積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAを利用して投資することでどれくらいの利益が期待できるのでしょうか。これからつみたてNISAを始める人の多くが気になるところだと思います。

本記事では、つみたてNISAの平均利回りについて調査し、銘柄をランキングにまとめました。つみたてNISAでどれくらいの利益を得られるか、気になっている人はぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
  • つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回りは約10% 投資信託全体(同6.5%)を上回る
  • 楽天証券のつみたてNISA対象銘柄で、5年平均利回りが最大だったのは「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」(18.13%)
  • 楽天証券のつみたてNISA対象銘柄で、3年平均利回りが最大だったのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(24.91%)

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(公式サイト)

積立NISAの平均利回りは?

2.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAでどれくらいの利益を得られるのか知りたいとき、参考になるのが「平均利回り」です。

平均利回りとは
一定期間における1年あたりの平均的な利益率のこと。例えば「5年平均利回り5%」ならば、過去5年間において1年あたり5%の利益があったという意味。

利回りは、投資金額に対する収益の割合のことをいいます。この収益には「利息」だけでなく、投資商品を売却した場合に得られる「売却損益」も含みます。また、通常は1年間の「年利回り」のことを利回りと呼ぶことが多いです。
出典:SMBC日興証券『投資信託の基礎知識|利回りとは何だ?購入前に知っておくべきポイント』

もっとも、単に「利回り」と呼ばれるケースも少なくありません。投資信託の場合、「トータルリターン」と表現されることもあります。

平均利回りはあくまで実績なので今後の利益を保証しているわけではありません。しかし銘柄選びの参考にはなります。少なくとも、なんら情報を得ないまま無作為に選ぶよりは有意義な選択になるでしょう。

積立NISA全体の平均利回りはおおよそ10%

金融庁によると、2021年12月末時点で運用期間が5年以上あるつみたてNISA対象銘柄は85本あり、その5年平均利回りは平均10.0%です(2021年12月末時点)。

平均利回りは、日経平均株価などの指数に連動するよう運用される「インデックス型(同10.6%)」の方がやや高く、指数を上回る利益を目指して運用される「アクティブ型(同9.4%)」がやや低くなっています。しかしそのいずれも、投資信託全体(同6.5%)より大きな利回りでした。

つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回り
  • 全体:10.0%(85本)
  • インデックス型:10.6%(58本)
  • アクティブ型:9.4%(27本)
  • (参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)

※2021年12月末時点
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)
金融庁『「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」の公表について』より作成

銘柄によって平均利回りは異なる

これらはあくまで全体の平均です。銘柄によって異なるため、同じつみたてNISA対象商品でも違った運用となるので注意してください。

例えば楽天証券が取り扱うつみたてNISA対象商品のうち、5年平均利回りが最も大きい銘柄は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」で、18.13%でした。

一方、5年平均利回りが最も小さくなった銘柄は「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、1.90%にとどまっています(2022年8月19日時点)。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 18.13%
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)

平均利回りが高いとどうなる?低いとどうなる?

一般に、平均利回りが高いほど大きな利益が期待できます。例えば40万円投資した場合、1%なら1年目に4,000円、3%なら1万2,000円、5%では2万円の利益です。

利回りの差による利益の違いは、運用が長くなるほど大きくなります。20年間の利益額を計算すると、1%では8万8,076円、3%では32万2,444円、5%では66万1,319円となりました。

【40万円を運用した場合】
利回り 1年目の利益額 20年間の利益額
1% 4,000円 8万8,076円
3% 1万2,000円 32万2,444円
5% 2万円 66万1,319円

投資信託は一般に「複利(ふくり)」で運用されるため、上の表も複利で計算しました。

複利とは
得られた利益を再投資しながら運用する方法を指す。運用額が増え続けるため、利回りが変わらなくても利益が年々大きくなるメリットがある。
【利回り1%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 40万4,000円 40万8,040円 48万3,244円
その年の利益 4,000円 4,040円 4,080円 4,832円
【利回り3%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 41万2,000円 42万4,360円 70万1,402円
その年の利益 1万2,000円 1万2,360円 1万2,731円 2万1,042円
【利回り5%の複利シミュレーション(投資額40万円)】
年数 1年目 2年目 3年目 20年目
運用額 40万円 42万円 44万1,000円 101万780円
その年の利益 2万円 2万1,000円 2万2,050円 5万539円

シミュレーション結果から、利回りが大きいほど利益が大きくなり、将来の資産額も大きく増加していることがわかります。

利回りと利率は違う?

似た言葉に「利率」がありますが、両者は異なる概念です。利率は債券や銀行預金など、金利が関係する商品に使われる数値です。したがって、金利のない投資信託には一般に用いられません。

一般的に、利率は、債券や預金に対して使われる言葉のため、投資信託では利率とは言いません。代わりに投資信託では「分配金」という仕組みがあります。
出典:SMBC日興証券『投資信託の基礎知識|利回りとは何だ?購入前に知っておくべきポイント』

そもそも、投資における利益は「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがあります。前者は値上がり益、後者は定期的に発生する利益のことで、利回りはその両方を加味した利益率のことです。

対して利率は、インカムゲインのみに着目した言葉の1つです。インカムゲインは商品によって名前が変わり、その割合を示す言葉も一様ではありません。以下に主な投資商品におけるインカムゲインの名称と、その割合を示す言葉についてまとめました。

商品 インカムゲイン 投資金額(※)に対する
インカムゲインの割合を表す言葉
債券 利息 利率・金利
投資信託 分配金 分配金利回り
株式 配当金 配当利回り
※債券の場合、投資金額ではなく額面に対する割合を示すことが一般的
3.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

平均利回りの差は20年後にどうなる?シミュレーションで検証

4.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

利回りの差によって生まれる利益額の違いは、運用期間が長くなるほど大きくなり、1年ではわずかでも長期で見ると大きな差となります。

この差が将来どれくらいの差になるか、具体的に見てみましょう。「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」に毎月3万円ずつ20年間積み立てると仮定し、将来の資産額を計算します。

それぞれの5年平均利回りが継続したと仮定しましょう。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 18.13%
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) 1.90%
※2022年8月19日時点

シミュレーションの結果は以下の通りです。

20年後、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は5,500万円以上の資産となりましたが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」は約867万円にとどまりました。投資額はどちらも720万円ですから、前者は後者のおよそ32倍もの利益になっています。

【毎月3万円を積み立てた場合】
年数 利回り:18.13%
(iシェアーズ米国株式
(S&P500)インデックス・ファンド)
利回り:1.90%
(DCニッセイワールドセレクト
ファンド(安定型))
5年目 270万9,225円 187万7,087円
10年目 881万4,395円 393万2,028円
15年目 2,285万8,651円 618万9,750円
20年目 5,516万5,884円 867万262円
5.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

ここからは利回りごとのシミュレーションをさらに確認しましょう。同じく毎月3万円ずつ20年間積み立てる前提で、「1%」「3%」「5%」「7%」それぞれでどれくらいの資産となるか紹介します。

