積立nisaは20年後いくらになる?
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つみたてNISAは、投資信託に長くお金を積み立て、資産を作るための支援制度です。非課税で運用できるため人気ですが、投資経験がない人にとっては、「結局どれくらいのお金になるの?」ということが気になるのではないでしょうか。

そこで本記事では、つみたてNISAを20年間続けるといくらぐらいになるのか、9つのシミュレーションから導きます。20年後に暴落してしまう可能性についても解説します。

この記事で分かること
  • 月の積立額3万3,333円、利回り3%なら20年後に1,000万円を超える
  • 最高利回りは21.7%、満額積み立てれば20年間の利益は8,300万円以上
  • 20年後の選択肢は「課税口座で運用」「売却」「つみたてNISAの枠を再度使う」の3つ
  • 20年後にリーマンショック級の暴落が到来しても利益が残る可能性が高い

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積立NISAは20年後いくらになる?9パターンのシミュレーション

1.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

20年後の金額は、「積立額」と「銘柄の利回り」により差が出る

つみたてNISA積み立てたお金が20年後いくらになっているかは、「積立額」と「銘柄の利回り」によって異なります。

「積立額」が20年後の金額に影響を与えるのはイメージしやすいでしょう。月に100円しか積み立てない人より、毎月1万円積み立てる人の方が大きな資産を築けるのは当然です。つまり、積立額が大きいほど最終金額は大きくなります。では「銘柄の利回り」とはなんでしょうか。

「利回り」とは投資元本に対する総合的な利益率のことです。投資信託には「値上がり益」と「分配金」という2つの利益がありますが、この両方を合わせた利益を投資元本で割ることで利回りが計算されます。利回りは「トータルリターン」と呼ばれることもあり、1年あたりの割合で示されることが一般的です。

【利回り(=トータルリターン)計算の例】
投資元本40万円、値上がり益3万円、分配金1万円のとき

(値上がり益3万円+分配金1万円)÷投資元本40万円×100=10(%)

利回りは、投資金額に対する収益の割合のことをいいます。この収益には「利息」だけでなく、投資商品を売却した場合に得られる「売却損益」も含みます。また、通常は1年間の「年利回り」のことを利回りと呼ぶことが多いです。

一般的に、利率は、債券や預金に対して使われる言葉のため、投資信託では利率とは言いません。代わりに投資信託では「分配金」という仕組みがあります。分配金は、投資信託の運用期間を通じて変動した基準価額(投資信託の価値)に応じて運用会社の判断で支払われます。
出典:SMBC日興証券 投資信託の基礎知識 利回りとは何だ?購入前に知っておくべきポイント

利回りが大きいということは、運用で増えるお金が多いということです。したがって、積み立てる銘柄の利回りが大きいほど、20年後のお金は増えます。楽天証券で調べたところ、つみたてNISA対象銘柄の利回りは▲1.23%~21.70%です(直近3年、2022年8月3日時点)。

「積立額」と「銘柄の利回り」が大きいほど最終金額は大きくなり、反対に小さいほど最終金額が小さくなります。

次から積立額と銘柄の利回りに具体的な値を当てはめ、9パターンをシミュレーションしてみましょう。

つみたてNISAに20年間積み立てるシミュレーション
  • 毎月5,000円を利回り1%で積み立てた場合
  • 毎月5,000円を利回り3%で積み立てた場合
  • 毎月5,000円を利回り5%で積み立てた場合
  • 毎月1万円を利回り1%で積み立てた場合
  • 毎月1万円を利回り3%で積み立てた場合
  • 毎月1万円を利回り5%で積み立てた場合
  • 毎月3万3,333円を利回り1%で積み立てた場合
  • 毎月3万3,333円を利回り3%で積み立てた場合
  • 毎月3万3,333円を利回り5%で積み立てた場合

