
つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回りは約10%です。これは投資信託全体の平均(同6.5%)を上回ります。
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄で利回りが高いのは、5年平均利回りの場合は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」(18.13%)、3年平均利回りの場合は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(24.91%)です。
積立NISAの平均利回りってどのくらい?

つみたてNISAの5年平均利回りは平均10.0%です(2021年12月末時点)。
※金融庁によると2021年12月末時点で運用期間が5年以上あるつみたてNISA対象銘柄は85本、その平均利回りを算出
平均利回りは、日経平均株価などの指数に連動するよう運用される「インデックス型(同10.6%)」の方がやや高く、指数を上回る利益を目指して運用される「アクティブ型(同9.4%)」がやや低くなっています。しかしそのいずれも、投資信託全体(同6.5%)より大きな利回りでした。
- 全体:10.0%(85本)
- インデックス型:10.6%(58本)
- アクティブ型:9.4%(27本)
- (参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)
※2021年12月末時点
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)
※金融庁『「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」の公表について』より作成
平均利回りはあくまで実績なので今後の利益を保証しているわけではありません。しかし銘柄選びの参考にはなります。少なくとも、なんら情報を得ないまま無作為に選ぶよりは有意義な選択になるでしょう。
銘柄によって平均利回りは異なる
ただし、上で紹介した数字はあくまで全体の平均です。実際の平均利回りは銘柄によって異なるため、同じつみたてNISA対象商品でも違った運用となるので注意してください。
例えば楽天証券が取り扱うつみたてNISA対象商品のうち、5年平均利回りが最も大きい銘柄は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」で、18.13%でした。
一方、5年平均利回りが最も小さくなった銘柄は「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、1.90%にとどまっています(2022年8月19日時点)。同じつみたてNISAの対象であっても、銘柄によってこれだけ差があるということがわかります。
銘柄 | 5年平均利回り |
---|---|
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 18.13% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) | 1.90% |
平均利回りが高いとどうなる?
一般に、平均利回りが高いほど大きな利益が期待できます。例えば40万円投資した場合、1%なら1年目に4,000円、3%なら1万2,000円、5%では2万円の利益です。
利回りの差による利益の違いは、運用が長くなるほど大きくなります。20年間の利益額を計算すると、1%では8万8,076円、3%では32万2,444円、5%では66万1,319円となりました。
利回り | 1年目の利益額 | 20年間の利益額 |
---|---|---|
1% | 4,000円 | 8万8,076円 |
3% | 1万2,000円 | 32万2,444円 |
5% | 2万円 | 66万1,319円 |
投資信託は一般に「複利(ふくり)」で運用されるため、上の表も複利で計算しました。
さらに利回りごとに複利がどう影響するかシミュレーションしてみました。結果、利回りが大きいほど利益が大きくなり、将来の資産額も大きく増加していることがわかります。
年数 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | ~ | 20年目 |
---|---|---|---|---|---|
運用額 | 40万円 | 40万4,000円 | 40万8,040円 | 48万3,244円 | |
その年の利益 | 4,000円 | 4,040円 | 4,080円 | 4,832円 |
年数 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | ~ | 20年目 |
---|---|---|---|---|---|
運用額 | 40万円 | 41万2,000円 | 42万4,360円 | 70万1,402円 | |
その年の利益 | 1万2,000円 | 1万2,360円 | 1万2,731円 | 2万1,042円 |
年数 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | ~ | 20年目 |
---|---|---|---|---|---|
運用額 | 40万円 | 42万円 | 44万1,000円 | 101万780円 | |
その年の利益 | 2万円 | 2万1,000円 | 2万2,050円 | 5万539円 |
積立NISAの平均利回りランキング

