
楽天ポイントを集めている人には「楽天証券」のつみたてNISAがおすすめです。ただ、取り扱いの数がとても多く、銘柄を選ぶのが少し大変かもしれません。そこで、楽天証券のつみたてNISA取り扱い銘柄180本のなかから、おすすめの銘柄を紹介します。
おすすめする銘柄は「リターン重視」「安定重視」「低コスト重視」の3タイプ、それぞれ3本ずつ計9本です。銘柄の選び方もご紹介しますので、9本の中にぴったりの銘柄がなかったとしても、楽天証券で取り扱っている180本のなかからきっと選び出せるでしょう。
楽天証券でつみたてNISAをやろうとしている人、すでにやっているという人も、ぜひ参考にしてください。
- 楽天証券はつみたてNISA銘柄数が180本と豊富
- 積立代金を楽天カードで支払えば1%(※)分ポイントバック。楽天ポイントが貯まりやすい
- 銘柄選びには楽天証券の「スーパーサーチ」が便利。
- リターン重視の人におすすめ3銘柄はこちら
- 安定重視の人におすすめ3銘柄はこちら
- 低コスト重視の人におすすめ3銘柄はこちら
※2022年9月から1%または0.2%
(公式サイト)
楽天証券でつみたてNISA(積立NISA)を始める4つのメリット
まずは、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットを確認しましょう。主に以下4つのメリットが挙げられます。

- 「毎月積立」以外に「毎日積立」も選べる
- 取扱数180本!ラインアップが豊富
- 100円からできるので始めやすい
- 楽天ポイントが貯まりやすい仕組みがたくさん
(公式サイト)
「毎月積立」以外に「毎日積立」も選べる
つみたてNISAは、定期的に投資信託を積み立てる方法ですが、その頻度は同一日に毎月積み立てる「毎月積立」が一般的です。例えば10日を指定した場合、4月10日、5月10日……というように毎月1回ずつ投資信託を買っていきます。
楽天証券は、毎月積立に加えて「毎日積立」も選べます。これは毎営業日に投資信託を積み立てる方法で、土日祝日と年末年始(12月31日~1月3日)を除く平日に毎日投資信託を買います。ただしその投資信託自体が休日の場合、買い付けは行われません。
毎日積立のメリットは、毎月積立より投資タイミングを分散できることです。投資信託は、毎日値段が変動しており投資タイミングによっては、高値で買ってしまう可能性もあります。しかし投資タイミングを分散させれば購入価格を平準化することが期待できるため、高値づかみのリスクを下げることが可能です。これを「時間の分散」といいます。
毎日積立なら毎月積立よりも投資タイミングが分散できるため、より時間の分散の効果が高まるでしょう。これが毎日積立のメリットです。
(公式サイト)

投資信託には、営業日でも買えない日があります。例えば海外に投資する投資信託の場合、現地が土日祝日などで市場が閉まっている日は運用ができません。こういった日は、その投資信託の売買ができない休日となります。
楽天証券の場合、積立日が投資信託の休日にあたるケースでは、毎月積立と毎日積立で取り扱いが異なります。毎月積立では翌営業日に繰り越しますが、毎日積立では買い付けが行われません。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
取扱数180本!ラインアップが豊富
つみたてNISAで投資できるのは、金融庁の認可を受けた210本(2022年3月24日時点 ETF除く)の投資信託だけです。このなかから金融機関ごとに取り扱う投資信託を選定しているため、金融機関によってはラインアップが乏しいケースもあります。
しかし楽天証券は、全体の約86%にあたる180本もの銘柄を取り扱います(2022年3月27日時点)。これは、他の金融機関と比べてもトップクラスの取扱数です。
【つみたてNISAの取扱銘柄数】
・楽天証券:180本
・SBI証券:178本
・松井証券:173本
・auカブコム証券:164本
・マネックス証券:152本
※2022年3月27日時点
出典:楽天証券、SBI証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券各公式ページより引用
つみたてNISAの取扱本数が極端に少ない場合、選択肢を広げた資産運用ができませんが、トップクラスの取扱数を誇る楽天証券ならその心配は無用です。
楽天証券では、手数料が無料だけではなく、幅広いラインアップで、お客様の資産形成を全力でサポートいたします!
出典:楽天証券
豊富なラインアップの楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットは、かなり大きいでしょう。
100円からできるので始めやすい
楽天証券は、一般的な投資信託だけでなくつみたてNISAも100円から始められます。100円以上なら金額は、1円刻みで調整できるため、無理のない範囲で細かく金額を調整可能です。「まとまった資金がない」「最初は少額から始めたい」という人でも気軽に始められるでしょう。
楽天証券は「銘柄を分散したい」という人にもおすすめできます。
つみたてNISAの積立金額は、年間40万円(月3万3,333円)が上限です。例えば最低投資額が1万円に設定されている金融機関の場合、3銘柄に分けて積み立てるためには最低3万円必要になります。もし4銘柄以上を希望する場合は、最低でも毎月4万円(1万円×4銘柄)が必要というわけです。これでは毎月の上限を超えてしまうため、投資できません。
しかし楽天証券なら4銘柄に分けても最低400円から始められ、さらに多くの銘柄に分けることも可能です。「少額から始めたい」「銘柄を分散させたい」といった人は、積立金額に融通が効く楽天証券でつみたてNISAを初めてはいかがでしょうか。
(公式サイト)
楽天ポイントが貯まりやすい仕組みがたくさん
楽天証券は、取引などに応じて楽天ポイントが付与される点もメリットです。例えばつみたてNISAを「楽天カード」で決済した場合は、積立金額の1%分のポイントが貯まります。
また楽天ポイントが貯まるのは、積立時だけではありません。そのまま楽天証券で投資信託を保有しておけば残高に対して最大年0.048%、「楽天銀行」と連携すれば残高に対して最大年0.12%の楽天ポイントが受け取れます。
【楽天証券のつみたてNISAでポイントが貯まる例】
・積立金額を楽天カードで決済:積立金額の1%(※1)
・投資信託を保有する:残高の年0~0.12%(※2)
※1.2022年9月より1.0%または0.2%
※2.2022年4月より残高が一定額に達した月のみの進呈となり毎月の付与は終了

