「つみたてNISA(ニーサ)」という名前は知っていても、実はいまいち理解できていない……という人もいるかもしれません。つみたてNISAの口座は一度開設すると1年間は金融機関を変更することができないため、どこで「つみたてNISA」の口座を開設するかは、重要なポイントになります。

そこで今回は、つみたてNISAの概要とともに、比較ポイントを挙げながらおすすめの口座を紹介します。

つみたてNISAとは

「つみたてNISA」とは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。給与口座などの普段使っている口座から自動引き落としなどにより積み立てられ、その額を長期投資にあてるという仕組みです。

「投資」と聞くと少し敷居が高いイメージがありますが、つみたてNISAは長期的な分散投資を後押しすることが目的のため、対象ファンドは長期の積み立て、投資に向いた商品が厳選されており、安心感があります。

金融庁の取り決めにより、どこで購入してもファンドの購入手数料は無料です。解約手数料などもかからないため、一般的な「投資」と比べると運用費用を抑えて取り組めます。
毎年40万円まで投資することも可能で、最長で20年間、投資から得た利益が非課税となります。開設できるのは1人1口座までで、もちろん投資である以上一定のリスクも伴いますが、税制優遇制度とあって節税対策としても活用しやすく投資初心者にもおすすめです。
木村茉衣(ファイナンシャルプランナー)

出典:金融庁『つみたてNISAの概要』

つみたてNISAの金融機関を比較するときのポイント

金融機関を選ぶとき、どんな点に着目すればいいのか分からないという方もいるでしょう。そんな方は次の6つのポイントをチェックして金融機関選びを進めてみてください。

金融機関を選ぶときの6つのポイント

  • 取り扱い銘柄の数で選ぶ
  • 最低つみたて金額で比較する
  • ポイント還元率で比較する
  • 積立の頻度で検討する
  • 引落方法で比較する
  • サポート体制で比較する

金融機関を比較する上でのポイントはたくさんありますが、上記の6つのポイントの中からご自分が一番重要するポイントで選ぶようにするといいでしょう。

つみたてNISAにおすすめの口座ベスト5

nisa,おすすめ,口座
(画像=naka /stock.adobe.com)

投資初心者におすすめの金融機関、ベスト5とそのメリットをご紹介します。どこで口座を開設していいか迷うという方は参考にしてみてください。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券

SBI証券:ファンド数の多さも魅力

・取り扱っているファンド数が多い
・最低100円から始められる
・WEBで申し込みが完結、最短2営業日で口座開設が可能
・自動投資なので自分でファンドを選ぶ必要がない
・積み立てるタイミングを「毎日」「毎週」「毎月」から選べる
・Tポイントと連携しており、取引に応じてポイントを貯めたり使ったりできる

自分なりのペースで無理なく続けられたり、Tポイントユーザーの方には特におすすめの証券会社です。

SBI証券でつみたてNISAを始める人はこちらも要チェック!
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/sbi-tpoint
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/how-to-buy

楽天証券:楽天ポイントが貯まるメリットも

・取扱商品数が多い
・ポイントサービスが充実している(口座開設や各種取引でポイントがたまる)
・積立を楽天カードのクレジット決済にすれば楽天カードのポイントが貯まる
・投資信託を保有しているだけでも毎月ポイントがたまる
・投資のペースを選べる

楽天カードを持っている人はよりメリットを感じられる証券会社です。また、自分で選んだ複数のファンドの積み立てをまとめて設定できるので、リスク分散のために複数のファンドへ投資したい人にも使いやすくなっています。

楽天証券でつみたてNISAを始める人はこちらも要チェック!
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/daily-savings-gain-rakuten-point
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/rakuten-brand-recommended

松井証券:投資全般をサポート

・取扱商品が多い
・投資専用のスマートフォンアプリを無料で利用できる
・株式取引時や投資信託の購入時など、多くの手数料が無料

アプリでは、ファンドの購入、運用のメンテナンス、ロボアドバイザーによる投資提案まで、つみたてNISAだけではなく投資全般をサポートしてくれる機能が充実。投資初心者からベテランまで、最新情報を得ながら口座管理を手軽にこなしたい人におすすめのツールです。

松井証券でつみたてNISAを始める人はこちらも要チェック!
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/matsui-merit-and-recommend-product

マネックス証券:積立額は100円から始められる

・投信150本という豊富なラインアップ
・毎月の積立額は原則100円から申し込むことができる
・「定期自動入金サービス」を使えば、普段使っている口座から毎月自動的に、手数料無料でNISA口座へ積み立てができる
・投資信託を持っているだけで「マネックスポイント(※)」が貯まる