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄を平均利回りランキングを紹介します。過去の運用成績が好調な銘柄がわかるため、銘柄選びの参考にしてください。
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、2022年8月19日時点で3年平均利回り上位10銘柄は以下の通りです。
銘柄 | 平均利回り | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
22.08% | 24.91% | ── |
iFree S&P500インデックス | 21.89% | 24.75% | ── |
米国株式インデックス・ファンド | 21.52% | 24.48% | ── |
iシェアーズ米国株式(S&P500) インデックス・ファンド |
21.36% | 24.22% | 18.13% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 18.99% | 24.04% | ── |
フィデリティ・米国優良株・ファンド | 18.25% | 23.43% | 17.10% |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 18.25% | 21.81% | 15.37% |
東京海上セレクション・外国株式インデックス | 16.95% | 21.78% | 15.35% |
たわらノーロード先進国株式 | 16.76% | 21.77% | 15.30% |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
16.69% | 21.75% | 15.31% |
※──:運用期間が年数に満たない
1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は三菱UFJ国際投信が運用する投資信託です。インデックス型の投資信託で、米国の株価指数「S&P500」への連動を目指して運用されます。
米国株式は長期的に上昇してきており、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」も大きく上昇してきました。3年平均利回りは24.91%にもなりますが、これは3年間でおよそ94.89%の利益を得たということになります。
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 | |
---|---|---|
純資産総額 | 1兆4,895億9,800万円 | |
信託報酬 | 0.0968% | |
平均利回り | 1年 | 22.08% |
3年 | 24.91% | |
5年 | ── |
2位:iFree S&P500インデックス
「iFree S&P500インデックス」は大和アセットマネジメントが運用する投資信託です。同じく「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託で、こちらも大きな平均利回りを残しました。
インデックス型投資信託は、基本的に信託報酬(投資信託の運用コスト。運用資産から日々差し引かれる)が低い方が大きな利回りとなります。その点を考えると、1位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の方が有利です。しかし証券会社によっては「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を取り扱っていません。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のみ | ・LINE証券 ・SMBC日興証券(ダイレクトコース専用) |
---|---|
「iFree S&P500インデックス」のみ | ・大和証券 ・SMBC日興証券 |
両方を取り扱う | ・SBI証券 ・楽天証券 ・マネックス証券 ・auカブコム証券 ・松井証券 |
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の取り扱いがない証券会社でつみたてNISAを行う場合、2位の「iFree S&P500インデックス」があればそちらを選んでみてはいかがでしょうか。
運用会社 | 大和アセットマネジメント | |
---|---|---|
純資産総額 | 704億5,400万円 | |
信託報酬 | 0.2475% | |
平均利回り | 1年 | 21.89% |
3年 | 24.75% | |
5年 | ── |
3位:米国株式インデックス・ファンド
「米国株式インデックス・ファンド」は、米国系運用会社の「ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ」が運用する投資信託です。外資系の運用会社といっても国内に拠点があり、金融庁の監督も受けています。
【ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの概要】
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門 1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25階 |
---|---|
金融商品取引業者の登録番号 | 関東財務局長(金商)第345号 |
加入協会 | 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 投資信託協会 日本証券業協会 |
「米国株式インデックス・ファンド」も「S&P500」への連動を目指すインデックス型投資信託です。信託報酬は0.495%と上記2銘柄と比べるとやや高めですが、3年平均利回りでは3位にランクインしました。
運用会社 | ステート・ストリート・ グローバル・アドバイザーズ |
|
---|---|---|
純資産総額 | 399億3,200万円 | |
信託報酬 | 0.495% | |
平均利回り | 1年 | 21.52% |
3年 | 24.48% | |
5年 | ── |
4位:iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」も、米国系運用会社「ブラックロック・ジャパン」が運用する投資信託です。運用資産は世界トップクラスで、運用残高は2022年6月末で8.49兆ドル(1ドル=135.855円で約1,153兆円)にも上ります。
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館 |
---|---|
金融商品取引業者の登録番号 | 関東財務局長(金商)第375号 |
加入協会 | 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 投資信託協会 日本証券業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 |
「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は2022年8月に信託報酬が引き下げられました。
~2022年8月2日 | 2022年8月3日~ | |
---|---|---|
信託報酬 | 0.4125% | 0.0938% |
ランキング1~4位は全てS&P500への連動を目指すインデックス型の投資信託ですが、引き下げ後は「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」が最低です。
銘柄 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% |
iFree S&P500インデックス | 0.2475% |
米国株式インデックス・ファンド | 0.495% |
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 0.0938% |
「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上の4銘柄で3年平均利回りが最も低くなりましたが、今後は低コストを武器に逆転するかもしれません。
運用会社 | ブラックロック・ジャパン | |
---|---|---|
純資産総額 | 128億3,400万円 | |
信託報酬 | 0.0938% | |
平均利回り | 1年 | 21.36% |
3年 | 24.22% | |
5年 | 18.13% |
5位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は楽天投信投資顧問が運用するインデックス型投資信託です。ほぼ全ての米国株式で構成される「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」への連動を目指すため、この銘柄を1本買えば米国に丸ごと投資できるといっても過言ではありません。
ランキング1~4位の銘柄が連動を目指す「S&P500」は、米国の代表的な上場企業500社で構成される指数です。対して「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は、米国に上場している小~大企業までおよそ4,000社の株式で構成されています。
より銘柄を分散して米国に投資したい人は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を選んでみてはいかがでしょうか。
運用会社 | 楽天投信投資顧問 | |
---|---|---|
純資産総額 | 6,929億9,800万円 | |
信託報酬 | 0.162% | |
平均利回り | 1年 | 18.99% |
3年 | 24.04% | |
5年 | ── |
6位:フィデリティ・米国優良株・ファンド
「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、米国系運用会社「フィデリティ投信」が運用する投資信託です。同社は1969年、外資系運用会社として日本に初めて進出しました。
本社所在地 | 東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI |
---|---|
金融商品取引業者の登録番号 | 関東財務局長(金商)第388号 |
加入協会 | 一般社団法人 投資信託協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 |
「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は「S&P500」を上回る運用を目指すアクティブ型投資信託です。
アクティブ型投資信託は、より大きな利益の可能性がある一方、運用がいつもうまくいくわけではありません。事実、このランキングでは「S&P500」に連動するインデックス型投資信託に劣ってしまいました。
また、アクティブ型投資信託は信託報酬が高い傾向にあり、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」も1.639%と比較的高めです。「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は、コストを払ってでもより大きな利益を目指したい人に向いているでしょう。
運用会社 | フィデリティ投信 | |
---|---|---|
純資産総額 | 709億9,100万円 | |
信託報酬 | 1.639% | |
平均利回り | 1年 | 18.25% |
3年 | 23.43% | |
5年 | 17.10% |
7位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス
三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。日本を除く先進国の株式で構成される指数で、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に投資することで米国を中心に複数の地域へ分散投資できます。
※MSCI MSCI Kokusai Index (円建て、グロス)より作成(2022年7月末時点)
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 | |
---|---|---|
純資産総額 | 3,725億8,800万円 | |
信託報酬 | 0.1023% | |
平均利回り | 1年 | 16.85% |
3年 | 21.81% | |
5年 | 15.37% |
8位:東京海上セレクション・外国株式インデックス
「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は、東京海上アセットマネジメントが運用するインデックス型投資信託です。こちらも参照指数が「MSCIコクサイ・インデックス」で、1本で複数の先進国の株式へ分散投資できます。
「東京海上セレクション・外国株式インデックス」は2010年4月から運用が開始されました。ランキング7~10位までの4本は全て「MSCIコクサイ・インデックス」を参照指数に持つインデックス型投資信託ですが、運用期間は「東京海上セレクション・外国株式インデックス」が最長です。
銘柄 | 運用開始日 |
---|---|
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 2017年2月27日 |
東京海上セレクション・外国株式インデックス | 2010年4月28日 |
たわらノーロード先進国株式 | 2015年12月18日 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
2013年12月10日 |
運用会社 | 東京海上アセットマネジメント | |
---|---|---|
純資産総額 | 356億7,400万円 | |
信託報酬 | 0.22% | |
平均利回り | 1年 | 16.95% |
3年 | 21.78% | |
5年 | 15.35% |
9位:たわらノーロード先進国株式
「たわらノーロード先進国株式」も「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すインデックス型投資信託です。運用会社のアセットマネジメントOneは、2016年10月にみずほ投信投資顧問やDIAMアセットマネジメントなどが統合して発足しました。
「たわらノーロード先進国株式」は176社もの販売会社があり、証券会社だけでなく多くの銀行や信用金庫などで取り扱っています(2022年8月23日時点)。
運用会社 | アセットマネジメントOne | |
---|---|---|
純資産総額 | 2,264億5,900万円 | |
信託報酬 | 0.10989% | |
平均利回り | 1年 | 16.76% |
3年 | 21.77% | |
5年 | 15.30% |
10位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、ニッセイアセットマネジメントが運用する投資信託で、「MSCIコクサイ・インデックス」への連動を目指すランキング7~10位の4本で純資産総額が最多です(2022年8月22日時点)。
銘柄 | 純資産総額 |
---|---|
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 3,725億8,800万円 |
東京海上セレクション・外国株式インデックス | 356億7,400万円 |
たわらノーロード先進国株式 | 2,264億5,900万円 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
4,327億400万円 |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント | |
---|---|---|
純資産総額 | 4,327億400万円 | |
信託報酬 | 0.1023% | |
平均利回り | 1年 | 16.69% |
3年 | 21.75% | |
5年 | 15.31% |
平均利回りの差は20年後にどうなる?シミュレーションで検証

