マネックス証券とSBI証券はどちらも主要ネット証券の一角なので、「どちらで口座開設したらいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
証券口座を開設する際は、比較することが大切です。そこで、本記事では両社の違いをまとめました。記事の後半では実際にそれぞれの口座で取引している人の声もご紹介するので、証券会社選びの参考にしてください。
マネックス証券とSBI証券を比較!両社の違いとは
マネックス証券とSBI証券の大まかな違いは、以下のとおりです。マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
国内株式の手数料 (税込) |
5万円以下:55円 10万円以下:99円 20万円以下:115円 50万円以下:275円 100万円以下:535円 150万円以下:640円 3,000万円以下:1,013円 3,000万円超:1,070円 |
5万円以下:55円 10万円以下:99円 20万円以下:115円 50万円以下:275円 100万円以下:535円 150万円以下:640円 3,000万円以下:1,013円 3,000万円超:1,070円 |
一般NISAの取り扱い | ◎ | ◎ |
つみたてNISAの取り扱い | 〇 (152本) |
◎ (176本) |
iDeCo | 〇 (27本) |
◎ (37本) |
投資信託の数 | 〇 (1,236本) 2021年10月28日時点 |
◎ (2,633本) 2021年10月28日時点 |
米国株 | ◎ (4,407銘柄) |
◎ (4,501銘柄) |
IPO (2021年~9月末) |
〇 (41銘柄) |
◎ (79銘柄) |
各種ポイント | △ (マネックスポイント) |
◎ (Tポイント・Pontaポイント・Vポイント) |
専用アプリ | ・マネックス証券アプリ ・マネックストレーダー株式スマートフォン ・トレードステーション米国株スマートフォン ・SNS型投資アプリferci(フェルシー) |
・SBI証券 株アプリ ・SBI証券 米国株アプリ ・かんたん積立アプリ |
キャンペーン | 外国口座の初回入金後20日間は 米国株手数料をキャッシュバック (上限3万円) |
初めてロボアドの運用と 積み立てを行うと 最大2,500円キャッシュバック |
公式サイト |
国内株式の手数料は互角ですが、「米国株」の取り扱いは、マネックス証券のほうが充実しています。銘柄数こそ同水準ですが取引時間は、マネックス証券のほうがSBI証券より10.5時間も長いです。米国株はマネックス証券のほうが取引しやすいといえるでしょう。
【米国株の比較】マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
銘柄数 | 4,407銘柄 | 4,501銘柄 |
取引時間 (米国標準時間) |
22:00~翌10:00 | 23:30~翌6:00 |
店頭取引の取引時間 | 12~17時 | 非対応 |
マネックス証券とSBI証券、自分にはどちらが向いている?
それぞれの証券会社には次のような人が向いていると言えます。
- 米国株を中心に投資したい人
- 専門的な情報を参考にしたい人
- ユニコーン企業へ投資したい人
- IPO銘柄を中心に投資したい人
- 「SBI債」で運用したい人
- Tポイント・Pontaポイント・Vポイント・dポイントのいずれかを活用している人
自分に当てはまるのは、どちらの証券会社でしょうか?詳しく内容を解説します。
マネックス証券が向いている人
マネックス証券が向いているのは、次のような人です。
【米国株を中心に投資をしたい人】
主に米国株式を取引するなら、マネックス証券がおすすめです。業界トップクラスの米国株の銘柄を取り扱い、取引時間も長いため柔軟に投資できます。
米国株式へ投資するなら、ぜひマネックス証券で口座を開設しましょう。
【専門的な情報を参考にしたい人】
マネックス証券はアナリストレポートが充実しているため、専門家の意見を参考にしたい人にもおすすめです。
限定レポートも比較的簡単な条件をクリアすれば閲覧できるので、情報収集用アカウントとしてマネックス証券に口座を開設しておくのもおすすめです。
【ユニコーン企業へ投資したい人】
マネックス証券は、個人向けにユニコーンファンドを販売しています。ユニコーン企業は上場していないため、通常は投資できませんが同ファンドなら個人でも100万円から投資可能です。
ユニコーン企業へ投資したい人は、マネックス証券で口座を開設しましょう。
SBI証券が向いている人
一方、SBI証券は以下のような人におすすめします。
【IPO銘柄を中心に投資したい人】
SBI証券はIPO投資に欠かせない証券会社といえるでしょう。IPOの取り扱いがトップクラスで、多くの抽選が行われる可能性が高いからです。
抽選に外れても次回以降当たりやすくなる仕組みがあるのも魅力です。SBI証券ではIPOの抽選に外れると「チャレンジポイント」が付与されます。次回以降の抽選でこのチャレンジポイントを使うと、当選の確率が上がります。
【「SBI債」で運用したい人】
SBI証券はSBIグループが発行する「SBI債」を販売するケースがあります。為替リスクがなく比較的リスクが低い商品ながら、銀行預金より利回りが高い傾向がある商品です。
SBI債で安定的に運用したい人もSBI証券が向いているでしょう。
【TポイントやPontaポイントを活用している人】
普段からTポイントやPontaポイントを利用している人にも、SBI証券はおすすめです。取引などでポイントが貯まり、貯まったポイントで投資することもできます。
購入した商品を売却すれば、実質的にポイントの現金化も可能です。ポイントの使い道が増えるので、SBI証券はおすすめです。
またポイント投資には利用できませんが、dポイントやVポイント(※)を貯めることもできます。これらのポイントを貯めている人は、SBI証券を検討してはいかがでしょうか。
※Vポイントは2022年春~夏にポイント投資が始まる予定
マネックス証券とSBI証券のメリットを比較
マネックス証券とSBI証券のメリットを以下にまとめたので比較してみました。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
メリット | ・米国株取扱銘柄数がトップクラス ・アナリストによる投資情報が豊富 ・ツールやアプリが豊富 ・単元未満株の買付手数料が無料 ・IPOの抽選が公平 ・ユニコーンへ投資できる |
・IPO取扱銘柄数がトップクラス ・TポイントやVポイントが貯まる ・9ヵ国の外国株式に投資できる ・アクティブプランなら1日100万円まで 株式手数料が無料 ・投信の取扱数が豊富 ・「SBI債」が買える |
マネックス証券のメリット
ここからは、それぞれの詳細を確認していきましょう。まずはマネックス証券のメリットを6つ紹介します。
- ①米国株取扱銘柄数がトップクラス
- ②アナリストによる投資情報が豊富
- ③ツール・アプリが豊富
- ④単元未満株の買付手数料が無料
- ⑤IPOの抽選が公平
- ⑥ユニコーンへ投資できる
マネックス証券のメリット① 米国株取扱銘柄数がトップクラス
マネックス証券は、4,921銘柄もの米国株を取り扱っています。これは証券会社の中でもトップクラスです(2022年3月10日時点)。
さらに2021年9月に主要なネット証券で初めて「米国株式の店頭取引」を開始しました。通常は取引所を通じて投資家同士で売買しますが、店頭取引は投資家とマネックス証券が取引するサービスです。
米国株式 取扱銘柄数 | 時間外取引 | |
---|---|---|