なお、あくまでシミュレーション結果であり、実際の運用で同じような利益を得られるとは限りません。

利回り1%で月3万円積み立てた場合

1%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる場合、20年目で資産が793万1,191円となり、およそ73万円の利益を得られます。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り1%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 184万108円 4万108円
10年目 360万円 377万334円 17万334円
15年目 540万円 579万9,021円 39万9,021円
20年目 720万円 793万1,191円 73万1,191円
6.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

参考に、つみたてNISA対象商品のうち、2022年8月19日時点の3年平均利回りが約1%となった銘柄を以下にまとめました。

【3年平均利回りが1%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
たわらノーロード最適化バランス
(安定型)
▲3.04% 1.45% ──
ニッセイ・インデックスパッケージ
(国内・株式/リート/債券)
▲0.67% 1.51% ──
DCニッセイワールドセレクトファンド
(安定型)
0.47% 1.84% 1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

利回り3%で月3万円積み立てた場合

3%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる前提で計算すると、20年目の資産はおよそ969万円になりました。20年間の累計利益は約249万円です。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り3%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 192万3,444円 12万3,444円
10年目 360万円 414万1,088円 54万1,088円
15年目 540万円 671万1,945円 131万1,945円
20年目 720万円 969万2,273円 249万2,273円
7.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

過去3年間で平均利回りがおよそ3%となった銘柄には、以下のようなものがあります。

【3年平均利回りが3%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
野村インデックスファンド・
内外7資産型バランス・為替ヘッジ型
▲4.91% 3.55% 4.13%
Smart‐i 8資産バランス安定型 ▲0.51% 3.60% ──
eMAXIS最適化バランス
(マイゴールキーパー)
2.18% 3.77% 3.10%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

利回り5%で月3万円積み立てた場合

5%にまでなると、毎月3万円の積み立てでも20年後には1,000万円以上の資産を作れることがわかります。20年間の利益はおよそ474万円にもなりました。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り5%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 201万1,106円 21万1,106円
10年目 360万円 455万5,965円 95万5,965円
15年目 540万円 780万3,922円 240万3,922円
20年目 720万円 1,194万9,229円 474万9,229円
8.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

3年平均利回りがおよそ5%となった銘柄の例は以下の通りです。

【3年平均利回りが5%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
auスマート・ベーシック
(安定成長)
2.41% 4.80% ──
DCニッセイワールドセレクト
ファンド(債券重視型)
2.89% 4.94% 3.68%
たわらノーロードバランス
(標準型)
▲1.79% 5.29% ──
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

利回り7%で月3万円積み立てた場合

7%の商品に毎月3万円を積み立てると、20年後にはおよそ1,484万円、累計利益は約764万円にもなりました。

【毎月3万円を積み立てた場合(利回り7%)】
年数 積立額 評価額 利益額
5年目 180万円 210万3,298円 30万3,298円
10年目 360万円 502万250円 142万250円
15年目 540万円 911万1,427円 371万1,427円
20年目 720万円 1,484万9,514円 764万9,514円
9.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=著者作成)

3年平均利回りが約7%となった銘柄には以下のようなものがあります。

【3年平均利回りが7%前後の銘柄】
銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
ニッセイ・インデックスパッケージ
(内外・株式/リート/債券)
4.75% 7.07% ──
ブラックロック・つみたて・
グローバルバランスファンド
7.66% 7.53% ──
三井住友・DC年金バランス50
(標準型)
4.87% 7.56% 5.19%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

積立NISA対象銘柄の平均利回りを確認する方法

10.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISA対象銘柄の平均利回りを確認するには、どうすればよいのでしょうか。調べたい銘柄が決まっている場合と、そうでない場合に分けてそれぞれ解説します。

調べたい銘柄が決まっている場合

確認したい銘柄が決まっている場合、以下の2つの方法で調べられます。

銘柄が決まっている場合の確認方法
  • 投資信託の運用レポートなどで調べる
  • 証券会社のウェブサイトで調べる

投資信託は運用内容をレポートなどで定期的に発信しており、平均利回りについても確認できる場合があります。銘柄が決まっているなら、運用会社のウェブサイトなどから確認してみましょう。

11.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」月次レポートより引用し著者作成)

月次レポートは、委託会社(運用会社)が運用状況を公表するために、任意で毎月発行している運用レポートで、「月報」「マンスリーレポート」とも言います。
毎月発行されているので、投資環境がどのように変化しているかや、ファンドの運用状況がどうなっているかを、委託会社(運用会社)のホームページ等でタイムリーに確認できます。
出典:三菱UFJ銀行『目論見書・報告書の見方・読み方 -月次レポートの見方・読み方』**

平均利回りは証券会社のウェブサイトなどからでも確認できます。検索窓から銘柄の名前を入力するなどして確認してください。

12.積立NISAの平均利回りってどのくらい?

調べたい銘柄が決まっていない場合

調べたい銘柄が決まっていない場合、つみたてNISA対象銘柄に絞り込んでから網羅的に検索しましょう。以下2つの方法がおすすめです。

銘柄が決まっていない場合の確認方法
  • 証券会社の「スクリーニングツール」を使う
  • 投資信託協会の「投信総合ライブラリー」で調べる

証券会社の多くは、投資信託を条件で絞り込んで検索する「スクリーニングツール」を提供しています。

スクリーニングとは、条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すことです。
出典:SMBC日興証券『スクリーニング』

例えば楽天証券の「投信スーパーサーチ」の場合、以下のように操作するとつみたてNISA対象銘柄に絞り込んだうえで平均利回りを一覧表示できます。網羅的にチェックできるため、銘柄が決まっていない場合に便利です。

「投信スーパーサーチ」でつみたてNISA対象銘柄の平均利回りを一覧表示させる手順
  • ページ左部「取引種別」欄の「つみたてNISA」をチェック
  • 画面中央「リターン」タブをクリック
13.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=楽天証券「投信スーパーサーチ」より引用し著者作成)

ただし証券会社のスクリーニングツールだと、その証券会社が取り扱わない銘柄を表示できないケースもあります。

取り扱う証券会社に関わらずつみたてNISA対象商品を広く検索したい場合、投資信託協会の「投信総合ライブラリー」を利用しましょう。

14.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」より引用し著者作成)

積立NISAの平均利回りランキング

15.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

銘柄選びの参考になるよう、楽天証券のつみたてNISA対象銘柄を平均利回りランキングを紹介します。過去の運用成績が好調な銘柄がわかるため、銘柄選びの参考にしてください。

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、2022年8月19日時点で3年平均利回り上位10銘柄は以下の通りです。

銘柄 平均利回り
1年 3年 5年
eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
22.08% 24.91% ──
iFree S&P500インデックス 21.89% 24.75% ──
米国株式インデックス・ファンド 21.52% 24.48% ──
iシェアーズ米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
21.36% 24.22% 18.13%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 18.99% 24.04% ──
フィデリティ・米国優良株・ファンド 18.25% 23.43% 17.10%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 18.25% 21.81% 15.37%
東京海上セレクション・外国株式インデックス 16.95% 21.78% 15.35%
たわらノーロード先進国株式 16.76% 21.77% 15.30%
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
16.69% 21.75% 15.31%
※楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)
※──:運用期間が年数に満たない

