しかし、16年12月末をもって解散したSMAPの曲がランクインすると、VTRのテイストが一変。「2000年より前」の13位だった「夜空ノムコウ」(98年)では、本人映像ではなく、16年リリースのベストアルバム『SMAP 25 YEARS』のジャケット写真とSMAPの所属レコード会社だった「写真提供 ビクターエンタテインメント」の文字が画面上に表示され、音源のみが流れた。

「ワイプに映っていたスタジオの道枝、SUPER EIGHT・安田章大らが曲を口ずさむ場面もありました。道枝は『家族全員でSMAPさんが好きだったので、ちっちゃい頃から聞いてたんですよ。カラオケでもよく歌ってました』と回顧。02年生まれとあって、「『夜空ノムコウ』の(発売)時は生まれてないです。まだ』と言うと、ゲストのサバンナ・高橋茂雄が『生まれてなくても知ってるっていう曲たちがスゴいですよね』と感心していました」(同)

 さらに、「2000年以降」の26位にはSMAPの「らいおんハート」(00年)が入るも、再び本人映像はなく『SMAP 25 YEARS』のジャケットが映し出された。また、栄えある1位は、トリプルミリオン(300万枚)を達成した03年リリースのSMAPの代表曲「世界に一つだけの花 (シングル・ヴァージョン)」が獲得したものの、同様にシングルのCDジャケットが公開されるのみだった。

 VTR終了後、SUPER EIGHT・村上信五が「納得の1位じゃないですか、これは」と述べると、大倉忠義は「先輩がすごいなって感じですね」とコメント。メンバーの歌唱映像が流れなかった点には触れなかった。

「ほかのアーティストは基本的に本人映像がオンエアされたため、SMAPのパートは明らかに違和感の残るVTR構成でした。ちなみに『世界に一つだけの花』のジャケットはもともと本人の写真は使われておらず全面イラストのデザインですが、『らいおんハート』『夜空ノムコウ』のCDジャケットにはメンバー5人の写真が使われています。しかし、なぜか『Smap』の文字のみで作られた『SMAP 25 YEARS』のジャケットを採用していました」(同)

SMAPのみ扱いが明らかに違う