近年注目を浴びている「つみたてNISA」。投資初心者に向けて、始め方を解説します
何から始めたらいいのかわからないという人は必見です。おすすめの証券会社も紹介するので、この記事を読めばすぐにスタートできるでしょう。

この記事でわかること
  • つみたてNISAを始めるには、まず金融機関選びをする
  • 楽天証券SBI証券が特におすすめ!銘柄数も多く、ポイント制度なども充実している
  • 金融機関が決まったら、申し込みに必要な「マイナンバーが確認できる書類」と「本人確認書類」を準備しておく
  • 積み立てる銘柄は、自分の投資スタイルに合わせて選ぶといい
  • 月3万円を単に貯めた場合とつみたてNISAで運用した場合とでは、20年後はつみたてNISAのほうが260万円以上多い金額になる

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年3月時点
1 2 3 4 5
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
取扱銘柄数 180本 178本 152本 164本 173本
売買手数料 無料 無料 無料 無料 無料
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
1%(※1) 0.5%(※2) 1.1% 1%(※3) 非対応
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
ココがおすすめ 楽天ポイント
が貯まる
豊富な
商品ラインナップ
マネックスポイント
が貯まる
現物株式の取引手数料が
最大5%割引
サポートが手厚い
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%

\口座開設数No.1/
SBI証券でつみたてNISAを始める
(公式サイト)

ステップ1.金融機関を選ぶ

1.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つ最初にすべきことは、「金融機関選び」です。金融機関を決めないことには、口座を開設できません。まずは、口座を開設する金融機関を選びましょう。

NISA専用の口座を作る必要がありますが、すべての金融機関の中で1人1口座しか持てないというルールがあります。複数の金融機関で口座を開設して使い勝手を比較しながら決めることはできません。

どの金融機関で口座を開設するかによって利用できるサービスの内容や選べる投資先などが変わります。よく比較検討し、自分に合う金融機関を選ぶことが大切です。

つみたてNISA(積立NISA)はどこで始められる?

つみたてNISAの口座は、証券会社や銀行などで開設できます。

つみたてNISAが始められる金融機関
  • ネット証券
  • 総合証券
  • 銀行 など

証券会社や銀行以外にも、投資運用会社(レオス・キャピタルワークスなど)や信用金庫・信用組合でも口座を開設できるケースがありますが、銘柄のラインアップは少ない傾向があります。

そこでここでは、ネット証券、総合証券、銀行について紹介します。

ネット証券

ネット証券の多くは、実店舗を持たず、インターネット上で申し込みから口座開設、銘柄選び、投資まで完了します。ネット証券の主なメリットは、「スピーディーに投資をスタートできる」「手数料が安い傾向がある」などです。

メリット デメリット
・対象の銘柄数が豊富な傾向がある
・ネットで手続きが完了する
・スピーディーに投資を始められる
・銀行より投資商品の種類が豊富
・対面で相談できないことが多い

【具体的なネット証券の例】
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・松井証券
・auカブコム証券
・LINE証券 など

総合証券

総合証券には「店舗」があるため、窓口で担当者に相談しながら銘柄を選べます。総合証券の主なメリットは、対面で銘柄選びや手続きについて相談できることです。歴史や知名度のある会社なら、安心感を得られると感じる人もいるでしょう。

メリット デメリット
・窓口で銘柄選びや手続きについて相談できる
・歴史や知名度のある会社なら安心感が得られる
・銀行より投資商品の種類が豊富
・対象の銘柄数が少ない傾向がある

【具体的な総合証券の例】
・野村證券
・大和証券
・SMBC日興証券 など

銀行

つみたてNISAの口座は、銀行でも開設できます。銀行を選ぶメリットは、投資が初めてでも、例えば「いつも利用している銀行」なら申し込みのハードルが低いことです。

ただし銀行で取り扱っている投資商品の種類は、証券会社より少ない傾向があります。将来的に株式の売買などにもチャレンジしたいと考えているなら、証券会社を選んだほうがよいでしょう。

メリット デメリット
・なじみのある銀行で口座開設できる ・対象の銘柄数が少ない傾向がある
・証券会社より投資商品の種類が少ない

自分に合うつみたてNISA(積立NISA)の金融機関の選び方

金融機関は多いので、何を基準にどこを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。金融機関選びでは、以下の点をチェックしましょう。

金融機関の選び方
  • 投資できる銘柄のラインアップ
  • 使い勝手やサポート体制
  • ポイントの相性

投資できる銘柄のラインアップで選ぶ

銘柄の数や種類は、金融機関によって異なります。200種類近くの中から選べるところもあれば、1~5種類だけのところもあります。

投資したい銘柄が決まっているなら、その取り扱いがあるかを確認しましょう。

投資信託は運用をプロ(ファンドマネージャー)に任せる投資商品ですが、投資先は投資信託ごとに異なります。例えば、国内の株式を中心に投資する銘柄や外国株式・債券に幅広く投資する銘柄、不動産投資信託(リート/REIT)に投資する銘柄などがあります。

投資先は、銘柄ごとの「目論見書(もくろみしょ)」で確認できます。銘柄のラインアップが多いほど良いというわけではありませんが、自分が投資したい銘柄があるかどうか、しっかりチェックすることが大切です。

まだ具体的な投資先が決まっていないなら、ひとまず選択肢が多いところを選んでおけば、後で「別の金融機関にしておけばよかった!」とならずに済むでしょう。

使い勝手やサポート体制で選ぶ

Webサイトの使いやすさや、相談のしやすさなどのサービス面も重要です。

資金を投じる以上、投資の成果を定期的にチェックすることが大切です。場合によっては、積み立てる銘柄を変更するといった投資判断も必要でしょう。小まめに確認できるよう、Webサイトやスマホアプリの使い勝手も考慮して金融機関を選びましょう。

サポート体制や方法は電話やメール、AIチャットツールなどがあり、中には「NISA専用ダイヤル」を設けている金融機関もあります。自分が利用したいサポートがあるかどうか、チェックしておきましょう。

ポイントの相性で選ぶ

近年は、ポイントが貯まる&使える証券会社も増えています。よりおトクに利用したいなら、自分が貯めているポイントと相性の良い金融機関を選ぶのもよいでしょう。

仮に毎年40万円を積み立て、100円で1ポイント貯まるとすれば、年間約4,000ポイントも貯まります。20年分となれば、8万ポイントです。長期投資ならポイントをうまく活用して、運用益とダブルでリターンを狙いえるでしょう。

金融機関は後で変更することもできます。しかし手間(変更前と変更後それぞれの金融機関での手続き)と時間(2週間~1ヵ月程度)がかかります。しかも1年単位でしか変更できません。変更せずように済むよう、事前によく比較して選ぶのがおすすめです。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISA(積立NISA)におすすめの金融機関は、ネット証券

金融機関を決めるうえで銘柄のラインアップは重要なポイントです。長く運用するうちに積み立てる銘柄を変更したくなることもあるかもしれません。そんなとき銘柄数が豊富なら投資先の選択肢も広がります。

銘柄数を重視するならネット証券がおすすめです。なぜなら銘柄数は、総合証券や銀行よりネット証券のほうが多い傾向があるからです。

2022年4月26日現在の銘柄数を見ると、大手ネット証券の楽天証券は181銘柄でした。一方、大手総合証券である野村證券は7銘柄、大手銀行である三菱UFJ銀行は12銘柄です。金融機関によって、これだけ投資先の選択肢に違いが出るのがよくわかるのではないでしょうか。

ただし、ネット証券の中でもLINE証券の銘柄数は9銘柄、総合証券の中でもSMBC日興証券は158銘柄です。「ネット証券の銘柄数は多い」というのは、あくまでも傾向です。これらを踏まえつつ銘柄数をよく確認したうえで、どの金融機関で口座開設するかを決めましょう。

特におすすめなのは楽天証券とSBI証券

ネット証券の中でも特におすすめなのは、銘柄数が豊富で使い勝手・サービスも充実している楽天証券SBI証券です。複数社を比較してじっくり検討する時間がないという人は、まずはこの2社をチェックするといいでしょう。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

もう少し複数のネット証券を比較したいという人は、加えてマネックス証券、auカブコム証券、松井証券も候補にしてみてください。

この5社のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
特徴 つみたてNISAの
口座数は199万口座で
国内シェア37.3%
(2021年12月)
ネット証券
(インターネット専業の
証券会社)の
最大手企業
Amazonギフト券
などと交換可能な
「マネックスポイント」
が貯まる
三菱UFJフィナンシャル・
グループに属し
メガ通信キャリア
グループ会社でも
あるネット証券
1918年創業、
100年以上の歴史を
持つ老舗の証券会社
選べる投資先 181本 179本 152本 164本 173本
使い勝手・サービス ・日本経済新聞の記事が無料で読める
・「日経テレコン」が利用可能。

・細かい条件で絞れる商品検索。

・サポート機能が充実した「かんたんモード」と最新情報が充実した「通常モード」があり、いつでも切り替え可能。

・投資信託スマートフォン専用サイトや「投信NISA週末専用ダイヤル」がある。
・「毎日・毎週・毎月」から自由に積立コースを選べる。

・「NISA枠ぎりぎり注文」で投資可能枠を使い切れる。

・らくらく「カートつみたて」機能でまとめて積立設定ができる。

・「つみたてNISAシミュレーション」を利用できる

・積立用のアプリや土日もつながる電話窓口などもある。
・独自のポイント
プログラムで投資信託を保有
しているだけで
マネックスポイントが貯まる

・「つみたてNISA・
iDeCoシミュレーション」
を利用できる
・NISA口座を開設すると、現物株式の通常のワンショット手数料等が最大5%割引される

・「つみたてNISA
かんたんシミュレーション」
を利用できる
・サポート体制が
手厚くオペレーターが
画面共有で説明してくれる
「リモートサポート」がある

・投資信託の取引ができる「投信アプリ」で、スムーズに取引・資産管理ができる
ポイント連携 楽天カードでの
クレジット決済で
楽天ポイントが貯まる&
貯まったポイントで
積立ができる
三井住友カードでの
クレジット決済でVポイントと
投信マイレージによる
ポイントが両方貯まる
Amazonギフト券など
と交換可能な「マネックス
ポイント」が貯まる
au PAYカード決済
による投資信託の積み立てなら、
最大5%のPonta
ポイントが還元される
対象の投資信託を
保有していると
松井証券ポイント
または現金を
受け取ることができる
最低
積立金額
100円~ 100円~ 100円~ 100円~ 100円~
手数料 手数料無料
※商品に応じて、
運用管理のための
信託報酬がかかる
手数料無料
※商品に応じて、
運用管理のための
信託報酬がかかる
手数料無料
※商品に応じて、
運用管理のための
信託報酬がかかる
手数料無料
※商品に応じて、
運用管理のための
信託報酬がかかる
手数料無料
※商品に応じて、
運用管理のための
信託報酬がかかる
積立頻度 毎日・毎月 毎日・毎週・毎月 毎日・毎月 毎月 毎月
公式サイト

詳細はこちら(公式サイト)

詳細はこちら(公式サイト)

詳細はこちら(公式サイト)

詳細はこちら(公式サイト) 詳細はこちら(公式サイト)
※2022年4月26日現在の情報
楽天証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券松井証券の公式サイトより著者作成

楽天証券

楽天証券
(画像=楽天証券Webサイトより引用)
楽天証券のおすすめポイント

  • 楽天ポイントが貯まる&使える!
  • 楽天銀行、楽天カード、楽天市場など同グループのサービスとあわせて使うとさらにおトク
  • 数ある金融機関の中でも、選べる商品数がトップクラス

楽天証券は、今回紹介している5社の中でつみたてNISAの銘柄数が最も多い金融機関です。そのため銘柄数を重視して金融機関を選びたい人に特におすすめです。

日本経済新聞の記事が無料で読める「日経テレコン」が利用できるなど、うれしい特典もあります。

楽天証券では楽天カード(楽天グループのクレジットカード)による積み立てができるので、運用利益だけでなく、クレジットカードのポイントも獲得できます。貯まった楽天ポイントは楽天市場などでの買い物に利用可能です。投資信託の購入費用に充てることもできますよ。

楽天証券
特徴 つみたてNISAの口座数は199万口座で国内シェア37.3%
(2021年12月)
選べる投資先数 181本
使い勝手・
サービス
日本経済新聞の記事が無料で読める
「日経テレコン」が利用可能。
細かい条件で絞れる商品検索。
サポート機能が充実した「かんたんモード」と
最新情報が充実した「通常モード」がありいつでも切り替え可能。
投資信託スマートフォン専用サイトや
「投信NISA週末専用ダイヤル」がある。
ポイント連携 楽天カードでのクレジット決済で
楽天ポイントが貯まる&
貯まったポイントで積立ができる
※2022年4月26日現在の情報
楽天証券公式サイトより著者作成

銘柄数に関する口コミ

投資信託の種類が豊富で手数料も安い
★★★★★

長いスパンで積立をするならば、楽天証券のつみたてNISAが良いです。投資信託の種類が豊富です。また、楽天カードで積み立てれば楽天ポイントが貯まり、ポイントを投資信託の購入にあてられる点も気に入っています。

40代・男性

ポイント制度に関する口コミ

ポイントが利用可能
★★★★☆

楽天ポイントを使って取引を行える点に満足しています。普段の買い物などで貯めたポイントが使えるので他社よりもずっとお得感があります。

20代・女性

ポイント制度に関する口コミ

ポイントがざくざくたまります!
★★★★☆

証券口座を開設するにあたり動画や本で勉強したところ、楽天証券を優良としているものが多かったので開設してみました。楽天のクレジットカードで月3万円積立投資すると、1%の300ポイント加算され、お得だと思います。

20代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券

SBI証券
(画像=SBI証券Webサイトより引用)
SBI証券のおすすめポイント
  • ネット証券最大手の安定感と使いやすさ
  • 「NISA枠ぎりぎり注文」など、かゆい所に手が届くサービス
  • ポイント制度が新設されておトクになった!