マネックス証券 | 4,921銘柄 | 〇 |
SBI証券 | 5,052銘柄 | × |
楽天証券 | 4,767銘柄 | × |
DMM.com証券 | 1,933銘柄 | × |
PayPay証券 | 171銘柄 | 〇 |
投資という観点では、投資する「国」、投資する「時期」、投資する「対象」が重要です。「国」では、日本より米国のほうが有利だと思います。理由は複数あって、まず日本が少子高齢化で人口が減り続けるのに対し、米国の人口はこれからも増え続けることが予測されています。
人口が増えれば労働人口を確保できますし、日本のように若い人たちが多くの高齢者を支える構図になりません。次に、経済成長。米国経済は、2008年のリーマンショックによって大きく落ち込みましたが、すぐに持ち直しました。
今回のコロナショックでも、やはり米国経済は急ピッチで回復しています。今後、新興国のような高成長はないにしても、高い水準で成長していく可能性が高いでしょう
Twitter:@tapazou29
ブログ:たぱぞうの米国株投資
マネックス証券のメリット② アナリストによる投資情報が豊富
マネックス証券は、アナリストによるレポートも充実しています。マネックス証券所属のアナリストのほか、一定の条件を満たすと「JPモルガン」などが発行する限定レポートも閲覧できます。情報力は、マネックス証券の強みといえるでしょう。
【マネックス証券 限定レポートの概要】
・マクロ経済レポート(JPモルガン)
・業界レポート(JPモルガン、TIW)
・個別銘柄レポート(JPモルガン、TIW)
限定レポートを閲覧するための条件は、以下のとおりです。マネックス証券で取引していれば、簡単に満たせるでしょう。
・NISA口座を保有している
・課税口座で現物株式または信用建玉の残高がある
・課税口座で1年以内に現物株式・信用取引・ワン株(単元未満株)の取引がある
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券のメリット③ ツール・アプリが豊富
マネックス証券は19ものツールやアプリを用意しています。用途に合わせて使い分けることでより快適に取引できるでしょう。ツールやアプリの一部を紹介します。
マネックストレーダー | ・パソコン向けの株式取引ツール ・パソコン向けの株式取引ツール ・さまざまな情報を1画面に集約して表示可能 ・先物取引にも対応 |
---|---|
マルチボード500 | ・パソコン向けの株式取引ツール ・最大500銘柄登録でき、1シートに 最大100銘柄を一覧表示できる ・発注機能も搭載 |
ferci(フェルシー) | ・パソコン&スマホ向けの投資SNS ・投資家同士で投資相談ができる ・1株から取引できる機能も搭載 |
マネックストレーダー 株式スマートフォン |
・スマホ向けの株式取引ツール ・最大900銘柄の登録機能など パソコン向けツールに劣らない情報量が強み |
トレードステーション 米国株スマートフォン |
・ スマホ向けの米国株式取引ツール ・上限なく銘柄を登録でき、高機能チャートや 豊富な注文機能を搭載している |
銘柄スカウター | ・パソコン&スマホ向けの株式分析ツール ・企業の業績や株価指標をわかりやすく表示できる ・「米国株版」「中国株版」の2種類あり |
---|---|
MONEX VISION | ・パソコン&スマホ向けの資産設計アドバイスツール ・資産目標を達成できるよう分散投資法に 基づいた助言を受けられる |
マネックス証券アプリ | ・スマホ向けのマネックス証券総合アプリ ・スマホ向けサイトをベースに、マネックス証券の サービスを集約 ・発注も可能 |
マネックス証券のメリット④ 単元未満株(1株単位取引)の買付手数料が無料
単元未満株(1株単位で取引できるサービス)の買付手数料が無料な点もマネックス証券のメリットです。
株式は、一般的に100株を1単元として1単元単位(100株単位)で取引を行います。つまり最低でも100株は買わなければならず株価が大きい銘柄は買いにくい課題がありました。例えば株価が5,000円の銘柄であれば1単元購入するには、50万円(5,000円×100株)の資金が必要です。
しかしマネックス証券の単元未満株「ワン株」なら1株単位で取引できるため、上記の銘柄であれば1株5,000円から購入できます。株価が大きくなる銘柄でも少額投資できる点は大きなメリットです。
買い | 売り | |
---|---|---|
マネックス証券 (ワン株) |
無料 | 0.55% |
SBI証券 (S株) |
実質無料(※1) | 0.55% |
SMBC日興証券 (キンカブ、日興フロッギー) |
100万円以下:無料 100万円超:1.0% |
100万円以下:0.5% 100万円超:1.0% |
auカブコム証券 (プチ株) |
0.5% | 0.5% |
LINE証券 (いちかぶ) |
0.2~1.0% | 0.2~1.0% |
PayPay証券(国内株式) | 0.5~1.0% | 0.5~1.0% |
マネックス証券のメリット⑤ IPO(新規上場)の抽選が公平
IPOに申し込みする一般的な流れは、以下の通りです。
-
IPOに申し込む(需要申告・ブックビルディング)
-
証券会社は、抽選・裁量配分(任意に決めること)などで振り分けを決定
-
抽選の結果当選した人が「公開価格」で上場前に購入
-
上場後、取引所で売却する
※上場後の初めてついた株価を「初値(はつね)」と呼ぶ
IPOは、初値が公開価格を上回るケースが多いため、人気が高い投資方法の一つです。証券会社によっては、取引の発展が見込める顧客などに裁量配分(※)することがあります。
※裁量配分:証券会社がIPO株式を任意の顧客に割り当てること
ただでさえ競争率の高さから当選しにくいIPOですが、裁量配分を行う証券会社だと資金力が少ない投資家はさらにチャンスが減ってしまうでしょう。
マネックス証券の場合、IPOの配分はコンピュータによる無作為な公平抽選となるため、恣意的な配分がなされることはありません。申込者のほうが多い場合、配分を1単元ずつにして当選者の数ができるだけ多くなるような工夫もされています。
マネックス証券のメリット⑥ ユニコーン(有望な未上場企業)へ投資できる
マネックス証券は、2021年9月に「ユニコーン」へ投資できるファンドの取り扱いを開始しました。
マネックス証券が取り扱うユニコーンファンドは、あるユニコーンごとに個人投資家から資金を集め、そのユニコーン1社へ集中投資します。第1弾は、米SNSビッグデータ解析企業の「Dateminr(データマイナー)」社に投資できるファンド。1口10万円で最低100万円(10口以上)から投資できるものでした。
SBI証券のメリット
次に、SBI証券のメリットを確認しましょう。
- ① IPO取扱銘柄数がトップクラス
- ② Tポイント・Pontaポイント・dポイント・Vポイントが貯まる
- ③ 9ヵ国の株式に投資できる
- ④ アクティブプランなら1日100万円まで株式手数料が無料
- ⑤ 投資信託の取り扱いが豊富
- ⑥ 「SBI債」が買える
SBI証券のメリット① IPO取扱銘柄数がトップクラス
SBI証券は、IPOの取扱実績が豊富です。2021年3月通期では、全IPOの93%を取り扱いました。
IPOは抽選で当たると上場前に買えますが、抽選はすべての証券会社で行われるわけではありません。取り扱いが多いSBI証券なら、多くの抽選に参加できるでしょう。
またSBI証券は「IPOチャレンジポイント」という独自の配分ルールを設けており全体の30%が使用したポイントが多い順に配分されます。
