家族構成の変化に間取りを合わせられる

長い年月のなかでは、将来的にパートナーと暮らす、親を引き取るなど予定していなかった家族との同居などライフスタイルの変化が訪れるかもしれません。賃貸なら1LDKから2LDK、3LDKと間取りを柔軟に変化させ、家族構成が変わっても対応することが可能です。

住宅設備や内装が劣化したら築浅物件に移れる

賃貸している物件が古くなったと感じてきたら、新しい設備を備えた築浅物件に移ることができます。

購入した場合は、設備が劣化すればリフォームをすることになり、比較的大きな費用がかかります。また、マンションの共有施設が最新のマンションに比べて物足りないと感じても、共有施設は自分で簡単に変えることはできません。最新設備の賃貸物件に引っ越せるのは「賃貸でよかった!」と思う瞬間かもしれません。

ご近所関係が悪くても引越しで解決

もしも、ご近所にトラブルメーカーがいて、お付き合いを避けたいとき、引越しをすることで解決できることがあります。

購入した家だと、町内からなかなか脱出できるものではありません。そのため、ある程度は我慢してお付き合いを続けていくことに・・・・・・。賃貸は困ったご近所問題が発生したときにも対応しやすいと言えるでしょう。

不具合は大家さんがメンテナンス対応

ボイラーが故障したり、暖房が使えなくなったりなど設備に不具合が生じたときには、大家さんがメンテナンスをしてくれるケースが多くなっています(賃貸契約による)。自分の持ち物ではないことで、メンテナンス費用がかからないというメリットがあります。(ただし、賃貸契約によります)。

賃貸には賃貸ならではの利便性があります。暮らし方を考えたときに、購入よりも賃貸のほうが「しっくりくる」という人もいるかもしれませんね。

30代独身女性は将来を見据えた選択を

(写真=Leszek Glasner/Shutterstock.com)

賃貸と購入のどちらがよいのかは、いろいろな見方がされているもので、きっぱりと「こちら側」と言い切ることはできません。都市部と地方では、不動産の価格に違いがあるため、暮らす地域によっても最適な選択肢は変わるでしょう。

30代独身女性の「自分の城」選びは、将来を見据えた検討が重要なポイントになります。じっくり考えて、最善と思える選択をしたいものです。

文・岩野 愛弓(住宅・不動産ライター、宅地建物取引士)/DAILY ANDS

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