SBI証券は、数あるインターネット専業の証券会社の中でも最大手です。

ネット証券なので店舗に行かなくても手続きが完結できスピーディーに投資をスタートできます。

選べる銘柄数や積立方式も多いため、初心者でも経験豊富な人でも利用しやすいでしょう。

非課税枠の上限まで使い切って注文できる「NISA枠ぎりぎり注文」も便利です。この機能を使えば、投資可能枠を使い切るように発注されます。そのため、投資可能枠を使い切るために積立設定の金額を微調整する手間がかかりません。

また2021年6月30日から、三井住友カードの利用で「Vポイント」と投信マイレージによるポイントがダブルで獲得できるようになりました。少しでもお得に投資したい人におすすめです。

他社と比較した場合のSBI証券の魅力は、積立頻度の自由度が高いことです。楽天証券やマネックス証券は「毎日・毎月」、auカブコム証券や松井証券は「毎月のみ」なので、SBI証券のほうがより細かく「時間分散投資」ができるといえるでしょう。

SBI証券
特徴 ネット証券
(インターネット専業の証券会社)の最大手
選べる投資先数 179本
使い勝手・
サービス
「毎日・毎週・毎月」から自由に積立コースを選べる。
「NISA枠ぎりぎり注文」で投資可能枠を使い切れる。
らくらく「カートつみたて」機能でまとめて積立設定ができる。
積立用のアプリや土日もつながる
電話窓口などもある
ポイント連携 三井住友カードでのクレジット決済で
Vポイントと投信マイレージによる
ポイントが両方貯まる
投資信託の保有金額に応じてポイントが貯まる
「投信マイレージ」はTポイント、Pontaポイント、
dポイントから好きなポイントを選べる
※2022年4月26日現在の情報
SBI証券公式サイトより著者作成

銘柄数に関する口コミ

投資信託の種類が多い
★★★★★】

SBI証券のつみたてNISAのメリットは、手数料が安く投資信託の種類も豊富なので、選択肢が広がる点です。サポート体制がとても充実している点も魅力的です。何かあってもすぐに対応してくれます。

40代・男性

使いやすさに関する口コミ

初心者でも使いやすい
★★★★★

大手のネット証券会社なのでセキュリティ面も安心です。取り扱い銘柄数もトップクラスなので、自分のスタイルにあった投資ができるのも魅力です。またアプリでの操作も可能で、使いやすいです。少額対応もしていて初心者の方でもチャレンジしやすいと思います。

30代・女性

使いやすさに関する口コミ

初心者にもわかりやすい
★★★★☆

国内、海外のインデックスファンドが多くあり、初心者にもわかりやすいです。アプリではランキング形式での商品紹介がありますし、毎日購入の設定も可能です。現在の評価額も簡単に見ることができます。信託報酬も低いものが多く、商品で困ることはないでしょう。

40代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

マネックス証券

積立,nisa,始め方
(画像=マネックス証券より引用)
マネックス証券のおすすめポイント

  • 「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」を利用できる
  • Amazonギフト券などと交換可能な「マネックスポイント」が貯まる

マネックスグループの子会社となるマネックス証券も知名度の高い人気のネット証券です。銘柄数が豊富で、便利なシミュレーションツールも利用できます。

マネックス証券には、「マネックスポイント」という独自のポイントプログラムがあるのが特徴です。投資信託を保有しているだけでマネックスポイントが貯まります。

仮に投資信託を200万円保有しているとすると、年間600円分のマネックスポイントが貯まります。ポイント付与率は、年率0.08%または0.03%です。

マネックスポイントは、Amazonギフト券やdポイント、JALやANAのマイルなどさまざまな特典と交換できます。

楽天証券と同じく「毎日・毎月」から積立頻度を選べるため、「毎日」積み立てることで時間分散をしたい人にもおすすめです。

マネックス証券には「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」があり、誰でも無料で利用できます。シミュレーションツールでは、「つみたてNISAで積み立てる」「iDeCoで積み立てる」「自分に合う積立制度を見つける」の3つのタブが用意されています。

シミュレーションをしたい人や、iDeCoも迷っている人は、ぜひ利用してみてください。

マネックス証券
特徴 Amazonギフト券などと交換可能な
「マネックスポイント」が貯まる
選べる投資先数 152本
使い勝手・
サービス
独自のポイントプログラムで、投資信託を保有しているだけで
マネックスポイントが貯まる
「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」を利用できる
ポイント連携 Amazonギフト券などと交換可能な
「マネックスポイント」が貯まる
※2022年4月26日現在の情報
マネックス証券公式サイトより著者作成

使いやすさに関する口コミ

初心者向き
★★★★☆

投資信託の取り扱い本数が多く、自分のニーズにあった商品を選べます。説明も丁寧なのでどんな商品かも理解しやすいです。引落手数料が無料なので入金額に悩むこともありません。また使用しているとマネックスポイントが貯まってAmazonギフト券などに交換できるのもメリットです。非常にわかりやすく初心者の方にも向いています。

50代・男性

ポイント制度に関する口コミ

ポイント制度が素晴らしい
★★★★★

マネックス証券では独自のポイントである「マネックスポイント」を貯めることができます。ポイントが貯まればamazonギフト券・dポイント・Tポイント・JALやANAのマイルなどと交換、あるいは日本赤十字社やREADYFORへの寄付もできます。株式売買手数料に充当したり仮想通貨と交換したりもでき、非常に多くの使い方ができるので便利で嬉しいです。

20代・女性

銘柄数に関する口コミ

豊富な商品ラインアップ
★★★★★

マネックス証券は、対象銘柄が150件以上あるので、自分に合ったものがきっと見つかります。ツールでランキングやパフォーマンスも見られるので、投資の知識が少ない人には役立つと思います。年間上限額の40万円を使い切り設定すると、限度枠を無駄にすることなく運用できます。ネット証券なので利用料を安く抑えることができるので、おすすめです。

40代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

マネックス証券の詳細はこちら(公式サイト)

auカブコム証券

積立,nisa,始め方
(画像=auカブコム証券より引用)
auカブコム証券のおすすめポイント

  • 「つみたてNISAかんたんシミュレーション」を利用できる
  • NISA口座開設で現物株式の通常のワンショット手数料等が最大5%割引される
  • Pontaポイントが最大5%還元される

auカブコム証券は、三菱UFJ証券ホールディングス株式会社とauフィナンシャルホールディングス株式会社が出資しているネット証券です。メガバンクグループ会社・メガ通信キャリアグループ会社の安心感が大きな魅力。

完全システム内製化(自社開発・運用)によって、リスク管理や高品質なサービスの提供に努めている点も特徴です。

auカブコム証券も銘柄数が豊富で、多くの投資家から支持されています。

auカブコム証券には「NISA割」というサービスがある点も魅力的です。auカブコム証券でつみたてNISAの口座を開設した場合、現物株式の通常のワンショット手数料と現物株式・信用取引共通の1日定額手数料が最大5%割引されます(割引率は、口座の継続年数によって変わる)。

将来的に株式投資も行いたい場合、手数料の割引はうれしい特典といえるでしょう。

また、auカブコム証券の「つみたてNISAかんたんシミュレーション」では、毎月の積立額と積立期間を入力するだけで、手軽に最終資産や非課税メリットをシミュレーションできます。

シミュレーションには、以下の3つのプランが用意されています。

・高収益をねらいたい人向けの「積極プラン」
・リターンとリスクのバランスを取りたい人向けの「バランスプラン」
・コツコツ預金以上の成果を目指したい人向けの「堅実プラン」

そのため自分の投資スタイルに合わせた結果を確認できるでしょう。

auカブコム証券では、投資信託の積み立てでPontaポイントの還元を受けられます。具体的には、au PAYカード決済で投資信託を積み立てると毎月の積立額の1%がPontaポイントで還元される仕組みです。

また、au回線またはUQ mobileユーザーなら、加えて毎月の積立額の最大4%Pontaポイントが還元されます。

マネックス証券
特徴 三菱UFJフィナンシャル・グループに属し、
メガ通信キャリアグループ会社でもあるネット証券
選べる投資先数 164本
使い勝手・
サービス
NISA口座を開設すると現物株式の通常の
ワンショット手数料等が最大5%割引される
「つみたてNISAかんたんシミュレーション」を利用できる
ポイント連携 au PAYカード決済による投資信託の
積み立てなら最大5%のPontaポイントが還元される
※2022年4月26日現在の情報
auカブコム証券公式サイトより著者作成

銘柄数に関する口コミ

はじめての人に優しい
★★★★★

auカブコム証券のつみたてNISAの良い点は、毎月100円から積立可能な点や、取り扱い銘柄の豊富さ、安い手数料だと思います。少額で始められるので、初心者にとてもおすすめです。購入手数料や信託報酬も安い商品がそろっているのでこちらで積み立てておけば十分です。

20代・女性

使いやすさに関する口コミ

投資初心者におすすめ
★★★★★

auカブコム証券は少額から投資できるので、気軽に投資を始められました。シミュレーションのツールが使いやすいので、リスクを回避しながら投資を学ぶことができ初心者にもおすすめです。ゲーム感覚で投資できるので、楽しみながら資産を増やすことができます。

40代・男性

使いやすさに関する口コミ

無理なく投資ができる
★★★★☆

100円から無理なく投資が可能で、失敗しても低リスクなので安心です。Pontaポイントも貯まるので、節約しながら投資をしたい人にはおすすめしたいです。分からないことは気軽にチャットに聞いたりもできるので、迷うことがなくなりますね。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

auカブコム証券の詳細はこちら(公式サイト)

松井証券

積立,nisa,始め方
(画像=松井証券より引用)
松井証券のおすすめポイント

  • オペレーターが画面共有で説明してくれる「リモートサポート」がある
  • 投資信託の取引ができる「投信アプリ」でスムーズに取引・資産管理ができる
  • 投資信託の保有で松井証券ポイントまたは現金を受け取ることができる

松井証券は、1918年創業で100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。老舗にもかかわらず1998年には、業界初となる本格的インターネット取引「ネットストック」をスタートし、ネット証券としても投資家からの支持を獲得しています。

つみたてNISAの銘柄数も173本と豊富で、「投信アプリ」を使えばスマホで簡単に取引や資産管理ができます。基準価額のお知らせなどPush通知で受信する設定も可能です。アプリの操作に迷ったときは、ヘルプやご利用ガイドですぐに使い方を調べられます。