※Amazonギフト券やdポイント、JALやANAのマイルなどと交換できる

マネックス証券では2019年以降、取り扱う全ての投資信託の購入時申し込み手数料が0円になっているのも特徴です。手数料を可能な限り抑えたい人にはおすすめですよ。

auカブコム証券:取引手数料の割引あり

・毎月100円から積み立てができる
・商品ラインアップが150本と豊富
・新規口座開設の手続きをオンライン上で完結できる。
・「NISA割(※)」が自動的に適用される

※NISA以外の一般的な取引と比べて現物株式の取引手数料が最大5%割引になるもので、他の割引とも併用できます。

積立代金は、銀行預貯金口座もしくはauカブコム証券の証券口座(預り金)から自動で引き落とされるので、一度設定してしまえば手間なく続けることができます。

auカブコム証券でつみたてNISAを始める人はこちらも要チェック!
https://fuelle.jp/money/tsumitate-nisa/merit-au-kabucom

おすすめ口座の各種ポイントの比較

今回おすすめしている5つの証券会社を下記の6つのポイントで比較しています。 それぞれの特徴を理解し、ご自分にぴったりの証券会社を選びましょう。

証券会社を選ぶときの6つのポイント

  • 取り扱い銘柄の数
  • 最低つみたて金額
  • ポイント還元率
  • 積立の頻度
  • 引落方法の数
  • サポート体制

銘柄の数 最低積立金額 ポイント還元 積立頻度 引き落とし方法 サポート体制
SBI証券 174本 100円 Tポイント 毎月
毎週
毎日
・証券口座から引き落とし
・銀行口座からの引き落とし
・銀行振込
・ゆうちょ銀行振替入金
・AIチャットサポート
(担当者連携あり)
・店頭相談
(インターネットコースを除く)
・各種セミナー開催
楽天証券 177本 100円 楽天スーパー
ポイント
資産形成ポイント
毎月
毎日
・証券口座から引き落とし
・楽天カードクレジット決済
・銀行口座からの引き落とし
・AIチャットサポート
・メールでの問い合わせができる
・PC遠隔操作「楽らくサポート」
松井証券 170本 100円 松井証券
ポイント
毎月 ・証券口座から引き落とし
・銀行口座からの引き落とし
・銀行振込
・オペレーター対応チャット
・メールでの問い合わせができる
・サポート動画あり
・PC遠隔操作「リモートサポート」
・操作ガイド「ご利用の手引き」
マネックス
証券
151本 100円 マネックス
ポイント
毎月 ・証券口座から引き落とし
・マネックスセゾンカードでの入金
・銀行振込
・投資を学べるオンラインセミナー
・無料メルマガ「マネックスメール」
・銘柄分析入門塾
auカブコム
証券
157本 100円 毎月ポイント 毎月 ・証券口座から引き落とし
・銀行口座からの引き落とし
・銀行振込
・「kabu.com」ナレッジコミュニティ
・読み物「取引活用ガイド」
・YouTube公式チャンネルあり
・メールでの問い合わせができる

取り扱い銘柄の数で比較

つみたてNISAは、金融庁が認定した約170本の投資信託から好みの商品を選んで買い付けます。ただ金融機関によって取り扱っている商品が異なります。ほぼすべての商品を取り扱っているところもあれば、数本のみというところもあります。

投資初心者にとっては、厳選された商品ラインアップのほうが選びやすいこともありますが、一方で多くの商品を取り扱っている金融機関を利用したほうが選択肢は広がります。

最低つみたて金額で比較

「つみたてNISA」で投資できる金額の上限は月換算で約3万3,000円までですが、最低積立金額は金融機関によって異なります。毎月100円から手軽に積み立てられるネット証券もあれば、大手銀行などには毎月1万円からなど少しハードルが高いところもあります。

「毎月いくら積み立てるか」という積立金額を検討するとき、金融機関によって異なる「最低積立額」を必ず確認し、どのくらいの負担でやっていくのかを考え、無理のない範囲で取り組めるところを探しましょう。

ポイント還元率で比較

ネット証券を中心に、投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえるサービスがあります。

信託報酬や銘柄によって還元率が異なるため金融機関ごとの単純比較はしにくいのですが、たとえば楽天証券などは、貯まった楽天ポイントをそのまま投資に使えるなどのメリットもあります。日頃から楽天ポイントを貯めている人は連携して取り組みやすいでしょう。

