楽天 マネーブリッジ
(画像=fuelle編集部)

楽天証券のマネーブリッジをご存知でしょうか?楽天銀行と紐付けをすることで様々なメリットを得られるサービスですが、つみたてNISAでももちろん利用できます。

では具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。また、どのように始めればいいのでしょう。楽天証券のつみたてNISAの特長とともに、本記事で詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 楽天証券のつみたてNISAでは楽天カード決済が可能。楽天ポイントが貯まる!
  • 楽天スーパーポイントでの積み立てもできる
  • マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の口座を連携させることで利用できる6つのサービスの総称
  • マネーブリッジでつみたてNISAを始めると①普通預金金利0.1%に②自動入出金で取引がスムーズに③利用状況に応じて楽天ポイントが貯まる

\楽天ポイントが貯まる!/

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

目次

  1. 楽天証券の積立NISAの特徴・メリット6つ
    1. 1.商品が多い
    2. 楽天証券は、他社と比べてもトップクラスの本数
    3. 2.購入手数料が無料
    4. 3.楽天カード決済も可能
    5. 4.最低100円から積み立て可能
    6. 5.楽天ポイントでも積立可能
    7. 積立NISAにポイント投資できるのは、大手では楽天証券のみ
    8. 6.積立頻度は「毎月」と「毎日」の2種類から選べる
  2. 積立NISAは「楽天証券×楽天銀行」のマネーブリッジがおすすめ
    1. マネーブリッジとは?
    2. マネーブリッジでつみたてNISAを始めるメリット
    3. 1.普通預金金利が通常の5倍(0.02%→0.1%)に
    4. 2.「自動入出金(スイープ)サービス」で取引がスムーズ
    5. 3.ハッピープログラムエントリーで楽天ポイントがもらえる
  3. マネーブリッジのデメリット
    1. 銀行の残高が自動的に減ってしまう
    2. ポイントサービスの内容が複雑でわかりにくい
  4. 「楽天証券×楽天銀行」で積立NISAを始める方法
    1. 1.楽天銀行と楽天証券の口座を開設する
    2. 1.口座開設とマネーブリッジの設定方法
    3. 2.ハッピープログラムにエントリーする
    4. 3.楽天証券でつみたてNISA口座を作る
    5. オンラインの場合
    6. 郵送の場合
    7. 4.つみたてNISAで投資する商品を選んで注文する
  5. 楽天証券の積立NISAの口コミ
    1. 楽天証券の積立NISAに関するいい口コミ
    2. 楽天証券の積立NISAに関するよくない口コミ/
  6. 積立NISAとは?誰でもできる?
    1. 積立NISAのメリット
    2. 積立NISAのデメリット
  7. 楽天証券の詳細
  8. 楽天銀行のマネーブリッジで積立NISAを始めるための Q&A
    1. Q. 楽天証券でつみたてNISAを始めるとどんなメリットがある?
    2. Q. マネーブリッジでつみたてNISAを始めるとどんなメリットがある?
    3. Q. 楽天証券のつみたてNISAはいくらから始められる?
    4. Q. マネーブリッジでつみたてNISAを始めるには、楽天証券と楽天銀行どっちが先?

楽天証券の積立NISAの特徴・メリット6つ

最初に、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットについて見ていきましょう。

楽天証券_つみたてNISA6つのメリット.png
(画像=fuelle編集部作成)

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

1.商品が多い

楽天証券のつみたてNISAのメリットとしてまず挙げられるのが、対象となる投資信託の多さです。2022年9月27日現在、楽天証券で買えるつみたてNISAの対象商品数は182本にものぼります。

同日時点で金融庁が指定するつみたてNISA対象商品は208本(投資信託のみ、ETFを除く)、対象商品全体の87.5%をカバーしていることになります。

これほど豊富なラインアップであれば、自分に合った商品を選びやすいでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