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1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は三菱UFJ国際投信が運用する投資信託です。インデックス型の投資信託で、米国の株価指数「S&P500」への連動を目指して運用されます。

米国株式は長期的に上昇してきており、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」も大きく上昇してきました。3年平均利回りは24.91%にもなりますが、これは3年間でおよそ94.89%の利益を得たということになります。

ただし、米国株式だけに集中投資するため、ややリスクは高めです。リスクを取ってでもリターンを重視したい場合に選びましょう。
【「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の概要】
運用会社 三菱UFJ国際投信
純資産総額 1兆4,895億9,800万円
信託報酬 0.0968%
平均利回り 1年 22.08%
3年 24.91%
5年 ──
楽天証券『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

2位:iFree S&P500インデックス

「iFree S&P500インデックス」は大和アセットマネジメントが運用する投資信託です。同じく「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託で、こちらも大きな平均利回りを残しました。

インデックス型投資信託は、基本的に信託報酬(投資信託の運用コスト。運用資産から日々差し引かれる)が低い方が大きな利回りとなります。その点を考えると、1位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の方が有利です。しかし証券会社によっては「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を取り扱っていません。

【取扱証券会社の例】
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のみ LINE証券 ・SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)
「iFree S&P500インデックス」のみ ・大和証券 ・SMBC日興証券
両方を取り扱う SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の取り扱いがない証券会社でつみたてNISAを行う場合、2位の「iFree S&P500インデックス」があればそちらを選んでみてはいかがでしょうか。

【「iFree S&P500インデックス」の概要】
運用会社 大和アセットマネジメント
純資産総額 704億5,400万円
信託報酬 0.2475%
平均利回り 1年 21.89%
3年 24.75%
5年 ──
楽天証券『iFree S&P500インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

3位:米国株式インデックス・ファンド

「米国株式インデックス・ファンド」は、米国系運用会社の「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」が運用する投資信託です。外資系の運用会社といっても国内に拠点があり、金融庁の監督も受けているため安心してください。

【ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの概要】

本社所在地 東京都港区虎ノ門 1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25階
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第345号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 投資信託協会
日本証券業協会

「米国株式インデックス・ファンド」も「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託です。信託報酬は0.495%と上記2銘柄と比べるとやや高めですが、3年平均利回りでは3位にランクインしました。

【「米国株式インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 ステート・ストリート・
グローバル・アドバイザーズ
純資産総額 399億3,200万円
信託報酬 0.495%
平均利回り 1年 21.52%
3年 24.48%
5年 ──
楽天証券『米国株式インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

4位:iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」も、米国系運用会社「ブラックロック・ジャパン」が運用する投資信託です。運用資産は世界トップクラスで、運用残高は2022年6月末で8.49兆ドル(1ドル=135.855円で約1,153兆円)にも上ります。

【ブラックロック・ジャパンの概要】
本社所在地 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第375号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 投資信託協会
日本証券業協会
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は2022年8月に信託報酬が引き下げられました。

~2022年8月2日 2022年8月3日~
信託報酬 0.4125% 0.0938%

ランキング1~4位は全てS&P500への連動を目指すインデックス型の投資信託ですが、引き下げ後は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」が最低です。

【信託報酬の比較】
銘柄 信託報酬
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968%
iFree S&P500インデックス 0.2475%
米国株式インデックス・ファンド 0.495%
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0938%

「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上の4銘柄で3年平均利回りが最も低くなりましたが、今後は低コストを武器に逆転するかもしれません。

【「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 ブラックロック・ジャパン
純資産総額 128億3,400万円
信託報酬 0.0938%
平均利回り 1年 21.36%
3年 24.22%
5年 18.13%
※出所:楽天証券『iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

5位:楽天・全米株式インデックス・ファンド

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は楽天投信投資顧問が運用するインデックス型投資信託です。ほぼ全ての米国株式で構成される「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指すため、この銘柄を1本買えば米国に丸ごと投資できるといっても過言ではありません。

ランキング1~4位の銘柄が連動を目指す「S&P500」は、米国の代表的な上場企業500社で構成される指数です。対して「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国に上場している小~大企業までおよそ4,000社の株式で構成されています。

より銘柄を分散して米国に投資したい人は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を選んでみてはいかがでしょうか。

【「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の概要】
運用会社 楽天投信投資顧問
純資産総額 6,929億9,800万円
信託報酬 0.162%
平均利回り 1年 18.99%
3年 24.04%
5年 ──
楽天証券『楽天・全米株式インデックス・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点
※──:運用期間が年数に満たない

6位:フィデリティ・米国優良株・ファンド

「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、米国系運用会社「フィデリティ投信」が運用する投資信託です。同社は1969年、外資系運用会社として日本に初めて進出しました。

【フィデリティ投信の概要】
本社所在地 東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI
金融商品取引業者の登録番号 関東財務局長(金商)第388号
加入協会 一般社団法人 投資信託協会
一般社団法人 日本投資顧問業協会

「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は「S&P500」を上回る運用を目指すアクティブ型投資信託です。

アクティブ型投資信託は、より大きな利益の可能性がある一方、運用がいつもうまくいくわけではありません。事実、このランキングでは「S&P500」に連動するインデックス型投資信託に劣ってしまいました。

また、アクティブ型投資信託は信託報酬が高い傾向にあり、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」も1.639%と比較的高めです。「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、コストを払ってでもより大きな利益を目指したい人に向いているでしょう。

【「フィデリティ・米国優良株・ファンド」の概要】
運用会社 フィデリティ投信
純資産総額 709億9,100万円
信託報酬 1.639%
平均利回り 1年 18.25%
3年 23.43%
5年 17.10%
楽天証券『フィデリティ・米国優良株・ファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

7位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス

三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。日本を除く先進国の株式で構成される指数で、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に投資することで米国を中心に複数の地域へ分散投資できます。

「MSCIコクサイ・インデックス」の構成上位5カ国
  • 米国:74.01%
  • 英国:4.52%
  • カナダ:3.72%
  • フランス:3.26%
  • スイス:3%

MSCI MSCI Kokusai Index (円建て、グロス)より作成(2022年7月末時点)

【「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の概要】
運用会社 三菱UFJ国際投信
純資産総額 3,725億8,800万円
信託報酬 0.1023%
平均利回り 1年 16.85%
3年 21.81%
5年 15.37%
楽天証券『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

8位:東京海上セレクション・外国株式インデックス

「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は、東京海上アセットマネジメントが運用するインデックス型投資信託です。こちらも参照指数が「MSCIコクサイ・インデックス」で、1本で複数の先進国の株式へ分散投資できます。

「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は2010年4月から運用が開始されました。ランキング7~10位までの4本は全て「MSCIコクサイ・インデックス」を参照指数に持つインデックス型投資信託ですが、運用期間は「東京海上セレクション・外国株式インデックス」が最長です。