IPOは競争率が高いため、なかなか配分されません。しかし申し込みを続ければIPOチャレンジポイントが貯まっていくため、うまく活用すれば配分される可能性が高くなります。
実績も豊富なのでIPO投資をしたいならSBI証券の口座は開設しておきたいところです。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
SBI証券のメリット② Tポイント・Pontaポイント・dポイント・Vポイントが貯まる
SBI証券は、「Tポイント」「Pontaポイント」「dポイント」が貯まるのも魅力。株式取引などで貯まり、貯まったTポイントで投資信託を買うこともできます。
三井住友カードのホームページ経由で口座を開設するか、口座のコースを変更すると「Vポイント」コースに変更できます。
【国内株式取引 ポイント還元率の比較】
・Tポイント・Pontaポイント・dポイント:月間の合計手数料の1.1%
・Vポイント:月間の合計手数料の3.0%
2022年3月10日現在、Vポイントでは投資信託を買えません。投資信託を買えるのは、TポイントとPontaポイントだけです。
ただし、2022年春~夏にはVポイントでも買えるようになる予定です。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
SBI証券のメリット③ 9ヵ国の外国株式に投資できる
SBI証券は、9ヵ国の外国株式に投資ができます。これは、主要なネット証券の中でもトップクラスの取り扱い国数です。
国数 | 内訳 | |
---|---|---|
SBI証券 | 9ヵ国 | 米国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、 インドネシア、韓国、ロシア、ベトナム |
マネックス証券 | 2ヵ国 | 米国、中国 |
楽天証券 | 6ヵ国 | 米国、中国、シンガポール、タイ、 マレーシア、インドネシア |
auカブコム証券 | 1ヵ国 | 米国 |
松井証券 | 1ヵ国 | 米国 |
多くの国に分散投資したい人にとって、SBI証券は有力な選択肢になるでしょう。
SBI証券のメリット④ アクティブプランなら1日100万円まで株式手数料が無料
SBI証券の手数料コースには、以下の「スタンダードプラン」「アクティブプラン」の2種類あります。
そのうち「アクティブプラン」は、1日100万円以下の取引なら手数料無料です。
- スタンダードプラン:取引のたびに売買手数料がかかるプラン。最低手数料は5万円以下の売買で55円(税込み)
- アクティブプラン:1日の取引金額の合計で売買手数料が変わるプラン。最低手数料は100万円以下の売買で0円
アクティブプランの取引金額は「買いと売りの合計」で計算されます。
例えば30万円で買った株式を同日40万円で売ると1日の取引合計金額は70万円です。この場合、100万円以下となるため手数料はかかりません。
しかし1日で「55万円分購入し50万円分売却した場合」は、105万円となり100万円を超えるため、手数料がかかります。
アクティブプランのように1日の取引金額で手数料を計算するコースは他社にもありますがSBI証券は、その中でも割安です。
1日の取引金額が100万円を超えてもSBI証券ならは最低水準のコストで取引できるでしょう。
証券会社名 | 50万円 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 (アクティブプラン) |
無料 | 無料 | 1,238円 | 1,691円 |
マネックス証券 (1日定額手数料コース) |
550円 | 550円 | 2,750円 | 2,750円 |
楽天証券 (いちにち定額コース) |
無料 | 無料 | 2,200円 | 3,300円 |
auカブコム証券 (1日定額手数料) |
無料 | 無料 | 2,200円 | 3,300円 |
松井証券 (26歳以上の場合) |
無料 | 1,100円 | 2,200円 | 3,300円 |
SBI証券のメリット⑤ 投資信託の取り扱いが豊富
SBI証券は2,628本もの投資信託を取り扱っており、これは主要ネット証券でトップクラスの水準です。
【主なネット証券 投資信託の取扱数】
・SBI証券:2,628本
・マネックス証券:1,239本
・楽天証券:2,655本
・auカブコム証券:1,525本
・松井証券:1,590本
※2022年3月10日時点
上記のように投資信託は、証券会社ごとに取り扱い本数が異なります。トップクラスの取扱数を誇るSBI証券であればさまざまな資産運用を行えるでしょう。
「ピックアップファンド」としてSBI証券がおすすめの銘柄を表示させることもできます。初心者でもぴったりの投資信託を簡単に探すことができるでしょう。
SBI証券のメリット⑥ 円建て+比較的高い利回りの「SBI債」が買える
SBI証券では、「債券」も買えます。
利息と満期で元本の支払いを発行者が約束しており、満期まで保有すれば発行者が破たんしない限り利回りが確定しています。そのため金融商品の中でも比較的リスクが低い商品です。
SBI証券は、SBIグループが発行者となる「SBI債」を販売するケースがあります。こちらは、比較的金利が高く設定される傾向です。日本円の商品なので為替リスクもありません。
【直近のSBI債の金利】
・第40回(2020年4月14日発行):年0.60%(期間:2年)
・第41回(2021年5月24日発行):年0.60%(期間:2年)
・第42回(2021年7月27日発行):年0.58%(期間:2年)
※すべて税引き前
低いリスクで運用したい人は、検討してみてはいかがでしょうか。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券とSBI証券のデメリットを比較
両社のデメリットについても押さえておきましょう。以下にまとめたので参考にしてください。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
デメリット | ① 投信の数は少なめ ② 米国、中国以外の外国株式は買えない ③一部のツールは有料 ④ ポイント投資に非対応 ⑤ 即時出金は手数料がかかる |
① 米国リアルタイム株価情報は有料 ② ポイント制度がやや複雑 ③ カード決済の還元率が低め ④ 株式にはポイント投資できない ⑤ IPOの競争率が高い ⑥ 銀行連携の金利は低め |
マネックス証券のデメリット
まずは、マネックス証券のデメリットについて確認しましょう。主に以下の5つです。
- ① 投資信託の数は少なめ
- ② 米国、中国以外の外国株式は買えない
- ③ 投資信託のクレジットカード決済に非対応
- ④ ポイント投資に非対応
- ⑤ 即時出金は手数料がかかる
マネックス証券のデメリット① 投資信託の数は少なめ
マネックス証券が取り扱う投資信託の数は1,239本です(2022年3月10日時点)。対面型の証券会社と比較すると多いですが主要なネット証券と比較すると少ないといえるでしょう。
【主な対面証券 投資信託の取り扱い数】
・野村證券:990本
・大和証券:519本
・SMBC日興証券:1,081本
参考)マネックス証券:1,239本
※2022年3月10日時点
【(再掲)主なネット証券 投資信託の取り扱い数】
・SBI証券:2,628本
・マネックス証券:1,239本
・楽天証券:2,655本
・auカブコム証券:1,525本
・松井証券:1,590本
※2022年3月10日時点
マネックス証券の取扱数が少ないとはいえませんが、より投資信託の取り扱いを重視するなら別のネット証券を選んだほうがよさそうです。
マネックス証券のデメリット② 米国、中国以外の外国株式は買えない