利回り別の20年後の利益額は下記のとおりです(積立額は毎月3万円)。
平均利回りの異なる2つの銘柄でシミュレーション
利回りの差によって生まれる利益額の違いは、運用期間が長くなるほど大きくなり、1年ではわずかでも長期で見ると大きな差となります。
この差が将来どれくらいの差になるか、具体的に見てみましょう。「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」に毎月3万円ずつ20年間積み立てると仮定し、将来の資産額を計算します。
それぞれの5年平均利回りが継続したと仮定しましょう。
銘柄 | 5年平均利回り |
---|---|
iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 18.13% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) | 1.90% |
20年後、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は5,500万円以上の資産となりましたが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」は約867万円にとどまりました。投資額はどちらも720万円ですから、前者は後者のおよそ32倍もの利益になっています。
年数 | 利回り:18.13% (iシェアーズ米国株式 (S&P500)インデックス・ファンド) |
利回り:1.90% (DCニッセイワールドセレクト ファンド(安定型)) |
---|---|---|
5年目 | 270万9,225円 | 187万7,087円 |
10年目 | 881万4,395円 | 393万2,028円 |
15年目 | 2,285万8,651円 | 618万9,750円 |
20年目 | 5,516万5,884円 | 867万262円 |

平均利回り1%、3%、5%、7%だといくらになるかシミュレーション
ここからは利回りごとのシミュレーションをさらに確認しましょう。同じく毎月3万円ずつ20年間積み立てる前提で、「1%」「3%」「5%」「7%」それぞれでどれくらいの資産となるか紹介します。
利回り1%で月3万円積み立てた場合
1%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる場合、20年目で資産が793万1,191円となり、およそ73万円の利益を得られます。
年数 | 積立額 | 評価額 | 利益額 |
---|---|---|---|
5年目 | 180万円 | 184万108円 | 4万108円 |
10年目 | 360万円 | 377万334円 | 17万334円 |
15年目 | 540万円 | 579万9,021円 | 39万9,021円 |
20年目 | 720万円 | 793万1,191円 | 73万1,191円 |

参考に、つみたてNISA対象商品のうち、2022年8月19日時点の3年平均利回りが約1%となった銘柄を以下にまとめました。
銘柄 | 平均利回り | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
たわらノーロード最適化バランス (安定型) |
▲3.04% | 1.45% | ── |
ニッセイ・インデックスパッケージ (国内・株式/リート/債券) |
▲0.67% | 1.51% | ── |
DCニッセイワールドセレクトファンド (安定型) |
0.47% | 1.84% | 1.90% |
※──:運用期間が年数に満たない
利回り3%で月3万円積み立てた場合
3%の商品に毎月3万円ずつ積み立てる前提で計算すると、20年目の資産はおよそ969万円になりました。20年間の累計利益は約249万円です。
年数 | 積立額 | 評価額 | 利益額 |
---|---|---|---|
5年目 | 180万円 | 192万3,444円 | 12万3,444円 |
10年目 | 360万円 | 414万1,088円 | 54万1,088円 |
15年目 | 540万円 | 671万1,945円 | 131万1,945円 |
20年目 | 720万円 | 969万2,273円 | 249万2,273円 |

過去3年間で平均利回りがおよそ3%となった銘柄には、以下のようなものがあります。
銘柄 | 平均利回り | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
野村インデックスファンド・ 内外7資産型バランス・為替ヘッジ型 |
▲4.91% | 3.55% | 4.13% |
Smart‐i 8資産バランス安定型 | ▲0.51% | 3.60% | ── |
eMAXIS最適化バランス (マイゴールキーパー) |
2.18% | 3.77% | 3.10% |
※──:運用期間が年数に満たない
利回り5%で月3万円積み立てた場合
5%にまでなると、毎月3万円の積み立てでも20年後には1,000万円以上の資産を作れることがわかります。20年間の利益はおよそ474万円にもなりました。
年数 | 積立額 | 評価額 | 利益額 |
---|---|---|---|
5年目 | 180万円 | 201万1,106円 | 21万1,106円 |
10年目 | 360万円 | 455万5,965円 | 95万5,965円 |
15年目 | 540万円 | 780万3,922円 | 240万3,922円 |
20年目 | 720万円 | 1,194万9,229円 | 474万9,229円 |