オペレーターがパソコン画面を共有しながら操作方法などを分かりやすく説明してくれる「リモートサポート」があることも、投資初心者にとってはうれしいポイントです。

松井証券は、サポート体制が手厚いことに定評があります。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催「サポートポータル格付け(証券業界)」と「問合せ窓口格付け(証券業界)」では、それぞれ2011~2021年まで11年連続で三ツ星を獲得しています。(2022年時点)

対象の投資信託を保有していると、松井証券ポイントまたは現金を受け取れるポイントプログラムも用意されています。貯まった松井証券で投資信託を購入したり、松井証券ポイントをdポイントやAmazonギフト券、3,000種類以上の商品と交換したりすることも可能です。

松井証券
特徴 Amazonギフト券などと交換可能な
「マネックスポイント」が貯まる
選べる投資先数 173本
使い勝手・
サービス
サポート体制が手厚くオペレーターが
画面共有で説明してくれる「リモートサポート」がある
投資信託の取引ができる「投信アプリ」で
スムーズに取引・資産管理ができる
ポイント連携 対象の投資信託を保有していると松井証券ポイント
または現金を受け取ることができる
※2022年4月26日現在の情報
松井証券公式サイトより著者作成

最低投資金額に関する口コミ

少額から投資できるので初心者にもおすすめ
★★★★★

毎月の最低投資額は100円からと少額です。自分の生活に合わせて1円単位で変更できます。疑問点はマネープランナーが無料で答えてくれるので安心して利用できます。ロボアドバイザーの投信工房が非常に便利で自分で銘柄選定を行う手間を省けます。サポート体制がしっかりしているので初心者でも不安なく投資できます。初めての人にはおすすめです。

40代・男性

使いやすさに関する口コミ

初心者でも安心
★★★★★

気になったことや分からないことも電話でスムーズに聞けるので、初心者でも安心して始められるのでおすすめです。手数料が安いので少額取引でもメリットがあります。取引画面も分かりやすくて使い勝手がいいです。

20代・女性

銘柄数に関する口コミ

取り扱い銘柄が豊富
★★★★☆

松井証券のつみたてNISAは、取り扱い銘柄が多く自分に合ったものを選びやすい点がいいです。毎月の最低投資額が100円からと少額で、1円単位から投資額を変更できるため、無理なく投資を続けられます。一方で、積立頻度は毎月のみになるので、他の証券会社に比べると選択肢が少ないといえます。

30代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

松井証券の詳細はこちら(公式サイト)

ステップ2.書類をそろえる

2.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

金融機関を選んだあとは、口座開設に必要な書類をそろえましょう。口座開設に必要な書類は、金融機関の公式ホームページで詳しく案内されています。主に必要なのは「マイナンバーが確認できる書類」と「本人確認書類」の2つです。

マイナンバーが確認できる書類を準備する

マイナンバーが確認できる書類には、次のようなものがあります。

マイナンバーが確認できる書類
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 通知カード(紙)
  • マイナンバーが記載された住民票の写し

マイナンバーカードは、ICチップ付きのプラスチックカードです。自分で市区町村に申請することで発行され公的な身分証明書として利用できます。

マイナンバーカードはマイナンバー(個人番号)が記載された顔写真付のカードです。 マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードで券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)と本人の顔写真等が表示されます。
本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにもご利用いただけます。
出典:地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト

通知カードは、紙のカードでマイナンバー制度が始まった2015年の秋以降に市区町村から簡易書留で郵送されています。通知カードには、顔写真は記載されていません。

通知カードとは住民のひとりひとりに個人番号を通知するものです。
通知カードは、紙製のカードで、住民にマイナンバー(個人番号)をお知らせするものです。 券面にはお住まいの市区町村の住民票に登録されている「氏名」「住所」「生年月日」「性別」と「マイナンバー(個人番号)」等が記載されています。
ただし、顔写真は記載されておらず、通知カードを使用してマイナンバーの確認と本人確認を同時に行うためには、別に運転免許証や旅券等の本人確認書類が必要となります。
出典:地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト

マイナンバーカードを発行していればマイナンバーカードを用意しましょう。もし発行していなければ通知カードを用意してください。どちらも手元にない場合、マイナンバーが記載された住民票の写しを発行すれば口座開設の手続きができるでしょう。

本人確認書類を準備する

本人確認書類とは、本人の住所・氏名・生年月日を確認できる書類のことです。

一般的に運転免許証など顔写真つきの本人確認書類なら1点、健康保険証など顔写真なしの本人確認書類なら2点必要です。

なおマイナンバーカードなら氏名・住所などの本人情報も証明できるため「マイナンバーが確認できる書類」と「本人確認書類」の両方を兼ねることができます。

本人確認書類の例は、次の通りです。

本人確認書類の例
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 母子手帳
  • 年金手帳
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カード(外国籍の場合)
  • 特別永住者証明書(外国籍の場合)

本人確認書類に該当する書類や、提出が必要な書類の数については、口座開設する金融機関の公式ホームページをよく確認してください。

引っ越し後に住所変更していないなどの理由で現住所と違う住所が記載されている場合は、追加の書類提出を求められる可能性があります。気になるときは、事前にサポートセンターなどに問い合わせておくと安心です。

ステップ3.金融機関に申し込みをする

5.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

多くの金融機関ではネット上で手続き可能

自分が選択した金融機関で口座開設の手続きをします。多くの金融機関では店舗に行ったり書類を郵送したりしなくても、インターネットでいつでも手軽に手続きできます。本人確認書類なども、スマホで撮影した写真を送信するだけで提出が完了します。

口座開設の手続きは、金融機関によって多少の違いはあるものの、インターネットでの手続きは基本的に以下のような流れで進みます。

つみたてNISA口座開設手続きの基本手順
  • 手順1:金融機関の公式サイト上にある「申込みボタン」をクリックする
  • 手順2:本人確認書類などを提出する
  • 手順3:金融機関からの連絡を待つ

手順1:金融機関の公式サイト上にある「申込みボタン」をクリックする

申込みボタンを押すと、氏名や住所などの個人情報を入力するフォームが出てくるので、画面上の案内に従って入力しましょう。スマホでも入力できる証券会社が多いでしょう。

オンラインでの申込みに不安があるなら、金融機関の店舗の窓口に直接出向いて手続き書類を受け取り、担当者に聞きながら手書きで記入する、もしくは書類を取り寄せて郵送でやり取りする、といった方法もありますよ。

手順2:本人確認書類などを提出する

申込みフォームに入力したら、マイナンバーカードや運転免許証などの書類を提出します。

インターネットでの手続きなら、スマホで写真を撮って画像をアップロードするだけで済むことがほとんどです。その場合、コピーや郵送は必要ないでしょう。

手順3:金融機関からの連絡を待つ

金融機関側が、申込みフォームの入力内容や本人確認書類を確認します。特に不備がなければ「口座を開設しました」という連絡が来るはずです。

早ければ申込みの翌日に連絡が来る場合もありますが、数週間かかる場合もあります。金融機関による差もあるので、気長に待ちましょう。

以上が基本的な流れです。すでにその金融機関の口座を持っている場合などは、手続きの一部を省略できる場合があります。

ネット証券などでは
・NISA口座は持っていないが証券総合口座(通常の口座)は持っている人
・どちらの口座も持っていない人
・他社でNISA口座を持っている人
など、状況によって申込みボタンが違う場合があるため、間違えないようにしましょう。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

総合証券や銀行なら窓口で申し込みもできる

オンラインでの申込みに不安があるなら、金融機関の店舗の窓口に直接出向いて手続きする方法もあります。総合証券や銀行なら店舗窓口があるため、窓口で相談してみるとよいでしょう。

窓口ならその場で手続き書類を受け取り、担当者に疑問点を聞きながら手書きで記入できます。当日時間がない場合は、書き方を質問しておき後日郵送するなどの対応も可能です。

店舗窓口なら、どの商品を選ぶかなど投資に関しても担当者に質問できます。対面で説明を受けたいなら、店舗窓口がある金融機関を選ぶと安心です。

店舗窓口に行く時間がないなら、電話で事前に問い合わせして書類を取り寄せる方法もあります。郵送で書類の提出や手続きのやり取りを進めましょう。

窓口で申し込みが可能な金融機関
<総合証券>
野村證券
大和証券
SMBC日興証券 など

<銀行>
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
ゆうちょ銀行
イオン銀行
地方銀行 など

ステップ4. 税務署の審査を待つ

6.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAの口座を開設するためには、税務署の審査を通過する必要があります。

審査結果がわかってから口座開設が完了するまで、2~3週間ほどかかります。ただし、金融機関の中には、審査完了前の「仮開設」の段階で取引を開始できるところもあります。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISA(積立NISA)の口座開設、税務署の審査が通ったら?

税務署の審査結果は、申込みをした金融機関から届きます。税務署の審査に無事通過すれば、いよいよ開始できます。

開設した口座のログインに必要なIDなどが届くので、それを使って金融機関の公式サイトからマイページ(口座を開設した本人専用のページ)にログインしましょう。

積立設定や運用状況の確認など、必要な作業のほとんどは「マイページ」で行えます。

つみたてNISA(積立NISA)の口座開設、税務署の審査が通らなかったら?

税務署の審査に通らなかった場合も、金融機関から連絡があります。審査に通過しないと、つみたてNISAの口座は利用できません。

仮の口座で取引をしていたとしても無効、もしくは通常の課税口座での取引となるので注意してください。

税務署の審査に通らない場合は、すでにどこかの金融機関でNISA口座を開設している可能性が高いです。どこか別の金融機関で申込みしていないか、あるいは一般NISAをすでに申し込んでいないか、申込み内容に不備がなかったかなどを確認しましょう。

ステップ5. 入金の手続きをする

7.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

税務署の審査に通ったあとは、開設した口座への入金手続きをします。口座を開設しただけでは、当然口座に残高はありません。銀行の預金口座などから証券口座に入金して、初めてスタートできます。

金融機関によって呼び方は異なりますが、「リアルタイム入金」や「振込入金」など、いくつかの入金方法があります。

・リアルタイム入金
グループ内の銀行や提携金融機関から入金する方法です。すぐに入金が反映されるため、スピーディーに取引を始められます。

・振込入金
自分が利用している金融機関の口座から、新しく開設したつみたてNISA口座にお金を振り込んで入金する方法です。グループ内・提携金融機関などに限らず、ほとんどの金融機関から利用できます。入金が反映されるタイミングは、利用する振込時間などによって異なるのが特徴です。

一度設定しておけば、その後は自分で決めた間隔で銀行口座やクレジットカード経由でお金が引き落とされ、自動的に積み立てられていきます。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

ステップ6.毎月の積立金額を決める

8.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部作成)

非課税になる投資額の上限が「年間40万円」と決められているので、この範囲内で積立金額を設定します。

金融機関によって最低積立金額が違い、頻度(「毎月」「毎週」「毎日」など)も違います。

金融機関別 つみたてNISA(積立NISA)の最低積立金額

積立を始めるには最低いくら必要なのでしょうか。各金融機関の最低積立金額は、以下の通りです。

金融機関名 最低積立金額
楽天証券 100円~
SBI証券 100円~
野村證券 月1,000円~
三菱UFJ銀行 月1,000円~
イオン銀行 月1,000円~

100円または1,000円から始められる金融機関が多いです。

上の表の野村證券や三菱UFJ銀行、イオン銀行のように「毎月1回の積立」と決まっている金融機関が多いのですが、楽天証券やSBI証券などはそれ以外の頻度(「毎日」など)も選べます。

非課税枠の上限は年間40万円。12ヵ月で割ると「3万3333.3333……円」です。1円単位で投資額を調整できる金融機関もあれば、1,000円単位で3万3,000円×12ヵ月=39万6,000円となり、そのままだと4,000円分の枠があまってしまう金融機関もあります。

上限ギリギリでの投資を検討している場合は、1円単位で積み立てできる証券会社を選ぶといいでしょう。

<1円単位で積み立てできる証券会社>
・楽天証券
・SBI証券 など

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

自分に合った積立金額の決め方

いくら積み立てるべきかは悩みどころです。そこで積立金額の決め方を3つ、わかりやすく解説します。自分に合った積立金額に設定しましょう。

100円からスタートしてみる

投資が初めてなら、まずは少額から始めることを検討しましょう。

つみたてNISAの投資先は、国が定める基準に適合した投資信託です。そのため長期の資産形成に適した商品ラインアップとなっています。とはいえ元本が保証されている預金とは異なり、投資ですから景気動向によっては損をしてしまうリスクも忘れてはいけません。