銘柄 運用開始日
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 2017年2月27日
東京海上セレクション・外国株式インデックス 2010年4月28日
たわらノーロード先進国株式 2015年12月18日
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
2013年12月10日
楽天証券の各個別銘柄ページより作成
【「東京海上セレクション・外国株式インデックス」の概要】
運用会社 東京海上アセットマネジメント
純資産総額 356億7,400万円
信託報酬 0.22%
平均利回り 1年 16.95%
3年 21.78%
5年 15.35%
楽天証券『東京海上セレクション・外国株式インデックス』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

9位:たわらノーロード先進国株式

「たわらノーロード先進国株式」も「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。運用会社のアセットマネジメントOneは、2016年10月にみずほ投信投資顧問やDIAMアセットマネジメントなどが統合して発足しました。

「たわらノーロード先進国株式」は176社もの販売会社があり、証券会社だけでなく多くの銀行や信用金庫などで取り扱っています(2022年8月23日時点)。

取扱商品はネット証券などで多い傾向にありますが、地元の金融機関でつみたてNISAを始めたいという人もいるでしょう。地方金融機関は取扱銘柄が少ない場合も多いですが、「たわらノーロード先進国株式」なら取り扱っているかもしれません。一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

【「たわらノーロード先進国株式」の概要】
運用会社 アセットマネジメントOne
純資産総額 2,264億5,900万円
信託報酬 0.10989%
平均利回り 1年 16.76%
3年 21.77%
5年 15.30%
楽天証券『たわらノーロード先進国株式』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

10位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、ニッセイアセットマネジメントが運用する投資信託で、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すランキング7~10位の4本で純資産総額が最多です(2022年8月22日時点)。

銘柄 純資産総額
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 3,725億8,800万円
東京海上セレクション・外国株式インデックス 356億7,400万円
たわらノーロード先進国株式 2,264億5,900万円
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
4,327億400万円
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月22日時点)
なお、名称に「購入・換金手数料なし」とありますが、つみたてNISAの場合は上の4本のいずれも購入と換金(売却)に手数料は発生しません。
【「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の概要】
運用会社 ニッセイアセットマネジメント
純資産総額 4,327億400万円
信託報酬 0.1023%
平均利回り 1年 16.69%
3年 21.75%
5年 15.31%
楽天証券『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』より作成
※純資産総額は2022年8月22日時点
※平均利回りは2022年8月19日時点

銘柄の投資先種類による平均利回りの違い

16.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

平均利回りは銘柄によって異なり、特に投資先の種類が大きく影響する傾向があります。この投資先の種類を「アセットクラス」と呼ぶこともあり、同じアセットクラスなら異なる銘柄でも一般に利回りに大きな差は生まれません。

アセットクラス(資産クラス)とは、投資対象となる資産の種類や分類のことです。

株式、債券、不動産、貴金属、現預金などがアセットクラスとされており、近年では新たなアセットクラスとしてヘッジファンド、プライベートエクイティなどオルタナティブ(代替)投資なども対象とされています。
出典:auカブコム証券『アセットクラス』

したがって銘柄を選ぶ際は、その投資信託がどのような資産に投資するか確認することが大切です。

では、投資先種類ごとの平均利回りはどれくらいなのでしょうか。次の5つのアセットクラスについて、実際に楽天証券が取り扱うつみたてNISA対象銘柄で調べてみましょう。

・国内株式
・全世界株式
・米国株式
・新興国株式
・先進国株式

国内株式

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、国内株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は35本あります(2022年8月19日時点)。その35本の3年平均利回りを平均すると、12.99%となりました。

「国内株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
12.99%(35本)
・最大値
16.95%(大和住銀DC国内株式ファンド)
・最小値
11.78%(ニッセイ日本株ファンド)

楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄

仮に12.99%の商品に毎月3万円ずつ積み立てると、20年後には約2,910万円にもなります。国内株式は為替リスクがなく、リターンを追求する人には物足りなく感じられるかもしれません。しかし、長く積み立てるとまとまった資産を作れることがわかります。

全世界株式

楽天証券は、全世界株式に投資する運用期間3年以上のつみたてNISA対象銘柄を12本取り扱っています(2022年8月19日時点)。その3年平均利回りを調べたところ、8本の平均は18.57%となりました。

「全世界株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
18.57%(12本)
・最大値
20.5%(eMAXIS Slim全世界株式(除く日本))
・最小値
12.35%(ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式/リート)

楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄

同じく利回り18.57%で運用しながら毎月3万円ずつ積み立てた場合、20年後には約5,650万円になると計算できます。上述の「国内株式」との差は5.58%ですが、20年後の資産額は2,700万円以上大きくなりました。

米国株式

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、米国株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は2022年8月19日時点で8本あり、その3年平均利回りは23.19%となりました。

「米国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
23.19%(8本)
・最大値
24.91%(eMAXIS Slim米国株式(S&P500))
・最小値
19.60%(eMAXIS NYダウインデックス)

楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄

23.19%もの平均利回りは、ここで紹介する5つの投資先種類で最大です。毎月3万円の積み立てを利回り23.19%でシミュレーションすると、20年後の資産額は約9,900万円にもなりました。

米国株式だけに投資する銘柄は比較的リスクが高いですが、これまでは順調に資産を増やせたようです。積極的にリターンを追求したい場合、米国株式だけで運用される銘柄を選ぶとよいかもしれません。

新興国株式

楽天証券が取り扱う新興国株式に投資する銘柄で、運用期間3年以上のつみたてNISA対象商品は12本あります(2022年8月19日時点)。その12本の3年平均利回りを平均すると、11.58%となりました。

「新興国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
11.58%(12本)
・最大値
12.51%(SBI・新興国株式・インデックス・ファンド)
・最小値
10.67%(たわらノーロード新興国株式)

楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄

一般に新興国株式はリスクが高い投資先ですが、過去3年の平均利回りは5つの投資先種類で最低となりました。仮に11.58%の商品に毎月3万円ずつ積み立てると、20年後の資産は約2,470万円となり、「国内株式(同約2,910万円。3年平均利回り:12.99%)」を下回ります。

ただし、新興国は一般に先進国より高い経済成長が期待されます。過去3年では芳しくなかった利回りも、将来は改善される可能性もあるでしょう。

新興国とは、日欧米などの先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いものの、高い成長性を秘めた国々のことをいいます。新興国はエマージングカントリーとも呼ばれ、具体的には、中南米、東南アジア、中東、東欧などの国々を指します。
出典:SMBC日興証券『新興国』

先進国株式

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、先進国株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は20本あり、3年平均利回りの平均は18.94%です(2022年8月19日時点)。

「先進国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
18.94%(20本)
・最大値
21.81%(eMAXIS Slim先進国株式インデックス)
・最小値
11.05%(野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型)

楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄

同じように利回り18.94%の商品に毎月3万円ずつ積み立てるケースをシミュレーションすると、20年後の資産額は約5,910万円となりました。

積立NISAの平均利回りを確認するときの注意点

17.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

利回りが継続して高いかを確認

平均利回りは、あくまで1年あたりの平均的な利益率を示す数値です。これだけでは、どのような値動きをしていたのか判断できないため注意してください。

例えば3年間の利益率が33.1%であれば、その期間にどのような値動きをしていても3年平均利回りは10%です。毎年10%ずつ順調に上昇したのか、あるいは2年間横ばいで3年目に33.1%上昇したのか、これだけでは読み取ることができません。

値動きはできるだけ安定している方が望ましいです。平均利回りだけでなく各年動きも細かく確認し、利回りに継続性があるかチェックしましょう。

年ごとの利回りをチェックするなら「モーニングスター」が便利

各年の利回りを細かくチェックしたい場合、投資信託情報サイトの「モーニングスター」が便利です。個別銘柄ページで「期間収益」を表示させると、過去一定期間ごとに確認できます。

【モーニングスターで各年の利回りを確認する方法】
1.モーニングスターで調べたい銘柄を検索し、個別銘柄ページへ遷移
2.画面中央のタブを「リターン」→「期間収益」と操作

高利回り銘柄はリスクも高いということを認識する

どうしても高い利回りを獲得した銘柄を選びがちです。しかし、一般にリターンとリスクは比例関係にあるため、高利回り銘柄はリスクも高いということを覚えておかなければいけません。

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、5年平均利回りが最も大きかった「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と、最も小さかった「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、具体的に値動きを比較してみましょう。

銘柄 5年平均利回り
iシェアーズ米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
18.13%
DCニッセイワールドセレクト
ファンド(安定型)
1.90%
楽天証券の各個別銘柄ページより作成(2022年8月19日時点)

両者の2022年8月22日時点における1年間の値動きをモーニングスターで比較したところ、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上下に大きく動いていますが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」はほぼ横ばいであることがわかります。

19.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=モーニングスターより引用)
大きな利回りが期待できる銘柄には相応のリスクも伴います。高利回り銘柄は、リスクを取ってでもリターンを追求したい人が選ぶようにしてください。

つみたてNISAは利益額が下がるケースがある

平均利回りは通常、計算期間の初めに一括投資したものとして算出されます。つみたてNISAは少しずつ資金を投じる積立投資に限定されているため、同じ利回りと投資額でも利益が一致しません。

例えば利回り5%、累計の投資額720万円とした場合、一括投資では20年後に約1,910万円の資産となりますが、積立投資はおよそ1,190万円にとどまります。

【利回り5%の運用シミュレーション】
20年後の資産額 20年間の利益
720万円を一括投資 1,910万1,600円 1,190万1,600円
毎月3万円を20年間積立投資
(累計積立額:720万円)
1,190万3,760円 470万1,600円

積立投資は、積立期間の序盤は運用額が小さく、また後半に積み立てた資金は運用期間が短いです。そのため利回りや投資額の条件が同じなら、積立投資の利益額は一括投資を下回ります。

ただし、投資信託は常に一定の利回りを得るわけではありません。必ずしも積立投資の利益額が積立投資を下回るわけではない点に注意してください。

初心者には難しい!?平均利回りを確認するのに知っておきたい用語

20.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=fuelle編集部)

平均利回りを調べていくと、さまざまな用語が出てくるのではないでしょうか。投資に関する専門用語は初心者にとっては難しく感じてしまうものです。ここで、用語の意味を確認しておきましょう。

トータルリターン

トータルリターンとは、投資信託の総合的な利益のことです。投資信託には「値上がり益」と「分配金」という2つの利益があり、その両方を加味した総合的な利益をトータルリターンといいます。

また、トータルリターンは利益額ではなく、投資額に対する1年あたりの利益率として表示されるケースも多いです。単に「リターン」として示されることも珍しくありません。この場合、平均利回りとトータルリターン(リターン)は同じ意味になります。

いずれもよく使われる言葉ですが、2014年12月に金融機関が投資信託を保有する顧客にトータルリターンを通知する「トータルリターン通知制度」が始まったことから、投資信託の場合はトータルリターンが用いられることが多いかもしれません。

騰落率

騰落率は通常、投資信託の「値上がり益」だけを加味した利益率のことをいいます。平均利回りと異なり、「分配金」は考慮しません。

騰落率とは、投資信託の基準価額が、ある期間の間にどのくらい変動したかを、パーセンテージで示します。例えば、基準価額10,000円の投資信託が1年後に11,000円に値上がりした場合の騰落率は10%です。一方、利回りは、分配金込み基準価額の騰落率です。
出典:SMBC日興証券『投資信託の基礎知識|利回りとは何だ?購入前に知っておくべきポイント』

例えば投資額100万円に対して値上がり益と分配金がそれぞれ20万円、10万円となったとき、騰落率は20%、平均利回りは30%です。

投資額100万円、値上がり益20万円、分配金10万円のとき
・騰落率
20%(値上がり益20万円÷投資額100万円×100)
・平均利回り
30%{(値上がり益20万円+分配金10万円)÷投資額100万円×100}

もっとも、分配金を再投資したものとして騰落率を計算しているケースも少なくありません。この場合、騰落率と平均利回りはほぼ一致します。過去の運用実績が騰落率として示されている場合、その定義について確認しましょう。
若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)
21.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」月次レポートより引用し著者作成)

分配金利回り

分配金利回りは、投資金額に対する1年あたりの分配金の割合を示す数値です。例えば基準価額(※)が1万円、1年間の分配金が1,000円の場合、分配金利回りは10%(分配金1,000円÷基準価額1万円×100)と計算します。

基準価額とは
投資信託の値段。1万口あたりで示されることが多い。

ただし、分配金はいくら支払われるか事前に確定しているわけではありません。分配金利回りも、過去の実績を直近の基準価額で割って単純に算出しているケースが多く、この通りに分配金が支払われない可能性があります。

分配金は投資信託の純資産総額から支払われるため、分配金が支払われると基準価額は理論上必ず下がる点に注意してください。

基準価額は「純資産総額÷総口数」で計算されますが、分配金が支払われると分母の総口数が変わらず分子の純資産総額だけが減少し、結果的に基準価額が下がります。そのため、分配金をいくらもらっても、それだけ基準価額が下落するため、分配金が直接利益に結び付くわけではありません。

分配金は、投資信託の信託財産から支払われます。そのため、分配金が支払われると、「純資産総額」および「基準価額」は下落します。
出典:投資信託協会『投資信託の基礎知識』

ここまで解説した「トータルリターン」「騰落率」「分配金利回り」が、それぞれ投資信託のどの利益を加味したものかまとめると以下のようになります。少しややこしいですが、間違えないようにしましょう。

値上がり益 分配金
トータルリターン
(平均利回り)
騰落率 ──(※)
分配金利回り ──
※分配金を再投資したものとして算出されるケースもある

積立NISAにおすすめの証券会社

楽天証券

楽天証券
(画像=楽天証券より引用)
楽天証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • 取扱銘柄数がSBI証券と並びトップクラス
  • 楽天ポイントが貯まる