投資信託の楽天カード決済は2022年9月より、ポイント付与率が1%または0.2%となります。 投資信託の信託報酬(運用コスト)のうち、楽天証券が受け取る部分が「0.4%未満の銘柄」がポイント付与率0.2%となりますが、もともと信託報酬が低いつみたてNISA対象商品の多くが該当するでしょう。
そういった銘柄を積み立てる場合「楽天キャッシュ決済」のほうがお得です。楽天キャッシュとは楽天グループ運営の電子マネーで、 楽天証券は2022年6月下旬から楽天キャッシュ決済による投資信託の積み立てを開始します。
楽天キャッシュ決済は、いったん楽天キャッシュにチャージしその残高で投資信託を購入する仕組みです。そのチャージを楽天カードで行うと0.5%分のポイント還元が受けられます。現行の1%には届きませんが楽天ポイントを多く受け取りたい人は検討してください。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
(公式サイト)
楽天証券でつみたてNISA(積立NISA)を始める3つのデメリット・注意点
メリットだけでなくデメリットや注意点についても確認しておきましょう。楽天証券でつみたてNISAを始めるデメリット・注意点は、以下の通りです。

- 「毎日積立」は証券口座引き落としのみ
- 「毎週積立」はない
- 取り扱いがない銘柄もある
「毎日積立」は証券口座引き落としのみ
楽天証券は、毎日積立が選択できますが、その代金支払方法は「証券口座引き落とし」しか選べません。「証券口座引き落とし」は、楽天証券の口座にあらかじめ預けてある資金から引き落とす方法です。
事前に銀行口座などから楽天証券の口座へ資金移動する必要があるため、都度資金移動を行う場合は 手間がかかるデメリットがあります。
毎日積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|
証券口座から引き落とし | 〇 | 〇 |
銀行口座から引き落とし | × | 〇 |
楽天カード決済 | × | 〇 |
楽天銀行を利用しているなら「マネーブリッジ」を登録し「自動入出金(スイープ)」を設定するといいでしょう。自動入出金(スイープ)とは、楽天証券と楽天銀行で自動入出金を行うサービスです。積み立ての際は、楽天銀行の残高から自動的に引き落とすことができます。
事前に入金しておく手間が省けるため、「証券口座引き落とし」しか選べない毎日積立でも便利に利用できるでしょう。
「毎週積立」はない
楽天証券のつみたてNISAで 「毎週積立」は選べません。これは、積み立てる曜日を指定して毎週投資信託を購入する方法で「SBI証券」などでは選択できます。そのため週1回のペースで積み立てたい人にとっては、デメリットです。
毎日積立 | 毎週積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|---|
楽天証券 | 〇 | × | 〇 |
SBI証券 | 〇 | 〇 | 〇 |
マネックス証券 | 〇 | × | 〇 |
松井証券 | × | × | 〇 |
auカブコム証券 | × | × | 〇 |
ただし時間の分散は、毎週積立より毎日積立のほうが効果は大きいです。単に投資タイミングを分散させたいなら毎日積立が選べる楽天証券で十分でしょう。
取り扱いがない銘柄もある
2022年3月27日時点で楽天証券は、180本(約86%)のつみたてNISA対象銘柄を取り扱っていますが、当然取り扱いがない銘柄もあります。すべての銘柄に投資できるわけではない点には、注意しましょう。
ただ上述の通り楽天証券のつみたてNISA取扱銘柄数は、他社と比べてもトップクラスです。たしかに取り扱いがない対象銘柄はありますが、他社より多くの銘柄をカバーしているため、あまり大きなデメリットとはいえないかもしれません。
【(再掲)つみたてNISAの取扱銘柄数】
・楽天証券:180本
・SBI証券:178本
・松井証券:173本
・auカブコム証券:164本
・マネックス証券:152本
※2022年3月26日時点
出典:楽天証券、SBI証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券各公式ページより引用

