なんだか、自分だけが選べるつもりでいるなと感じました。
◆「もしかして○○大の人?」会話の中で探りを入れる
ここでふと疑問がでてきます。彼女はどうやって男性をふるいにかけているのでしょう。マッチングアプリや結婚相談所などのマッチングサービスには「年収」の欄はありますが、「借金」の欄はありません。
学歴欄も「大卒」を選択する方は大勢いますが、大学名まで記載している方はあまり多くないのです。

「それはやめた方がいいよ。品定めしすぎる印象を与えて、まともな人が離れていくから。結婚相談所の担当者にとっても、探りを入れる女性って印象が悪いんですよ」
「でも、相手から申し込みしてきているんですよ」
◆このままだと争奪戦で負けますよ
「藍さんが会ってもいいなって思う男性は、他の女性も会ってもいいなって思うような好条件の男性なんですよ。むこうは人気なので、いろんな女性を選べます。
結婚で『絶対に損したくない』スタンスを前面に出して品定めしすぎる人を、あえて結婚相手に選ぶメリットはありません。このままだと争奪戦で負けますよ。
例えば男性で、自分が39歳なのに女性の希望年齢を『34歳まで』って書き方している人がいたら印象悪くない? 年の差婚を成功させる男性は、年齢重視に見えない方なんです」
「印象はよくないけど……単に年齢が気になるんだなって思ってました」
◆地方出身男性との交際を、親から反対された「まさかの理由」
なぜ彼女がここまで条件にこだわるようになったのか。その背景と思われる出来事は20代の頃にありました。
藍さんは学生時代の友人と、卒業後に付き合うことになります。初めての彼氏でした。その彼は地方出身で、上京して進学するために400万円ほどの奨学金を借りていることを交際後に知ります。