楽天証券は、他社と比べてもトップクラスの本数

楽天証券のつみたてNISAの商品数は他社と比べてどうでしょう。大手ネット証券は、全体的につみたてNISAの商品数が豊富ですが、なかでも楽天証券の商品ラインアップは充実しているといえるでしょう。

2022年10月3日現在、ネット証券大手5社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)のつみたてNISAの商品数を比較しました。

証券会社名 つみたてNISAの商品数 公式サイト
楽天証券 182本 公式サイト
SBI証券 184本 公式サイト
マネックス証券 156本 公式サイト
auカブコム証券 178本 公式サイト
松井証券 177本 公式サイト

最も多いのがSBI証券の184本で、楽天証券とほぼ同じ水準です。マネックス証券は156本とやや少なくauカブコム証券が178本、松井証券は177本となっています。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

積立NISAは楽天証券とSBI証券どちらがおすすめ?徹底比較で結論を出す!

2.購入手数料が無料

つみたてNISAは、投資信託の販売料が無料(ノーロード)のものが投資対象商品となっています。そのため楽天証券でも投資信託の購入手数料は無料です。

3.楽天カード決済も可能

楽天証券のつみたてNISA買付は、楽天カードによるクレジット決済も可能です。最大で決済額100円あたり1ポイントの楽天スーパーポイントがつきます。ただし注意事項もあるため、以下の内容を押さえておきましょう。

<注意点>
・楽天カード決済だとつみたてNISAの毎日積立ができない
・積立設定時のボーナス設定はできない
・積立指定日は原則毎月1日で固定される

これらの注意点を理解したうえで楽天カード決済にするかどうかを決めるといいでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

4.最低100円から積み立て可能

楽天証券のつみたてNISAは、最低100円から1円単位で積立投資ができることもメリットです。ただし、100円からの投資が可能なのは、楽天証券口座での決済または楽天カード決済で投資を行う場合です。銀行引き落としなどその他の決済手段で投資を行う場合は1,000円からとなります。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

5.楽天ポイントでも積立可能

楽天証券では、楽天スーパーポイントや楽天証券ポイントで投資信託を積み立てる「ポイント投資」ができることもメリットの一つです。ポイントで積み立てを行う場合は、楽天証券口座開設後に「楽天ポイントコース」の設定を行いましょう。簡単な設定手順を下記で説明するので、チェックしてください。

<設定の手順>
1 ポイントコースを「楽天ポイントコース」に変更する
2 好きな投資信託を選ぶ
3 利用するポイントを積立設定画面で設定する

以上の設定を行うと100円からポイント投資ができるようになります。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

積立NISAにポイント投資できるのは、大手では楽天証券のみ

大手ネット証券のなかでは、楽天証券だけがつみたてNISAのポイント投資に対応しています。つみたてNISAでポイント投資をしたい場合は、楽天証券一択といえるでしょう。

2022年10月3日現在、大手ネット証券5社の対応状況は以下の通りです。

証券会社名 つみたてNISAのポイント投資 公式サイト
楽天証券
(楽天ポイント)
公式サイト
SBI証券 × 公式サイト
マネックス証券 × 公式サイト
auカブコム証券 × 公式サイト
松井証券 × 公式サイト

楽天証券以外の4社もポイントサービスを提供しています。そのため投資信託の保有でポイントを貯めたり、貯めたポイントを投資信託の購入に充当したりすることは可能です。しかし、つみたてNISA口座はポイント投資の対象外となっています。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

6.積立頻度は「毎月」と「毎日」の2種類から選べる

楽天証券のつみたてNISAは、投資信託ごとの投資頻度を「毎月」と「毎日」の2種類から選択可能です。1回ごとの投資額上限は、つみたてNISAの年間投資上枠(40万円)をもとに算出されます。

毎月積立 3万3,333円/月
毎日積立 40万円÷その年の営業日数
※2020年の上限額
40万円÷年間営業日数243日=毎日積立上限額1,646円

・「毎月積立」を選んだ場合
年間投資枠40万円以内であれば年に2回まで指定月を設定して投資額を増やすことが可能です。指定月の増額は、年間投資枠の範囲であれば好きな金額を設定できます。