毎月5,000円積み立てた場合

毎月5,000円(年間6万円)積み立てる場合、利回り別にシミュレーションすると以下のようになります。やはり、利回りが大きいほど20年目の金額が大きくなりました。

【毎月5,000円の積立シミュレーション】
利回り1% 利回り3% 利回り5%
5年目 30万6,060円 31万8,548円 33万1,538円
10年目 62万7,733円 68万7,833円 75万4,674円
15年目 96万5,814円 111万5,935円 129万4,714円
20年目 132万1,140円 161万2,222円 198万3,957円

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2.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)
このシミュレーションは20年間同じ利回りを得られるという前提で計算されています。投資は、必ずしもこのような結果にならないことは覚えておいてください。以降で紹介するシミュレーションも同様です。

個別に金額を見ていきましょう。

1.毎月5,000円を利回り1%で積み立てた場合

利回り1%の銘柄に毎月5,000円ずつ積み立てる場合、最終金額は約132万1,140円です。20年間の累計積立額は120万円ですから、およそ12万1,140円の運用益を得られました。

毎月5,000円を利回り1%で20年積み立てると
  • 累計積立額 120万円
  • 評価額(最終金額) 132万1,140円
  • 利益 12万1,140円
  • 非課税になる金額 2万4,228円

本来は利益に約20%の税金がかけられるため、通常の課税口座では最終金額から2万4,228円の税金が引かれます。しかしつみたてNISAの場合、利益に対する税金は非課税です。したがって、つみたてNISA口座は課税口座より2万円以上お得になったと言えます。

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【毎月5,000円、利回り1%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 30万円 30万6,060円 6,060円 1,212円
10年目 60万円 62万7,733円 2万7,733円 5,547円
15年目 90万円 96万5,814円 6万5,814円 1万3,163円
20年目 120万円 132万1,140円 12万1,140円 2万4,228円
3.積立nisaは20年後いくらになる?
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2.毎月5,000円を利回り3%で積み立てた場合

同じく毎月5,000円を利回り3%の銘柄に積み立てた場合のシミュレーションは以下の通りです。20年間で40万円以上の利益を獲得し、課税口座との差は8万円以上に拡大しました。

毎月5,000円を利回り3%で20年積み立てると
  • 累計積立額 120万円
  • 評価額(最終金額) 161万2,222円
  • 利益 41万2,222円
  • 非課税になる金額 8万2,444円

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【毎月5,000円、利回り3%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 30万円 31万8,548円 1万8,548円 3,710円
10年目 60万円 68万7,833円 8万7,833円 1万7,567円
15年目 90万円 111万5,935円 21万5,935円 4万3,187円
20年目 120万円 161万2,222円 41万2,222円 8万2,444円
4.積立nisaは20年後いくらになる?
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3.毎月5,000円を利回り5%で積み立てた場合

利回り5%の銘柄に毎月5,000円積み立てると20年で約198万円になります。累計積立額120万円に対し、65%以上の利益を得られました。課税口座との差も15万円以上です。

毎月5,000円を利回り5%で20年積み立てると
  • 累計積立額 120万円
  • 評価額(最終金額) 198万3,957円
  • 利益 78万3,957円
  • 非課税になる金額 15万6,791円

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【毎月5,000円、利回り5%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 30万円 33万1,538円 3万1,538円 6,308円
10年目 60万円 75万4,674円 15万4,674円 3万935円
15年目 90万円 129万4,714円 39万4,714円 7万8,943円
20年目 120万円 198万3,957円 78万3,957円 15万6,791円
5.積立nisaは20年後いくらになる?
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毎年5%もの利回りを20年間欠かさずに得ても、最終金額が200万円に到達していません。やや物足りないと感じる人もいるかもしれませんね。これは積立額が小さいことが原因です。まとまった金額を準備したい場合、積立額もある程度増やすことが求められるでしょう。
若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)

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毎月1万円積み立てた場合

積立額を毎月1万円に増額した場合、20年後では以下のようになります。積立額が倍増したことから、毎月5,000円の積み立てと比べると比較的まとまった金額となりました。