「貯まっているポイントをどう使うか迷っている」「どうせならお得に積み立てたい」という人は、ぜひ気になる金融機関のポイントサービスの有無についても調べてみることをおすすめします。

積立の頻度で比較

つみたてNISAでの積立頻度は、月に1回が一般的です。ただし、一部の金融機関では「毎日積立」「毎週積立」なども選択できます。年間投資枠の40万円をどんなペースで投資していくか、好きな積立頻度を選べるようになっています。

投資の性質を考慮すれば、毎月よりも「毎日積立」のほうがリスク分散効果は高いと考えられますが、つみたてNISAの場合はその差はほんのわずかです。

なぜなら、つみたてNISAの対象商品はインデックス型など長期的な資産形成を目的としたラインアップになっており、いずれも値動きが緩やかだからです。値動きが激しい短期売買の投資と比べて、積立頻度の違いによって生じるリターンの差はさほど大きくないでしょう。

引落方法の数で比較

同じ「つみたてNISA」でも、金融機関によって積立代金の引落方法が異なります。

普段から証券総合口座を頻繁に使っている人なら特に問題ありませんが、初めて証券口座を持つ人の場合、つみたてNISAのために毎回手作業で証券総合口座にお金を移動させるのは、とても手間がかかります。

サポート体制で比較

金融機関を選ぶとき、どうしても銘柄数などに注目してしまいがちです。しかし、それぞれのサポート体制にも着目すると金融機関選びの参考になるかもしれません。

電話による問い合わせ対応の他にも、メール対応やチャットサポート、動画サービスやセミナー開催など、それぞれが手厚いサポートを行っています。電話相談時の混雑が気になる人は、ホームページに時間帯別の混雑状況が掲載されているところもあるので、事前にチェックしてみましょう。

つみたてNISA口座は一人ひとつまで

冒頭でも伝えましたが、つみたてNISAの口座は一人ひとつしか持てません。さらに最低一年間は同じ口座を利用しなければならず、書類手続きが煩雑なこともあり、そう簡単には変更できないと思っていたほうが無難です。

ベスト5で紹介した5社はいずれも、100円から手軽に始められて取り扱い銘柄も多くおすすめですが、生活口座との兼ね合いも加味しながら各金融機関のメリット・デメリットを自分なりに比較してみることをおすすめします。

つみたてNISAを始めたい人におすすめの証券会社はこちら

積立コースは毎日・毎週・毎月の3種類、NISA枠ぎりぎり注文で投資可能枠を使い切れる
>>SBI証券の口座開設はこちら

投資信託の保有だけで楽天ポイントが貯まる、貯まったポイントで積立投資も可能
>>楽天証券の口座開設はこちら

取り扱い銘柄130以上、投信の提案から購入・運用まですべてができるアプリが便利
>>松井証券の口座開設はこちら

つみたてNISAで投資信託を保有するだけでポイントが貯まりさまざまな特典と交換可能
>>マネックス証券の口座開設はこちら

つみたてNISAのおすすめ口座に関する Q&A

Q

A
SBI証券の特徴は?
取扱ファンド数が多く最低100円から積み立てられます。
また、Tポイントと連携していて取引に応じて貯めたり使ったりすることができます。

Q

A
楽天証券の特徴は?
楽天証券では取扱商品数が一番多く各種ポイントサービスも豊富です。
楽天カードユーザーには特におすすめになっています。

Q

A
松井証券の特徴は?
投資専用のスマートフォンアプリが無料で使えます。
また、取引に関わる多くの手数料が無料です。

Q

A
マネックス証券の特徴は?
投資信託を持っているだけで、amazonギフト券などと交換できるマネックスポイントが貯まります。
また、定期自動入金サービスを使えば便利に積み立てができます。

Q

A
auカブコム証券証券の特徴は?
auカブコム証券の積み立てNISAにはNISA割が自動で適用され、現物株式の取引手数料が最大5%割引になります。

木村茉衣
FP資格保有/事業・生活設計コーディネーター。地銀勤務を経て、IT企業にて新規事業設計・メディア事業などに従事。現在は地方創生を主軸に、中小企業・自治体の経営・PRサポートに尽力している。関心分野は行動経済学、環境経営など。暮らしに役立つ生活経営のtipsなども発信中。
FP資格保有/事業・生活設計コーディネーター。地銀勤務を経て、IT企業にて新規事業設計・メディア事業などに従事。現在は地方創生を主軸に、中小企業・自治体の経営・PRサポートに尽力している。関心分野は行動経済学、環境経営など。暮らしに役立つ生活経営のtipsなども発信中。

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