つみたてNISAは、後で金融機関を変更できます。もし他社が取り扱う銘柄で投資したいものがあれば金融機関の変更を検討しましょう。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
金融機関の変更は可能です。ただし、変更しようとする年の9月末までに、金融機関で変更の手続きを完了する必要があります。
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」
他社と楽天証券の比較
楽天証券と他社のつみたてNISAを以下にまとめました。最低積立金額に各社で差はありませんが、取扱銘柄の本数は5社のなかで楽天証券が最多です。

選べる積立頻度は、毎週積立が選べない分SBI証券に劣ります。しかし毎日積立が選べるため、松井証券やauカブコム証券よりも優れているといえるでしょう。ポイントサービスは、各社まちまちで一概にどこが優れているとはいえません。
総合的に見て楽天証券のつみたてNISAは、他社に勝るとも劣らない内容といえるでしょう。
2022年3月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
会社名 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
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取扱銘柄数 | 180本 | 178本 | 152本 | 164本 | 173本 |
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント | Tポイント | マネックスポイント | Pontaポイント | 松井証券ポイント |
クレジット カード決済 ポイント還元率 |
1%(※1) | 0.5%(※2) | 1.1% | 1%(※3) | 非対応 |
積立コース | 毎月 毎日 |
毎月 毎週 毎日 |
毎月 毎日 |
毎月 | 毎月 |
ココがおすすめ | 楽天ポイント が貯まる |
豊富な 商品ラインナップ |
マネックスポイント が貯まる |
現物株式の取引手数料が 最大5%割引 |
サポートが手厚い |
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※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%
つみたてNISA(積立NISA)で楽天ポイントがどんどん貯まる!

楽天証券のつみたてNISAでは、次のような仕組みで「楽天ポイント」を貯められます。
- ポイント投資で楽天市場のポイントアップ
- 楽天ポイントがもらえるキャンペーン
- カード決済で購入金額の1%ポイントバック 持っている間もポイントがもらえる
(公式サイト)
ポイント投資で楽天市場のポイントアップ
楽天証券のつみたてNISAは積立代金に楽天ポイントを利用できます。これを「ポイント投資」といいますが、ポイント投資を行うと「楽天市場」のポイント還元率が1%分上乗せされます。楽天市場のお買い物が、いつもよりお得になるのです。
ただし2022年4月から上乗せのルールが変わるため、注意しましょう。これまでは、投資信託を500円以上ポイント投資すれば1%上乗せされました。しかし変更後は、マネーブリッジを設定したうえで投資信託の3万円以上のポイント投資で0.5%、米国株式の3万円以上のポイント投資で0.5%となります。
変更前 | 変更後(2022年4月~) | |
---|---|---|
ポイント投資の条件 | 【投資信託】 500円以上のポイント投資で1%上乗せ (使用するポイントは1ポイント以上) |
【投資信託】 3万円以上のポイント投資で0.5%上乗せ (使用するポイントは1ポイント以上) 【米国株式(※1)】 3万円以上のポイント投資で0.5%上乗せ (使用するポイントは1ポイント以上) |
※1.外貨に交換せず日本円で直接購入する「円貨決済」が対象
楽天ポイントがもらえるキャンペーン
楽天ポイントがもらえるお得なキャンペーンが開催されることもあるため、随時チェックをしておきましょう。
例えば2022年5月13日(積み立ては2022年6月30日)までに指定の投資信託を10万円以上購入した場合、最大1万ポイントが進呈される「ファンド選び応援キャンペーン」が開催されています。
キャンペーンは日々更新されていますから、ときどきチェックしてみてはいかがでしょうか。
カード決済で購入金額の1%ポイントバック 持っている間もポイントがもらえる
また積立代金を「楽天カード」で支払えば1%分がポイントバックされ、投資信託を持っている間も「資産形成ポイント」や「ハッピープログラム」でポイントが還元されます。
<楽天証券 投資信託の保有残高に対するポイント還元率>
● 資産形成ポイント:最大0.048%(年率)
● ハッピープログラム:最大0.12%(年率)
※いずれかを選択、どちらが有利かは残高によって異なる
もちろん、貯まったポイントは楽天市場など、他の楽天グループで使うことも可能です。
ただしこちらもルールが変更されているため、注意しましょう。楽天カード決済のポイント還元率は、2022年9月から変更され、投資信託の保有残高に対するポイント還元率は2022年4月から変更される予定です。
変更前 | 変更後(2022年9月~) | |
---|---|---|
ポイント還元のルール | 積立金額の1% | 信託報酬のうち楽天証券が受け取る部分が 【0.4%以上の銘柄】 積立金額の1% 【0.4%未満の銘柄】 積立金額の0.2% |
変更前 | 変更後(2022年4月~) | |
---|---|---|
ポイント還元のルール | 【資産形成ポイント】 年0~0.48% 【ハッピープログラム】 年0~0.12% |
残高が初めて一定の条件に達したとき のみ最大500ポイント ※資産形成ポイント、ハッピープログラム共通 |
(公式サイト) 楽天証券に口座開設する場合、ぜひ「楽天銀行」の口座も開設しましょう。楽天証券口座と連携させると普通預金金利が0.1%まで上昇します(通常は0.02%)。