【毎月1万円の積立シミュレーション】
利回り1% 利回り3% 利回り5%
5年目 61万2,121円 63万7,096円 66万3,076円
10年目 125万5,466円 137万5,666円 150万9,347円
15年目 193万1,627円 223万1,870円 258万9,428円
20年目 264万2,280円 322万4,445円 396万7,914円

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6.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)

毎月1万円積み立てるケースも、利回り別に詳しく見てみましょう。

4.毎月1万円を利回り1%で積み立てた場合

利回り1%の銘柄に毎月1万円ずつ積み立てると、20年目では約264万2,280円の資産になります。運用でおよそ24万2,280円増やすことができました。非課税にできた金額は約4万8,456円です。

毎月1万円を利回り1%で20年積み立てると
  • 累計積立額 240万円
  • 評価額(最終金額) 264万2,280円
  • 利益 24万2,280円
  • 非課税になる金額 4万8,456円

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【毎月1万円、利回り1%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 60万円 61万2,121円 1万2,121円 2,424円
10年目 120万円 125万5,466円 5万5,466円 1万1,093円
15年目 180万円 193万1,627円 13万1,627円 2万6,325円
20年目 240万円 264万2,280円 24万2,280円 4万8,456円
7.積立nisaは20年後いくらになる?
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積立額を大きくしたことで、最終的な金額は「毎月5,000円、利回り5%」のケースより、「毎月1万円、利回り1%」のケースの方が大きくなっています。積立額を増やせるなら、小さいリスクで安定的に運用しても、ある程度大きな資産を作れることがわかるでしょう。

5.毎月1万円を利回り3%で積み立てた場合

利回りが3%に増えるとどうでしょうか。累計の利益は82万円を超え、20年後に約322万4,445円の資産を作ることができました。非課税となった金額はおよそ16万4,889円となったことから、課税口座との差もここまでで最大です。

毎月1万円を利回り3%で20年積み立てると
  • 累計積立額 240万円
  • 評価額(最終金額) 322万4,445円
  • 利益 82万4,445円
  • 非課税になる金額 16万4,889円

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【毎月1万円、利回り3%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 60万円 63万7,096円 3万7,096円 7,419円
10年目 120万円 137万5,666円 17万5,666円 3万5,133円
15年目 180万円 223万1,870円 43万1,870円 8万6,374円
20年目 240万円 322万4,445円 82万4,445円 16万4,889円
8.積立nisaは20年後いくらになる?
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6.毎月1万円を利回り5%で積み立てた場合

利回り5%の銘柄に毎月1万円積み立てるシミュレーションは以下の通りです。最終的な金額は400万円に届きませんが、20年間で150万円以上の運用益を獲得し、約31万3,583円の税金を非課税にできました。

毎月1万円を利回り5%で20年積み立てると
  • 累計積立額 240万円
  • 評価額(最終金額) 396万7,914円
  • 利益 156万7,914円
  • 非課税になる金額 31万3,583円

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【毎月1万円、利回り5%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 60万円 66万3,076円 6万3,076円 1万2,615円
10年目 120万円 150万9,347円 30万9,347円 6万1,869円
15年目 180万円 258万9,428円 78万9,428円 15万7,886円
20年目 240万円 396万7,914円 156万7,914円 31万3,583円
9.積立nisaは20年後いくらになる?
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つみたてNISAは毎月3万3,333円まで積み立てられることから、毎月1万円の積み立ては利用可能額の半分にも届きません。しかし、それでも比較的まとまった金額になったのは利回りの高さが理由です。

あまり大きく積み立てられない人は、好利回りが期待できる銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。

毎月3万3,333円を積み立てた場合

ここから、つみたてNISAを満額利用するケースを見てみましょう。

上述の通りつみたてNISAは毎月3万3,333円まで積み立てられます。この場合で20年間の積み立てを利回り別にシミュレーションすると、以下のようになりました。最終的な金額は利回り3%と5%で1,000万円を超えています。つみたてNISAを満額利用すると、20年間である程度の資産を作ることができそうです。

