば、その期間にどのような値動きをしていても3年平均利回りは10%です。毎年10%ずつ順調に上昇したのか、あるいは2年間横ばいで3年目に33.1%上昇したのか、これだけでは読み取ることができません。

値動きはできるだけ安定している方が望ましいです。平均利回りだけでなく各年動きも細かく確認し、利回りに継続性があるかチェックしましょう。

各年の利回りを細かくチェックしたい場合、投資信託情報サイトの「モーニングスター」が便利です。個別銘柄ページで「期間収益」を表示させると、過去一定期間ごとに確認できます。

【モーニングスターで各年の利回りを確認する方法】
1.モーニングスターで調べたい銘柄を検索し、個別銘柄ページへ遷移
2.画面中央のタブを「リターン」→「期間収益」と操作

高利回り=ハイリスクだということを認識する

どうしても高い利回りを獲得した銘柄を選びたいと思いがちです。しかし、一般にリターンとリスクは比例関係にあるため、高利回り銘柄はリスクも高いということを覚えておかなければいけません。

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、5年平均利回りが最も大きかった「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と、最も小さかった「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、具体的に値動きを比較してみましょう。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
18.13%
DCニッセイワールドセレクト
ファンド(安定型)
1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)

両者の2022年8月22日時点における1年間の値動きをモーニングスターで比較したところ、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上下に大きく動いていますが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」はほぼ横ばいであることがわかります。

19.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=モーニングスターより引用)
大きな利回りが期待できる銘柄には相応のリスクも伴います。高利回り銘柄は、リスクを取ってでもリターンを追求したい人が選ぶようにしてください。

利益額が下がるケースもあることを知っておく

平均利回りは通常、計算期間の初めに一括投資したものとして算出されます。つみたてNISAは少しずつ資金を投じる積立投資に限定されているため、同じ利回りと投資額でも利益が一致しません。

例えば利回り5%、累計の投資額720万円とした場合、一括投資では20年後に約1,910万円の資産となりますが、積立投資はおよそ1,190万円にとどまります。

【利回り5%の運用シミュレーション】
20年後の資産額 20年間の利益
720万円を一括投資 1,910万1,600円 1,190万1,600円
毎月3万円を20年間積立投資
(累計積立額:720万円)
1,190万3,760円 470万1,600円

積立投資は、積立期間の序盤は運用額が小さく、また後半に積み立てた資金は運用期間が短いです。そのため利回りや投資額の条件が同じなら、積立投資の利益額は一括投資を下回ります。

ただし、投資信託は常に一定の利回りを得るわけではありません。必ずしも積立投資の利益額が積立投資を下回るわけではない点に注意してください。

Q&A

つみたてNISAの平均利回りってどのくらい?
およそ10%です。金融庁によると、運用期間5年以上のつみたてNISA対象銘柄は85本あり、その5年平均利回りは10%です(2021年12月末時点)。インデックス型の方がやや高く(同10.6%)、アクティブ型はやや低くなっています(同9.4%)。

【つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回り】
・全体:10.0%(85本)
・インデックス型:10.6%(58本)
・アクティブ型:9.4%(27本)
・(参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)

※2021年12月末時点
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)

平均利回りが低いとどうなる?
一般に、つみたてNISAを終えたときの資産額も小さくなります。仮に毎月3万円を20年間積み立てると、3%なら約1,190万円の資産となりますが、1%ならおよそ792万円にとどまります。

【毎月3万円を20年間積み立てた場合の資産額】
・1%:792万6,840円
・3%:967万3,200円
・5%:1,190万3,760円

ただし、上は利回りを固定してシミュレーションした概算値です。投資信託は常に変動しているため、必ずしもこのような資産額になるとは限りません。また平均利回りも、過去一定期間の利益額を1年あたりに直した数値であり、将来も同じ運用がされるというわけではありません。

平均利回りの計算方法は?
つみたてNISAは投資信託に積み立てる制度であり、投資信託は一般に複利(ふくり)運用されます。

少し複雑ですが、複利運用では次のように計算されます。

【平均利回りの計算方法(複利運用の場合)】
{(運用損益÷投資元本+1)^(1/運用年数)-1}×100

(例)100万円投資し、3年間で33.1万円の利益を得た場合の平均利回り
{(33.1万円÷100万円+1)^(1/3年)-1}×100
={(1.331)^(1/3年)-1}×100
=(1.1-1)×100
=0.1×100
=10%

(参考)利回り10%の商品で100万円を複利運用した場合
0年目:100万円
1年目:110万円(累計利益:10万円)
2年目:121万円(累計利益:21万円)
3年目:133.1万円(累計利益:33.1万円)

つみたてNISAはどのくらい儲かる?
毎月3万円ずつ積み立てる場合、利回り3%なら20年で82万円以上の利益を得られます。

つみたてNISAでどれくらいの利益を得られるかは「利回り」と「積立額」によって異なるため、一概にはいえません。以下に20年間積み立てると仮定し、利益額をまとめました。

【20年間積み立てた場合の利益額】
利回り 積立額
月1万円 月2万円 月3万円
1% 24万2,280円 48万4,560円 72万6,840円
3% 82万4,400円 164万8,800円 247万3,200円
5% 156万7,920円 313万5,840円 470万3,760円
7% 251万9,400円 503万8,800円 755万8,200円

利回りはどのくらいがいい?
「資産目標」と「積立額」で決定してください。

参考になるよう、同じように主な利回りと積立額別に20年間積立投資した場合の資産額をまとめました。例えば「資産目標」が1,000万円、「積立額」が月3万円の場合、資産目標の到達に必要な利回りは3~5%だとわかります。

【20年間積み立てた場合の資産額】
利回り 積立額
月1万円 月2万円 月3万円
1% 264万2,280円 528万4,560円 792万6,840円
3% 322万4,400円 644万8,800円 967万3,200円
5% 396万7,920円 793万5,840円 1,190万3,760円
7% 491万9,400円 983万8,800円 1,475万8,200円

利回り別の積立額のシミュレーションが知りたいときはどうしたらいい?
金融庁や証券会社などが提供するシミュレーターを利用しましょう。自身で計算せずとも、数値をシミュレーターに入力すれば簡単にシミュレーション結果がわかります。

例えば金融庁の「資産運用シミュレーション」ならば、「毎月の積立金額」「想定利回り」「積立期間」を入力すると、将来の資産額と運用益の推移を簡単に計算できます。

22.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し著者作成)

またSBI証券の「かんたん積立シミュレーション」は、値をスライドバーで調整しながら将来の資産額を確認できます。さまざまな利回りでシミュレーションしたい人に向いているかもしれません。

つみたてNISAの弱点は?
積立投資に限定されているため、一括投資に比べると得られる利益が小さくなる可能性があります。そこが弱点です。

20年後の資産額 20年間の利益
720万円を一括投資 1,910万1,600円 1,190万1,600円
毎月3万円を20年間積立投資
(累計積立額:720万円)
1,190万3,760円 470万1,600円

また、つみたてNISAでは金融庁が認める一定の投資信託にしか投資できません。そのため、自由に銘柄を選べない点も弱点といえるでしょう。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

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証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

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