3年平均利回りがおよそ5%となった銘柄の例は以下の通りです。
銘柄 | 平均利回り | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
auスマート・ベーシック (安定成長) |
2.41% | 4.80% | ── |
DCニッセイワールドセレクト ファンド(債券重視型) |
2.89% | 4.94% | 3.68% |
たわらノーロードバランス (標準型) |
▲1.79% | 5.29% | ── |
※──:運用期間が年数に満たない
利回り7%で月3万円積み立てた場合
7%の商品に毎月3万円を積み立てると、20年後にはおよそ1,484万円、累計利益は約764万円にもなりました。
年数 | 積立額 | 評価額 | 利益額 |
---|---|---|---|
5年目 | 180万円 | 210万3,298円 | 30万3,298円 |
10年目 | 360万円 | 502万250円 | 142万250円 |
15年目 | 540万円 | 911万1,427円 | 371万1,427円 |
20年目 | 720万円 | 1,484万9,514円 | 764万9,514円 |

3年平均利回りが約7%となった銘柄には以下のようなものがあります。
銘柄 | 平均利回り | ||
---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |
ニッセイ・インデックスパッケージ (内外・株式/リート/債券) |
4.75% | 7.07% | ── |
ブラックロック・つみたて・ グローバルバランスファンド |
7.66% | 7.53% | ── |
三井住友・DC年金バランス50 (標準型) |
4.87% | 7.56% | 5.19% |
※──:運用期間が年数に満たない
積立NISA対象銘柄の平均利回りを確認する方法

つみたてNISA対象銘柄の平均利回りは、調べたい銘柄が決まっている場合には「投資信託の運用レポート」または「証券会社のウェブサイト」で確認できます。銘柄が決まっていない場合には、「証券会社のスクリーニング機能」または「投資信託協会の『投信総合ライブラリー』」で調べられます。
調べたい銘柄が決まっている場合
確認したい銘柄が決まっている場合、以下の2つの方法で調べられます。
投資信託は運用内容をレポートなどで定期的に発信しており、平均利回りについても確認できる場合があります。銘柄が決まっているなら、運用会社のウェブサイトなどから確認してみましょう。

月次レポートは、委託会社(運用会社)が運用状況を公表するために、任意で毎月発行している運用レポートで、「月報」「マンスリーレポート」とも言います。
毎月発行されているので、投資環境がどのように変化しているかや、ファンドの運用状況がどうなっているかを、委託会社(運用会社)のホームページ等でタイムリーに確認できます。
出典:三菱UFJ銀行『目論見書・報告書の見方・読み方 -月次レポートの見方・読み方』**
平均利回りは証券会社のウェブサイトなどからでも確認できます。検索窓から銘柄の名前を入力するなどして確認してください。

調べたい銘柄が決まっていない場合
調べたい銘柄が決まっていない場合、つみたてNISA対象銘柄に絞り込んでから網羅的に検索しましょう。以下2つの方法がおすすめです。
証券会社の多くは、投資信託を条件で絞り込んで検索する「スクリーニングツール」を提供しています。
スクリーニングとは、条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すことです。
出典:SMBC日興証券『スクリーニング』
例えば楽天証券の「投信スーパーサーチ」の場合、以下のように操作するとつみたてNISA対象銘柄に絞り込んだうえで平均利回りを一覧表示できます。網羅的にチェックできるため、銘柄が決まっていない場合に便利です。

ただし証券会社のスクリーニングツールだと、その証券会社が取り扱わない銘柄を表示できないケースもあります。
取り扱う証券会社に関わらずつみたてNISA対象商品を広く検索したい場合、投資信託協会の「投信総合ライブラリー」を利用しましょう。