マネックス証券が取り扱う外国株式は「米国株式」と「中国株式」だけです。そのほかの国の株式には投資できません。
マネックス証券の外国株式の取扱数が少ないわけではありませんが、さまざまな国の株式にも投資したいなら「SBI証券」か「楽天証券」のほうが向いているでしょう。
【(再掲)主なネット証券の外国株式の取り扱い】
国数 | 内訳 | |
---|---|---|
SBI証券 | 9ヵ国 | 米国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、 インドネシア、韓国、ロシア、ベトナム |
マネックス証券 | 2ヵ国 | 米国、中国 |
楽天証券 | 6ヵ国 | 米国、中国、シンガポール、タイ、 マレーシア、インドネシア |
auカブコム証券 | 1ヵ国 | 米国 |
松井証券 | 1ヵ国 | 米国 |
マネックス証券のデメリット③ 投資信託のカード決済に非対応
マネックス証券はさまざまなツールを提供していますが、 一部は有料です。すべて無料で利用できるわけではないことに注意しましょう。
【利用料金がかかるツールの例】
● マーケットライダー:月額1,980円
● マーケットライダープレミアム:月額4,180円
● フル板情報ツール:月額330円
● ロングショート分析ツール:月額2,750円
● クォンツ・プレミアムサービス:月額3,300円
※2022年3月10日時点
マネックス証券のデメリット④ ポイント投資に非対応
「ポイント投資」に対応していない点もマネックス証券のデメリットの一つです。
マネックス証券では、取引に応じ独自ポイント「マネックスポイント」を付与しています。貯まったポイントは「dポイント」など他のポイントへの交換できるほか、株式手数料に充当することが可能です。
ただし他のネット証券のように、ポイントを株式や投資信託へ直接購入代金に充てる「ポイント投資」には対応していないため、注意しましょう。
【ポイント投資できる主なネット証券】
・SBI証券(Tポイント・Pontaポイント)
・楽天証券(楽天ポイント)
・松井証券(松井証券ポイント)
・auカブコム証券(Pontaポイント)
・LINE証券(LINEポイント)
※2022年3月10日時点
同グループの「コインチェック」の口座を開設すると、マネックスポイントを指定の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、リップル)と交換できます。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券のデメリット⑤ 即時出金は手数料がかかる
マネックス証券は「即時出金」に手数料がかかる点にも注意が必要です。
即時出金とは、指示の直後に指定の金融機関へ出金が反映されるサービスです。 1回330円(税込み)の手数料がかかるほか、1回につき100万円まで(1日の上限:200万円)、1ヵ月に3回までといった制限もあります。
グループにインターネット銀行を持つネット証券の多くは、入出金の自動サービスを提供しています。入出金が即時反映されるほか、手数料がかかりません。これらのネット証券と比較すると即時出金に手数料がかかるのは、マネックス証券のデメリットといえるでしょう。
【主なネット証券&ネット銀行の入出金自動サービス】
・SBI証券(住信SBIネット銀行)
・楽天証券(楽天銀行)
・auカブコム証券(auじぶん銀行)
・GMOクリック証券(GMOあおぞらネット銀行)
※()は対応のネット銀行
SBI証券のデメリット
SBI証券の主な6つのデメリットは、以下の通りです。
- ① 米国リアルタイム株価情報は有料
- ② ポイント制度がやや複雑
- ③ クレジットカード決済の還元率が低め
- ④ 株式にはポイント投資できない
- ⑤ IPOの競争率が高い
- ⑥ 銀行連携の金利は低め
SBI証券のデメリット① 米国リアルタイム株価情報は有料
SBI証券は、通常米国株式の株価情報を 15分遅れで配信しています。
ただし米国株式を1回取引すると31日間無料で利用できます。取引のたびに延長されるため、概ね月に1回以上米国株式を取引する人は米国株価をリアルタイムで閲覧できるでしょう。
以下に主なネット証券の米国株価リアルタイム情報の利用料と無料条件をまとめました。他社と比較してみましょう。
証券会社名 | 月額利用料 (税込み) |
無料条件 |
---|---|---|
SBI証券 | 330円 | 米国株式を1回以上取引 すると31日間無料 |
マネックス証券 | ─ | 米ドルまたは米国株式の残高がある |
楽天証券 | 330円 | 過去1ヵ月に手数料が発生する米国株式の 約定1回以上で1ヵ月間無料 |
DMM.com証券 | ─ | 無条件で無料 |
SBI証券のデメリット② ポイント制度がやや複雑
SBI証券には、「Tポイント」「Pontaポイント」「Vポイント」「dポイント」のポイントプログラムがあります。自由に選べる点はメリットですが共通点や相違点が混在しておりポイントの扱いに慣れていない人にとっては少し分かりにくいかもしれません。
以下に4つのポイントプログラムをまとめたので参考にしてください。
Tポイント | Pontaポイント | dポイント | Vポイント | |
---|---|---|---|---|
株式手数料の還元率 | 1.1% | 1.1% | 1.1% | 3.0% |
(共通)投信残高の還元率 | 0~0.25% | 0~0.25% | 0~0.25% | 0~0.2% |
(共通)金・銀・プラチナ 取引手数料の還元率 |
1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
(共通)新規口座開設 | 100ポイント | 100ポイント | 100ポイント | 100ポイント |
(共通)国内株式入庫 (1回) |
100ポイント | 100ポイント | 100ポイント | 100ポイント |
紹介 | 5,000ポイント | ─ | ─ | ─ |
ポイント投資 | 〇 | 〇 | ─ | ─ |
SBI証券のデメリット③ カード決済の還元率が低め
SBI証券は、三井住友カード発行のクレジットカードで投資信託を購入できますがその還元率は原則0.5%です。先行していた楽天証券(楽天カード)の1%と比較するとどうしても見劣りしてしまうでしょう。
一部の上位カードは、最大2%まで還元率が上昇します。しかしいずれも年会費の負担のほうが大きいため、注意が必要です。
例えば「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年会費5,500円(税込み)で還元率1%です。上乗せされた0.5%分で年会費を取り戻すには、年110万円以上を決済する必要があります。
しかし同サービスは、1ヵ月に5万円まで(年間60万円)しか利用できないため、年会費の負担のほうが必ず重くなってしまうのです。
次の表で、還元率と年会費をくらべてみるといいでしょう。
還元率 | 三井住友カードの種類 | 年会費(税込み) |
---|---|---|
2.0% | プラチナプリファード | 3万3,000円 |
プラチナ VISA/Mastercard |
5万5,000円 | |
ビジネスプラチナカード for Owners (VISA/Mastercard) |
5万5,000円 | |
1.0% | ゴールド(NL) | 5,500円 |
ゴールド VISA/Mastercard |
1万1,000円 | |
ゴールド PA-TYPE VISA/Mastercard | 1万1,000円 | |