・普通預金残高300万円以下:0.1%
・普通預金残高300万円超の部分:0.04%
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
出典:日銀「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について」(2022年3月16日)
・運用益が非課税
・販売手数料がすべて無料
・信託報酬(運用コスト)が低い銘柄に限定されている
つみたてNISAから得られる利益は税金がかかりません(本来は約2割の税金がかかる)。販売手数料はすべて無料で、投資信託を持っている間のコスト「信託報酬」も一定以下のものに限定されています。
通常よりも有利に運用できる点がつみたてNISAの強みです。
(公式サイト)
つみたてNISA(積立NISA)の銘柄選びのポイント

つみたてNISAを始めるためには、銘柄を決めなければいけません。つみたてNISAの投資信託はどうやって選べばよいのでしょうか。
(公式サイト)
投資信託のポートフォリオをチェックする
投資信託は、「ポートフォリオ」をチェックして選びましょう。
ポートフォリオをチェックすると、その投資信託がどんな運用をするかを投資する前に把握できます。

ポートフォリオの基本的なチェックポイントは「資産」と「地域」の2つです。前者は、株式や債券などどのような資産で運用しているか、後者は国内や海外などどのような地域に投資しているかを確認します。
「資産」の例 | 株式、債券、REIT(不動産)など |
---|---|
「地域」の例 | 【先進国(構成比TOP3)(※1)】 米国(73.15%)、英国(4.62%)、カナダ(3.75%) 【新興国(構成比TOP3)(※2)】 中国(31.76%)、台湾(16.15%)、インド(12.37%) |
※2.2022年2月末時点の「MSCIエマージング・インデックス」より
これらを確認すると大まかにリスクがわかるため、必ず投資をする前に確認しましょう。例えば資産や地域では、一般的に以下の順でリスクが高くなります。
・資産:株式>不動産(REIT)>債券
・地域:新興国>先進国>国内
これらは、あくまで一般的な傾向となるため、実際には異なる値動きとなるケースもあります。しかし傾向を知っておけば銘柄選びに役立てることができるでしょう。

若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
リターン重視なら株式比率が高い銘柄を選ぶ
運用スタイルが「リターン重視」の人は、株式比率が高いポートフォリオを組んでいる投資信託を選びましょう。
株式だけで運用する銘柄のほか、株式比率が高いバランスファンドも選択肢になるでしょう。