銘柄の投資先種類による平均利回りの違い

投資先種類ごとの平均利回りはどれくらいなのでしょうか。次の5つのアセットクラスについて、実際に楽天証券が取り扱うつみたてNISA対象銘柄で調べた結果が下記です。
平均利回りは銘柄によって異なり、特に投資先の種類が大きく影響する傾向があります。この投資先の種類を「アセットクラス」と呼ぶこともあり、同じアセットクラスなら異なる銘柄でも一般に利回りに大きな差は生まれません。
アセットクラス(資産クラス)とは、投資対象となる資産の種類や分類のことです。
株式、債券、不動産、貴金属、現預金などがアセットクラスとされており、近年では新たなアセットクラスとしてヘッジファンド、プライベートエクイティなどオルタナティブ(代替)投資なども対象とされています。
出典:auカブコム証券『アセットクラス』
したがって銘柄を選ぶ際は、その投資信託がどのような資産に投資するか確認することが大切です。
国内株式の平均利回り
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、国内株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は35本あります(2022年8月19日時点)。その35本の3年平均利回りを平均すると、12.99%となりました。
「国内株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
12.99%(35本)
・最大値
16.95%(大和住銀DC国内株式ファンド)
・最小値
11.78%(ニッセイ日本株ファンド)
※楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄
仮に12.99%の商品に毎月3万円ずつ積み立てると、20年後には約2,910万円にもなります。国内株式は為替リスクがなく、リターンを追求する人には物足りなく感じられるかもしれません。しかし、長く積み立てるとまとまった資産を作れることがわかります。
全世界株式の平均利回り
楽天証券は、全世界株式に投資する運用期間3年以上のつみたてNISA対象銘柄を12本取り扱っています(2022年8月19日時点)。その3年平均利回りを調べたところ、8本の平均は18.57%となりました。
「全世界株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
18.57%(12本)
・最大値
20.5%(eMAXIS Slim全世界株式(除く日本))
・最小値
12.35%(ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式/リート)
※楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄
同じく利回り18.57%で運用しながら毎月3万円ずつ積み立てた場合、20年後には約5,650万円になると計算できます。上述の「国内株式」との差は5.58%ですが、20年後の資産額は2,700万円以上大きくなりました。
米国株式の平均利回り
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、米国株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は2022年8月19日時点で8本あり、その3年平均利回りは23.19%となりました。
「米国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
23.19%(8本)
・最大値
24.91%(eMAXIS Slim米国株式(S&P500))
・最小値
19.60%(eMAXIS NYダウインデックス)
※楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄
23.19%もの平均利回りは、ここで紹介する5つの投資先種類で最大です。毎月3万円の積み立てを利回り23.19%でシミュレーションすると、20年後の資産額は約9,900万円にもなりました。
米国株式だけに投資する銘柄は比較的リスクが高いですが、これまでは順調に資産を増やせたようです。積極的にリターンを追求したい場合、米国株式だけで運用される銘柄を選ぶとよいかもしれません。
新興国株式の平均利回り
楽天証券が取り扱う新興国株式に投資する銘柄で、運用期間3年以上のつみたてNISA対象商品は12本あります(2022年8月19日時点)。その12本の3年平均利回りを平均すると、11.58%となりました。
「新興国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
11.58%(12本)
・最大値
12.51%(SBI・新興国株式・インデックス・ファンド)
・最小値
10.67%(たわらノーロード新興国株式)
※楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄
一般に新興国株式はリスクが高い投資先ですが、過去3年の平均利回りは5つの投資先種類で最低となりました。仮に11.58%の商品に毎月3万円ずつ積み立てると、20年後の資産は約2,470万円となり、「国内株式(同約2,910万円。3年平均利回り:12.99%)」を下回ります。
ただし、新興国は一般に先進国より高い経済成長が期待されます。過去3年では芳しくなかった利回りも、将来は改善される可能性もあるでしょう。
新興国とは、日欧米などの先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いものの、高い成長性を秘めた国々のことをいいます。新興国はエマージングカントリーとも呼ばれ、具体的には、中南米、東南アジア、中東、東欧などの国々を指します。
出典:SMBC日興証券『新興国』
先進国株式の平均利回り
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、先進国株式に投資する運用期間3年以上の銘柄は20本あり、3年平均利回りの平均は18.94%です(2022年8月19日時点)。
「先進国株式」に投資するつみたてNISA対象銘柄の3年平均利回り
・平均
18.94%(20本)
・最大値
21.81%(eMAXIS Slim先進国株式インデックス)
・最小値
11.05%(野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型)
※楽天証券『投信スーパーサーチ』2022年8月19日時点より作成
※対象:楽天証券が取り扱う運用期間3年以上の銘柄
同じように利回り18.94%の商品に毎月3万円ずつ積み立てるケースをシミュレーションすると、20年後の資産額は約5,910万円となりました。
積立NISAの平均利回りを確認するときの注意点

利回りが継続して高いかを確認
平均利回りは、あくまで1年あたりの平均的な利益率を示す数値です。これだけでは、どのような値動きをしていたのか判断できないため注意してください。
例えば3年間の利益率が33.1%であれば、その期間にどのような値動きをしていても3年平均利回りは10%です。毎年10%ずつ順調に上昇したのか、あるいは2年間横ばいで3年目に33.1%上昇したのか、これだけでは読み取ることができません。
年ごとの利回りをチェックするなら「モーニングスター」が便利
各年の利回りを細かくチェックしたい場合、投資信託情報サイトの「モーニングスター」が便利です。個別銘柄ページで「期間収益」を表示させると、過去一定期間ごとに確認できます。
【モーニングスターで各年の利回りを確認する方法】
1.モーニングスターで調べたい銘柄を検索し、個別銘柄ページへ遷移
2.画面中央のタブを「リターン」→「期間収益」と操作

高利回り銘柄はリスクも高いということを認識する
どうしても高い利回りを獲得した銘柄を選びがちです。しかし、一般にリターンとリスクは比例関係にあるため、高利回り銘柄はリスクも高いということを覚えておかなければいけません。
楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、5年平均利回りが最も大きかった「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」と、最も小さかった「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」で、具体的に値動きを比較してみましょう。
銘柄 | 5年平均利回り |
---|---|
iシェアーズ米国株式(S&P500) インデックス・ファンド |
18.13% |
DCニッセイワールドセレクト ファンド(安定型) |
1.90% |
両者の2022年8月22日時点における1年間の値動きをモーニングスターで比較したところ、「iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」は上下に大きく動いていますが、「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」はほぼ横ばいであることがわかります。

つみたてNISAは利益額が下がるケースがある
平均利回りは通常、計算期間の初めに一括投資したものとして算出されます。つみたてNISAは少しずつ資金を投じる積立投資に限定されているため、同じ利回りと投資額でも利益が一致しません。
例えば利回り5%、累計の投資額720万円とした場合、一括投資では20年後に約1,910万円の資産となりますが、積立投資はおよそ1,190万円にとどまります。
20年後の資産額 | 20年間の利益 | |
---|---|---|
720万円を一括投資 | 1,910万1,600円 | 1,190万1,600円 |
毎月3万円を20年間積立投資 (累計積立額:720万円) |
1,190万3,760円 | 470万1,600円 |
積立投資は、積立期間の序盤は運用額が小さく、また後半に積み立てた資金は運用期間が短いです。そのため利回りや投資額の条件が同じなら、積立投資の利益額は一括投資を下回ります。
積立NISAにおすすめの証券会社
つみたてNISAにおすすめの証券会社は次の5社です。楽天証券

