economy of truth

economicalは「経済的な」「節約する」という意味の単語ですが、婉曲的に「(情報を)故意に出ししぶって」という意味もあります。economy of truth を直訳すれば「真実を故意に出ししぶって」となりますが、これで「ウソ」を遠回しに言ったことになります。

creative, imaginative

creativeは「創造力のある」という意味の言葉ですが、「(必ずしもウソをつく意図がなくても)想像力が豊かであるがゆえに大きなことを言う」意味の婉曲表現として使われることがあります。

imaginative も creative とほとんど同じニュアンスで使われます。ただし、通常は新聞記事について述べるときに使われます。例えば、imaginative reporting とか imaginative journalismといった具合です。

gild, embroider

人間はときとして自分のことを良く見せようとするものです。ウソはウソでも自分のことを良く見せようとするときに使われる単語があります。例えば、gild です。gildは「金メッキをする」という意味ですが、「~をよく見せる」「~を明るく魅力的に見せる」という意味でも使われます。gild the truth といえば、「真実をねじまげる」という意味になり、「ウソをつく」ことを婉曲的に表現したことになります。

その点、embroider も gild と似ています。embroider は「刺繍する」という意味ですが、「誇張する」という意味でも使われます。embroider the truth で「事実を誇張する」という意味になり、「ウソをつく」ことを婉曲的に表現したことになります。

misspeak

misspeak は「言い間違える」という意味の単語ですが、婉曲的に「ウソをつく」という意味でも使われることがあります。

speak with forked tongue

ちょっと変わった言い方ですが、「ウソをつく」の婉曲表現として speak with forked tongue が使われることがあります。

私の同僚のオーストラリア人が liar と言われて血相を変えて怒りだしたように、ちょっとした言葉の使いかたで人間関係がギクシャクするものです。気をつけましょう。

次回はまた和訳レッスンに戻ります。

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