損失の大きさは、投資額によって変わります。例えば5%値下がりした場合の損失額は、累計投資額が1万円なら500円ですが累計投資額が100万円なら5万円です。値下がりの割合が同じでも、投資額が大きくなる後者のほうがストレスは大きいでしょう。

投資初心者のうちは、特に自分が投資した商品が値下がりしてしまうと精神的に大きなストレスを感じてしまう可能性があります。さらにストレスから解放されようとして、あわてて解約(売却)してしまうと十分な運用ができないまま損失を確定させてしまいかねません。

このような事態を防ぐには、投資経験を積み重ね、値動きに慣れることが大切です。そのためにも少額からスタートして慣れることが大切です。

近年は、100円から始められる金融機関も増えてきました。以下の金融機関ならすべて最低100円から積み立てが可能です。

100円から積み立てできる証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券
  • 松井証券

損をしてもストレスを感じない程度の少額からスタートし、投資に慣れてきたら少しずつ金額を上げてみましょう。

貯金の状況から決める

貯金状況を基準に積立金額を決めるのもおすすめです。

すでに毎月一定額を貯金しているなら、その金額をそのまま積立金額とするのもよいでしょう。例えば毎月2万円の貯金をしている場合は、積立金額を2万円に設定するという方法です。これまでと同じ貯金ペースを保てるため、比較的継続しやすいのではないでしょうか。

なかには「毎月一定額の貯金はしていないけど通帳残高はコンスタントに増えている」という人もいるかもしれません。そんな人は、通帳から毎月の残高を拾い前月の残高を差し引いてみましょう。

そのうえで平均して毎月どのくらい残高があるのかを計算してみてください。例えば平均すると毎月1万円ずつ残高が増加している人の場合は、つみたて金額を1万円にすればこれまで通りの生活をしつつ積み立てができるはずです。

目標額から決める

具体的な貯蓄目標があるなら、目標額から逆算して積立金額を決めるのもよいでしょう。

例えば「5年後に100万円貯めたい」と考えている場合、年間20万円、毎月約1万7,000円積み立てる必要があります。少し余裕がありそうなら毎月2万円を積み立てれば5年後の貯金額は120万円です。

目標額を明確にし、逆算してみると、毎月の積立金額が見えてくるでしょう。

運用成績によっては積立金額以上の成果が得られることもあります。例えば毎月2万円積み立て年率3%で運用できたとすると5年後の資産は約129万円です。運用成績次第では、目標額を上回る期待もあります。

つみたてNISA(積立NISA)を続けるといくらになるか?シミュレーションでチェック!

毎回の積立額をいくらにするか迷った場合は、投資すると何年後にいくらくらいになるのか実際にシミュレーションしてみましょう。

金融庁の公式サイトにある「資産運用シミュレーション」などを使えば、簡単な数字を入力するだけで誰でも無料で試算できます。

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」

毎月次の金額を積み立てするといくらになるのか見てみましょう!

  • 毎月3,000円ずつ
  • 毎月1万円ずつ
  • 毎月3万円ずつ

自分がどのくらい積み立てたらいいのかの判断材料にしてください。

※シミュレーション結果は手数料や税金は考慮していない概算値です。

毎月3,000円ずつ積み立てた場合

例えば、毎月3,000円ずつ積み立てた場合は以下のようになります。

10.つみたて,nisa,始め方
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに著者作成)

毎月3,000円ずつ、20年間運用せずに貯めていくと、72万円になります。一方で、年3%の利回りで運用できたとすると約98万円。その差は、約26万円です。

毎月3,000円ずつを20年間投資

毎月3,000円ずつを20年間投資
・運用しない……72万円
・3%の利回りで運用……約98万円
・5%の利回りで運用……約123万円

毎月1万円ずつ積み立てた場合

では、毎月1万円ずつ積み立てた場合はどうなるでしょうか。

11.つみたて,nisa,始め方
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに著者作成)

20年間運用しない場合は240万円、年3%で運用すると約328万円。その差は約88万円です。運用がさらにうまくいって年5%なら約411万円、差は約171万円です。

毎月1万円ずつを20年間投資

毎月1万円円ずつを20年間投資
・運用しない……240万円
・3%の利回りで運用……約328万円
・5%の利回りで運用……約411万円

毎月3万円ずつ積み立てた場合

最後に、毎月3万円ずつの場合も見てみましょう。

12.つみたて,nisa,始め方
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに著者作成)

運用していない場合と年3%で運用できた場合で、20年後には500万円以上の差になっています。

毎月3万円ずつを20年間投資

毎月3万円円ずつを20年間投資
・運用しない……720万円
・3%の利回りで運用……約985万円
・5%の利回りで運用……約1,233万円

投資額が大きいほど、運用利回りが高いほど、長期間になるほど、運用している人と運用していない人の差は大きくなります。

シミュレーションはあくまで目安ですが、「老後に向けて○○円貯めたいから、今から〇円ずつ年〇%で運用できるよう頑張ろう!」といった投資の目標設定に使えます。

目標を設定したら、次は「毎月〇円ずつ投資に回していくにはどうやって家計を回せばよいか」「年〇%の利回りを目指すには、どんな投資信託を選べばよいか」といったように逆算して、実践する内容を具体的に考えていきましょう。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

ステップ7.銘柄を選ぶ

9.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部作成)

いよいよ投資先を選びます。つみたてNISAの投資先は、金融庁が「長期・分散・積立投資に適している」と認めた投資信託に限定されています。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です
出典:金融庁

つみたてNISA(積立NISA)の銘柄の選び方

選べる投資信託は、多いところだと200種類近くあります。どれを選ぶかによってリスクやお金の増え方が変わるため、とても重要な選択といえます。

少なくとも 以下の3点は必ず確認しましょう。

8.つみたて,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部作成)

投資対象

投資信託は、さまざま投資対象の詰め合わせのような商品です。

「日本国内の株式」を中心に詰め合わせたものもあれば、「先進国の債券」を中心にしたもの、「全世界の株式・債券・不動産」を均等な割合で含んだものなど、同じ「投資信託」という商品でも中身は大きく異なります。

どのエリアの何に、どれくらいの割合で投資するものなのかを知りたい場合は、金融機関の商品検索ページなどでその投資信託の 目論見書(もくろみしょ:投資信託の取扱説明書のようなもの)や運用報告書を確認しましょう。

一般的に、債券と株式では債券のほうがリスクは低く、株式のほうがリスクは高いといわれています。しかし、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。「リスクを取ってもよいのでリターンを得たい」と考えるなら株式、「リターンは小さくてもよいのでリスクを抑えたい」と考えるなら債券を選びましょう。不動産投資に興味があるなら、不動産投資信託を選んでもよいでしょう。

投資先のエリアには、「国内」「米国」「先進国」「新興国」「全世界」などがあります。難しく考えすぎず、「日本企業を応援したいから国内中心にしよう」「20年後にどの国が成長しているかわからないから全世界にしよう」「米国のIT企業に期待しているから米国にしよう」など、世の中の動きや自分の考えをもとに選んでみてください。

投資方針

投資信託の投資方針は、大きく分けて2種類あります。

インデックス型……日経平均株価などある指標と同じような値動きを目指す
アクティブ型……指標を上回る運用を目指す

インデックス型は、指標をはるかに超える高いリターンを得られる可能性は低いのですが、その分低コストで運用できます。

アクティブ型は、うまくいけば大きくお金が増える可能性がありますが、高いリターンを求めて積極的に運用するため、リスクや手数料(信託報酬)は高めです。

8.つみたて,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部作成)

投資初心者なら、まずは市場平均の運用成果を目指すインデックス型をおすすめします。低コストで運用できることから、長期投資にも適しています。

多少のリスクを取ってでも市場平均を上回る運用成果を目指すなら、アクティブ型を選ぶとよいでしょう。複数の商品を選んでもいいでしょう。投資経験があるなら、アクティブ型の商品を一部組み込んでみるのも面白いかもしれません。

つみたてNISAでは損益通算ができないため、損失が出たとしても他の投資の利益と相殺することができません。アクティブ型の商品を購入したい人は、通常の証券口座で積立購入することも検討するとよいでしょう。

信託報酬

信託報酬とは、その投資信託を持っている間ずっとかかり続ける手数料のような費用です。お金の増え方が同じなら、信託報酬は低いほうが手元に残るお金は多くなります。

どれくらいお金が増えるかは実際に投資してみないとわかりませんが、どれくらい費用がかかるかは投資する前にわかります。わずかな差に見えても、20年間ずっとかかり続けるとなると大きな差になります。

毎月3.3万円を20年間積み立てた場合 、信託報酬が0.5%の商品と1%の商品で、トータルの信託報酬の額にどのくらい差が出るかを比較してみましょう。

5年後 10年後 15年後 20年後
信託報酬0.5% 2万円 12万円 37万円 85万円
信託報酬1% 4万円 25万円 73万円 166万円
※運用利回りは7%と仮定

積立期間が長くなるほど、信託報酬の差が大きくなることがわかります。受け取れるのは、信託報酬を差し引いたあとの金額です。長期投資だからこそ、信託報酬の低さにはこだわって商品を選びたいものです。

複数の銘柄を組み合わせて積み立てもできます。投資先や信託報酬をよく理解し、自分の投資方針に合う銘柄を選びましょう。

また、積み立てる銘柄を途中で変更もできます。定期的に運用成果をチェックして、必要に応じて見直すとよいでしょう。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISA(積立NISA)でおすすめの銘柄

10.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

具体的なおすすめの銘柄を紹介します。どんな銘柄がいいかは自分自身の投資スタイルによって変わります。自分の投資スタイルに合わせて銘柄を選びましょう。

手数料を抑えて投資したい人におすすめの銘柄

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

11.積立,nisa,始め方
(画像=eMAXIS Slim米国株式(S&P500)目論見書より引用)
おすすめポイント

  • 成長著しい米国株が投資先
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • 純資産総額が高く人気と実績がある
  • 米国の代表的な株価指数S&P500との連動を目指す

証券会社の積立件数ランキングなどで常に上位に入っている人気の投資信託です。信託報酬が0.0968%と低いため、長期で運用してもコストがかさまないことがメリットです。

投資対象は、米国株式で米国の代表的な株価指数S&P500との連動を目指すインデックス型の投資信託です。組入上位銘柄を見てみるとAppleやMicrosoft、Amazonなどの成長著しい米国企業の株式に数多く投資していることがわかります。

「コストを抑えて長期投資したい」「米国株投資に興味がある」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

投資対象 海外(米国)・株式
投資方針 インデックス型(S&P500に連動)
信託報酬 0.0968%(税込み)
純資産総額 1兆1,782億円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:9,487億5,900万円
2020年12月30日:2,289億2,400万円
2019年12月30日:443億8,700万円
運用委託会社 三菱UFJ国際投信
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:20.07%
1年 :28.07%
3年 :21.84%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)目論見書より著者作成

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))

12.積立,nisa,始め方
(画像=SBI・全世界株式インデックス・ファンド目論見書より引用)
おすすめポイント

  • 全世界の株式に分散して投資できる
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適

全世界に投資できる投資信託の中でも信託報酬が0.1102%と低く、長期投資に向いているのがSBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))です。信託報酬は、投資信託を保有する間中毎営業日かかるものなので信託報酬が低ければコストを抑えて運用できます。

同商品を購入すれば、日本を含む世界中の株式市場に投資しているのと同じ効果を期待できます。

「コストを抑えて長期投資したい」「全世界に分散して投資したい」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

投資対象 国内外(日本を含むグローバル)・株式
投資方針 インデックス型
(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動)
信託報酬 0.1102%(税込み)
純資産総額 577億5,500万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:475億500万円
2020年12月30日:132億300万円
2019年12月30日:48億5,200万円
運用委託会社 SBIアセットマネジメント株式会社
リターン(年率)
※2022年3月31日時点
6ヵ月:10.17%
1年 :18.50%
3年 :17.57%

