役所には「非正規雇用」や「会計年度任用職員」が居ますが、公務員とは異なるのでしょうか?仕事内容や給与において正職員との差はある?
役所の窓口へ行くと、正規雇用の公務員でなく、会計年度任用職員というスタッフが対応してくれる場面があります。会計年度任用職員とは、どのような職種なのでしょうか。   当記事では、非正規職員・会計年度任用職員と正規雇用の公務員の違いについて紹介します。仕事内容・給与・働き方などの観点からそれぞれの職種を詳しく解説するため、新しい働き方を探している方はぜひ参考にしてください。

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役所の「非正規雇用職員」は「会計年度任用職員」に

非正規雇用とは、正規雇用(正社員・正職員)以外の雇用形態の総称です。具体的には、パートタイム労働者・契約社員・派遣社員などが含まれます。
 
地方公務員における非正規雇用職員は、かつて各自治体がそれぞれ異なる名称で雇用していました。しかし、2020年4月の地方公務員法改正により「会計年度任用職員」という名称に統一されました。
 

会計年度任用職員の仕事内容

会計年度任用職員の仕事内容は多岐にわたります。例えば、以下のような業務があります。


(1)一般事務
(2)窓口業務
(3)専門的な業務

会計年度任用職員の仕事内容は、一般事務や窓口対応といった正職員のサポート業務が中心です。しかし、近年では介護保険の利用申請や審査業務など、専門的スキルを必要とする仕事を担うケースもあるようです。
 

会計年度任用職員の給与・待遇

会計年度任用職員の給与は、時給制または日給制のケースが多く、地域や職種によって異なります。
 
一般的には正職員よりも低い水準のようですが、正職員と同様に期末・勤勉手当(ボーナス)や通勤手当などが支給されます。また、会計年度任用職員は、以下のような休暇も取得できる場合があります。


・公民権行使等休暇
・妊娠出産休暇
・育児休暇
・生理休暇
・慶弔休暇
・夏季休暇
・子どもの看護のための休暇