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2020/03/25

つみたてNISAの上限額は?制度をフル活用する方法

(写真=PIXTA)
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投資で得た売却益や分配金には、通常約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAなら非課税になります。ただし、いくらでもできるわけではなく、つみたてNISAの投資枠には上限が設定されています。詳しく見てみましょう。

つみたてNISAの投資上限額は「年間40万円」

(写真=PIXTA)

つみたてNISAは年間40万円が非課税投資枠として定められていて、その金額以内で対象の投資信託を購入することができます。最長20年まで継続できるので、40万円×20年間=800万円がこの制度を利用できる上限額です。

通常のNISAは年間120万円で最長5年であることを考えると、つみたてNISAは長期間に渡って少しずつ積み立てていくのに向いている制度であることがわかります。

つみたてNISAの積立金額を考えよう

(写真=William Potter/Shutterstock.com)

つみたてNISAでは、一定の期間ごとにあらかじめ設定した金額をコツコツと投資していきます。年間40万円までというルールがあるので、たとえば以下のような積み立て方が考えられます。
  • 毎月(月1回積み立てる)コース ⇒ 40万円÷12ヶ月=3万3,333円/回
  • 毎週(週1回積み立てる)コース ⇒ 40万円÷52週=7,692円/回
  • 毎日(営業日ごとに1回積み立てる)コース ⇒ 40万円÷243日=1,646円/回
積み立てる頻度や日にちの選択肢は、金融機関ごとに異なります。NISA口座を開設する金融機関は1人1社しか選べないので、つみたてNISAを検討していてまだ金融機関を決めていない場合は、そういった点や選べる銘柄なども考慮して、自分にとって使いやすそうなところを見つけましょう。

つみたてNISAの非課税投資枠は、残った分を翌年以降に繰り越すことができません。制度をフル活用するなら、できるだけ上限ギリギリを狙いたいところです。SBI証券の「NISA枠ぎりぎり注文」のように、非課税枠をうまく使い切れるような注文方法を用意している金融機関もあります。

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つみたてNISAの積立金額は変更可能

(写真=Photographynet.co.uk/Shutterstock.com)

つみたてNISAの積立金額は、一度決めたらずっとそのまま継続しなければならない、というものではありません。都度変更もできますし、金融機関によっては積立金額100円からのスタートも可能なので、初心者で不安だという方でも取り組みやすいのではないでしょうか。

積立金額の増額ももちろん可能ですが、上限の年間40万円を超えることはできませんので注意しましょう。積立金額だけでなく、「毎月積立」から「毎日積立」への変更なども可能です。

また、ずっと一定金額ずつではなく、楽天証券のように6月と12月など年2回に限って買付額を増額する「ボーナス月」を設定できる金融機関もあります。

つみたてNISAを上手に利用するには

(写真=beeboys/Shutterstock.com)

国は資産運用を促進するために、つみたてNISA以外にも一般NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度を用意して税金の優遇措置を行っています。iDeCoはつみたてNISAと併用できますが、一般NISAとは併用できません。まずはそれぞれの制度の特徴を抑えて、自分に合った方法を選びたいところです。

つみたてNISAならではのメリットを活かそう

(写真=NicoElNino/Shutterstock.com)

<つみたてNISAのメリット>

金融庁が厳選した比較的失敗しにくい商品ラインナップ

ほかの制度とは選べる銘柄が違います。つみたてNISAの場合、「販売手数料ゼロ」「毎月分配型ではない」など金融庁が定めた条件をクリアした投資信託の中から投資先を選ぶことになります。

自動的に分散投資できて、相場を気にせずに済む

つみたてNISAは一度設定しておけば一定の期間ごとに一定の金額ずつ投入していくしくみが作れるので、忙しい方や日々相場を気にする余裕がない方でも取り組みやすいでしょう。

手軽ですが、実は時間の分散投資をしながら安いときに多く買って高いときは少なく買うということを自動的に行っているので、失敗しにくい投資法を実践していることになります。

銘柄を選んでおけば、その都度相場を気にして売買のタイミングを見計らわなくても、その投資信託の中身は金融のプロが考えて運用してくれるという点も初心者には心強いのではないでしょうか。

いつでもお金を引き出せる

iDeCoは60歳以降まで引き出せませんが、つみたてNISAにはそのようなルールはありません。もしお金が必要な状況に追い込まれたら払い出すこともできますし、投資する余裕がなくなってしまったら積立金額を抑えることもできます。

老後の資金準備に使うこともできますし、生まれた子どもの将来の学費に充てることもできます。将来の不確定要素が多くて不安な方でも取り組みやすいでしょう。

長期保有する人に向いている

つみたてNISAは最長20年続けることができます。一般的に、投資は長い時間をかければかけるほど複利効果でお金が増えやすくなります。時間を味方につけられるなら、たとえ元手資金が少なくてもカバーできます。

以上のメリットから、つみたてNISAは特に投資初心者にぴったりの制度と言えます。ただし、失敗しにくいとはいえ、投資である以上は元本割れ(投資した金額>手に入った金額)になる可能性もゼロではありません。リスクもきちんと把握したうえで活用しましょう。

じっくり無理のない範囲でやってみよう

(写真=StudioByTheSea/Shutterstock.com)

つみたてNISAをフル活用したいなら年間40万円の上限額を積み立てていくのがいいということになりますが、だからといって無理をしてまで最初から上限いっぱいを目指す必要はありません。

少額でもいいので長期に渡って継続することが大切です。家計の状況を見ながら、負担になりすぎない程度を計算して運用するようにしましょう。将来のために、今からコツコツ学んで実践して積み重ねていきたいですね。

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文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)

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