上述の通り株式は、資産のなかでも一般的にリスクが高い傾向があります。リスクとリターンは、比例関係にあると考えられているため、リスクが高い株式はリターンも大きいと考えられるのです。
これは、投資信託においても変わりません。つまり株式比率が高い銘柄ほどハイリスク・ハイリターンといえます。そのためリターンを重視するなら株式比重の高い銘柄を選ぶようにしましょう。
つみたてNISA対象銘柄のなかには、株式だけで運用する投資信託もあります。理論上は、それらの銘柄が最も大きなリターンが期待できるでしょう。地域も考慮すると国内より海外の株式だけで運用する銘柄のほうがリターンは大きくなると考えられます。
安定重視なら債券比率が低い銘柄を選ぶ
大きなリスクを取らず安定的な運用をしたい人は、債券比率が高いポートフォリオを組んでいる投資信託を選びましょう。
債券は、比較的リスクが低い資産といわれています。なぜなら株式と異なり発行者が破たんしない限り一定の収入が期待できるからです。満期には、基本的に額面に従って元本が投資家に返還されます。これらの性質から債券の値動きは、株式より緩やかな傾向です。
そのため債券比率が高い投資信託も値動きは比較的小さくなるため、安定的に運用したい人には向いています。
より安定的な運用を試みるなら、「国内の債券で運用される銘柄」が有望な選択肢となるでしょう。債券に限りませんが、海外に投資する投資信託は為替リスクがあります。現地通貨が日本円に対して値下がり(値上がり)するリスクで値動きが大きくなる要因の一つです。国内債券なら為替リスクはありません。
ただしつみたてNISAの対象銘柄には、債券だけで運用する投資信託はありません。バランスファンドの中から、債券比率が高い銘柄を選びましょう。

同じカテゴリなら信託報酬は安い方がいい
自分の運用スタイルに合わせて選ぶポートフォリオを決めたら「同じようなポートフォリオを持つ複数の投資信託」を一つのカテゴリとし、そのなかで信託報酬が安い銘柄を選びましょう。

信託報酬は、投資信託の運用コストの一つでリターンを圧迫する要因です。
例えばある投資信託が投資対象から10%のリターンを得た場合、信託報酬が1%なら投資家に還元されるリターンは差し引き9%となります。同じ条件で信託報酬が0.5%なら投資家は9.5%のリターンを手にできるでしょう。つまり信託報酬は、基本的に低いほうが有利なのです。
信託報酬が高くてもリターンが伴っていれば問題ないでしょう。例えば信託報酬1%の銘柄は、0.3%の銘柄より0.7%大きな利益を得れば投資家のリターンに差はありません。しかしこう考えると結局どのように選べばよいか判断が難しくなってしまいます。
そこで同じようなポートフォリオを一つのカテゴリとし、そのなかで信託報酬を比べる方法が効果的でしょう。なぜならポートフォリオが同じなら基本的に投資信託が得られるリターンも似たようなものになるからです。リターンが同じなら信託報酬が低いほど投資家に還元されるリターンは大きくなるため、効果的に銘柄を選べるでしょう。
インデックスファンドはインデックスに一致するよう機械的に運用すればよいので、低い信託報酬でも運用できます。アクティブファンドはインデックスを超えるよう投資戦略を工夫するため、どうしても運用コストが高くなり、信託報酬も高くなってしまいます。
どちらも一長一短ですが、信託報酬に限ってはインデックスファンドのほうが有利といえるでしょう。
出典:金融庁『投資の基本』
(公式サイト)
【FP厳選】楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)のおすすめ銘柄

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄の180本(2022年3月27日時点)から、「リターン」「リスク」「コスト」それぞれの視点で3つずつ計9本紹介します。
「リターン重視」の人におすすめの3銘柄

ファンド名 | 運用会社 | 純資産総額 | 比率 | リターン (直近3年 年率) |
リスク (直近3年 年率) |
信託報酬 (税込み) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
株式 | 債券 | ||||||
EXE-i グローバル 中小型株式ファンド |
SBIアセット マネジメント |
約113億 7,300万円 |
99.6% | 0% | 11.61% | 26.97% | 0.327% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド |
楽天投信 投資顧問 |
約5,047億 5,400万円 |
100% | 0% | 18.11% | 22.82% | 0.162% |
フィデリティ・米国優良株・ ファンド |
フィデリティ投信 | 約577億 1,700万円 |
96.6% | 0% | 18.31% | 22.45% | 1.639% |
出典:楽天証券の各銘柄ページより引用
楽天証券のつみたてNISAでリターンを重視する人には、この3銘柄をおすすめします。いずれもほぼ株式だけでポートフォリオが構成されているため、比較的リスクが高くなる一方でリターンも期待できるでしょう。
【EXE-iグローバル中小型株式ファンド】
世界の中小型株式で運用する投資信託です。中小型株式とは、時価総額(株価×発行済株式数)が市場内で中~小程度にとどまる株式を指し、時価総額が大きい大型株式よりも一般的にリスクやリターンが大きい傾向があります。リターン重視の人に向いているファンドです。
【楽天・全米株式インデックス・ファンド】
米国の大型~小型株式までほぼ100%を網羅している投資信託です。地域を分散せず米国だけに投資するため、ややリスクが高いといえるでしょう。しかし米国が高い経済成長を見せれば大きなリターンを得られる可能性があります。
【フィデリティ・米国優良株・ファンド】
同じく米国株式で運用するアクティブファンドです。アクティブファンドのため、インデックスファンドよりも比較的高い信託報酬ですが、大きなリターンを残しています。
(公式サイト)
「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の違い
つみたてNISA対象銘柄にはインデックスファンドのほか、アクティブファンドがあります。端的にいうと、インデックスファンドは「インデックス」との一致を目指し、アクティブファンドはインデックスを上回るリターンを目指す点に違いがあります。
インデックスとは指数を指し、株価指数を指すことが多いです。日経平均などが代表的です。
インデックスファンドは指数に一致すればいいので、インデックス構成銘柄を機械的に組み入れるだけで運用できます。調査や分析がいらないので低コストで運用できる強みがあります。
一方アクティブファンドはインデックス以上のリターンを目指すため、調査や分析などの作業が必要です。コストが高い弱点がありますが、大きなリターンを実現できる可能性はあります。

