◆ポイント③その子ならではの“ラッキーフード”を作ること
三つ目は、母の味の中でも、それを食べると良いことが起こるような気がする“ラッキーフード”を作るということ。
中でも母が作るシュウマイは市販やレストランの味とは少し違って独特の甘みがあり、私や兄は大好物。食べた翌日に良いことが起こることが続いたため、いつの間にか“ラッキーシュウマイ”と呼ばれるようになりました。
他にも、釣り好きだった父が釣ってきたカワハギの刺身を肝醤油で食べたり、石鯛のお造りはごほうび料理に。おでんとグラタンという組み合わせも心を満たしてくれる我が家ならではのメニューだったように思います。
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少しでも参考になることがあればうれしく思いますし、母にしてもらった食育は、親になった私が自分らしさを加えて我が子に実践しています。受験生とご家族の皆さん、あと少しですから、どうか元気にがんばってくださいね!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12