全世界に投資したい人におすすめの銘柄

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

13.積立,nisa,始め方
おすすめポイント

  • 全世界の株式に分散して投資できる
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • 純資産総額が高く人気と実績がある

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、全世界に分散して投資できる投資信託の中でも純資産総額が大きく人気のある投資信託です。信託報酬が0.1144%と低いため、長期投資にも向いています。

つみたてNISAの運用できる期間は最長20年です。近年は、米国株市場が好調ですが20年の間に世界情勢が変化し他国の市場が活性化することも十分考えられます。先を見据えて、全世界の株式にバランス良く投資するのも一つの投資戦略といえるでしょう。

「全世界に分散して投資したい」「コストを抑えて長期投資したい」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

投資対象 国内外(日本を含むグローバル)・株式
投資方針 インデックス型
(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動)
信託報酬 0.1144%(税込み)
純資産総額 5,064億8,700万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:3,967億2,200万円
2020年12月30日:775億9,400万円
2019年12月30日:116億2,500万円
運用委託会社 三菱UFJ国際投信株式会社
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:11.05%
1年 :19.25%
3年 :16.84%

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

14.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全世界株式インデックス・ファンド目論見書より引用)
おすすめポイント

  • 全世界の株式に分散して投資できる
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • 純資産総額が高く人気と実績がある

楽天・全世界株式インデックス・ファンドも日本を含む全世界の株式にバランス良く投資できる投資信託です。純資産総額が大きく投資家から人気を集めており、信託報酬も0.202%と低く長期投資に適しています。

2022年2月末時点の組入上位銘柄は、AppleやMicrosoft、Amazon、テスラなどの成長著しい米国株です。

「全世界に分散して投資したい」「コストを抑えて長期投資したい」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

投資対象 国内外(日本を含むグローバル)・株式
投資方針 インデックス型
(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動)
信託報酬 0.202%(税込み)
純資産総額 1,764億8,200万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:1,510億1,100万円
2020年12月30日:638億9,200万円
2019年12月30日:327億6,400万円
運用委託会社 楽天投信投資顧問株式会社
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:9.04%
1年 :17.74%
3年 :16.24%

米国株に投資したい人におすすめの銘柄

楽天・全米株式インデックス・ファンド

15.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全米株式インデックス・ファンド目論見書より引用)
おすすめポイント

  • 成長著しい米国株が投資先
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • 純資産総額が高く人気と実績がある

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、証券会社の積立件数ランキングなどで常に上位に入っている人気の投資信託です。純資産総額も大きく信託報酬が0.162%と低いのも魅力。

投資対象は、米国株式です。組入れ上位銘柄を見るとGAFAM(Google、Amazon、Facebook※、Apple、Microsoft)などの成長著しい米国企業の株式に数多く投資していることがわかります。

「米国株投資に興味がある」「コストを抑えて長期投資したい」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

※Facebookは、2021年10月28日付で社名をMeta(メタ)に変更しています。

投資対象 海外(米国)・株式
投資方針 インデックス型
(CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動)
信託報酬 0.162%(税込み)
純資産総額 5,593億8,100万円(2022年4月25日)
純資産総額の推移 2021年12月30日:4,717億5,600万円
2020年12月30日:1,736億9,700万円
2019年12月30日:741億7,400万円
運用委託会社 楽天投信投資顧問
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:13.00%
1年 :23.43%
3年 :20.92%

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

16.積立,nisa,始め方
(画像=SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド目論見書より引用)
おすすめポイント

  • 成長著しい米国株が投資先
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • 純資産総額が高く人気と実績がある
  • 米国の代表的な株価指数S&P500との連動を目指す

SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドも純資産総額が大きく、ランキング上位にもよく入る人気の投資信託です。信託報酬が0.0938%程度と低いため、コストを抑えつつ成長著しい米国株に投資できます。米国の代表的な指数S&P500との連動を目指しているのが特徴。

組入上位10銘柄にGAFAM銘柄やテスラ、ジョンソン&ジョンソンなど名だたる米国企業がそろっているインデックス型の投資信託です。世界最大級の運用会社「バンガード」が運用する「バンガード・S&P500 ETF」を実質的な投資対象としています。

「米国株投資に興味がある」「コストを抑えて長期投資したい」「リスクを抑えて市場平均と連動するリターンを目指したい」という人におすすめです。

投資対象 海外(米国)・株式
投資方針 インデックス型(S&P500に連動)
信託報酬 0.0938%程度(税込み)
純資産総額 5,520億9,800万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:4,589億4,100万円
2020年12月30日:1,026億9,400万円
2019年12月30日:82億4,600万円
運用委託会社 SBIアセットマネジメント
リターン(年率)
※2022年3月31日時点
1ヵ月:11.25%
6ヵ月:15.97%
1年 :29.68%

日本を中心に投資したい人におすすめの銘柄

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

おすすめポイント

  • 日本国内の株式が投資先
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適
  • TOPIX(東証株価指数)との連動を目指す

「情報収集がしやすい」「日本企業を応援したい」「身近な企業に投資したい」といった理由で、日本国内を中心に投資したいと考える人も多いでしょう。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドなら日本国内の株式に投資できます。2022年3月31日時点の組入上位5銘柄は、以下の通りです。

・トヨタ自動車(4.1%)
・ソニーグループ(2.9%)
・キーエンス(1.9%)
・三菱UFJフィナンシャル・グループ(1.7%)
・東京エレクトロン(1.5%)

信託報酬も0.176%と低くTOPIX(東証株価指数)との連動を目指しているため、情報収集がしやすいでしょう。

投資対象 国内・株式
投資方針 インデックス型(TOPIX(東証株価指数)に連動)
信託報酬 0.176%(税込み)
純資産総額 625億2,600万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12年30日:614億5,200万円
2020年12月30日:446億2,600万円
2019年12月30日:320億3,800万円
運用委託会社 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:-7.23%
1年 :1.66%
3年 :7.95%

いろいろな資産にバランス良く投資したい人におすすめの銘柄

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

18.積立,nisa,始め方
おすすめポイント

  • 8つの資産にバランス良く分散投資できる
  • インデックス型なので初心者も安心
  • 信託報酬が低いので長期投資に最適

8つの資産(国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券・新興国株式・新興国債券・国内リート・先進国リート)にバランス良く投資できる投資信託です。資産配分比率は、均等とすることを目標としています。

国内株式と外国株式それぞれの組入上位銘柄は、以下の通りです。

国内株式(パッシブ)
組入上位銘柄
外国株式(パッシブ)
組入上位銘柄
トヨタ自動車 Apple
ソニーグループ Microsoft
キーエンス Amazon
リクルートホールディングス Tesla
三菱UFJフィナンシャル・グループ Alphabet(Google)
※2021年10月29日時点

「株式以外の資産にもバランス良く投資したい」「国内・海外を問わず、さまざまな地域に分散投資したい」という人におすすめです。

投資対象 国内外の株式、公社債、不動産投資信託証券
投資方針 インデックス型
(各資産クラスの代表的な指数に連動)
信託報酬 0.154%(税込み
純資産総額 300億7,300万円
純資産総額の推移 2021年12月30日:266億6,900万円
2020年12月30日:137億2,800万円
2019年12月30日:62億1,800万円
運用委託会社 アセットマネジメントOne株式会社
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:1.08%
1年 :7.11%
3年 :7.91%

積極的にリターンをねらいたい人におすすめの銘柄

ひふみプラス

19.積立,nisa,始め方
(画像=ひふみプラス目論見書より引用)
おすすめポイント

  • アクティブ型で積極的にリターンをねらえる
  • 国内外の上場株式に投資できる
  • 純資産総額が高く人気と実績がある
  • 米国の代表的な株価指数S&P500との連動を目指す

ひふみプラスは、市場平均を上回るリターンを目指すアクティブ型の投資信託です。国内外の株式を投資対象とし、調査・分析を行い、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。株式の組入比率も、状況に応じて柔軟に変化させます。

2022年3月末時点の主な資産別構成は、以下のように日本株式が8割と多い傾向です。

・日本株式:82.81%
・海外株式:10.68%

2022年3月末時点での組入上位5銘柄は、以下のようになっています。

1位:ソニーグループ(2.55%)
2位:オリエンタルランド(2.44%)
3位:東京海上ホールディングス(1.94%)
4位:三菱UFJフィナンシャル・グループ(1.80%)
5位:INPEX(1.72%)

8割が日本株式のため、日本株銘柄が上位に並んでいます。外国株式でTOP10に入っている組入銘柄はMicrosoftで7位(1.66%)です。業種別の比率の上位は「情報・通信業(10.68%)」「サービス業(10.58%)」「電気機器(9.39%)」となっています。

「リスクがあるとしても、積極的にリターンをねらいたい」「値動きが激しくても許容できる」という人におすすめです。

投資対象 国内外・株式
投資方針 アクティブ型
信託報酬 1.078%程度(税込み)
純資産総額 4,409億8,500万円(2022年4月25日時点)
純資産総額の推移 2021年12月30日:4,795億5,800万円
2020年12月30日:4,528億7,600万円
2019年12月30日:5,629億6,400万円
運用委託会社 レオス・キャピタルワークス株式会社
リターン(年率)
※2022年4月22日時点
6ヵ月:-26.07%
1年 :-10.96%
3年 :5.95%
ひふみプラス目論見書より著者作成

ステップ8. 目論見書を確認する

20.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

投資をスタートする前に、自分が選んだ銘柄の「目論見書(もくろみしょ)」を必ず確認してください。

目論見書を確認したうえで申し込みに進む必要がありますが、中には読み飛ばしてしまう人もいます。しかし特に初心者のうちは、勉強のためにも目論見書をよく読むことをおすすめします。

目論見書とは

目論見書とは、投資判断に必要な情報が記載されたものです。「商品説明書」と捉えるとわかりやすいのではないでしょうか。目論見書を作成することは、法律で義務付けられています。

例えば目論見書には、以下のような内容が記載されています。

目論見書に記載されているものの一例
  • 投資対象地域(国内、海外、国内外など)
  • 投資対象資産(株式、債券、不動産投資信託など)
  • 決算頻度(年1回、年2回、年4回、年6回、年12回など)
  • 純資産総額(投資信託の時価総額のこと。投資信託の規模を表す)
  • 特色や運用方針
  • 投資リスク
  • 過去の運用実績(純資産総額の推移や分配金の推移、資産別構成、業種別比率、組入上位銘柄など)
  • 手数料や費用

目論見書の確認の仕方

目論見書は一見難しそうですが、見るべきポイントを絞れば初心者でも簡単に知りたい内容をチェックできます。

どこに投資しているのか?何に投資しているのか?

必ず確認すべきなのが「投資対象地域」と「投資対象資産」です。「全世界の株式・債券に投資する」「日本国内の株式に投資する」など自分の希望する地域・資産なのかを確認しましょう。

21.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全米株式インデックスファンド目論見書より引用)

「インデックスファンド」か「アクティブファンド」か?

リスクを抑えて市場平均と連動するリターンをねらいたいなら「インデックス型」に該当するかを確認してください。あるいは、積極的に運用したいなら「アクティブ型」かチェックしましょう。

なおインデックス型の投資信託では、商品名に「インデックス」と入っているケースもあります。しかし商品名に「インデックス」と書いていなくても目論見書に「インデックス」と記載されていることがあるため、忘れずに確認しましょう。

22.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全米株式インデックスファンド目論見書より引用)

過去の運用実績はどうか?

過去の運用実績もしっかりとチェックしたいポイントです。例えば「総資産総額」「基準価額」といった項目の情報を遡って確認してみましょう。

23.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全米株式インデックスファンド目論見書より引用)

・純資産総額
投資家から集まった運用資金の総額を表すため、投資家からの人気を判断するうえで参考になります。一般的に純資産総額が大きく順調に増加している投資信託のほうが安心でしょう。

・基準価額
株式投資における「株価」のようなものです。投資信託の評価額といえます。基準価額が順調に推移しているかを確認しましょう。

具体的な投資先はどこ?