プライムゴールド VISA/Mastercard |
5,500円 | |
ゴールドVISA (SMBC) |
1万1,000円 | |
プライムゴールドVISA (SMBC) |
5,500円 | |
ビジネスゴールドカード for Owners (VISA/Mastercard) |
1万1,000円 | |
三井住友銀行キャッシュカード 一体型カード(ゴールド) |
5,500円 | |
三井住友銀行キャッシュカード 一体型カード(プライムゴールド) |
5,500円 |
SBI証券のデメリット④ 株式にはポイント投資できない
SBI証券は「Tポイント」または「Pontaポイント」を使ってポイント投資ができます。しかし対象は、投資信託だけです。SBI証券では、株式にポイント投資はできないため注意しましょう。
他社では株式にポイント投資できる証券会社も多くあります。
【株式にポイント投資できる主な証券会社】
・楽天証券(楽天ポイント)
・SMBC日興証券(dポイント)
・SBIネオモバイル証券(Tポイント)
・LINE証券(LINEポイント)
SBI証券のデメリット⑤ IPOの競争率が高い
上述しましたがSBI証券のIPOは、全体の60%しか抽選されません。残りの30%はIPOチャレンジポイントが多い順、10%は裁量配分です。
SBI証券は、600万以上の口座が開設されておりネット証券でトップクラスです。人気の高さがうかがえることはメリットですがその分競争相手も多くなるため、IPO競争率が高いでしょう。
各社の口座数を比較してみると、SBI証券の競争率の高さがうかがえるのではないでしょうか。
【主なネット証券の口座数】
・SBI証券:603万6,230口座(2021年3月)
(参考)SBI証券グループ:801.8万口座(2021年12月)
・マネックス証券:1217万8,315口座(2022年2月)
・楽天証券: 714万1,203口座(2021年12月)
・松井証券: 138万7,571口座(2022年2月)
・auカブコム証券: 138万8,925口座(2022年2月)
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
SBI証券のデメリット⑥ 銀行連携の金利は低め
ネット証券は、「対象銀行と連携」させることで金利が優遇されることが多いです。SBI証券の場合は「住信SBIネット銀行」と連携することができます。しかし優遇後の金利は0.01%にとどまり他社と比較すると好条件とはいえません。
参考に主なネット証券を銀行と連携させた場合の優遇金利を以下にまとめました。SBI証券よりも「GMOクリック証券」や「楽天証券」のほうが10倍以上の金利が適用されています。
証券会社 | 連携できる銀行 | 優遇金利 |
---|---|---|
SBI証券 | 住信SBIネット銀行 | 0.01%(0.001%) |
GMOクリック証券 | GMOあおぞらネット銀行 | 0.11%(0.001%) |
楽天証券 | 楽天銀行 | 0.10%(0.020%)(※1) |
auカブコム証券 | auじぶん銀行 | 0.10%(0.001%) |
マネックス証券 対 SBI証券!【12の項目ごとに徹底比較】
さらに両社の違いが分かるよう、以下12項目で細かく比較してみましょう。
- 口座数など
- 株式手数料
- その他の手数料
- 一般NISA
- つみたてNISA
- iDeCo
- 投資信託の数
- 米国株
- IPO
- ポイント制度
- アプリの機能
- キャンペーン
マネックス証券とSBI証券の比較:口座数など ——SBI証券のほうが大きなシェアを持つ
より多くのシェアを持つのは「SBI証券」です。
「口座数」「預かり資産」「営業収益」のいずれもマネックス証券の数倍の規模に達しています。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
口座数 | 217万8,315口座 (2022年2月) |
603万6,230万口座 (2021年3月) |
預かり資産 | 5兆7,778億円 (2022年2月) |
19兆2,937億円 (2021年12月) |
営業収益 (売上に相当) |
322億6,000億円 (2021年3月期) |
1,603億5,600万円 (2021年3月期) |
資本金 | 122億円 (2021年3月期) |
483億2,300万円 (2021年3月期) |
自己資本比率 | 320.1% (2021年12月末) |
294.7% (2021年12月末) |
金融商品取引法は、証券会社に自己資本比率を120%以上に維持するよう定めています。140%を下回った場合は、金融庁や証券取引所へ届け出や報告書の提出が必要です。
マネックス証券とSBI証券はどちらも300%に近いため、健全度は十分といえるでしょう。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券とSBI証券の比較:株式手数料 ——SBI証券のほうが低コスト
マネックス証券は2022年3月22日から「1約定ごと」の手数料を引き下げSBI証券と同水準になりましたが、「1日定額系」の手数料コースは依然SBI証券のほうが有利であることを考えると、やはりSBI証券のほうが低コストといえます。
手数料を重視したいなら、SBI証券を選ぶといいでしょう。
1約定の金額 | マネックス証券 (取引毎手数料コース) |
SBI証券 (スタンダードプラン) |
---|---|---|
5万円 | 55円 | 55円 |
10万円 | 99円 | 99円 |
20万円 | 115円 | 115円 |
30万円 | 275円 | 275円 |
40万円 | 275円 | 275円 |
50万円 | 275円 | 275円 |
100万円 | 535円 | 535円 |
150万円 | 640円 | 640円 |
200万円 | 1,013円 | 1,013円 |
1日の約定金額 | マネックス証券 (一日定額手数料コース) |
SBI証券 (アクティブプラン) |
---|---|---|
100万円 | 550円 | 0円 |
200万円 | 2,750円 | 1,238円 |
300万円 | 2,750円 | 1,691円 |
400万円 | 5,500円 | 1,986円 |
マネックス証券とSBI証券の比較:その他手数料 ——「単元未満株」と「25歳以下」で違い
その他の手数料を以下にまとめました。重複する部分も多いですが「単元未満株の手数料」と「25歳以下の株式手数料」で大きく違いがあります。
単元未満株の手数料が有利なのは、マネックス証券です。売りの手数料は同率ですが、マネックス証券では買いの手数料がかかりません。SBI証券も買い手数料は後で全額がキャッシュバックされるため実質無料ですが、一旦差し引かれます。
一方SBI証券の場合、25歳以下の株式手数料は無料です。いったん手数料が引かれますが、後日全額がキャッシュバックされます。なお、単元未満株サービスは無料の対象外なので注意しましょう。
各手数料を両社で比べたのでチェックしましょう。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
単元未満株の手数料 | ・買い:無料 ・売り:0.55% |
・買い:実質無料(キャッシュバック) ・売り:0.55% |
25歳以下の株式手数料 | 優遇なし | 実質無料 (キャッシュバック) |
投資信託の販売手数料 | 無料 | 原則無料 |
入金手数料 | ・即時入金:無料 ・銀行振込:利用者負担 |