しかし投資枠を上限まで使い切りたい場合は、指定月に「ボーナス設定(※)」を行うといいでしょう。ボーナス設定を行った指定月に40万円の投資枠上限になる形で金額を調整できます。

※楽天カード決済の場合ボーナス設定はできません

・「毎日積立」を選んだ場合
年間投資枠の範囲で増額が可能です。ファンド休日が発生した日は、積み立てが行われません。しかしその分増額設定で追加買付できます。

ただし毎日積立では、ボーナス設定ができない点に注意が必要です。このように楽天証券のつみたてNISAは、少額投資から始めたい投資初心者やポイント投資に興味がある人向けです。 楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

積立NISAは「楽天証券×楽天銀行」のマネーブリッジがおすすめ

積立NISAは「楽天証券×楽天銀行」のマネーブリッジがおすすめ
(画像=fuelle編集部)

楽天証券でつみたてNISAを始めるなら楽天証券と楽天銀行の連携でメリットが増える「マネーブリッジ」がおすすめです。

マネーブリッジとは?

マネーブリッジとは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることで利用できる 6つのサービス・機能の総称で、無料で申し込みができます。

「マネーブリッジ」とは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることでご利用が可能になる以下6つの各種サービス・機能の総称です。マネーブリッジのお申込み料は無料です。
出典:楽天銀行

「6つの各種サービス・機能」の内容は、以下の通りです。

サービス・機能 内容
優遇金利 普通預金金利が通常の5倍に(0.02%→0.1%)
※預金残高300万円まで、300万円超の部分は通常の2倍(0.02%→0.04%)
自動入出金(スイープ) 楽天証券口座と楽天銀行口座間で資金を自動的に移動できる
ハッピープログラム 楽天銀行や楽天証券の取引で楽天ポイントがたまる(エントリーが必要)
残高表示サービス 楽天証券のWebサイト上に楽天銀行口座の普通預金残高が表示される
投資あんしんサービス 楽天証券の取引において預り金不足の解消、信用保証金維持率の回復が必要な場合に楽天銀行から自動的に資金を振替(信用取引口座保有者が対象)
らくらく入出金 楽天証券口座と楽天銀行口座間において手数料無料、原則24時間、リアルタイムで入出金が可能

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

マネーブリッジでつみたてNISAを始めるメリット

前述したようにマネーブリッジ には6つのサービス・機能がありますが、つみたてNISAで特に恩恵を受けられるのは次の3つです。この3つについて詳しく紹介します。

マネーブリッジつみたてNISA 3つのメリット.png
(画像=fuelle編集部作成)

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)



1.普通預金金利が通常の5倍(0.02%→0.1%)に

マネーブリッジを設定すると楽天銀行の普通預金金利(通常0.02%)から5倍の0.1%にアップします。メガバンクなど一般の銀行では普通預金金利が0.001%のため、その100倍もの金利がつくことになります。

普通預金金利が通常の5倍になるのは預金残高300万円以下で、300万円を超える部分は通常の2倍(0.04%)です。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

2.「自動入出金(スイープ)サービス」で取引がスムーズ

マネーブリッジには、楽天証券口座と楽天銀行口座間において自動で資金を移動できる「自動入出金(スイープ)」サービスもあります。入出金手数料は無料です。

自動入金に残しておく金額を事前に設定すればどちらの口座にも一定金額を留め置くことができます。楽天銀行口座から楽天証券口座に資金を移動することも、楽天証券口座の資金を楽天銀行口座へ自動で移動することも可能です。
楽天銀行口座から楽天証券口座に資金を移動することも、その逆も可能です。

楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を「自動入金(スイープ)」することが可能となり、スムーズにお取引いただけるようになります。また、証券口座にある資金を、毎営業日夜間に楽天銀行へ「自動出金(スイープ)」されるので、資金をご自身で移す手間なく、優遇金利が適用されるようになります。入出金にかかる手数料は無料です。
出典:楽天銀行

