旧ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT)から映像やジャケット写真の使用許可が下りなかったのか、そもそも番組側が申請をしなかったのか、内情は不明だが、「2000年より前」の11位だった寺尾聰の「ルビーの指環」(81年)の場合、NHKから映像提供を受けて『第58回紅白歌合戦』(07年放送)の映像を使用。
また、SMAPと同じく旧ジャニーズから誕生したグループで、現在活動を休止中の嵐は、「2000年以降」の19位に「Love so sweet」(07年)がランクインし、DVD&Blu-ray『ARASHI Anniversary Tour 5×20』(20年発売)から、コンサート映像を流していたことから、「SMAPのみほかのアーティストと扱いが明らかに違っていた」(同)という。
こうして、SMAPメンバーは“映さない”という徹底ぶりだった今回の『EIGHT-JAM』。ネット上の視聴者からは「SMAPの映像がなぜテレビで流れないのか、誰かきちんと説明をしてほしい」「テレ朝なんてSMAPの歌唱映像をいくらでも持っているのになぜ?」といった疑問の声が噴出。
ジャケットの使用についても「なんでCDジャケットなの? しかも本人たちが写っているジャケットじゃないし……」「ジャケットは写真が映っているものは流さず。もういい加減にしてほしい」など怒りをあらわにしたコメントが続出している。
SMAPの過去映像めぐる謎の現象とは?
今年はSMAPの過去映像をめぐって、次々と謎の現象が起きている。5月24日から人気ドラマシリーズ『古畑任三郎』(フジテレビ系)が再放送され、6月18日オンエアの第3シーズン第11話で、過去に本人役でドラマに登場したSMAP5人の写真が“黒塗り”になっていたのだ。
また、9月13日に放送された『それSnow Manにやらせて下さい』2時間スペシャル(TBS系)では、SMAPの「ダイナマイト」(97年)の紹介VTRとして、なぜか事務所の後輩であるA.B.C-Zが舞台『ABC座 10th Anniversary「ジャニーズ伝説2022 at Imperial Theatre」』でカバーした際の映像が流れたことも。