・即時入金:無料 ・リアルタイム入金:無料 ・振替入金(ゆうちょ):無料 ・銀行振込:利用者負担 ・自動出金(SBIハイブリッド預金):無料 |
出金手数料 | ・通常出金:無料 ・即時出金:330円(税込み) |
・通常出金:無料 ・自動出金 (SBIハイブリッド預金):無料 |
マネックス証券とSBI証券の比較:NISA(一般NISA) ——手数料無料の範囲が広いのはマネックス
ネット証券は「一般NISA(ニーサ)」の取引手数料を無料にするケースがあります。
NISAの最大のメリットは、NISA口座で購入した金融商品(株式や投資信託など)の配当金、譲渡益等が非課税になる点にあります。少額から投資が可能で、5年間、NISA口座で年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益(配当金、譲渡益等)に税金がかかりません。
出典:金融庁「NISAの基礎知識」
マネックス証券とSBI証券も一部の商品を無料にしていますが、より無料範囲が広いのはマネックス証券です。SBI証券は、NISA口座の場合「国内株式の売買」「外国ETFの買い」が無料となっています。しかしマネックス証券は、加えて「外国株式の買い」も実質無料です。(キャッシュバック対応)
お得に一般NISAを利用できるのは、マネックス証券といえそうですね。なお投資信託の販売手数料は、もともとマネックス証券・SBI証券のいずれもかかりません。
投資対象 | マネックス証券 | SBI証券 |
---|---|---|
国内株式(売り・買い) | 〇 | 〇 |
米国株式(買いのみ) | 〇 | × |
米国ETF(買いのみ) | 〇 | 〇 |
中国株式(買いのみ) | 〇 | × |
中国ETF(買いのみ) | 〇 | 〇 |
韓国ETF(買いのみ) | ─ | 〇 |
マネックス証券とSBI証券の比較:つみたてNISA ——SBI証券は商品・積立コースが充実
「つみたてNISA」がより充実しているのは、SBI証券といえそうです。
非課税投資枠は年間最大40万円で非課税で保有できる期間は投資した年から20年間
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」
つみたてNISA対象銘柄の取り扱いは、SBI証券のほうが20銘柄多く、積立コースも「毎週」を選べる点でSBI証券のほうが優れています。
つみたてNISAのクレジットカード決済も差につながりました。どちらもクレジットカード決済が可能ですが、還元率はマネックス証券のほうが有利で、利用額の1.1%分のポイントを受け取れます。上述のとおりSBI証券は原則0.5%なので、マネックス証券のほうが有利です。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
銘柄数 | 152本 | 178本 |
積立コース | 毎月、毎日 | 毎月、毎週、毎日 |
ボーナス設定 | 〇 | 〇 |
利用枠(40万円)を 使い切る設定 |
〇 (NISA非課税投資枠 使い切り設定) |
〇 (NISA枠ぎりぎり注文) |
クレジットカード決済 | 1.1% (マネックスカード) |
0.5%(※1) (三井住友カード) |
マネックス証券とSBI証券の比較:iDeCo ——商品数の多さでSBI証券のほうが有利
マネックス証券とSBI証券は、どちらも「iDeCo(イデコ)」を提供しています。
○iDeCoはご自分で申し込み、掛金を拠出し、ご自分で運用方法を選んで掛金を運用します。 掛金とその運用益との合計額を給付として受け取ることができます。
○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
出典:iDeCo公式サイト「iDeCoの特徴」
iDeCoの取扱商品は、SBI証券のほうが多いため、選択肢を重視するならSBI証券を選ぶといいでしょう。
手数料は、どちらも最低水準です。iDeCoは、どこ金融機関で始めた場合も「国民年金基金連合会」と「事務委託先金融機関(信託銀行など)」に支払う手数料がかかります。しかしマネックス証券とSBI証券のiDeCoは、これら以外の手数料が発生しません。
なおiDeCoのコールセンターについては、一長一短です。遅い時間まで受け付けているのは、マネックス証券ですが、SBI証券は日曜日も受け付けています。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
商品数 | 27本 (投資信託26本、定期預金1本) |
37本 (投資信託36本、定期預金1本) |
手数料 | ・加入時:2,829円 ・運用中:月171円 |
・加入時:2,829円 ・運用中:月171円 |
iDeCo専用コール センターの受付 |
・平日:9~20時 ・土曜:9~17時 ・日曜:休 ・祝日:休 |
・平日:8~17時 ・土曜:8~17時 ・日曜:8~17時 ・祝日:休 |
マネックス証券とSBI証券の比較:投資信託の数 ——SBI証券が圧倒
より多くの投資信託を取り扱うのは、SBI証券です。マネックス証券が約1,200本を取り扱うところ、SBI証券は倍以上の2,600本以上の取り扱いがあります。
内訳も基本的にSBI証券のほうが充実しているようです。以下に主な投資信託の分類をまとめましたが、いずれもSBI証券の取り扱いのほうが多くなりました。
投資信託の運用コスト「信託報酬」も、SBI証券のほうが低い銘柄を多く取り扱っています。販売手数料は両社ともに無料ですが、より低いコストで運用しやすいのはSBI証券といえそうです。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
投資信託の数 | 1,239本 | 2,628本 |
ファンドタイプの違い | ||
国内株式型 | 196本 | 426本 |
国際株式型 | 428本 | 751本 |
国内債券型 | 27本 | 46本 |
国際債券型 | 242本 | 627本 |
投資地域の違い | ||
国内 | 295本 | 556本 |
グローバル | 488本 | 1,176本 |
信託報酬の違い | ||
1.10%以下 | 447本 | 729本 |
0.55%以下 | 234本 | 326本 |
マネックス証券とSBI証券の比較:米国株 ——取引時間に融通が効くのはマネックス証券
米国株の取扱銘柄は、両社同水準ですが、取引できる時間に差があります。SBI証券は、1日に6.5時間しか取引できません。しかしマネックス証券は、17時間もの取引時間があります。(店頭取引も含む)
特に日中も取引できるのは、マネックス証券の強みです。夜間まで起きて取引する必要がないため、生活リズムを崩さず取引しやすいでしょう。
さらにマネックス証券は「為替手数料」でもメリットが大きい傾向です。為替手数料とは、日本円と米ドルを交換する際の手数料ですが、マネックス証券は優遇されており米ドルを買う際はかかりません(日本円に戻すときは為替レートから0.25円差し引かれます)。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
取扱銘柄数 | 4,921銘柄 | 5,052銘柄 |
手数料 | 0.495% 最低:0米ドル 上限:22米ドル |
0.495% 最低:0米ドル 上限:22米ドル |
為替手数料 | ・買い:0円 ・売り:0.25円 |
・買い:0.25円 ・売り:0.25円 |
取引時間 | 22~翌10時 (夏時間21~翌9時) |
23時30分~翌6時 (夏時間22時30分~翌5時) |
店頭取引 | 〇 (取引時間12~17時) |
─ |