3.ハッピープログラムエントリーで楽天ポイントがもらえる

マネーブリッジを設定すると楽天銀行のハッピープログラムにエントリーすることが可能です。ハッピープログラムにエントリーすると楽天証券や楽天銀行の利用状況に応じてポイントが付与されます。

ハッピープログラムでは、以下5つのステージが用意されています。会員ステージによって付与されるポイント数が変わります。

3.ハッピープログラムエントリーで楽天ポイントがもらえる
(画像=楽天銀行Webサイトより引用)

楽天銀行の主な対象取引と獲得ポイント数をまとめました。

対象取引 ベーシック アドバンスト プレミアム VIP スーパーVIP
他行口座からの振込 1ポイント 2ポイント 3ポイント
他行口座への振込
ATM入出金
給与・賞与・年金(国庫金)の受取
楽天カードの口座振替 3ポイント 6ポイント 9ポイント
その他口座振替 1ポイント 2ポイント 3ポイント
Pay-easy(ペイジー)
楽天銀行コンビニ支払サービス 10ポイント

「他行口座からの振込」は振込日ごと、その他の対象取引は1件ごとにポイントが付与されます。幅広い取引がポイント付与の対象なので、楽天銀行に取引を集約させることで多くの楽天ポイントをためられるでしょう。

楽天証券の対象取引と獲得ポイント数は、以下の通りです。

対象取引 ベーシック アドバンスト プレミアム VIP スーパーVIP
らくらく入金 1ポイント 2ポイント 3ポイント
自動入金(スイープ)
楽天証券での取引 会員ステージによる獲得ポイント数の違いなし

「らくらく入金」と「自動入金」は、入金日ごとにポイントが付与されます。国内株式の取引や投資信託の保有など、楽天証券の取引もハッピープログラムの対象ですが、こちらは会員ステージによる獲得ポイント数の違いはありません。

またランクに応じて楽天銀行のATM手数料や振込手数料が無料になります。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

マネーブリッジのデメリット

マネーブリッジのデメリット
(画像=fuelle編集部)

マネーブリッジは「優遇金利の適用」「自動入出金」「対象取引でポイント付与」といったメリットがある一方で以下のようなデメリットもあります。

銀行の残高が自動的に減ってしまう

マネーブリッジの自動入出金(スイープ)は、楽天証券での買い注文時に資金が足りない場合、その不足分を楽天銀行の預金残高から自動で振り替えてくれます。便利な機能ですが、銀行の預金残高が自動的に減ってしまうのがデメリットです。

楽天銀行で口座振替の予定がある場合、楽天証券で株式や投資信託を購入する際に自動入金されると預金残高が不足して口座振替ができない可能性があります。

ただし自動入出金(スイープ)設定で自動入金時に、楽天証券口座にいくら残すかを設定できます。

銀行の残高が自動的に減ってしまう
(画像=楽天証券Webサイトより引用)
自動入金の際に楽天銀行口座に残す金額を設定しておけば預金残高不足を回避できます。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

ポイントサービスの内容が複雑でわかりにくい

ハッピープログラムのポイントサービスは、対象取引が多岐にわたり会員ステージによってポイント付与数が異なるなど内容が複雑でわかりにくい面があります。

そのため銀行や証券会社の取引に時間や手間をかけたくない人にとっては、使いづらさを感じるかもしれません。

しかしマネーブリッジは、楽天ポイントが貯まりやすく楽天銀行の普通預金で優遇金利が適用されるなどお得なサービスなことは間違いありません。

ポイントサービスの内容がわかりにくいと感じる場合は、最低限ハッピープログラムへのエントリーだけは済ませて少しずつ取引を試していくといいでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

「楽天証券×楽天銀行」で積立NISAを始める方法

ここからは、楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジでつみたてNISAを始める場合の手順について説明します。

