仕事に追われる忙しい毎日、家に帰った時、優しく寄り添ってくれるペットがいたらなあ、と思ったことはありませんか?
今回は、1人暮らしでも飼いやすいペットについて紹介します。ぜひお迎えの検討をしてはいかがでしょうか?
1人暮らしでも飼いやすいペットの条件は?

1人暮らしの女性でも飼いやすいペットの条件は主に4つあります。
- 小型もしくは小動物
- 購入費、エサ代などの負担が少ない
- 鳴かない、または鳴き声が小さい
人なつっこい 鳴き声が大きく、飼い主が不在の間も無駄吠えし続けてしまう動物は近隣トラブルの元になり兼ねません。仕事で家を空ける時間が長い人ほど、留守番をしている間は静かに過ごしてくれる、もしくはケージで飼える小動物がよいといえます。
人なつっこいことも大事な要素です。コミュニケーションがとれなくては、飼い主だけではなくペットの幸福度も下がってしまいます。インターネットでもペットを購入できる時代ですが、ペットショップやブリーダーの元に通って性格を確かめる方が飼いやすい子が見つかる可能性が高いでしょう。
実際にどのような動物が適しているのでしょうか?
ペット初心者でも飼いやすい「ハムスター」

ちょこまか走り回る姿が愛くるしく、つぶらな瞳もキュート。ハムスターは人になつきやすく、慣れれば積極的に手の上に乗ってスキンシップを図ってくれるのでとても飼いやすい動物です。
種類の豊富さもハムスターの魅力です。温厚でひとなつっこいゴールデンハムスターや、おっとり癒し系のキンクマ、毛並みが美しいジャンガリアンハムスターなど、20種類を超えるともいわれています。
値段は、種類によって多少の差はあるものの1,000円~2,000円台が中心です。飼育を始める際にはケージや回し車などの飼育セットが必要になりますが、どれも小型のため犬や猫と比べても安く手に入れることができます。エサ代は毎月500円~1,000円くらいといわれています。
おしゃべりもできる「セキセイインコ」

ヒナから丁寧に飼えば積極的に手に乗ってくれるまでなついてくれるセキセインコは、寂しがり屋の女性に向いています。
音を真似るのが上手なことも人気の理由です。繰り返し聞いた音や言葉を覚えてそのまま口真似をするので、自分の名前を名乗ったり、あいさつしたりしてくれることもあります。
ヒナの相場は1羽3,000円程度とお手頃です。餌代を含めた維持費も毎月500円~1,000円ですみます。
愛情を注ぐほど信頼を返してくれる「小型犬」

犬は、愛情を持って接すれば、しっかり愛情を返してくれる賢い動物です。日中働いている女性でしたら、静かにお留守番ができるおとなしい犬種が買いやすいでしょう。
ペキニーズは、穏やかな性格で従順な性格が人気の犬種です。寂しくても我慢してくれるので、近隣に迷惑をかけることがあまりないそうです。
ミニチュアダックスフントも飼い主に忠実な犬種です。警戒心が強く物音に敏感で、万が一不審者が侵入してきた際には、いち早く反応し番犬としての役目も果たしてくれます。
チワワや柴犬なども室内で飼いやすい犬種といわれています。
貴婦人のような美しさ「ネコ」

呼びかけてもツンとすまし顔をしていたかと思えば、全身を擦り付けて愛を表現してきたり。そんな自由気ままさこそネコの最大の魅力です。
1人暮らしの女性が飼いやすいのは、抜け毛が少なくおっとりしているタイプです。スコティッシュフォールドは、穏やかな性格で、人なつっこいのが特徴。長毛種と短毛種がいますが、掃除の手間を考えると短毛種の方が飼いやすいでしょう。
ただしお値段は15万円~30万円と高額です。エサは高いものから安いものまでさまざまです。
専門店ができるほど人気急上昇中!「ハリネズミ」

最近、ハリネズミカフェや専門店ができるほど人気急上昇中のハリネズミ。「全身トゲに覆われていて抱っこできないのでは?」と思われがちですが、よほど驚かさない限りはハリを立てることもなく、お腹はふわふわの毛で覆われているので、ちゃんと抱っこもできる癒やし効果抜群のペットです。
夜行性なので昼間は静かに寝ていますし、通常時は鳴き声を立てませんので、夜に眠りを邪魔される心配もありません。また臭いが少ないので、臭いを気にしてペットを諦めていた女性でも安心して飼えます。
エサはカリカリタイプのミックスフードがメインで、ミルワームやコオロギなどの虫はおやつ程度で十分。虫が苦手でしたら無理に与える必要はなく飼育はとても簡単です。1匹1万円~3万円程度。エサ代は1ヵ月1,500円程度です。
最期まで愛情を持って飼い続けることが最大の条件
人の心を和ませて、寂しいときには元気をくれる可愛いペットですが、餌代やケア代、病院の費用など、動物を迎え入れた後も出費は続きます。
生活に余裕がない場合は飼育を見送ることも大人として大切な判断です。一緒に過ごした時間が素敵な思い出になるよう、自分のライフスタイルにあったペットを丁寧に探しましょう。
文・あさみず美保(日常系ライター)
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