- 取扱銘柄数がSBI証券と並びトップクラス
- 楽天ポイントが貯まる
楽天証券のつみたてNISA取扱銘柄数は181本と非常に充実しています(2022年6月16日時点)。より多くの選択肢から選びたい人は楽天証券でつみたてNISAを始めましょう。楽天ポイントを貯めている人にもおすすめです。
取扱銘柄数 | 181本 |
---|---|
販売手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント |
クレジットカード決済ポイント還元率 | 1.0%(※1) |
積立コース | 毎日、毎月 |
※1.2022年9月以降は0.2%または1.0%
楽天証券株式会社は、2022年2月25日(金)に金融庁が発表した「NISA口座の利用状況調査」より、NISA(※1)の2021年新規口座開設数が業界最多(※2)であったことをお知らせします。
※1:一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの合算
※2:NISAは、主要ネット証券(口座数上位5社:auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(五十音順))で、iDeCoは、主要運営管理機関でそれぞれ比較(2022年3月30日、楽天証券調べ)
(引用元:PR TIMES|楽天証券|楽天証券、NISA・iDeCo 2021年新規口座開設数が業界最多に!)
楽天証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 楽天カードを使って満足度アップ
-
楽天カードを使うとポイントが発生するので、とても助かっています。取扱銘柄が多いのもメリットです。選べない銘柄も中にはありますが、それでも現状で満足できています。
30代・男性
- おおむね満足
-
楽天カードで積み立ての設定をすると、楽天ポイントが貯まります。楽天経済圏で生活している人には、とても良いと思います。1週間に1回程度、積み立てている投資信託の基準価額メールが届くので、自分が積み立てている投資信託がどの程度利益を出しているかを確認できます。それが楽しみです。
20代・男性
- 取り扱い銘柄が豊富です
-
銘柄のラインアップが豊富で、かなり選びやすいと思います。楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジ設定すると優遇金利を受けられ、とてもお得です。自動入金機能を利用できるので、一度設定すると楽に買い付けできます。
40代・女性
楽天証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- アプリがつみたてNISAには向いていない
-
楽天証券のiSPEEDというアプリがあるのですが、つみたてNISAの確認には向いてないと思います。個別株など専用に作られているようで、確認できるのは、投資金額とか変動利率、買付可能額ぐらいです。詳細を確認したい場合は、パソコンサイトに飛んで確認するので手間です。
40代・女性
- つみたてNISA専用アプリがないので不便
-
何かを確認したいときに、都度ブラウザを開いて利用しないといけない点が不満です。楽天は、楽天市場のアプリや楽天銀行のアプリなど、数多くのアプリを提供していますが、つみたてNISAには専用アプリがありません。そのせいで確認する手間がかかり不便を感じます。
20代・女性
- 楽天ポイントの改悪が残念
-
楽天ポイントの改悪が続くので、すべてもとに戻してほしいです。楽天市場、楽天証券、楽天銀行、楽天カードと、すべてをまとめて連携することでお得になっているから楽天を選んでいるので、改悪はやめてほしいと切に思います。
30代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
SBI証券

- 受け取りポイントを3つから選べる+Vポイントも受け取れる
- 「毎週積立」を選べるのは5社でSBI証券だけ
SBI証券は受け取れるポイントを「Tポイント」「dポイント」「Pontaポイント」の3つから選べ、さらに三井住友カードから手続きを行うと「Vポイント」も受け取れます。好きなポイントを指定して受け取れるのは、5社のなかでSBI証券だけです。
さらに「毎週積立」もSBI証券でしか選べません。積立タイミングを柔軟に設定したいならSBI証券につみたてNISAを申し込みましょう。
取扱銘柄数 | 183本 |
---|---|
販売手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 |
ポイント還元 | Tポイント、dポイント、Pontaポイント、Vポイント |
クレジットカード決済ポイント還元率 | 0.5%(※1) |
積立コース | 毎日、毎週、毎月 |
※1.一部のカードは1.0%または2.0%
「三井住友カード つみたて投資」は、投資信託積立額の最大2.0%分のポイントが貯まるお得さと、最短5分でのクレジットカード発行や一度設定すれば入金の手間や万が一の購入漏れがなく継続して投資が行える利便性などが高く評価され、幅広い世代のお客さまに利用いただいています。
(引用元:PR TIMES|株式会社SBI証券|「三井住友カード つみたて投資」の積立設定金額100億円突破のお知らせ)
SBI証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 投資初心者におすすめ
-
100円という少額からでも積み立てられるので、投資初心者でも安心できます。SBI証券でつみたてNISAを始めてみて、銀行の普通預金で貯蓄するよりもはるかにお得だと感じています。
40代・男性
- すべてがハイレベルで満足!
-
SBI証券は、取扱銘柄がとても多いので、つみたてNISAはもちろんのこと、その他の取引でも国内で一番といっていい優良証券会社だと思います。アプリの使いやすさもいいです。クレカでの積み立てもでき、PontaポイントやTポイントと連携しているなど、付随するサービスがどれも秀逸で素晴らしいです。
30代・男性
- 使いやすく知名度の高い証券会社です
-
知名度が高い証券会社なので安心感があり、少額でも積み立てできることが最大のメリットだと思います。積み立ての設定を一度してしまえば、後はお金を入金するだけ。1ヵ月に1回、運用を確認するくらいで、ほとんどほったらかしにできているので安心して使っています。
40代・男性
SBI証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- アプリが使いにくい
-
積み立てアプリがWealthNaviに比べて使いにくいです。つみたてNISA専用のアプリが別なら、長期積立用として銀行代わりに使えるのでいいのではと思います。
- 問合せ対応がいまいち
-
SBI証券のホームページがわかりにくい点がデメリットです。どこでつみたてNISAの銘柄を購入すればいいのかが非常にわかりづらく、苦労しました。購入資金の自動振り替えを利用していますが、手続きが面倒でした。進め方が理解できずSBI証券に質問しましたが、いろいろな部門や他の会社に電話するように言われ、たらいまわしにされました。
40代・男性
- ポイントを貯められるカードが少ない
-
三井住友カードナンバーレスのポイント還元率がもっと高いとうれしいです。また、つみたてNISAでポイントを貯められるのは三井住友カードのみなので、ポイントが貯まるカードの種類が増えてほしいです。
30代・女性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
マネックス証券