安定重視の人におすすめの3銘柄

ファンド名 | 運用会社 | 純資産総額 | 比率 | リターン (直近3年 年率) |
リスク (直近3年 年率) |
信託報酬 (税込み) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
株式 | 債券 | ||||||
たわらノーロード 最適化バランス (保守型) |
アセット マネジメントOne |
約3,800万円 | 6.0% | 93.1% | 0.03% | 2.90% | 0.55% |
DCニッセイワールド セレクトファンド (安定型) |
ニッセイアセット マネジメント |
約91億 8,000万円 |
9.8% | 85.0% | 1.62% | 3.26% | 0.154% |
auスマート・ベーシック (安定型) |
auアセット マネジメント |
約6億 6,800万円 |
19.5% | 79.5% | 1.89% | 4.06% | 0.385% |
出典:楽天証券の各銘柄ページより引用
安定運用を重視する人には、いずれも複数の資産で運用する「バランスファンド」の3銘柄がおすすめです。特に債券の比率が高い点が共通しています。リスクが低くなる一方でリターンも小さくなりますが比較的低リスクで運用できるため、安定運用を重視する人向きです。
✔︎リスクとは
投資の世界で「リスク」というと、値動きの大きさのことをいいます。「損をする可能性」ではないので注意しましょう。
「リスク=値動きの大きさ」は、一般的に「標準偏差」という数値で表されます。この章で表にまとめていますが、数値が小さいほど値動きが小さかったことを示します。

リスクの小さい銘柄を選びたい場合、上の3銘柄のように債券の比率が大きい投資信託を選ぶといいでしょう。詳しくは次章「つみたてNISAの銘柄選びのポイント」を参考にしてください。
【たわらノーロード最適化バランス(保守型)】
ポートフォリオの90%以上を国内外の債券が占めています。それも国内債券と為替をヘッジ(※)した外国債券が全体の約85%を占めているため、為替リスクも大きくはありません。安定的に運用したい人に向いているでしょう。
※為替ヘッジ:デリバティブ取引などを用い為替変動による影響を避ける方法
【DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)】
ポートフォリオの約85%を債券(国内+海外)が占めていますが、全体の約25%を占める外国債券は為替ヘッジをしていません。また株式も全体の約10%を占めることから、たわらノーロード最適化バランス(保守型)よりはハイリスクとなるでしょう。
【auスマート・ベーシック(安定型)】
3銘柄で最も株式比率が高くポートフォリオ全体の約20%を占めています。リスクを抑えつつある程度のリターンも得たい人におすすめです。
(公式サイト)
低コスト重視の人におすすめの3銘柄

