『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』予習まとめ
『インクレディブル・ハルク』に登場する重要人物たち

エドワード・ノートン演じるブルース・バナー(『インクレディブル・ハルク』より)© 2008 MVL Film Finance. All Rights Reserved.
まずは天才科学者ブルース・バナーから説明しよう。当初エドワード・ノートンが演じ(『インクレディブル・ハルク』)、後の作品(『アベンジャーズ』以降)ではマーク・ラファロが演じることになったこの人物は、ガンマ線実験の事故で「ハルク」に変身する力を得た。怒りや興奮で緑色の巨人に変身するが、その力の制御に苦心する悲劇のヒーローである。

ハルク(『インクレディブル・ハルク』より)© 2008 MVL Film Finance. All Rights Reserved.
対する重要人物が、サドリアス・“サンダーボルト”・ロスだ。当初ウィリアム・ハートが、今回の最新作ではハリソン・フォードが演じるこの米軍将軍は、超人兵士の開発に執着する人物である。後に国務長官としてヒーローたちの管理に関わることになり、最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』ではついに米国大統領の地位までのし上がる。

ウィリアム・ハートが演じていたサディアス・ロス(『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』より)© 2016 Marvel All rights reserved.
その娘ベティ・ロスは細胞生物学者で、バナーの恋人。父とバナー/ハルクの対立に板挟みになりながらも、常にバナーを支え続けた存在である。最新作におけるサディアス・“サンダーボルト”・ロス大統領にとって、バナーと対立したことによる娘ベティとの確執は非常に重大な問題となっている。

ベティ・ロス(『インクレディブル・ハルク』より)© 2008 MVL Film Finance. All Rights Reserved.
また、ハルクの力に対抗するため超人血清とガンマ線の影響を受けて変身したエミル・ブロンスキー(アボミネーション)も重要だ。ハルクに似た姿だが、より攻撃的で制御不能な存在となった。

アボミネーション(『インクレディブル・ハルク』より)© 2008 MVL Film Finance. All Rights Reserved.
このアボミネーションの変身に関わった科学者サミュエル・スターンズにも注目。バナーの血液に接触し頭部が異常変形した彼の存在は、重要な伏線となっている。

サミュエル・スターンズ(『インクレディブル・ハルク』より)© 2008 MVL Film Finance. All Rights Reserved.
キャプテン・アメリカの誕生と超人血清

先代キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース © 2010 MVLFFLLC. TM & ©2010 Marvel Entertainment, LLC and its subsidiaries. All rights reserved.
第二次世界大戦時、やせ細った青年スティーブ・ロジャースは、エルスキン博士の開発した「超人血清」によってキャプテン・アメリカとなった。この血清には「良い人はより良く、悪い人はより悪く」なる特徴があり、使用者の本質が増幅される特殊な薬品である。