SBI証券の為替手数料(米ドル)は、0.25円かかりますが、同グループの「住信SBIネット銀行」は0.04円です。住信SBIネット銀行の米ドルは、手数料無料でSBI証券へ入金できます。そのためSBI証券で米国株式を売買する場合は、こちらの利用をおすすめします。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券とSBI証券の比較:IPO ——実績はSBI、公平な抽選はマネックス
IPOの取り扱い実績は、SBI証券のほうが多いです。2021年はSBI証券が122本もの銘柄を取り扱い、マネックス証券(66銘柄)を大きく上回りました。
ただし配分方法は、マネックス証券のほうが公平抽選です。マネックス証券は、すべての配分をコンピュータによる無作為な抽選で行われますがSBI証券の抽選は全体の60%にとどまります。
残りの30%は「IPOチャレンジポイント」を多く使用した順に配分し残り10%はSBI証券が任意に配分する仕組みです。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
実績 (2021年) |
66銘柄 | 122銘柄 |
配分の方法 | 公平抽選 | ・60%:抽選 ・30%:IPOチャレンジポイントが多い順 ・10%:裁量配分 |
IPOは、幹事証券会社ごとに配分が決定されるため、申し込める口座が多いほど配分される確率は高くなります。IPOのチャンスを広げたい場合は、両方で口座を開設しそれぞれの口座で申し込むといいでしょう。
若山卓也(ファイナンシャルプランナー)
マネックス証券とSBI証券の比較:ポイント制度 ——SBI証券のほうが充実
ポイント制度は、SBI証券のほうが充実しているでしょう。マネックス証券は「マネックスポイント」のみ選べますが、SBI証券は「Tポイント」「Pontaポイント」「Vポイント」「dポイント」の4つのポイントプログラムから選べます。
ポイントの貯まりやすさもSBI証券のほうが優れています。「投資信託の残高」に対する還元率は、マネックス証券の最大0.08%に対してSBI証券は最大0.25%です。また「株式手数料」についてもマネックス証券は、一定の取引を行わないと還元されませんがSBI証券に取引の条件はありません。
どちらも「クレジットカード決済」に対応していますが、マネックス証券は「ポイント投資」に対応していません。SBI証券なら、投資信託にポイント投資が可能です。
ポイント制度の複雑さはネックですがうまく使いこなせばSBI証券のほうがお得に取引できるでしょう。ただし少し複雑なので、SBI証券を使いにくいと感じる人もいるかもしれません。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
ポイントの種類 | マネックスポイント | Tポイント、Pontaポイント、 Vポイント、dポイント |
投信残高の 還元率 |
0~0.08% | 0~0.25% |
株式手数料の 還元率 |
・「1日定額手数料コース」で日計り:手数料の半額 ・「取引毎手数料コース」で、 月に30万円以上の手数料:手数料の半額 |
・Tポイント&Pontaポイント &dポイント:1.1% ・Vポイント:3.0% |
クレジットカード決済の 還元率 |
1.1% (マネックスカード) |
・Tポイント&Pontaポイント&dポイント:─ ・Vポイント:0.5%(※1)(三井住友カード) |
ポイント投資 | ─(※2) | Tポイント&Pontaポイント: 〇(投資信託) Vポイント&dポイント:─ |
マネックス証券とSBI証券の比較:アプリの機能 ——「SBI証券 株アプリ」の高機能が際立つ
両社の主要な株式取引アプリの機能を以下にまとめるとSBI証券の「SBI証券 株アプリ」の機能の充実ぶりが分かります。
アプリの使い勝手は、個人差があるため一概にはいえませんがスマホの取引環境は、SBI証券のほうがよさそうです。
マネックス証券 (マネックストレーダー 株式スマートフォン) |
SBI証券 (SBI証券 株アプリ) |
|
---|---|---|
登録銘柄数 | 最大900銘柄 (30銘柄×30フォルダ) |
最大1万銘柄 (50銘柄×200リスト) |
主要指標 | ・日経平均 ・TOPIX ・JPX日経400 ・東証2部指数 ・JASDAQ指数 ・マザーズ指数 ・日経平均先物 |
・日経平均 ・日経平均先物 ・TOPIX ・JASDAQ平均 ・マザーズ指数 ・長期国債先物 ・東証REIT指数 ・JASDAQ指数 ・JASDAQスタンダード ・JASDAQグロース ・Jストック ・マザーズ指数先物 ・NYダウ先物 ・CME日経平均先物 ・SGX日経平均先物 ・上海総合指数 ・香港ハンセン ・NYダウ ・NASDAQ ・S&P500 ・英FTSEM100 ・独DAX30 |
テクニカル指標 | ・移動平均 ・一目均衡表 ・ボリンジャーバンド ・DMI ・MACD ・RCI ・RSI ・スローストキャスティクス ・VWAP |
・移動平均線 ・ボリンジャーバンド ・一目均衡表 ・指数平滑移動平均 ・多重移動平均 ・パラボリック ・MACD ・RSI ・RCI ・DMI/ADX ・ストキャスティクス ・移動平均乖離率 ・サイコロジカル ・標準偏差 ・モメンタム |
マネックス証券とSBI証券の比較:キャンペーン ——両社「米国株キャンペーン」など実施
マネックス証券とSBI証券は、どちらも積極的にキャンペーンを展開しています。
両社に共通する常設のキャンペーンとして「米国株」「おまかせ運用」「紹介」を以下にまとめました。一部を記載していますが他にもさまざまなキャンペーンが実施中です。
マネックス証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
米国株 | 外国株式取引口座の初回入金日から20日間、 米国株式手数料をキャッシュバック(最大3万円) |
総合口座開設月の翌月末まで、 米国株式手数料が無料 |
おまかせ運用 | 「ON COMPASS」を初めて利用すると、 預かり資産の年率0.4%を最大1年間キャッシュバック |
初めて「WealthNavi for SBI証券」の運用と 積立を行うと最大2,500円キャッシュバック |
紹介 | 紹介1人あたり株式手数料を最大1万円 キャッシュバック(月に最大5人まで) |
紹介1人あたり「Tポイント」を5,000円分 ポイントバック(年に最大3人まで) |
マネックス証券で口座を開設した人の評判・口コミ
口座を選ぶとき、実際の口座開設者の声も気になるところ。ここで、実際にマネックス証券で取引しているAさんの声を紹介します。
マネックス証券の口コミ:マネックス証券を選んだ理由
Aさんは手数料無料キャンペーンをきっかけにマネックス証券に口座を開設したようです。
マネックス証券はキャンペーンをきっかけに口座開設を申し込みました。新しく口座を開設すると手数料がキャッシュバックされる内容でした。
調べてみると取扱商品も豊富だったのでいろんな投資ができると思い、マネックス証券に決めました。今では米国株式を中心に投資しています。
マネックス証券の口コミ:マネックス証券の良い点
マネックス証券の良い点について、Aさんは以下の2つを挙げました。
- 米国株式の取扱要望に対する反応が早い
- 1株取引(単元未満株)の買い手数料が無料
マネックス証券は取り扱ってほしい米国株式の要望を「シンボル+(プラス)」というサービスで受け付けているのですが、頻繁に取り扱いを増やしている印象です。日本に無いような話題の株式もすぐに取り扱ってくれるのでありがたいですね。
大型銘柄にくわえ、中小型銘柄も豊富!お客様のご要望に応じて随時、取扱銘柄を拡大!