目論見書を確認すれば、投資信託の具体的な投資先を知ることが可能です。AppleやMicrosoftなど具体的な企業名をチェックできるため、投資判断をするうえで非常に参考になります。

24.積立,nisa,始め方
(画像=楽天・全米株式インデックスファンド目論見書より引用)
投資リスクについてもよく読み込んでおくと安心です。

ステップ9. 開始後はほったらかしでOK!気になった時に運用状況をチェック

25.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

実際に運用をスタートしたあとは、大まかな資産推移を確認する意味でも定期的に運用状況をチェックしましょう。

ただし長期投資が大前提のため、毎日小まめにチェックしたり値動きを見て頻繁に売買したりする必要はありません。基本的には、ほったらかしでOKです。

「ほったらかしでOK」といえる理由は「ドルコスト平均法」という考え方にあります。毎月定額で商品を購入した場合、価格が高いときは購入数が減り価格が安いときは購入数が増えることになります。つまり一定額を購入するだけで自動的に「高いときは買い控え安いときにたくさん購入する」といったことができるのです。これをドルコスト平均法と呼びます。

ドル・コスト平均法なら値動きを見て小まめに売買せず基本的にほったらかしでも長期的スパンで一定の成果が期待できるでしょう。そのため初心者に適した投資方法といわれているのです。

つみたてNISAでは、一定額を購入するため、ドルコスト平均法の恩恵を自然と受けられます。値下がりしたときにあわてて売却せず、「今は安売り商品の大量買いのチャンス!」と余裕を持ってかまえることも大切です。

とはいえ投資対象地域で大災害が発生した場合など一時的な下落とはいえないケースもあります。あまりにもおかしな値動きをしているときは、ニュースや投資信託の月次レポートなどとあわせて状況を判断しましょう。損失が出ていても商品を売却する勇気を持つことも大切です。

基本的に「ほったらかしでOK」と理解しつつ、時々値動きをチェックし運用状況を把握しておきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)を始めるタイミングは「今」

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(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは始めたいと思った時に始めよう

始めるタイミングで悩む人も多いかもしれません。「世界情勢が不安定だから今は買うべきじゃない?」「景気がいいときに買うと高値づかみで損をしてしまう?」などさまざまな疑問がわくはずです。

しかし基本的には「始めたいと思ったとき」が始めるべきタイミングといえます。なぜなら先述した通り「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられるからです。

100万円などまとまった資金を一括で投資する場合は、世界情勢や景気動向などをしっかりと見極める必要があります。しかしつみたてNISAの場合、一定額をコツコツと長期間かけて積み立てていく投資スタイルです。そのため始めるタイミング自体にそこまでこだわる必要はありません。

むしろあれこれ考えすぎて始めるタイミングが遅れることで、機会損失が生じる可能性のほうが高いでしょう。きちんと情報収集したうえで行動に移す勇気を持つことが大切です。

40万円を使い切りたいなら「ボーナス設定」のある証券会社がいい

もし年の途中で始め、40万円の非課税枠を使い切りたい場合は、ボーナス設定や増額設定をする必要があります。1月からスタートし、40万円を使い切るなら毎月の積立金額は1ヵ月約3万3,333円です。

しかし例えば7月からスタートして年内に40万円まで投資したい場合は、1ヵ月6万6,666円(+3万3,333円の増額)が必要となります。口座を開設する金融機関がボーナス設定や増額設定ができるのかを事前に確認しておくと安心です。

ボーナス設定ができる証券会社には、楽天証券などがあります。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)の始め方

27.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

楽天証券の手続きの流れを分かりやすく解説していきます。口座開設から商品購入までの流れを事前にチェックしておけばスムーズに取引をスタートできるでしょう。

楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)の口座開設手順

証券口座の口座には、いくつか種類があります。つみたてNISA専用の口座開設が必要です。

総合取引口座 通常の口座(特定口座や一般口座)
利益に税金がかかる
つみたてNISA口座 つみたてNISA専用の口座
年間40万円の投資分について分配金や売却益が非課税となる

楽天証券の総合取引総合口座(通常の口座)をすでに持っているか持っていないかで、開設手順が異なります。

楽天証券の総合取引口座を持っていない場合

「総合取引口座」と「NISA口座」を同時に開設します。

【手順1】
楽天証券のホームページにアクセスします。スマホでもパソコンでも手続き可能です。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

【手順2】
楽天証券のNISA専用のページを開いたら、「つみたてNISA」のタブを選び、「総合口座・NISA口座同時申込み」のボタンをクリックします。

28.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

【手順3】
メールアドレスを登録します。メールアドレスの登録が完了したらメールが届くので記載されているURLをクリックしましょう。

【手順4】
本人確認書類を提出します。本人確認書類とは、氏名・住所・生年月日が確認できる書類のことです。スマホとパソコンでは、提出書類が以下のように異なります。

スマホから申し込み
(「スマホで本人確認」)
「運転免許証」または「マイナンバーカード(個人番号カード)」を
スマホで撮影し、提出します。
パソコンから申し込み 「本人確認書類」のいずれかをデジカメやスキャナーで撮影します。
パソコンへ保存し「本人確認書類のアップロード」ボタンをクリックして提出します。

※本人確認書類
・運転免許証
・個人番号カード
・住民票の写し(発行から6ヵ月以内)
・印鑑登録証明書(発行から6ヵ月以内)
・各種健康保険証
・パスポート
(2020年2月4日以降に申請したものは不可)
・在留カード・特別永住者証明書
・住民基本台帳カード
「個人番号カード」とは、自分で申請して発行したプラスチック製のマイナンバーカードのことです。紙の「通知カード」ではないため、注意しましょう。

【手順5】
スマホで申し込みをしている場合は、顔写真を撮影します。【手順4】で提出した書類の写真と同一人物かを照合するための手順です。

【手順6】
氏名・性別・生年月日・住所等の「お客様情報」を入力します。ここでNISA口座を選択してください。スマホで申し込みをしている場合は、パスワードも設定します。

【手順7】
スマホで申し込みをしている場合は、最短で翌営業日以降にメールでログインIDが届きます。パソコンで申し込みをしている場合は、5営業日以降に書留郵便でログインIDと初期パスワードが届きます。

【手順8】
ログイン後に、勤務先情報などを入力し初期設定をします。

29.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

パソコンで申し込みをした場合は、ここでマイナンバーの登録が必要です。

【手順9】
楽天証券の審査が終わると、取引可能になります。

なお税務署の審査が終わる前に取引をスタートすることもできますが、「別の金融機関ですでにNISA口座を開設していた」などの理由で審査に落ちてしまうと、NISA口座で購入した商品は一般口座に移されてしまいます。

一般口座では、利益に約20%の税金がかかります。不安な人は、税務署の審査の可否を待ってから取引をスタートしましょう。

楽天証券の総合口座を持っている場合

総合取引口座をすでに持っている場合は、NISA口座のみを開設します。

【手順1】
楽天証券のホームページにアクセスします。

【手順2】
楽天証券のNISA専用のページを開いたら、「つみたてNISA」のタブを選び、「NISA口座申し込み」のボタンをクリックします。ログイン画面が表示されるのでログインします。

30.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

【手順3】
本人確認書類を提出します。

オンラインで手続きを進めたいなら、本人確認書類をアップロードします。本人確認書類を郵送で提出したい場合は、「郵送で提出」を選択しましょう。

【手順4】
オンラインで本人確認書類をアップロードした場合は、受付完了メールが届きます。

「郵送で提出」を選んだ場合は、申込書類が郵送されるので本人確認書類のコピーを同封のうえ返送しましょう。その後、受付完了メールが届きます。

【手順5】
NISA口座で取引可能になります。税務署の審査の可否を待ってから取引をスタートしましょう。

楽天証券でつみたてNISA(積立NISA)の対象銘柄を買う

口座が開設できたら、銘柄を選び、積み立てを開始しましょう。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

ログインする

送られてきたログインIDを確認しましょう。楽天証券のログイン画面で、ログインIDと自分で設定したパスワードを入力してログインします。

31.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

積立方法を決め、準備する

楽天証券のつみたてNISAの積立方法は、主に3つあります。

楽天証券の積立方法
  • 楽天カードクレジット決済で積み立てる
  • 楽天銀行から積立金額を引き落とす(マネーブリッジ自動入出金)
  • その他の金融機関から積立金を引き落とす

注文の際には引き落とし方法を選択する画面が出てきますので、事前に自分の使いやすい方法を選び準備しておきましょう。

【楽天カードクレジット決済で積み立てる】

32.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

楽天カードを持っているならクレジットカード決済が便利です。決済額100円につき、楽天ポイントが貯まります。例えばつみたてNISAの月の上限に近い3万円を楽天クレジットカードで決済すると、毎月300ポイントが付与されます(2022年9月からは還元率が変更予定です)。

楽天カードを持っていない人は、事前に楽天カードを作っておくといいでしょう。

【楽天銀行から積立金額を引き落とす(マネーブリッジ自動入出金)】
楽天銀行の口座を持っていれば、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用できます。

自動入出金(スイープ)の設定をすれば、楽天銀行から楽天証券の口座へ自動で入出金されるため積み立ての手間がかかりません。楽天銀行の普通預金金利が最大年0.1%に上がるのもメリットです。

自動入出金の設定をしない場合は、通常振込入金などで楽天証券の口座へ投資資金を入金する必要があります。

【その他の金融機関から積立金を引き落とす】

33.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

指定の金融機関から毎月自動で積立金額が引き落とされます。引き落とし手数料は無料です。指定の金融機関を登録しておく必要があります。

銘柄を探す

楽天証券の銘柄数は、かなりの数です。どう絞り込んでいけばいいのか、銘柄の探し方を紹介します。

ログイン後、まずはトップページから「NISA・つみたてNISA」のタブを選び、「ファンドを探す」タブをクリックします。

銘柄の探し方の選択肢が表示されます。投資の知識があまりない人は「診断で自分にぴったりのファンドを探す」や「おすすめから選ぶ」で探してもいいでしょう。

35.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)
「ファンドを個別に探す」 すでに購入したい銘柄名(ファンド名)が決まっているなら、
直接検索しましょう。
すぐに目当ての銘柄が表示されます。
「診断で自分にぴったりな
ファンドを探す」
具体的な銘柄が決まっていないなら、
診断を受けてみましょう。
年齢やお金に関する質問に回答すると、
以下の5つの資産形成コースの中から自分に合った投資先やコースを提示してくれます。
・のんびり資産形成コース
・じっくり資産形成コース
・なかなか資産形成コース
・しっかり資産形成コース
・がっちり資産形成コース
「おすすめから選ぶ」 自分の投資スタイルがわかっているなら、
「おすすめから選ぶ」で銘柄を見つけてみてください。
「堅実派」「積極派」「おまかせ派」の3つのタイプ別に、
おすすめの銘柄を紹介してくれます。
「自分で一から選ぶ」 検索条件で絞り込みをして銘柄を探すこともできます。
さまざまな銘柄を比較しながら選びたい人は、ここで選ぶのがいいでしょう。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

積立注文をする

銘柄を選んだら、積立注文をしましょう。まずは、引き落とし方法を選択します。

36.積立,nisa,始め方
(画像=楽天証券公式サイトより引用)

積み立てのタイミングは、楽天証券では「毎日」「毎月」から選べます。楽天カードクレジット決済で積立をする場合、「毎月」になります。

その後、毎月の積立金額を入力します。楽天証券では、100円以上1円単位で設定できます。分配金コースは、投資効率を上げたいなら「再投資型」がおすすめです。

最後に目論見書を確認し、同意したら注文内容の確認へと進み注文しましょう。これで積立が開始されます。

初回引き落とし日には、無事に引き落とされたかどうかを確認しましょう。

SBI証券のつみたてNISA(積立NISA)の始め方

37.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

続いては、SBI証券の手続きを分かりやすく解説していきます。口座開設から商品購入までの流れを事前にチェックしておくことで、スムーズに取引をスタートできるでしょう。

SBI証券に口座開設をする

SBI証券でも、つみたてNISAを始めるには専用の口座開設が必要です。

38.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

SBI証券の証券総合口座を持っていない人は、証券総合口座とNISA口座を同時に開設する必要があります。証券総合口座をすでに持っていれば、NISA口座のみの開設でOKです。