  • 楽天銀行と楽天証券の口座を開設する
  • ハッピープログラムにエントリーする
  • 楽天証券でつみたてNISA口座を作る
  • つみたてNISAで投資する商品を選んで注文する

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

1.楽天銀行と楽天証券の口座を開設する

最初に楽天銀行と楽天証券の口座を開設します。銀行と証券会社の口座を別々に開設することも可能ですがマネーブリッジを設定する前提なら以下の方法がおすすめです。

1.口座開設とマネーブリッジの設定方法

楽天証券または楽天銀行のホームページから口座の開設とマネーブリッジの設定が同時にできます。方法は口座の所有状況によって異なります。

自分がどの方法で申し込めばいいかは、以下のチャートで確認してみましょう。

楽天証券の口座開設とマネーブリッジの設定方法
(画像=楽天証券Webサイトより引用)

楽天証券のホームページから設定する場合は、TOPページの中ほどにある「サービス」→「銀行連携 マネーブリッジ 」をクリックして、「マネーブリッジ - 楽天銀行連携による優遇金利などのサービス提供」のページに飛びます。

1.口座開設とマネーブリッジの設定方法
(画像=楽天証券公式サイトより引用しfuelleh編集部にて作成)

4つの設定方法が提示されるので、自分の状況に応じて1つ選び、案内に従って口座開設やマネーブリッジの設定を行いましょう。

4つの設定方法
  • マネーブリッジかんたん申込
  • 楽天銀行カンタン口座開設
  • 証券・銀行口座カンタン開設
  • 証券&銀行口座開設
楽天証券口座を新たに開設する場合はマイナンバーの登録手続きも必要です。あらかじめ準備しておくと手続きがスムーズでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

2.ハッピープログラムにエントリーする

開設した楽天銀行口座にログインして、ハッピープログラムへのエントリーもしておきましょう。「楽天会員リンク登録(無料)」で楽天会員の情報と楽天銀行の口座情報を連携させるとエントリーが完了します。

2.ハッピープログラムにエントリーする
(画像=楽天銀行公式サイトより引用し著者作成)

ここまでがつみたてNISA口座を作るまでの準備段階です。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

3.楽天証券でつみたてNISA口座を作る

以上の準備ができたらつみたてNISAの口座開設をします。手順1の「1.楽天銀行と楽天証券の口座を開設する」ですでに総合口座を作った場合や、元々保有していた場合は、つみたてNISA口座のみの開設手続きをおこないます。進め方はオンラインと郵送による手続きの2種類あります。

オンラインの場合

  1. 楽天証券口座にログインしてつみたてNISA口座開設を申し込む
  2. フォームに事項を入力し本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証、パスポートなど)の画像をアップロード
  3. 受付完了メール・お知らせを受け取るとつみたてNISA口座仮開設(税務署への申請前の段階)が完了
オンラインの場合
(画像=楽天証券Webサイトより引用)

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

郵送の場合

  1. 楽天証券口座にログインしてつみたてNISA口座開設申込画面を出す
  2. 本人確認書類の提出方法で「郵送」を選択
  3. 楽天証券より届く申込書類に必要事項を入力し本人確認書類の写しを添えて郵送
  4. 受付完了メール・お知らせを受け取ると口座仮開設(税務署への申請前の段階)が完了
郵送の場合
(画像=楽天証券Webサイトより引用)

以上の手続きのうち、よりおすすめなのは、Web上で申し込みが完結して口座開設も早いオンライン手続きです。

つみたてNISA口座の開設については、税務署での審査を経て(約1~2週間)それに通ると正式な口座開設となります。

つみたてNISAを含めたNISA口座は、1人1金融機関1口座しか開設できません。そのため一般NISAやジュニアNISA口座との併用も不可です。

すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、NISA申し込みの際に「NISA口座を他社から変更する」を選択しましょう。

