ベタ基礎とシロアリ

住宅の基礎工法には、布基礎やベタ基礎があります。ベタ基礎では、地面をコンクリートで覆うように施工するため、シロアリに強いと思われがちですが、単にベタ基礎を打っただけではシロアリによる害は防げません。基礎に通風口をつける昔ながらの床下換気や、基礎パッキンによる換気では、換気ムラができ、結露の原因となります。これらの換気方法では、隙間から虫が侵入してしまうのも難点です。

例えば、もりぞうでは「湿気を入れない」「除湿をする」「空気の流れをつくる」といった3つのポイントで床下の結露を防ぎ、シロアリによる害から家を守る工夫を行っています。さらに、基礎を完全に密閉、防蟻断熱材や防蟻シール材などを使用し、シロアリを寄せ付けないような施工を行っているのも特徴です。

ここまで厳重な対策が必要な理由は、シロアリが雑食でどのような建材でも食べてしまうからです。ケーブルや電線、発泡スチロール、ゴム、コンクリートなどまで食害します。室内のピアノや家具にも注意しなければなりません。一度住宅に入り込んでしまうと、駆除を行うまであらゆるものを食べて繁殖を続けます。

住宅を長持ちさせるためには、シロアリが入り込まない工夫が必要です。シロアリへの対策を行う際には、ベタ基礎だから大丈夫と安心せず、さまざまな工夫を行いましょう。

ヒノキの家でもしっかりと防蟻を!

ヒノキは、材質自体に防蟻性があり、防蟻剤にはヒノキから抽出された成分が使用されることもあると分かりました。しかし、いくら防蟻性の高い木材でも「まったく被害を受けない」というわけではありません。住宅自体にも防蟻の工夫を行うことは必要です。「ベタ基礎やヒノキだから大丈夫」と安心せず、さまざまな方法での防蟻を検討してみましょう。

提供・MORIZOU online

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