そんな佐々木は、デビュー当初から所属していたアーツビジョンを辞めた後、フリーで長期間活動。2001年に81プロデュースへ所属となったが、13年に退所して再びフリーの道へ。そしてこのたび青二プロに移籍することとなった。

 佐々木は11月1日、自身のXで「このたびご縁がありまして青二プロダクション所属となりました」(原文ママ、以下同)と報告。「新しい環境においていただいたことをとてもありがたく光栄に思います」と喜びをつづりながら、「これからも楽しくがんばってまいりますね! 皆さま今後ともよろしくお願いいたします!」と所信表明した。

「青二といえば、若手からベテランまで幅広い層を擁する業界最大手の事務所。近年、他事務所からの移籍者が増えており、岩田光央(19年6月) 、悠木碧や井上麻里奈(22年1月)、佐倉綾音(22年2月)らが主な代表例です。そのためネット上では、現在57歳でベテランの佐々木が今回新たに所属したことを受けて、『また青二か。獲得意欲すごいな』『青二さん、盤石な地盤がさらにカッチカチに……』『ますます人材が豊富になるな』といった指摘が寄せられています」(声優ライター)

声優・佐々木望、青二所属で 「まだまだ将来性アリ」!?

 なお、佐々木の青二プロ所属の背景について、ある声優事務所関係者は以下のように分析する。

「最初にフリーになったときは、声優という職業に興味をなくし、そのまま辞めてしまうのではないかと思っていたので、81プロデュースへの移籍が発表された際には、『まだ声優として活躍したい気持ちがあるんだ』と感じました。再びフリー期間を経て、57歳という年齢で青二を選んだということは、声優人生“最後の場所”として考えているのかもしれません。そう簡単に入れる事務所ではありませんし、たとえ名が知られていても、年齢によって入所を断られる人は多くいますから、佐々木はまだまだ将来性がある声優だと期待されているのでしょう」(同)