楽天証券のつみたてNISA取扱銘柄数は181本と非常に充実しています(2022年6月16日時点)。より多くの選択肢から選びたい人は楽天証券でつみたてNISAを始めましょう。楽天ポイントを貯めている人にもおすすめです。

【楽天証券のつみたてNISA概要】
取扱銘柄数 181本
販売手数料 無料
最低投資金額 100円
ポイント還元 楽天ポイント
クレジットカード決済ポイント還元率 1.0%(※1)
積立コース 毎日、毎月
※2022年6月16日時点
※1.2022年9月以降は0.2%または1.0%

楽天証券株式会社は、2022年2月25日(金)に金融庁が発表した「NISA口座の利用状況調査」より、NISA(※1)の2021年新規口座開設数が業界最多(※2)であったことをお知らせします。
※1:一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの合算
※2:NISAは、主要ネット証券(口座数上位5社:auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(五十音順))で、iDeCoは、主要運営管理機関でそれぞれ比較(2022年3月30日、楽天証券調べ)
(引用元:PR TIMES|楽天証券|楽天証券、NISA・iDeCo 2021年新規口座開設数が業界最多に!

楽天証券の積立NISAに関するいい口コミ

楽天カードを使って満足度アップ

楽天カードを使うとポイントが発生するので、とても助かっています。取扱銘柄が多いのもメリットです。選べない銘柄も中にはありますが、それでも現状で満足できています。

30代・男性

おおむね満足

楽天カードで積み立ての設定をすると、楽天ポイントが貯まります。楽天経済圏で生活している人には、とても良いと思います。1週間に1回程度、積み立てている投資信託の基準価額メールが届くので、自分が積み立てている投資信託がどの程度利益を出しているかを確認できます。それが楽しみです。

20代・男性

取り扱い銘柄が豊富です

銘柄のラインアップが豊富で、かなり選びやすいと思います。楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジ設定すると優遇金利を受けられ、とてもお得です。自動入金機能を利用できるので、一度設定すると楽に買い付けできます。

40代・女性

楽天証券の積立NISAに関するよくない口コミ

アプリがつみたてNISAには向いていない

楽天証券のiSPEEDというアプリがあるのですが、つみたてNISAの確認には向いてないと思います。個別株など専用に作られているようで、確認できるのは、投資金額とか変動利率、買付可能額ぐらいです。詳細を確認したい場合は、パソコンサイトに飛んで確認するので手間です。

40代・女性

つみたてNISA専用アプリがないので不便

何かを確認したいときに、都度ブラウザを開いて利用しないといけない点が不満です。楽天は、楽天市場のアプリや楽天銀行のアプリなど、数多くのアプリを提供していますが、つみたてNISAには専用アプリがありません。そのせいで確認する手間がかかり不便を感じます。

20代・女性

楽天ポイントの改悪が残念

楽天ポイントの改悪が続くので、すべてもとに戻してほしいです。楽天市場、楽天証券、楽天銀行、楽天カードと、すべてをまとめて連携することでお得になっているから楽天を選んでいるので、改悪はやめてほしいと切に思います。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

SBI証券

SBI証券
(画像=SBI証券より引用)
SBI証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • 受け取りポイントを3つから選べる+Vポイントも受け取れる
  • 「毎週積立」を選べるのは5社でSBI証券だけ

SBI証券は受け取れるポイントを「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」の3つから選べ、さらに三井住友カードから手続きを行うと「Vポイント」も受け取れます。好きなポイントを指定して受け取れるのは、5社のなかでSBI証券だけです。

さらに「毎週積立」もSBI証券でしか選べません。積立タイミングを柔軟に設定したいならSBI証券につみたてNISAを申し込みましょう。

【SBI証券のつみたてNISA概要】
取扱銘柄数 183本
販売手数料 無料
最低投資金額 100円
ポイント還元 Tポイント、dポイント、Pontaポイント、Vポイント
クレジットカード決済ポイント還元率 0.5%(※1)
積立コース 毎日、毎週、毎月
※2022年6月16日時点
※1.一部のカードは1.0%または2.0%

「三井住友カード つみたて投資」は、投資信託積立額の最大2.0%分のポイントが貯まるお得さと、最短5分でのクレジットカード発行や一度設定すれば入金の手間や万が一の購入漏れがなく継続して投資が行える利便性などが高く評価され、幅広い世代のお客さまに利用いただいています。
(引用元:PR TIMES|株式会社SBI証券|「三井住友カード つみたて投資」の積立設定金額100億円突破のお知らせ

SBI証券の積立NISAに関するいい口コミ

投資初心者におすすめ

100円という少額からでも積み立てられるので、投資初心者でも安心できます。SBI証券でつみたてNISAを始めてみて、銀行の普通預金で貯蓄するよりもはるかにお得だと感じています。

40代・男性

すべてがハイレベルで満足!

SBI証券は、取扱銘柄がとても多いので、つみたてNISAはもちろんのこと、その他の取引でも国内で一番といっていい優良証券会社だと思います。アプリの使いやすさもいいです。クレカでの積み立てもでき、PontaポイントやTポイントと連携しているなど、付随するサービスがどれも秀逸で素晴らしいです。

30代・男性

使いやすく知名度の高い証券会社です

知名度が高い証券会社なので安心感があり、少額でも積み立てできることが最大のメリットだと思います。積み立ての設定を一度してしまえば、後はお金を入金するだけ。1ヵ月に1回、運用を確認するくらいで、ほとんどほったらかしにできているので安心して使っています。

40代・男性

SBI証券の積立NISAに関するよくない口コミ

アプリが使いにくい

積み立てアプリがWealthNaviに比べて使いにくいです。つみたてNISA専用のアプリが別なら、長期積立用として銀行代わりに使えるのでいいのではと思います。

問合せ対応がいまいち

SBI証券のホームページがわかりにくい点がデメリットです。どこでつみたてNISAの銘柄を購入すればいいのかが非常にわかりづらく、苦労しました。購入資金の自動振り替えを利用していますが、手続きが面倒でした。進め方が理解できずSBI証券に質問しましたが、いろいろな部門や他の会社に電話するように言われ、たらいまわしにされました。

40代・男性

ポイントを貯められるカードが少ない

三井住友カードナンバーレスのポイント還元率がもっと高いとうれしいです。また、つみたてNISAでポイントを貯められるのは三井住友カードのみなので、ポイントが貯まるカードの種類が増えてほしいです。

30代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

マネックス証券

マネックス証券
(画像=マネックス証券公式ページより引用)
マネックス証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • 通常カードでもクレジットカード還元率が1.1%
  • 貯まったポイントは「amazonギフト券」などに交換可能

マネックス証券は、クレジットカードの「マネックスカード」でつみたてNISAを決済でき、最大1.1%のマネックスポイントを受け取れます。年会費は初年度無料で年1回以上利用すれば次年度も年会費がかかりません(利用がない場合の年会費は550円)。