SBI証券に証券総合口座を持っていない場合

「証券総合口座」と「NISA口座」を同時に開設します。

【手順1】
SBI証券のホームページにアクセスして「証券総合口座と同時にNISA口座を開設する」をクリックします。

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

【手順2】
メールアドレスを登録します。フォームにメールアドレスを入力し、「メールを送信」をクリックしましょう。

39.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

メールアドレスの仮登録が完了したら、登録したメールアドレス宛に認証コードが送信されます。メールを確認し、認証コードを入力したら「次へ」ボタンをクリックします。

【手順3】
氏名・性別・住所などの情報を入力します。

【手順4】
規約の内容確認をしたら、次のいずれかの口座開設方法を選びます。

ネットで口座開設 ユーザーネームとログインパスワードが発行されます。
郵送で口座開設 必要書類が郵送で送られてきます。
郵送で口座開設を進めると日数がかかるため、「ネットで口座開設」がおすすめです。

【手順5】
書類の提出をします。【手順4】で選択した口座開設方法により、書類提出の進め方が異なります。

・「ネットで口座開設」を選んだ場合
発行されたユーザーネームとログインパスワードで、口座開設状況画面よりログインします。その後、「マイナンバー確認書類」と「本人確認書類」を提出します。提出可能な書類と書類の組み合わせは、次の通りです。

・スマートフォンがあり、
その場で撮影して提出可能な場合
「マイナンバーカード(個人番号カード)」
もしくは「通知カード+運転免許証」を提出
・スマートフォンを持っていない場合
・過去に撮影した画像で提出したい場合
・マイナンバーカードor
通知カード+運転免許証が手元にない場合
「マイナンバーカード(個人番号カード)+
本人確認書類1種類」
もしくは、「通知カード+本人確認書類2種類」

※本人確認書類
・運転免許証
・運転経歴証明書
・住民基本台帳カード(写真付き)
・日本国パスポート
(2020年2月4日以降に申請したものは不可)
・住民票の写し(発行後6ヵ月以内)
・各種健康保険証
・印鑑証明書(発行後6ヵ月以内)

書類をアップロードして申し込み手続き完了後、続けて初期設定に進めます。

・「郵送で口座開設」を選んだ場合
郵送で送られてきた「口座開設の手続き必要な書類」を確認しましょう。必要書類に記入し、「マイナンバーカード(個人番号カード)+本人確認書類いずれか1種類」もしくは「通知カード+本人確認書類いずれか2種類」をSBI証券に返送します。

※本人確認書類
・運転免許証
・運転経歴証明書
・住民基本台帳カード(写真付き)
・日本国パスポート(2020年2月4日以降に申請したものは不可)
・住民票の写し(発行後6ヵ月以内)
・各種健康保険証
・印鑑証明書(発行後6ヵ月以内)
・在留カード/特別永住者証明書(有効期限まで2ヵ月以上猶予があるもの)

「郵送で口座開設」の場合は審査完了後、SBI証券より「口座開設完了通知」が簡易書留郵便で届きます。

「口座開設管理通知」にはユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワードが記載されているのでしっかりと保管しておきましょう。

【手順6】
発行されたユーザーネームとログインパスワードでログインし、勤務先情報などを入力し初期設定をします。「ネットで口座開設」なら、申し込み完了後そのまま初期設定が可能です。

【手順7】
「ネットで口座開設」を選んだ場合は、このタイミングでSBI証券から「口座開設完了通知」が届きます。

口座開設通知が届けば取引可能になります。税務署の審査の可否を待ってから取引をスタートしましょう。

SBI証券の総合口座を持っている場合

すでに「証券総合口座」を持っている人は、「NISA口座」のみ開設します。

【手順1】
SBI証券のホームページにアクセスします。「一般NISA/NISA・つみたてNISAに申し込む」をクリックします。

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

【手順2】
ユーザーネーム、ログインパスワードを入力し、ログインします。

【手順3】
「つみたてNISAを申し込む」をクリックします。

40.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

【手順4】
本人確認書類の提出方法を「WEBアップロード」「書面」から選びます。

41.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

「WEBアップロード」を選んだ場合は、書類をWEBでアップロードできます。提出書類を選択するとアップロード画面が表示されるので、画面の指示に従ってアップロードを進めてください。「書面」を選んだ場合は、必要書類をSBI証券に郵送します。

なおマイナンバーを登録済みか、未登録かによって提出する書類が異なります。

マイナンバー登録済みの場合 「本人確認書類」を提出

※本人確認書類
マイナンバーカード(個人番号カード)、
運転免許証、日本国内パスポート、
健康保険証、印鑑登録証明書、
住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書
マイナンバー未登録の場合 「マイナンバーカード(個人番号カード)
※通知カードまたはマイナンバーカード(個人番号カード)」と、
「本人確認書類」を提出

※本人確認書類
運転免許証、日本国内パスポート、健康保険証、
印鑑登録証明書、住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書

【手順5】
SBI証券から口座開設完了のお知らせが届けば、取引可能になります。税務署の審査の可否を待ってから取引をスタートしましょう。

SBI証券でつみたてNISA(積立NISA)の対象銘柄を買う

SBI証券も対象銘柄数が多く、初心者は探すのも一苦労なのではないでしょうか。そこで続いて、銘柄の絞り込み方を紹介します。

ログインする

マイページにログインします。

ログインしたらメッセージボックスを確認しましょう。メッセージボックスには、SBI証券から「重要なお知らせ」が届くこともあるため、ログイン時に小まめにチェックしてください。

42.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

積立方法を決め、準備する

43.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

SBI証券の積立方法は、3つあります。

SBI証券のつみたてNISAの積立方法
・クレジットカード決済で積み立てる(クレカ積立サービス)
・住信SBIネット銀行から積立金額を引き落とす(SBIハイブリット預金)
・その他の金融機関から積立金額を引き落とす(銀行引落サービス)

銘柄を選ぶ前に、積立方法を選んで準備しておきましょう。

【クレジットカード決済で積み立てる(クレカ積立サービス)】
提携のクレジットカードなら、クレジットカード決済で毎月の積み立てができます。提携クレジットカードは、次の3種類です。

・タカシマヤ クレジットカード
・三井住友カード クレジットカード
・東急カード クレジットカード

これらのクレジットカードを持っていない場合は、事前にカード申し込みをしておきましょう。

【住信SBIネット銀行から積立金額を引き落とす(SBIハイブリット預金)】
住信SBIネット銀行を利用しているなら「SBIハイブリット預金」が利用できます。SBIハイブリット預金とは、SBI証券と連携した預金のことで、住信SBIネット銀行に預けている預金残高を自動で振り替えることが可能です。

住信SBIネット銀行の口座がない人は、銀行口座の開設手続きが必要です。

【その他の金融機関から積立金額を引き落とす(銀行引落サービス)】
指定の銀行口座から、自動的に積立金額を引き落とすサービスです。公共料金の引き落としのようなイメージで利用できます。手数料は無料です。SBI証券 銀行引落サービスから手続きをしましょう。

銘柄を探す

銘柄は「投資信託パワーサーチ」使うと効率的に選べます。

44.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

投資信託パワーサーチの左下に絞り込み条件をチェックする欄があります。ここで「つみたてNISA」にチェックを入れると、対象銘柄に絞り込みができます。

45.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

つみたてNISAの対象銘柄に絞り込んだうえで、さらに「投資地域」や「信託報酬」などにチェックを入れていきましょう。

購入できる銘柄が一覧表示されます。すでに投資したい銘柄が決まっているなら、銘柄名で直接検索も可能です。

絞り込みができたら、気になる銘柄のページや目論見書をチェックしてみましょう。

積立注文する

投資する銘柄が決まったら、4つの発注ボタンのうち「つみたてNISA買付」をクリックします。

46.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

次の設定をします。

47.積立,nisa,始め方
(画像=SBI証券公式サイトより引用)

・積立コースと申込設定日
・設定金額
・ボーナス月の積立設定
・NISA枠ぎりぎり注文

SBI証券では、「毎日・毎週・毎月」から積立コースが選べます。

積立金額は、100円以上1円単位で設定できます。年の途中で積み立て始め、非課税枠をぎりぎりまで使い切りたい人は、ボーナス設定をして「NISA枠ぎりぎり注文」を「設定する」にしておきましょう。

目論見書の内容を確認し、設定内容を確認すれば完了です。

初回引き落とし日には、無事に引き落とされたかどうかを確認しましょう。

つみたてNISA(積立NISA)とは?誰でもできる?

48.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)が、つみたてNISAでは非課税です。

主な特徴は、以下のとおりです。

利用できる人 日本に住む20歳以上の人
税制優遇 投資で得た分配金や譲渡益が非課税
(掛金の所得控除や受取時の優遇はなし)
非課税投資枠 年間40万円×20年
(最大800万円)
口座開設可能数 1人1口座
最低投資金額 金融機関により異なる
例)楽天証券:100円~
非課税期間 2018年から2042年まで
期間中のお金の引き出し 可能
対象投資商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。

なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。

口座開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」

つみたてNISA(積立NISA)のメリット

メリット
  • 長期にわたって非課税で投資できる
  • 手元資金が少なくても始めやすい
  • 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
  • いつでもお金を引き出せる

「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。

運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。

20年間投資を続けることもできますし、いつでも換金して引き出せるため、途中で現金が必要になっても対応できます。

月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。

しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。

「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISA(積立NISA)のデメリット

デメリットもチェックしましょう。

デメリット
  • 元本割れになる可能性もある
  • 損益通算や繰越控除ができない
  • 投資先として選べる商品が限定的
  • 税制優遇効果はiDeCoほどではない
  • 年間40万円までしか投資できない

リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。

また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。

損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会

繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会

なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

投資に関する税制優遇制度には、他にも「NISA(一般NISA)」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。

他の制度との違いは後述しますので、それぞれを比較して自分に合う制度を選びましょう。

つみたてNISA(積立NISA)とNISA(一般NISA)との違い

49.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

両者の税制優遇制度の違いを見てみましょう。

両者は「投資の税制優遇制度」である点は同じですが、非課税になる期間や選べる投資先などの条件が違います。

つみたてNISA 一般NISA
加入できる人 日本に住む
20歳以上の人
日本に住む
20歳以上の人
税制上のメリット 投資の運用益が
非課税
投資の運用益が
非課税
非課税投資枠 年間40万円 年間120万円
非課税期間 最長20年間 最長5年間
選べる投資先 金融庁が「長期・積立・分散投資」に
適していると認めた投資信託
株式投資信託、国内外の上場株式・
ETF・REIT(不動産投資信託)、
ETN(上場投資証券)、新株予約権付社債
(ワラント債)
お金の引き出し いつでも可能 いつでも可能
両者の違い
  • 非課税投資枠・期間
  • 投資できる商品
  • ロールオーバー

細かく説明しましょう。

つみたてNISA(積立NISA)とNISA(一般NISA)の違い:非課税投資枠・期間

つみたてNISAで非課税で投資できるのは「年間40万円×20年(最大800万円)」ですが、一般NISAは「年間120万円×5年(最大600万円)」です。

つみたてNISAは「長期間にわたって積み立てる投資」のため、より長く非課税期間が設定されています。

40万円の枠を12ヵ月で使い切る場合は、1ヵ月あたり3万3,000円ほど投資できることになります。さらに大きい金額を積み立てたい場合や、あるタイミングで一気にまとめて投資したい場合は、NISAのほうが適しています。

※一般NISAは2024年に制度が改正され、年間の上限額が最大122万円になる予定です。

つみたてNISA(積立NISA)とNISA(一般NISA)の違い:投資できる商品

つみたてNISAでは「金融庁が長期・分散・積立投資に適していると認めた投資信託」のみ投資できます。その数は約200種類です。

一方、一般NISAはもっと幅広い中から投資先を選べます。投資信託だけでも数千種類ありますし、日本国内の上場企業の株式のほか、米国株など海外株式も対象です。

ちなみに、投資方法はつみたてNISAでは「積立(毎回決まった間隔で決まった金額分を投資する)」しか選べませんが、一般NISAでは「積立」のほか「スポット投資(自分の好きなタイミングで任意の金額を単発で投資する)」も選べます。

つみたてNISAは選択肢が限られていますが、その分初心者でも迷いにくいといえます。一般NISAは投資先が多いため選ぶのが難しいのですが、その分投資の幅は広がります。

投資初心者は、つみたてNISAのほうがどちらかといえばハードルが低いため、取り組みやすいかもしれません。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

