フジテレビ会見、テレビ局関係者もフリー記者の質の悪さに憤り

2000年から黄金期に「Survivor」は先駆者的存在

 2000年に「Survivor(サバイバー)」がスタートして、現在のリアリティショーブームが始まった。孤島や密林などに隔離された素人の参加者がサバイバル生活をして賞金を競う内容だ。スウェーデンのテレビシリーズを米CBSが発展させてヒット番組にした。現在も続くリアリティショーの「お化け番組」である。

 シーズン1の最終回は全米で520万人が視聴したといわれ、この年、この視聴者数を上回った番組はプロフットボールの王者を決めるスーパーボウルの中継だけだった。

 その後、続々とテレビ史上に名を残すリアリティショーがリリースされた。2002年には結婚相手を探す「The Bachelor(バチェラー)」が始まり、同じ年、オーディション系の「American Idol(アメリカン・アイドル)」がスタートした。各地から歌の上手な素人が集まり、頂点をめざす。シリーズ1の優勝者は今や国民的歌手となったケリー・クラークソン氏だ。フォックスからABCに放送が映り、現在も続いている。

 ドナルド・トランプ氏が出演した「The Apprentice(アプレンティス)」は2004年にスタートした。素人の番組出演者は、見習いとして働き、トランプ氏の会社の本採用をめざす。失敗すると「You’re Fired(お前はクビだ)」とトランプ氏に通告される。

 「家族もの」の代表作品である「Keeping Up with the Kardashians(カーダシアン家のお騒がせセレブライフ)」は2007年に始まり2021年まで続いた。キム・カーダシアン氏と姉、妹の3姉妹を中心に繰り広げられる家族の生活ぶりを描いた。番組でプライバシーをさらけ出したことでカーダシアン家のメンバーはセレブと呼ばれる「億万長者」になった。

柱は「愛」「家族」「野心」 ねたみ、そねみをのぞき見る