貯まったマネックスポイントは、以下のポイントサービスと交換できます。

【マネックスポイントと交換できるポイントサービス一覧】

【マネックス証券のつみたてNISA概要】
取扱銘柄数 152本
販売手数料 無料
最低投資金額 100円
ポイント還元 マネックスポイント
クレジットカード決済ポイント還元率 1.1%
積立コース 毎日、毎月
※2022年6月16日時点

マネックス証券の積立NISAに関するいい口コミ

気軽に始められる

マネックス証券は、気軽に始められる点が素晴らしいと思いました。100円からスタートできることや、投資信託を保有するだけでポイントがもらえる点などが魅力的です。

40代・男性

サポート体制が充実している

資産運用に詳しい友人からのアドバイスを受けて、マネックス証券の口座を作りました。口座開設はネットの画面からできたので、手続きはスムーズに進みました。サポート体制が充実していて、取引の際にも参考にできて良かったです。おかげで取引が順調に進み、日々の生活が楽しくなっています。

30代・女性

少額からでも始めやすい

マネックス証券なら100円からでもつみたてNISAを始められます。積立金額が小さいことがメリットです。投資信託の購入手数料も全銘柄無料なので手軽に投資をスタートできるのが良い面だと思います。

30代・男性

マネックス証券の積立NISAに関するよくない口コミ

NISAの切り替えが難しかった

一般NISAとつみたてNISAの切り替えがちょっとむずかしいところがデメリットです。WEBで切り替えができませんでした。それ以外は特にデメリットはありません。

30代・男性

積立頻度の選択肢が少ない

積立頻度の選択肢がSBI証券に比べて少ない点がデメリットです。

40代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

マネックス証券の詳細を見る
(公式サイト)

auカブコム証券

auカブコム証券
(画像=auカブコム証券より引用)
auカブコム証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • auユーザーはクレジットカード還元率が最大5.0%
  • 株式手数料が最大5.0%割り引かれる「NISA割」がお得

auカブコム証券のクレジットカード決済ポイント還元率は1.0%ですが、指定のau回線契約者はさらに4.0%、指定のUQ mobile回線契約者は2.0%上乗せされます。これだけのポイント還元は、5社のなかでも他にありません。auユーザーがお得につみたてNISAを始めるならauカブコム証券が有望でしょう。

auカブコム証券には「NISA割」というサービスがあり、同社でつみたてNISA口座を開設すると課税口座における株式手数料が最大5.0%割り引かれます。課税口座を併用したい人にも向いているでしょう。

【auカブコム証券のつみたてNISA概要】
取扱銘柄数 171本
販売手数料 無料
最低投資金額 100円
ポイント還元 Pontaポイント
クレジットカード決済ポイント還元率 1.0%(※1)
積立コース 毎月
※2022年6月16日時点
※1.指定のau回線契約者は最大5.0%、指定のUQ mobile回線契約者は最大3.0%

auカブコム証券の積立NISAに関するいい口コミ

優遇金利やクレジットカード払いが魅力的です

auじぶん銀行と連携すると、金利が優遇されます。さらにつみたてNISAをau PAYカード(クレジットカード)支払いにするとPontaポイントが付与される点もうれしいです。特にauやUQモバイルの携帯を契約している人には、魅力的な証券会社だと思います。

30代・女性

auユーザーにおすすめです

「つみたてNISAを利用しながら株取引もしたい」という人には、手数料が割引される「NISA割」があります。他社にはないサービスなので、大きなメリットだと思います。つみたてNISA用のシミュレーション機能も利用できます。積み立てたい金額、期間を入れれば簡単に計算してくれ、わかりやすく便利でした。

40代・男性

100円から気軽に始められる

auカブコム証券のつみたてNISAのメリットは、月100円から積み立てられる点です。投資初心者でも無理のない金額で始められるので気軽です。

40代・男性

auカブコム証券の積立NISAに関するよくない口コミ

つみたてNISA専用のアプリがない

専用のアプリがないので、毎回設定などはパソコンやスマホのブラウザを経由する必要があるのが面倒です。

30代・女性

銘柄数がやや不満

つみたてNISAで選べる銘柄は、トップクラスのネット証券と比べるとやや少ないです。投資中級者や上級者は豊富な銘柄から選べないので、少し不満なのではないでしょうか。また、つみたてNISAではポイントで銘柄購入できない点も不満です。

40代・男性

ポイント制度に特色がない

クレジットカード投資の支払日が翌月10日なのですが、自由に変更できるようにしてほしいです。クレジットカード投資の獲得可能ポイントはマネックス証券に負けていて、保有ポイントの獲得は銘柄によってはSBI証券に負けています。これだとつみたてNISA口座でわざわざauカブコム証券を選ぶ意味がないので、独自の色を出してほしいです。

40代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

auカブコム証券の詳細を見る
(公式サイト)

松井証券

松井証券
(画像=松井証券より引用)
松井証券のつみたてNISAおすすめポイント

  • スマホで完結できる「投信アプリ」が便利
  • ネット証券なのに投資相談ができる

松井証券のスマートフォン向けアプリ「投信アプリ」は、投資信託サービスの全機能を搭載しています。つみたてNISAも対応しているため、設定のためにブラウザから検索してログインする手間がありません。

充実したサポート体制があることも松井証券の強みです。「投信サポート」は、投資信託全般に関して専門スタッフに相談できるため初心者も安心でしょう。個別の株式に投資したい場合も「株の取引相談窓口」を利用すれば相談しながら投資可能です。

【松井証券のつみたてNISA概要】
取扱銘柄数 173本
販売手数料 無料
最低投資金額 100円
ポイント還元 松井証券ポイント
クレジットカード決済ポイント還元率
積立コース 毎月
※2022年6月16日時点

松井証券の積立NISAに関するいい口コミ

しっかりしたフォローで安心です!

一番のメリットは、フォロー体制がしっかりしていることです。積み立てとはいえ、株式を含む銘柄を持っている私にとって、日々変動のリスクは不安を感じます。相場が大きく動いたときでも密にフォローいただいて感謝しています。

30代・女性

つみたてNISAの詳しい解説がある

松井証券ですばらしいと思えたのは、投資やについて詳しい解説がされている点です。一般NISAとつみたてNISAの違いなども理解できました。

30代・男性

電話相談ですぐに対応してもらえた

投資の知識は全くなかったのですが、松井証券なら初心者でも手軽だと聞いて始めてみました。登録も案外スムーズにできて、銘柄数も豊富でよかったです。また、わからないことがあったときに電話相談をしたのですが、すぐに対応してもらえました。

20代・女性

松井証券の積立NISAに関するよくない口コミ

銘柄情報を探しづらい

ホームページで取扱銘柄などの情報が探しづらく、始めるにあたってきっかけを作りづらかった、比較しづらかったという記憶があります。自分が興味あるファンドはあるか、またどんなスタイルのものが多く選ばれているのかなど、参考のためにも、ホームページですぐにわかるようにしてもらえるとありがたいです。