出典:金融庁『つみたてNISAの概要』

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

4.つみたてNISAで投資する商品を選んで注文する

口座開設(仮)が終わったら、最後につみたてNISAで投資を行う商品を選んで注文します。

<注文の手順>

  1. 楽天証券にログインした後、「NISA・つみたてNISA」タブを選択
  2. 投資信託(ファンド)を選ぶ
  3. 積立回数や積立日、積立金額などを決める
  4. 投信信託(ファンド)の目論見書・約款(やっかん)を確認する
  5. 注文内容に間違いがないかを確認する

これで積立設定は完了です。以上の手続きが終わるとつみたてNISA口座での積み立てが始まります。

楽天証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

楽天証券の積立NISAの口コミ

楽天証券の積立NISAの口コミ
(画像=fuelle編集部)

楽天証券の積立NISAに関するいい口コミ

楽天カードを使って満足度アップ

楽天カードを使うとポイントが発生するので、とても助かっています。取扱銘柄が多いのもメリットです。選べない銘柄も中にはありますが、それでも現状で満足できています。

30代・男性

おおむね満足

楽天カードで積み立ての設定をすると、楽天ポイントが貯まります。楽天経済圏で生活している人には、とても良いと思います。1週間に1回程度、積み立てている投資信託の基準価額メールが届くので、自分が積み立てている投資信託がどの程度利益を出しているかを確認できます。それが楽しみです。

20代・男性

取り扱い銘柄が豊富です

銘柄のラインアップが豊富で、かなり選びやすいと思います。楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジ設定すると優遇金利を受けられ、とてもお得です。自動入金機能を利用できるので、一度設定すると楽に買い付けできます。

40代・女性

楽天証券の詳細はこちら
(公式サイト)

楽天証券の積立NISAに関するよくない口コミ/

アプリがつみたてNISAには向いていない

楽天証券のiSPEEDというアプリがあるのですが、つみたてNISAの確認には向いてないと思います。個別株など専用に作られているようで、確認できるのは、投資金額とか変動利率、買付可能額ぐらいです。詳細を確認したい場合は、パソコンサイトに飛んで確認するので手間です。

40代・女性

つみたてNISA専用アプリがないので不便

何かを確認したいときに、都度ブラウザを開いて利用しないといけない点が不満です。楽天市場や楽天銀行など、数多くのアプリを提供していますが、つみたてNISAには専用アプリがありません。そのせいで確認する手間がかかり不便を感じます。

20代・女性

楽天ポイントの改悪が残念

ポイントの改悪が続くので、すべてもとに戻してほしいです。グループすべてをまとめて連携することでお得になっているから楽天を選んでいるので、改悪はやめてほしいと切に思います。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

楽天証券の詳細はこちら
(公式サイト)

積立NISAとは?誰でもできる?

48.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)。しかしつみたてNISAでは非課税になります。

主な特徴は、以下のとおりです。

利用できる人 日本に住む20歳以上の人
税制優遇 投資で得た分配金や譲渡益が非課税
(掛金の所得控除や受取時の優遇はなし)
非課税投資枠 年間40万円×20年
(最大800万円)
口座開設可能数 1人1口座
最低投資金額 金融機関により異なる
例)楽天証券:100円~
非課税期間 2018年から2042年まで
期間中のお金の引き出し 可能
対象投資商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

つみたてNISAは、日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。

なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。

口座開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」

積立NISAのメリット

つみたてNISAのメリット
  • 長期にわたって非課税で投資できる
  • 手元資金が少なくても始めやすい
  • 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
  • いつでもお金を引き出せる

「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。

運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。

20年間投資を続けることもできますし、いつでも換金して引き出せるため、途中で現金が必要になっても対応できます。

月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。

しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。

「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISAは、このような特徴があるため投資初心者でも比較的取り組みやすく、人気があります。

積立NISAのデメリット

デメリットもチェックしましょう。

つみたてNISAのデメリット
  • 元本割れになる可能性もある
  • 損益通算や繰越控除ができない
  • 投資先として選べる商品が限定的
  • 税制優遇効果はiDeCoほどではない
  • 年間40万円までしか投資できない

リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。

また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。

損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会

繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会

なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

投資に関する税制優遇制度には、他にも「一般NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。また、一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。

楽天証券の詳細

楽天証券
(画像=楽天証券公式ページより引用)
【楽天証券のおすすめポイント】
  • スマホアプリ「iSPEED」で日本株と米国株を取引できる
  • 日経テレコン(楽天証券版)が無料で読める

楽天証券は、楽天グループのネット証券です。楽天グループとの連携サービスが人気を集めており、近年は口座数が大きく伸びました。2022年6月には、証券会社単体で初めて800万口座を突破しています。

楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、このたび、証券総合口座数が800万口座を達成したことをお知らせします。
(引用元:PR TIMES|楽天証券|楽天証券、証券総合口座数 800万口座達成のお知らせ

【楽天証券の主なデータ】
口座数
(2022年6月)
約800万口座
預かり資産
(2022年7月)
約17兆3,311億円
7,100万円(※)
※楽天銀行との口座連携サービスにおいて自動入出金を設定している残高も含む
出典:楽天グループ 楽天証券、証券総合口座数800万口座達成のお知らせ
出典:楽天証券 営業状況

楽天証券が提供するスマホアプリ「iSPEED(アイスピード)」は、アプリ内で日本と米国の両方の株式取引ができます。日本株と米国株それぞれでアプリを立ち上げる手間がありません。

また楽天証券に口座開設すると日本経済新聞(朝刊・夕刊)や日経産業新聞、日経MJなどの記事が無料で閲覧できます。内容は、楽天証券版にカスタマイズされていますが無料で質の高い情報に触れることができるメリットは大きいでしょう。

【楽天証券の会社概要】
商号 楽天証券株式会社
金融商品取引業者登録番号 関東財務局長(金商)第195号
代表者 代表取締役社長 楠 雄治
本店所在地 東京都港区南青山2-6-21
資本金 194億9,500万円
設立 1999年3月24日
※2022年7月6日時点
出典:楽天証券 会社概要
【楽天証券の沿革】
1999年3月 資本金1億円でディーエルジェイディレクト・
エスエフジー証券(現・楽天証券)設立。
同年6月にインターネット取引サービスを開始
2000年5月 パソコン向けリアルタイムトレーディングツール
「マーケットスピード」リリース
2003年11月 楽天株式会社がディーエルジェイディレクト・
エスエフジー証券の株式を96.7%取得し子会社化。
2004年7月に「楽天証券」へ変更
2005年6月 モバイル版マーケットスピード「iSPEED」をリリース
2010年7月 総合証券口座100万口座突破
2010年9月 iPhone版「iSPEED」をリリース
2011年7月 Android版「iSPEED」をリリース
2016年9月 iDeCoサービス開始
2019年12月 投資信託の買付手数料を無料化
2020年12月 総合証券口座500万口座突破
2021年5月 総合証券口座600万口座突破
2021年12月 総合証券口座700万口座突破
2022年6月 総合証券口座800万口座突破

楽天銀行のマネーブリッジで積立NISAを始めるための Q&A

楽天証券のマネーブリッジってなに?

マネーブリッジとは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることで利用可能となる以下6つのサービス・機能の総称です。

  • 優遇金利
  • 自動入出金(スイープ)
  • ハッピープログラム
  • 残高表示サービス
  • 投資あんしんサービス
  • らくらく入出金

マネーブリッジを利用するには、楽天証券と楽天銀行の両方の口座開設が必要です。どちらも口座開設料、口座管理料は無料です。口座開設後は、ハッピープログラムへのエントリーをすれば対象取引で楽天ポイントが獲得できるため、忘れないようにしましょう。

つみたてNISAの入金方法は他になにがある?