- 通常カードでもクレジットカード還元率が1.1%
- 貯まったポイントは「amazonギフト券」などに交換可能
マネックス証券は、クレジットカードの「マネックスカード」でつみたてNISAを決済でき、最大1.1%のマネックスポイントを受け取れます。年会費は初年度無料で年1回以上利用すれば次年度も年会費がかかりません(利用がない場合の年会費は550円)。
貯まったマネックスポイントは、以下のポイントサービスと交換できます。
【マネックスポイントと交換できるポイントサービス一覧】
・dポイント(1マネックスポイント=1dポイント)
・Tポイント(50マネックスポイント=50Tポイント)
・Pontaポイント(1マネックスポイント=1Pontaポイント)
・nanacoポイント(50マネックスポイント=50nanacoポイント)
・WAONポイント(100マネックスポイント=100WAONポイント)
・ANAマイル(1,000マネックスポイント=250ANAマイル)
・JALマイル(1,000マネックスポイント=250JALマイル)
取扱銘柄数 | 152本 |
---|---|
販売手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 |
ポイント還元 | マネックスポイント |
クレジットカード決済ポイント還元率 | 1.1% |
積立コース | 毎日、毎月 |
マネックス証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 気軽に始められる
-
マネックス証券は、気軽に始められる点が素晴らしいと思いました。100円からスタートできることや、投資信託を保有するだけでポイントがもらえる点などが魅力的です。
40代・男性
- サポート体制が充実している
-
資産運用に詳しい友人からのアドバイスを受けて、マネックス証券の口座を作りました。口座開設はネットの画面からできたので、手続きはスムーズに進みました。サポート体制が充実していて、取引の際にも参考にできて良かったです。おかげで取引が順調に進み、日々の生活が楽しくなっています。
30代・女性
- 少額からでも始めやすい
-
マネックス証券なら100円からでもつみたてNISAを始められます。積立金額が小さいことがメリットです。投資信託の購入手数料も全銘柄無料なので手軽に投資をスタートできるのが良い面だと思います。
30代・男性
マネックス証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- NISAの切り替えが難しかった
-
一般NISAとつみたてNISAの切り替えがちょっとむずかしいところがデメリットです。WEBで切り替えができませんでした。それ以外は特にデメリットはありません。
30代・男性
- 積立頻度の選択肢が少ない
-
積立頻度の選択肢がSBI証券に比べて少ない点がデメリットです。
40代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
auカブコム証券

- auユーザーはクレジットカード還元率が最大5.0%
- 株式手数料が最大5.0%割り引かれる「NISA割」がお得
auカブコム証券のクレジットカード決済ポイント還元率は1.0%ですが、指定のau回線契約者はさらに4.0%、指定のUQ mobile回線契約者は2.0%上乗せされます。これだけのポイント還元は、5社のなかでも他にありません。auユーザーがお得につみたてNISAを始めるならauカブコム証券が有望でしょう。
auカブコム証券には「NISA割」というサービスがあり、同社でつみたてNISA口座を開設すると課税口座における株式手数料が最大5.0%割り引かれます。課税口座を併用したい人にも向いているでしょう。
取扱銘柄数 | 171本 |
---|---|
販売手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 |
ポイント還元 | Pontaポイント |
クレジットカード決済ポイント還元率 | 1.0%(※1) |
積立コース | 毎月 |
※1.指定のau回線契約者は最大5.0%、指定のUQ mobile回線契約者は最大3.0%
auカブコム証券の積立NISAに関するいい口コミ
- 優遇金利やクレジットカード払いが魅力的です
-
auじぶん銀行と連携すると、金利が優遇されます。さらにつみたてNISAをau PAYカード(クレジットカード)支払いにするとPontaポイントが付与される点もうれしいです。特にauやUQモバイルの携帯を契約している人には、魅力的な証券会社だと思います。
30代・女性
- auユーザーにおすすめです
-
「つみたてNISAを利用しながら株取引もしたい」という人には、手数料が割引される「NISA割」があります。他社にはないサービスなので、大きなメリットだと思います。つみたてNISA用のシミュレーション機能も利用できます。積み立てたい金額、期間を入れれば簡単に計算してくれ、わかりやすく便利でした。
40代・男性
- 100円から気軽に始められる
-
auカブコム証券のつみたてNISAのメリットは、月100円から積み立てられる点です。投資初心者でも無理のない金額で始められるので気軽です。
40代・男性
auカブコム証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- つみたてNISA専用のアプリがない
-
専用のアプリがないので、毎回設定などはパソコンやスマホのブラウザを経由する必要があるのが面倒です。
30代・女性
- 銘柄数がやや不満
-
つみたてNISAで選べる銘柄は、トップクラスのネット証券と比べるとやや少ないです。投資中級者や上級者は豊富な銘柄から選べないので、少し不満なのではないでしょうか。また、つみたてNISAではポイントで銘柄購入できない点も不満です。
40代・男性
- ポイント制度に特色がない
-
クレジットカード投資の支払日が翌月10日なのですが、自由に変更できるようにしてほしいです。クレジットカード投資の獲得可能ポイントはマネックス証券に負けていて、保有ポイントの獲得は銘柄によってはSBI証券に負けています。これだとつみたてNISA口座でわざわざauカブコム証券を選ぶ意味がないので、独自の色を出してほしいです。
40代・男性
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
松井証券