ファンド名 | 運用会社 | 純資産総額 | 比率 | リターン (直近3年 年率) |
リスク (直近3年 年率) |
信託報酬 (税込み) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
株式 | 債券 | ||||||
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) |
三菱UFJ国際投信 | 約1兆564億 3,900万円 |
100% | 0% | 18.95% | 21.87% | 0.0968% |
SBI・先進国株式 インデックス・ファンド |
SBIアセット マネジメント |
約93億 7,700万円 |
99.3% | 0% | 13.93% | 22.35% | 0.1022% |
eMAXIS Slim先進国 株式インデックス |
三菱UFJ国際投信 | 約3,018億 6,800万円 |
100% | 0% | 15.90% | 22.42% | 0.1023% |
出典:楽天証券の各銘柄ページより引用
低コスト重視の人には、上記の3銘柄がおすすめです。いずれも信託報酬が安い「インデックスファンド」で信託報酬は年率で0.1%前後しかありません。
【eMAXIS Slim米国(S&P500)】
米国の代表的な株価指数「S&P500」との一致を目指して運用される投資信託です。信託報酬はトップクラスに低いため人気があり、純資産総額は1兆円を超えています。
【SBI・先進国株式インデックス・ファンド】
先進国株価指数との一致を目指す銘柄です。ベンチマークは、FTSEディベロップド・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)となっています。先進国の組み入れ上位3ヵ国は、米国(64.23%)、日本(7.28%)、英国(4.61%)です。
【eMAXIS Slim先進国株式インデックス】
SBI・先進国株式インデックス・ファンドと同様に先進国株価指数との一致を目指している銘柄です。ただし採用する指数が異なりMSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとしています。またこちらのファンドは日本株式が含まれていません。先進国の組み入れ上位3ヵ国は、米国(72.2%)、英国(4.5%)、カナダ(3.7%)です。
ファンド名 | 指数(ベンチマーク) | 日本株の有無 |
---|---|---|
SBI・先進国株式 インデックス・ファンド |
FTSEディベロップド・ オールキャップ・インデックス |
あり |
eMAXIS Slim先進国 株式インデックス |
MSCIコクサイ・ インデックス |
なし |
銘柄を選ぶ場合はコストだけで選ばず必ずリスク水準も確認しましょう。「安定的に運用したい」という人は、債券の比率が高い投資信託を選びましょう。
(公式サイト)
楽天証券の「スーパーサーチ」が銘柄選びに便利

楽天証券のつみたてNISAで銘柄を選ぶ際、180本ある銘柄を一つ一つ確認するのは、非常に手間がかかります。そこで楽天証券の「スーパーサーチ」を利用しましょう。
スーパーサーチを利用すれば、180本あるつみたてNISA対象銘柄をさまざまな基準でランキング形式に並び替えることができます。
「最もリターンがあった銘柄」や「最も信託報酬が低い銘柄」も簡単に見つけられます。
銘柄探しのコツ 「シャープレシオ」を知っておくと便利

楽天証券のスーパーサーチには、「シャープレシオ」で並び替える機能があります。シャープレシオは「リターン÷リスク(※)」で計算される数値で、「小さなリスクで大きなリターンを得た銘柄」を探すことができます。
※厳密には「(リターン-無リスク資産のリターン)÷リスク」
シャープレシオ(しゃーぷれしお)
投資信託の運用成績を測るための指標のひとつ。ポートフォリオの総リスクを示す標準偏差で計測される。
出典:野村證券「証券用語解説集」
例えば、以下の2つの銘柄があったとします。同じリスクで大きなリターンを得た「Bファンド」のほうが、魅力的に映るでしょう。
● Bファンド:リスク:10%、リターン:20%
両銘柄のシャープレシオは、以下のとおりです。同じリスクで倍のリターンを残したBファンドは、シャープレシオも倍になっています。
● Bファンド:シャープレシオ2.0(リターン20%÷リスク10%)
このように、リスクに対するリターンが大きい銘柄はシャープレシオの数値が大きくなります。シャープレシオは、リスクに対して大きなリターンを残した銘柄を探すことができる指標なのです。
楽天証券のスーパーサーチを使う際は、シャープレシオもうまく活用して優良銘柄を探しましょう。以下の手順でシャープレシオが大きい順に投資信託を並び替えられます。
-
検索条件で「つみたてNISA」にチェックを入れつみたてNISA対象銘柄に絞り込む
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「シャープレシオ・標準偏差」タブをクリック
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「シャープレシオ」欄の各年で降順(数値が大きい順)に並び替える

投信スーパーサーチは、楽天証券に口座がなくても利用できます。一度使ってみてはいかがでしょうか。
(公式サイト)
楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)の口コミ・評判は?
楽天証券で実際に口座開設、つみたてNISAの取引をした人の口コミを紹介します。
- 投資信託の種類が豊富で手数料も安い
-
長いスパンで積立をするならば、楽天証券のつみたてNISAが良いです。 投資信託の種類が豊富です。また、楽天カードで積み立てれば楽天ポイントが貯まり、ポイントを投資信託の購入にあてられる点も気に入っています。
40代・男性
- ポイントが利用可能
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「楽天スーパーポイント」を使って取引を行うことできる点に満足しています。普段の買い物などで貯めたポイントが使えるので他社よりもずっとお得感があります。
20代・女性
- ポイントがざくざくたまります!
-
証券口座を開設するにあたり動画や本で勉強したところ、楽天証券を優良としているものが多かったので開設してみました。楽天のクレジットカードで月3万円積立投資すると、1%の300ポイント加算され、お得だと思います。
20代・女性
(公式サイト)
つみたてNISA(積立NISA)の概要
最後につみたてNISAの概要を押さえておきましょう。
つみたてNISAは、投資信託を定期的に積み立てることができる少額投資非課税制度です。積み立てた投資信託の利益は、その年を含めて20年間非課税となるメリットがあります。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