楽天証券のつみたてNISAでは、マネーブリッジ(楽天銀行との口座連携サービス)以外に3つの入金方法が用意されています。

  • 楽天カードクレジットカード決済
  • 楽天キャッシュ(電子マネー)
  • その他金融機関からの入金

楽天カードのクレジットカード決済は、楽天カードで投信積立ができるサービスです。決済額に応じて楽天ポイントが付与され積立設定の上限は5万円となっています。

また楽天証券では、楽天キャッシュ(電子マネー)による投信積立も可能です。積立設定の上限は5万円で楽天キャッシュのチャージ残高から購入代金が引き落とされます。残高不足を防ぐには「残高キープチャージ(オートチャージ)」を利用するといいでしょう。

都市銀行や地方銀行など、その他の金融機関口座から投資信託の購入代金を毎月入金して積み立てることも可能です。

Q. 楽天証券でつみたてNISAを始めるとどんなメリットがある?

大きなメリットとして挙げられるのが商品の多さです。したがって自分に合った商品を選びやすいサービスとなっています。それ以外にも手数料が無料だったり、楽天カード決済ができたりすることなども特徴です。

Q. マネーブリッジでつみたてNISAを始めるとどんなメリットがある?

最大のメリットは、マネーブリッジを設定すると楽天銀行の普通預金金利(通常0.02%)から5倍の0.1%にアップする点でしょう。メガバンクなど一般の銀行では普通預金金利が0.001%のため、単純計算で100倍もの金利がつくことになります。

Q. 楽天証券のつみたてNISAはいくらから始められる?

最低100円から1円単位で積立投資ができます。ただし、100円からの投資が可能なのは、楽天証券口座での決済または楽天カード決済で投資を行う場合のみなので注意しましょう。

Q. マネーブリッジでつみたてNISAを始めるには、楽天証券と楽天銀行どっちが先?

第一歩として、楽天銀行と楽天証券の口座を開設しましょう。口座開設の方法とマネーブリッジの詳しい設定方法については、記事内でチェックしてみてくださいね。

楽天証券のマネーブリッジとクレジットカード決済どっちがいい?

楽天証券のつみたてNISAでは、マネーブリッジより楽天カードクレジットカード決済のほうがお得です。

楽天カード決済で投信積立を行うと決済額に応じて楽天ポイントが貯まります。マネーブリッジは、楽天銀行口座から楽天証券口座に資金を振り替えて投信積立を行いますが、その際に楽天ポイントは付与されません。

楽天証券のつみたてNISAで楽天ポイントを貯めたいのであれば、マネーブリッジより楽天カードクレジットカード決済を選ぶほうが有利です。

楽天キャッシュと楽天カードどっちがお得?

楽天証券のつみたてNISAで「楽天キャッシュ(電子マネー)」と「楽天カードクレジットカード決済」のどちらがお得かは、積み立てる投資信託によって変わります。

楽天キャッシュの場合は、楽天カードからのチャージ額に対して一律0.5%のポイント還元の適用です。一方、楽天カードクレジットカード決済のポイント還元率は積立金額の0.2%または1.0%で積み立てる投資信託によって異なります。

楽天カードクレジットカード決済のポイント還元率が1%の投資信託を積み立てる場合は、楽天カードのほうが有利です。しかし楽天カードクレジットカード決済のポイント還元率が0.2%の場合は、0.5%のポイントが付与される楽天キャッシュのほうがお得といえます。

大西勝士
AFP、金融ライター。早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て2017年10月より現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。得意領域は不動産、投資信託、税務。

■保有資格
AFP
AFP、金融ライター。早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て2017年10月より現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。得意領域は不動産、投資信託、税務。

■保有資格
AFP

【こちらの記事も読まれています】
つみたてNISAにおすすめの口座ベスト3
FP直伝!つみたてNISAの選び方3つのポイント
つみたてNISAの商品はどう選ぶ?FP厳選おすすめ商品3つ
つみたてNISAで投資初心者におすすめの証券会社はどこ?5社
NISAとiDeCoはどちらがお得?特徴や違いをFPが解説