出典:マネックス証券公式ページ
また1株単位で取引できる「ワン株」の買い手数料が撤廃されたことも魅力に感じます。米国株式はもともと1株単位で売買できますが、日本株は100株単位。1株単位なら株価が高い銘柄にも投資しやすく、さらに手数料無料なのでうれしいです。
※ワン株は売りの手数料はかかります(0.55%)
2021年7月5日(月)よりワン株(単元未満株)の買付手数料が無料になりました! 単元未満株の買付手数料無料は主要ネット証券で「初」となり、最安(※)になります。 買付手数料無料で、1株から始められるマネックスのワン株(単元未満株)を資産形成に取り入れてみてはいかがでしょうか?
※主要ネット証券とは、au カブコム証券、SBI 証券、松井証券、楽天証券、マネックス証券を指します(2021年6月14日現在、マネックス証券調べ)。マネックス証券公式ページ
マネックス証券の口コミ:マネックス証券の気になる点
Aさんはマネックス証券の国内株式の手数料については高いと感じているようです。
国内株式の手数料の高さは少し残念ですね。いくつかのネット証券は手数料無料で売買できる仕組みがありますが、マネックス証券にはありません。手数料の上限もないので、取引金額が大きくなるほど手数料も大きくなります。
私はあまり国内株式を売買しませんが、たくさん取引する人は気になるかもしれないです。
※信用取引の場合、385円が上限です(50万円以上の取引)
※「取引毎手数料コース」の場合、2022年3月22日より1,070円が上限となります
SBI証券で口座を開設した人の評判・口コミ
次に実際にSBI証券で取引しているMさんの声もご紹介します。
SBI証券の口コミ:SBI証券を選んだ理由
MさんはSBI証券のシェアの高さを理由に口座開設を申し込んだそうです。
SBI証券に口座を開設したのは2015年。私にとって初めての証券口座でした。「チャイナショック」で株価が下がったことをきっかけに申し込んだと記憶しています。
選択肢は最初からネット証券に絞っていました。中でもシェアが高かったSBI証券が第一候補で、そのまま口座開設しています。当時はキャンペーンをあまり気にしていなかったため、今となってはちょっともったいなかったと感じています。
SBI証券の口コミ:SBI証券の良い点
MさんはSBI証券の良い点について以下の2点を挙げました。
- 手数料の安さ
- アプリの使いやすさ
1日100万円の取引まで手数料無料の「アクティブプラン」がいいですね。私は1回50~80万円の投資&長期保有が多いので、ほぼ手数料0円で取引できています。銘柄入れ替えなどで一時的に取引金額が大きくなるときは「スタンダードプラン」に戻して手数料を節約しています。
取引アプリの「SBI証券 株アプリ」も使い勝手が良くて気に入っています。特に「スクリーニング」が高機能で、絞り込み条件を10個も付けられるのはいいですね。楽天証券も持っていますが、あちらの「iSPEED」は5個までしか付けられません。
SBI証券の口コミ:SBI証券の気になる点
MさんはSBI証券に特に不満はないとしつつも、iDeCo(イデコ。個人型確定拠出年金)の管理画面に関しては少し気になっているようです。
SBI証券ではiDeCoも行なっています。商品ラインナップは申し分ないのですが、「SBIベネフィットシステムズ」という、SBI証券と別のサイトで管理しなければいけません。異なるIDとパスワードが必要なので、ログイン情報の管理が少し面倒ですね。
同じログイン情報でiDeCoを管理できる証券会社もあるので、そこは少し残念なポイントかもしれません。
こちらが「SBIベネフィットシステムズ」の画面です。独自のIDとパスワードが必要になるため、そこを煩わしく思う人もいるでしょう。
両社の特徴を理解し自分に合った会社を選ぼう
マネックス証券とSBI証券は、それぞれの特徴から以下のような人におすすめです。
・SBI証券:IPOに投資&Tポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイントを利用している人
証券会社にはそれぞれ特徴があり、向いている取引とそうでない取引があります。どんな投資をしたいのか、自分の目的に合う証券会社で口座を開設しましょう。また、両社で口座を開設して、用途によって使い分けるのもおすすめです。
マネックス証券とSBI証券を比較!Q&Aでもチェック
またSBI証券はポイント制度がやや複雑な点も、デメリットです。
ただし「1約定ごと」の手数料コースに関しては、2022年3月22日にマネックス証券がSBI証券と同水準まで引き下げます。
米国株の取扱銘柄は両社同水準ですが、SBI証券は1日に6.5時間しか取引できません。しかしマネックス証券は、17時間もの取引時間があります。特に日中も取引できるのは、マネックス証券の強みです。
【米国株を中心に投資をしたい人】
マネックス証券は業界トップクラスの米国株の銘柄を取り扱い、取引時間も長いため柔軟に投資できます。
【専門的な情報を参考にしたい人】
マネックス証券はアナリストレポートが充実しているため、専門家の意見を参考にしたい人にもおすすめです。
【ユニコーン企業へ投資したい人】
マネックス証券は、個人向けにユニコーンファンドを販売しています。ユニコーン企業は上場していないため、通常は投資できませんが同ファンドなら個人でも100万円から投資可能です。ユニコーン企業へ投資したい人は、マネックス証券で口座を開設しましょう。
【IPO銘柄を中心に投資したい人】
SBI証券はIPOの取り扱いがトップクラスです。抽選に外れても、次回以降当たりやすくなる仕組みがあるのも魅力です。抽選に外れると「チャレンジポイント」が付与され、次回以降の抽選で使用すると当選確率が上がります。
【「SBI債」で運用したい人】
SBI証券は、SBIグループが発行する「SBI債」を販売するケースがあります。為替リスクがない比較的リスクが低い商品ながら、比較的利回りが特徴の商品です。SBI債で安定的に運用したい人もSBI証券が向いているでしょう。
【Tポイント・Pontaポイント・Vポイント・dポイントを活用している人】
普段からTポイントやPontaポイント、Vポイント、dポイントを利用している人にも、SBI証券はおすすめです。取引などでポイントが貯まり、貯まったポイントで投資することもできます。
証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
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