例えば2022年に積み立てた銘柄は、2041年末まで税金がかかりません。積立期間は2042年までで例えば2042年に積み立てた投資信託は2061年まで非課税です。
ただし積み立てられる金額は、年間40万円(月額約3万3,333円)までとなっています。対象銘柄は、金融庁に届け出られた210本(2022年3月24日時点)のみです。また基本的に投資タイミングは選べません。そのため定期的に買い続ける積立投資に限定されている点も注意が必要です。
なおつみたてNISA は、解約に制限がありません。非課税期間は最長20年間続きますが、その途中でも時価で解約し現金化できます。ただし解約しても非課税期間や年間40万円までの投資枠は復活しないため気をつけましょう。
非課税期間 | 最長20年間 |
---|---|
投資できる期間 | 2042年まで |
投資できる金額 | 年間40万円まで |
投資できる商品 | 金融庁の認可を受けた投資信託 |
投資タイミング | 積立投資に限定 |
初心者が抱く「つみたてNISA(積立NISA)の疑問」

ここで、投資初心者が考えるつみたてNISAについての疑問を見ていきましょう。
いくら積み立てればいいの?
最終的な目標金額を積立年数で割り、「リターンが0%だった場合、1年あたりいくら積み立てればよいか」を1つの目安にしましょう。
たとえば1,000万円を20年間で積み立てる場合、1年あたり50万円、月に約4.2万円積み立てればよいということになります。
リターンを加味して計算したい場合、楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」を利用しましょう。目標金額までに必要な毎月の積立金額を、リターンを加味して簡単に計算できます。楽天証券口座がない人でも利用できるのでおすすめです。
下がったらどうすればいいの?
つみたてNISAを継続中にたとえ相場が下落したとしても、できるだけ積立を継続 しましょう。
相場の下落中も積立を続けることで平均の買い単価が下落し、利益が出やすくなる効果が期待できます。

途中で止められるの?
つみたてNISAは途中で止められます。積立だけ停止もできますし、積み立てた投資信託の解約も可能です。
ただし注意しなければいけない点もあります。つみたてNISAは年間40万円まで投資できますが、その年に使わなかった枠は翌年以降に繰り越せません。売却しても枠が復活することはないので注意しましょう。
・つみたてNISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間40万円までです。
・その年の非課税投資枠の未使用分があっても、翌年以降に繰り越すことはできません。
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」
(公式サイト)
楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)銘柄はスーパーサーチを活用しましょう

楽天証券のつみたてNISAは非常にたくさんの取り扱い銘柄があり、自分にぴったりの投資信託を自力で探すのは非効率かもしれません。楽天証券の「スーパーサーチ」や「積立かんたんシミュレーション」などのツールを利用し、効率的な銘柄選びをしましょう。
ツールを使って銘柄を絞り込む際は、投資信託のリターンやリスク、信託報酬などに注意して絞り込みを行うことも忘れないでください。楽天証券のつみたてNISA、まずはスーパーサーチからチェックしてみてはいかがでしょうか。
「楽天証券 つみたてNISA(積立NISA)」おすすめの銘柄などQ&Aでもチェック!
いずれもインデックスファンドで信託報酬が低いのが特徴です。信託報酬が高いとリターンを圧迫するため、影響が比較的小さく済むこれらの銘柄が選ばれているのかもしれません。
つみたてNISAを100円から始められる点も楽天証券のメリットです。少額で資産運用に挑戦したい人はもちろん、多くの銘柄に分散したい人も1銘柄100円から金額を調整できるため、都合がよいでしょう。
ただし投資信託の保有中は、信託報酬などの運用コストがかかります。これは、投資信託の残高から毎営業日自動的に差し引かれるため直接的に支払うものではありません。またつみたてNISAの場合は、信託報酬が一定以下の銘柄に限定されているため、低コストで運用しやすいでしょう。
お得なポイントキャンペーンが開催されることも多いので、都度公式サイトなどをチェックしてみてください。
※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.2022年4月より毎月のポイント付与はなくなる
※2022年4月より投資信託のポイント投資で0.5%、米国株式(円貨決済)のポイント投資で0.5%上乗せに変更される
運用を継続せず売却することも可能です。非課税期間の終了と同時か事前に売却すれば税金はかかりません。「使い道が決まっている」「その後の値上がりに期待できない」といった場合などは、売却してもよいでしょう。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
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