扶養家族とは?親を扶養に入れるメリット、対象となる年収は?

所得税法上の扶養のメリット

親, 扶養, 家族
(写真=PIXTA)

親の年齢、同居か別居なのかによって、収入から一定額が「扶養控除」されるので、支払う所得税、住民税を節税することができます。扶養控除額はいくらになるのでしょうか。

「所得税」の控除額

親が70歳未満 38万円
親が70歳以上で同居 58万円
親が70歳以上で別居 48万円

「住民税」の控除額

親が70歳未満 33万円
親が70歳以上で同居 45万円
親が70歳以上で別居 38万円

例えば、年収が400万円の人なら所得税を3万8,000~5万8,000円、住民税を3万3,000~4万5,000円節税することができます。もう一つのメリットは、親の医療費を合算して医療費控除が使えるという点です。

デメリットについても確認しておこう

扶養にはメリットばかりではなく、デメリットや注意点もあります。例えば、高額療養費は被保険者の所得区分が変わることによって、自己負担限度額が上がり節税分を上回ってしまう可能性があるのです。また、被保険者がiDeCoやふるさと納税で所得控除を使っていたり、住宅ローン減税制度を利用したりして、すでに税金の支払額が減っていると節税効果があまり見込めない場合もあります。

親を扶養に入れる手続き

親, 扶養, 家族
(写真=PIXTA)

扶養家族の要件にあてはまることが分かったら、どちらの手続きも勤めている会社の担当窓口を通して行います。別居の場合は、仕送りをしている事実を確認できる資料が必要です。例えば、親の銀行口座に振り込んだことが分かる通帳の写しや、現金書留の控えなどになります。現金を手渡ししたのでは記録が残らないので注意しましょう。

親を扶養に入れることで家計の状況が良くなることがあります。まず、自分や親が条件にあてはまるのか確認するとよいでしょう。

文・藤原洋子(ファイナンシャルプランナー)

【こちらの記事もおすすめ】
もう?まだ?アラフォー独身女性が今から考えるべき「老後のお金」3つのポイント
豊かな老後を迎えるために、アラフォーが今すぐすべき3つのToDoリスト
独身女性が安心できる貯金額はいくら?漠然とした不安を解消する簡単な方法
一生独身かも…老後が不安なアラフォー女性のための、幸せ貯金計画
人生100年時代を生き抜く私たちに必要な「生涯学習」って?
1 2
Page 2 of 2
PREV 従業員が選ぶ働きやすい企業ランキング Googleを抜いたのは米国で話題のハンバーガーチェーン
NEXT なぜお金持ちは「お金持ちであることを隠す」のか?

続きを読む