断熱性能が高い住宅が普及している地域と普及していない地域の差

ヨーロッパでは、寒い地域と暖かい地域で冬季の死亡増加率に変化が見られます。フィンランドなどの寒冷地では冬季の死亡増加率が10%であるのに対し、ポルトガルやイギリスなどの温暖な地域ではその2倍となる20%前後です。これは、温暖な地域ほど断熱性能の高い住宅の普及が進んでおらず、冬季の室温が低い住宅が多いためと考えられます。

日本でもこれと同様に、北海道や東北など寒い地域ほど冬季死亡増加率が低い傾向にあります。

温暖な地域にこそ、高断熱な住宅が必要

これらのことから、たとえ温暖な地域に家を建てるのだとしても、断熱性能にこだわった住宅にしたほうがよいことが分かります。より断熱性の高い断熱材を使用かつ気密性にもこだわり、熱を逃さず結露も起こしにくい複層ガラス・高性能樹脂サッシの窓を選ぶなど工夫しましょう。

体を動かせる住宅で運動能力の向上・体力の維持を目指す

健康に生き続けるためには、運動も欠かせません。体の動かしやすさを考慮した設計・デザインにしてもらえるよう、住宅会社とよく相談しましょう。床材は滑りにくくつまずきにくいものを選ぶことがおすすめです。特に小さな子どもや高齢者のいる家庭は、転びにくい床材にこだわることで転倒事故を防止できます。

子どもの運動能力を伸ばして心身ともに健康に成長してほしいのであれば、リビングを広くとり、幼児期から自由に動ける空間づくりを意識しましょう。庭やウッドデッキをつくって、外遊びで五感を刺激するのもおすすめです。

健康住宅で健やかな暮らしを

シックハウス対策だけでなく断熱性能を重視し、さらに自由に動き回れる空間を備えた住宅を意識することで、さまざまなリスクを回避できる可能性が高まります。特に断熱性能については、暖かい地域に注文住宅を建てる場合でも、しっかりこだわったほうが賢明です。住宅会社とよく相談し、家族が健やかに暮らせる住宅をつくりましょう。

提供・MORIZOU online

【こちらの記事もおすすめ】
思わず共感する40代独身女性あるある
100均グッズで宅飲みをワンランクアップ
生活費月100万円超「ご近所セレブ」の実態
旅行のお土産、いくらが適切?
あぁ、癒やされる。飼いやすいペット5選