30代・女性

松井証券ポイントに不満

松井証券ポイントの使い勝手が悪いのが不便です。

30代・男性

サイトが使いにくい

実際に利用してみると、中級から上級者向けだと感じました。サイトの使い勝手が悪いのが残念な点です。資産運用については簡単な質問に答えると、最適なアドバイスを受けることができます。ただ、投資に関する最終判断は自分でする必要があります。ある程度の知識があれば問題ありませんが、全くの初心者の方は難しいかもしれません。

30代

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

松井証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

積立NISAの概要

48.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)。しかしつみたてNISAでは非課税になります。

主な特徴は、以下のとおりです。

利用できる人 日本に住む20歳以上の人
税制優遇 投資で得た分配金や譲渡益が非課税
(掛金の所得控除や受取時の優遇はなし)
非課税投資枠 年間40万円×20年
(最大800万円)
口座開設可能数 1人1口座
最低投資金額 金融機関により異なる
例)楽天証券:100円~
非課税期間 2018年から2042年まで
期間中のお金の引き出し 可能
対象投資商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

つみたてNISAは、日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。

なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。

口座開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」

積立NISAのメリット

つみたてNISAのメリット
  • 長期にわたって非課税で投資できる
  • 手元資金が少なくても始めやすい
  • 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
  • いつでもお金を引き出せる
「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。 運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。
20年間投資を続けることもできますし、いつでも換金して引き出せるため、途中で現金が必要になっても対応できます。
月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。 しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。

「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISAは、このような特徴があるため投資初心者でも比較的取り組みやすく、人気があります。

積立NISAのデメリット

デメリットもチェックしましょう。

つみたてNISAのデメリット
  • 元本割れになる可能性もある
  • 損益通算や繰越控除ができない
  • 投資先として選べる商品が限定的
  • 税制優遇効果はiDeCoほどではない
  • 年間40万円までしか投資できない

リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。

また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。

損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会

繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会

なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

投資に関する税制優遇制度には、他にも「一般NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。また、一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。

積立NISAの平均利回りは約10%!月3万円積み立てると2,000万円に

金融庁の資料から、つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回りはおよそ10%だとわかりました(2012年12月末時点)。これは毎月3万円積み立てると、20年後に2,060万円以上の資産になる計算です。

これはあくまで全体的な平均であり、実際には銘柄の投資先の種類によって異なります。また、平均利回りは過去の実績に基づくため将来を保証するものでもありません。

銘柄選びの際は過去の値動きやリスクについてもしっかり確認するようおすすめします。

積立NISAの平均利回りに関するQ&A

つみたてNISAの平均利回りってどのくらい?
およそ10%です。金融庁によると、運用期間5年以上のつみたてNISA対象銘柄は85本あり、その5年平均利回りは10%です(2021年12月末時点)。インデックス型の方がやや高く(同10.6%)、アクティブ型はやや低くなっています(同9.4%)。

【つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回り】
・全体:10.0%(85本)
・インデックス型:10.6%(58本)
・アクティブ型:9.4%(27本)
・(参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)

※2021年12月末時点
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)

平均利回りが低いとどうなる?
一般に、つみたてNISAを終えたときの資産額も小さくなります。仮に毎月3万円を20年間積み立てると、3%なら約1,190万円の資産となりますが、1%ならおよそ792万円にとどまります。

【毎月3万円を20年間積み立てた場合の資産額】
・1%:792万6,840円
・3%:967万3,200円
・5%:1,190万3,760円

ただし、上は利回りを固定してシミュレーションした概算値です。投資信託は常に変動しているため、必ずしもこのような資産額になるとは限りません。また平均利回りも、過去一定期間の利益額を1年あたりに直した数値であり、将来も同じ運用がされるというわけではありません。

平均利回りの計算方法は?
つみたてNISAは投資信託に積み立てる制度であり、投資信託は一般に複利(ふくり)運用されます。

少し複雑ですが、複利運用では次のように計算されます。

【平均利回りの計算方法(複利運用の場合)】
{(運用損益÷投資元本+1)^(1/運用年数)-1}×100

(例)100万円投資し、3年間で33.1万円の利益を得た場合の平均利回り
{(33.1万円÷100万円+1)^(1/3年)-1}×100
={(1.331)^(1/3年)-1}×100
=(1.1-1)×100
=0.1×100
=10%

(参考)利回り10%の商品で100万円を複利運用した場合
0年目:100万円
1年目:110万円(累計利益:10万円)
2年目:121万円(累計利益:21万円)
3年目:133.1万円(累計利益:33.1万円)

つみたてNISAはどのくらい儲かる?
毎月3万円ずつ積み立てる場合、利回り3%なら20年で82万円以上の利益を得られます。

つみたてNISAでどれくらいの利益を得られるかは「利回り」と「積立額」によって異なるため、一概にはいえません。以下に20年間積み立てると仮定し、利益額をまとめました。

【20年間積み立てた場合の利益額】
利回り 積立額
月1万円 月2万円 月3万円
1% 24万2,280円 48万4,560円 72万6,840円
3% 82万4,400円 164万8,800円 247万3,200円
5% 156万7,920円 313万5,840円 470万3,760円
7% 251万9,400円 503万8,800円 755万8,200円

利回りはどのくらいがいい?
「資産目標」と「積立額」で決定してください。

参考になるよう、同じように主な利回りと積立額別に20年間積立投資した場合の資産額をまとめました。例えば「資産目標」が1,000万円、「積立額」が月3万円の場合、資産目標の到達に必要な利回りは3~5%だとわかります。

【20年間積み立てた場合の資産額】
利回り 積立額
月1万円 月2万円 月3万円
1% 264万2,280円 528万4,560円 792万6,840円
3% 322万4,400円 644万8,800円 967万3,200円
5% 396万7,920円 793万5,840円 1,190万3,760円
7% 491万9,400円 983万8,800円 1,475万8,200円

利回り別の積立額のシミュレーションが知りたいときはどうしたらいい?
金融庁や証券会社などが提供するシミュレーターを利用しましょう。自身で計算せずとも、数値をシミュレーターに入力すれば簡単にシミュレーション結果がわかります。

例えば金融庁の「資産運用シミュレーション」ならば、「毎月の積立金額」「想定利回り」「積立期間」を入力すると、将来の資産額と運用益の推移を簡単に計算できます。

22.積立NISAの平均利回りってどのくらい?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し著者作成)

またSBI証券の「かんたん積立シミュレーション」は、値をスライドバーで調整しながら将来の資産額を確認できます。さまざまな利回りでシミュレーションしたい人に向いているかもしれません。

つみたてNISAの弱点は?
積立投資に限定されているため、一括投資に比べると得られる利益が小さくなる可能性があります。そこが弱点です。

20年後の資産額 20年間の利益
720万円を一括投資 1,910万1,600円 1,190万1,600円
毎月3万円を20年間積立投資
(累計積立額:720万円)
1,190万3,760円 470万1,600円

また、つみたてNISAでは金融庁が認める一定の投資信託にしか投資できません。そのため、自由に銘柄を選べない点も弱点といえるでしょう。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079

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