- スマホで完結できる「投信アプリ」が便利
- ネット証券なのに投資相談ができる
松井証券のスマートフォン向けアプリ「投信アプリ」は、投資信託サービスの全機能を搭載しています。つみたてNISAも対応しているため、設定のためにブラウザから検索してログインする手間がありません。
充実したサポート体制があることも松井証券の強みです。「投信サポート」は、投資信託全般に関して専門スタッフに相談できるため初心者も安心でしょう。個別の株式に投資したい場合も「株の取引相談窓口」を利用すれば相談しながら投資可能です。
取扱銘柄数 | 173本 |
---|---|
販売手数料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 |
ポイント還元 | 松井証券ポイント |
クレジットカード決済ポイント還元率 | ─ |
積立コース | 毎月 |
松井証券の積立NISAに関するいい口コミ
- しっかりしたフォローで安心です!
-
一番のメリットは、フォロー体制がしっかりしていることです。積み立てとはいえ、株式を含む銘柄を持っている私にとって、日々変動のリスクは不安を感じます。相場が大きく動いたときでも密にフォローいただいて感謝しています。
30代・女性
- つみたてNISAの詳しい解説がある
-
松井証券ですばらしいと思えたのは、投資やについて詳しい解説がされている点です。一般NISAとつみたてNISAの違いなども理解できました。
30代・男性
- 電話相談ですぐに対応してもらえた
-
投資の知識は全くなかったのですが、松井証券なら初心者でも手軽だと聞いて始めてみました。登録も案外スムーズにできて、銘柄数も豊富でよかったです。また、わからないことがあったときに電話相談をしたのですが、すぐに対応してもらえました。
20代・女性
松井証券の積立NISAに関するよくない口コミ
- 銘柄情報を探しづらい
-
ホームページで取扱銘柄などの情報が探しづらく、始めるにあたってきっかけを作りづらかった、比較しづらかったという記憶があります。自分が興味あるファンドはあるか、またどんなスタイルのものが多く選ばれているのかなど、参考のためにも、ホームページですぐにわかるようにしてもらえるとありがたいです。
30代・女性
- 松井証券ポイントに不満
-
松井証券ポイントの使い勝手が悪いのが不便です。
30代・男性
- サイトが使いにくい
-
実際に利用してみると、中級から上級者向けだと感じました。サイトの使い勝手が悪いのが残念な点です。資産運用については簡単な質問に答えると、最適なアドバイスを受けることができます。ただ、投資に関する最終判断は自分でする必要があります。ある程度の知識があれば問題ありませんが、全くの初心者の方は難しいかもしれません。
30代
出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査
積立NISAの平均利回りに関するQ&A
【つみたてNISA対象銘柄の5年平均利回り】
・全体:10.0%(85本)
・インデックス型:10.6%(58本)
・アクティブ型:9.4%(27本)
・(参考)投資信託全体:6.5%(3,819本)
※対象:運用期間5年以上の投資信託(ETF、マネープール相当は除く)
【毎月3万円を20年間積み立てた場合の資産額】
・1%:792万6,840円
・3%:967万3,200円
・5%:1,190万3,760円
少し複雑ですが、複利運用では次のように計算されます。
【平均利回りの計算方法(複利運用の場合)】
{(運用損益÷投資元本+1)^(1/運用年数)-1}×100
{(33.1万円÷100万円+1)^(1/3年)-1}×100
={(1.331)^(1/3年)-1}×100
=(1.1-1)×100
=0.1×100
=10%
(参考)利回り10%の商品で100万円を複利運用した場合
0年目:100万円
1年目:110万円(累計利益:10万円)
2年目:121万円(累計利益:21万円)
3年目:133.1万円(累計利益:33.1万円)
つみたてNISAでどれくらいの利益を得られるかは「利回り」と「積立額」によって異なるため、一概にはいえません。以下に20年間積み立てると仮定し、利益額をまとめました。
利回り | 積立額 | ||
---|---|---|---|
月1万円 | 月2万円 | 月3万円 | |
1% | 24万2,280円 | 48万4,560円 | 72万6,840円 |
3% | 82万4,400円 | 164万8,800円 | 247万3,200円 |
5% | 156万7,920円 | 313万5,840円 | 470万3,760円 |
7% | 251万9,400円 | 503万8,800円 | 755万8,200円 |
参考になるよう、同じように主な利回りと積立額別に20年間積立投資した場合の資産額をまとめました。例えば「資産目標」が1,000万円、「積立額」が月3万円の場合、資産目標の到達に必要な利回りは3~5%だとわかります。
利回り | 積立額 | ||
---|---|---|---|
月1万円 | 月2万円 | 月3万円 | |
1% | 264万2,280円 | 528万4,560円 | 792万6,840円 |
3% | 322万4,400円 | 644万8,800円 | 967万3,200円 |
5% | 396万7,920円 | 793万5,840円 | 1,190万3,760円 |
7% | 491万9,400円 | 983万8,800円 | 1,475万8,200円 |
例えば金融庁の「資産運用シミュレーション」ならば、「毎月の積立金額」「想定利回り」「積立期間」を入力すると、将来の資産額と運用益の推移を簡単に計算できます。

またSBI証券の「かんたん積立シミュレーション」は、値をスライドバーで調整しながら将来の資産額を確認できます。さまざまな利回りでシミュレーションしたい人に向いているかもしれません。

20年後の資産額 | 20年間の利益 | |
---|---|---|
720万円を一括投資 | 1,910万1,600円 | 1,190万1,600円 |
毎月3万円を20年間積立投資 (累計積立額:720万円) |
1,190万3,760円 | 470万1,600円 |
また、つみたてNISAでは金融庁が認める一定の投資信託にしか投資できません。そのため、自由に銘柄を選べない点も弱点といえるでしょう。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
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