※一般NISAは2024年に制度改正があり、年間の非課税枠のうち20万円まではつみたてNISAと同じ投資商品の中から選択して積み立てることが必要になる予定です。(一定の投資経験がある場合を除く)。

つみたてNISA(積立NISA)とNISA(一般NISA)の違い:ロールオーバー

ロールオーバーとは
非課税期間が終わった時に翌年の新しい非課税枠に資産を移すこと

つみたてNISAはロールオーバーができません。 20年経って非課税期間が終わったら、通常の課税口座に払い出されます。

一方、一般NISAはロールオーバーがでます。非課税期間の終了時に、翌年からまた5年間の非課税枠を利用する、といった使い方もできます。

※2024年の制度改正後は、一般NISAの一部(年間の非課税枠のうち20万円まで)はつみたてNISAへのロールオーバーができるようになります。この場合、合計25年にわたって非課税の恩恵を受けられることになります。

つみたてNISA(積立NISA)と「iDeCo」との違い

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(画像=fuelle編集部)

iDeCoは毎月自分で決めた金額を自分で決めた運用先に預け、その運用結果次第で将来もらえる年金額が変動する仕組みの制度です。

iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の1つです。 公的年金と異なり、加入は任意となります。 出典元:厚生労働省「iDeCoの概要」

iDeCoはつみたてNISAと似ているところもあるため、よく比較される制度です。iDeCoの概要や違いもチェックしておきましょう。

iDeCo
加入できる人 基本的に20歳~
59歳のすべての人
税制上のメリット ・投資の運用益が非課税
・掛金の全額が所得控除
・受け取り時も控除あり
非課税投資枠 月額1万2000円
(年額14万4000円)

月額6万8000円
(年額81万6000円)
※職業などによる
非課税期間 60歳まで
選べる投資先 定期預金や保険などの
元本確保商品、
投資信託
(1金融機関あたり数本~40本程度)
お金の引き出し 原則60歳まで不可

この2つはどちらも少しずつ積み立てていくタイプの税制優遇制度です。主な違いは、以下の3つです。

両者の違い
  • 税制優遇
  • 途中でお金を引き出せるか
  • 投資できる商品

つみたてNISA(積立NISA)とiDeCoの違い:税制優遇

つみたてNISAは、運用で得た利益が非課税になるという税制上のメリットがあります。iDeCoは同様に運用益が非課税になるだけではなく、投資したお金(掛金)の全額が「所得控除」の対象です。

所得控除の対象になるということは、所得税や住民税の負担が抑えられるということです。さらに、iDeCoは最終的にお金を受け取る時にも控除があります。

つみたてNISAの税制優遇が運用中だけであるのに対し、iDeCoは投資時、運用中、受け取り時のすべてにおいて税制優遇があります。

つみたてNISA(積立NISA)とiDeCoの違い:途中でお金を引き出せるか

両者の大きな違いの一つが、途中でお金を引き出せるかどうかです。

つみたてNISAは、非課税期間中でも自分の好きなタイミングで現金化して、お金を引き出せます。しかし、iDeCoには「原則60歳まで資金を引き出せない」というルールがあります。

自分のお金を自分のタイミングで引き出せないのは、デメリットと感じるかもしれません。しかし長期間資金が拘束される代わりに、つみたてNISAよりも税制が優遇されています。

60歳まで半強制的に積立投資を継続できるため、「貯蓄が増えてくるとつい使ってしまう」「なかなかお金を貯められない」という人にとっては、iDeCoのほうが確実に継続できるため適しています。

節税や強制貯蓄の効果を考えると、iDeCoもおすすめです。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISA(積立NISA)とiDeCoの違い:投資できる商品

iDeCoのほうが選べる投資先が多いです。

つみたてNISAでは金融庁の基準をクリアした投資信託しか選べませんが、iDeCoでは各金融機関が選定した投資信託に加え、定期預金や保険などの元本確保商品(投資したお金が減らない)も選べます。

つみたてNISAとiDeCoは同時に取り組むことができますが、つみたてNISAと一般NISAはどちらかしか選べません。自分が行いたい投資に合っているのはどちらの制度なのかを確認しておきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)を始める前にチェックしておきたいこと

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(画像=fuelle編集部)

続いて、投資初心者がつみたてNISAを始める前に知っておくべきポイントを2つお伝えします。始めてから後悔することがないように、投資のリスクや特徴、仕組みについてよく理解しておくことが大切です。

元本割れの可能性がある

つみたてNISAの銘柄は、国が定める基準に適合した商品のため、長期投資・分散投資に適した比較的リスクの低い商品です。しかし元本が保証されていない投資商品のため、絶対に損をしないとは言い切れません。

突然の出費でお金が必要になり、すぐに解約してしまった場合などは、特に元本割れのリスクが高まります。

元本割れの可能性があることをよく理解し、最低限の生活防衛資金は確保しておくことが大切です。

投資を行う場合は余裕資金で始めるようにしましょう。

個別株の購入はつみたてNISAではできない

つみたてNISAで購入できる投資商品は、投資信託のみで個別株の購入はできません。あくまで投資信託を通じて、株式や債券などに分散投資し運用していくことになります。

自分で情報収集し銘柄分析をしたうえで投資したい場合は、株にも投資できる一般NISAを選びましょう。なお両者はどちらか一つしか選べません(2022年4月時点)。

個別株への投資は、投資信託への投資と比較してリスクが高い傾向があります。投資が初めての場合は、つみたてNISAで投資信託を購入したほうが安心です。

つみたてNISA(積立NISA)の口座開設後の注意点

ここからは、始める上で知っておきたいポイントや注意点について解説します。

つみたて,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISA(積立NISA)口座開設の注意点:長期投資が原則

積み立て途中で解約してお金を引き出すことも可能です。しかし、もともと「長期投資」のために作られた制度なので、短期間で売買して利益を出すという目的には向いていません。

途中で売却しても、その分の非課税投資枠が復活することはありません。できる限り長期にわたって投資したほうが複利効果によってお金が増えやすく、非課税の効果もフル活用できます。短絡的に解約するのは避けましょう。

どのくらいの期間を「長期」とするかは人によって違うと思いますが、非課税期間は20年なので、20年の枠を使い切る想定で進めるとよいでしょう。

【複利効果ってどのくらい増える?】
複利効果の別名は「雪だるま式」で、時間が経つほど資産が増えるスピードが速くなります。

以下のグラフは、毎月3万円を年5%で運用した場合のシミュレーションです。

13.つみたて,nisa,始め方
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに著者作成)

グラフの黄色の部分は、運用で増えた分を表しています。青色部分(投資した金額)は30年間ずっと同じ割合で増えていきますが、黄色部分は時間が経つほどにグラフのカーブが急になっていることがわかります。

30年目には、1,080万円の投資額が約1,400万円の利益を生み、合わせて約2,500万円の資産に成長しています。期間が長くなれば、さらに増え方が急になっていきます。

「投資は若い頃から始めたほうが有利」といわれますが、それは元手資金が少なくても若いほうが投資期間を長く取りやすく、複利効果を活かしやすいからです。時間を味方につけましょう。

つみたてNISA(積立NISA)口座開設の注意点:非課税期間が終わる20年後に対応が必要

つみたてNISAの非課税期間は20年です。20年後に課税口座に払い出されますが、その時点ですべて売却してしまう方法もあります。

20年後というとかなり先の話ですが、ロールオーバー(翌年の非課税枠に移すこと)はできないことを覚えておきましょう。
水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)

出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISA(積立NISA)の特徴を理解して投資を始めよう

つみたて,nisa,始め方
(画像= polkadot /stock.adobe.com)

つみたてNISAは、20年にわたって非課税で投資できる制度です。口座を開設して投資先を選び、積立金額を設定すれば始められます。一度始めれば毎月自動的にお金が積み立てられていき、途中で金額を変更することもできます。 少しずつでもコツコツと資産を作っていきたい方に、ぜひ活用していただきたい制度です。

つみたてNISA(積立NISA)の始め方 Q&A

Q

A
つみたてNISAの始め方を教えてください。
まずは口座を開設する金融機関を決め、必要な書類をそろえましょう。その後口座開設の手続き、銘柄選びに進み、入金を開始しましょう。

Q

A
つみたてNISAを始めるのにおすすめの金融機関はどこ?
「楽天証券」「SBI証券」が特におすすめです。楽天証券は、2022年4月26日現在、紹介した5社の中で選べる銘柄数が最も多く、投資しながら楽天ポイントを貯められるのがメリットです。SBI証券には「NISA枠ぎりぎり注文」などのサービスがあります。また積立頻度を毎日・毎週・毎月から選べるのもおすすめポイントです。

Q

A
つみたてNISAを始めるには何が必要?
必要な書類は、「マイナンバーが確認できる書類」と「本人確認書類」です。本人確認書類は、運転経歴証明書やパスポート、健康保険証などです。

Q

A
つみたてNISAは誰でもできる?
日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。

Q

A
つみたてNISAはいつ始めるのがいい?
「始めたいと思ったとき」が始めるべきタイミングといえます。なぜなら「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられるからです。100万円などまとまった資金を一括で投資する場合は、世界情勢や景気動向などをしっかりと見極める必要があります。しかしつみたてNISAの場合、一定額をコツコツと長期間かけて積み立てていく投資スタイルです。そのため始めるタイミング自体にそこまでこだわる必要はありません。

Q

A
つみたてNISAのメリットは?
まずなによりも長期にわたって非課税で投資できる点です。運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年と長いため成果を出しやすいでしょう。

投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されているので、初心者でも取り組みやすいでしょう。

Q

A
つみたてNISAのデメリットは?
リスクがゼロではない点がデメリットです。通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できますがつみたてNISAでは利用でません。

また、投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

Q

A
つみたてNISAで20年間積み立てをするといくらになる?
シミュレーションをして金額を出してみましょう。シミュレーションは、金融庁の公式サイトにある「資産運用シミュレーション」を使うと便利です。

おおよそ次のような金額なります。運用せずに単に貯めた場合と比べるとつみたてNISAの効果がよくわかります。

・毎月3,000円ずつを20年間投資
運用しない……72万円
3%の利回りで運用……約98万円
5%の利回りで運用……約123万円

・毎月1万円円ずつを20年間投資
運用しない……240万円
3%の利回りで運用……約328万円
5%の利回りで運用……約411万円

・毎月3万円円ずつを20年間投資
運用しない……720万円
3%の利回りで運用……約985万円
5%の利回りで運用……約1,233万円

Q

A
つみたてNISA開始後の注意点はありますか?
できる限り長期にわたって投資したほうが複利効果によってお金が増えやすく、非課税の効果もフル活用できます。短絡的に解約するのは避けましょう。

Q

A
つみたてNISAでおすすめの銘柄は?
どの銘柄がよいかは、投資する人の考え方によって変わります。

コストを抑えて運用することにこだわる人なら、信託報酬が低い銘柄を選ぶのもよいでしょう。次の銘柄は、信託報酬が0.0968%と低く人気の米国株に投資できます。

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・たわらノーロード バランス(8資産均等型)

Q

A
つみたてNISAと一般NISAの一番の違いは?
一番大きな違いは非課税枠の金額です。つみたてNISAでは年間40万円ですが、一般NISAでは年間120万円投資できます。

Q

A
つみたてNISAとiDeCoの違いは?
一番の違いは、税制優遇です。つみたてNISAは利益が非課税なのに対し、iDeCoは利益だけでなく掛金が所得控除の対象となり、受け取り時も控除があります。

Q

A
つみたてNISAの最低積立金額は?
金融機関によって最低積立金額は異なります。100円または1,000円から始められる金融機関が多い傾向です。100円から始められる金融機関の例としては以下のようなところがあります。

・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
・松井証券

執筆・水瀬理子(ファイナンシャル・プランナー)
税理士法人での勤務経験を持つファイナンシャルプランナー。「お金の相談役」として、投資、相続、ライフプランに関する数多くの提案をしてきた。現在は執筆業を中心に幅広く活動している。 ファイナンシャル・プランナー、簿記 資格保有
税理士法人での勤務経験を持つファイナンシャルプランナー。「お金の相談役」として、投資、相続、ライフプランに関する数多くの提案をしてきた。現在は執筆業を中心に幅広く活動している。 ファイナンシャル・プランナー、簿記 資格保有

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