【毎月3万3,333円の積立シミュレーション】
利回り1% 利回り3% 利回り5%
5年目 204万402円 212万3,654円 221万253円
10年目 418万4,885円 458万5,552円 503万1,157円
15年目 643万8,758円 743万9,566円 863万1,425円
20年目 880万7,602円 1,074万8,150円 1,322万6,382円
10.積立nisaは20年後いくらになる?
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毎月3万3,333円積み立てるケースも、利回り別に詳しく解説します。

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7.毎月3万3,333円を利回り1%で積み立てた場合

利回り1%の銘柄に毎月3万3,333円積み立てる場合、20年後では約880万7,602円の資産になります。利回りが小さいため大きく増えるわけではありませんが、それでも20年間の利益は80万円を超えました。銀行預金でこれだけの利益は望めないでしょう。

毎月3万3,333円を利回り1%で20年積み立てると
  • 累計積立額 800万円
  • 評価額(最終金額) 880万7,602円
  • 利益 80万7,602円
  • 非課税になる金額 16万1,520円

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【毎月3万3,333円、利回り1%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 200万円 204万402円 4万402円 8,080円
10年目 400万円 418万4,885円 18万4,885円 3万6,977円
15年目 600万円 643万8,758円 43万8,758円 8万7,752円
20年目 800万円 880万7,602円 80万7,602円 16万1,520円
11.積立nisaは20年後いくらになる?
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8.毎月3万3,333円を利回り3%で積み立てた場合

利回り3%の銘柄に毎月3万3,333円積み立てる場合、20年後の評価額は約1,074万8,150円となり、これまでのシミュレーションで初めて1,000万円を超えました。つみたてNISAを満額利用して1,000万円以上の資産を作りたい場合、3%以上の利回りが期待できる銘柄を選ぶとよいでしょう。

毎月3万3,333円を利回り3%で20年積み立てると
  • 累計積立額 800万円
  • 評価額(最終金額) 1,074万8,150円
  • 利益 274万8,150円
  • 非課税になる金額 54万9,630円

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【毎月3万3,333円、利回り3%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 200万円 212万3,654円 12万3,654円 2万4,731円
10年目 400万円 458万5,552円 58万5,552円 11万7,110円
15年目 600万円 743万9,566円 143万9,566円 28万7,913円
20年目 800万円 1,074万8,150円 274万8,150円 54万9,630円
12.積立nisaは20年後いくらになる?
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9.毎月3万3,333円を利回り5%で積み立てた場合

最後に、利回り5%の銘柄に毎月3万3,333円積み立てるケースを検証しましょう。シミュレーションすると、20年間の利益は522万円以上にもなり、最終的な金額はおよそ1,322万6,382円となりました。

毎月3万3,333円を利回り5%で20年積み立てると
  • 累計積立額 800万円
  • 評価額(最終金額) 1,322万6,382円
  • 利益 522万6,382円
  • 非課税になる金額 104万5,276円

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【毎月3万3,333円、利回り5%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 200万円 221万253円 21万253円 4万2,051円
10年目 400万円 503万1,157円 103万1,157円 20万6,231円
15年目 600万円 863万1,425円 263万1,425円 52万6,285円
20年目 800万円 1,322万6,382円 522万6,382円 104万5,276円
13.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)

利回り5%の銘柄に毎月3万3,333円を積み立てると、20年間で非課税にできた金額も100万円を超えます。9つのシミュレーションでは、最も非課税の恩恵を受けられました。

非課税で運用できるつみたてNISAのメリットをより活かしたい場合、積立額と利回りはできるだけ大きいほうがいいということがシミュレーションからわかります。
つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBIネオトレード証券
取扱銘柄数 181本 183本 152本 171本 173本 158本 22本 7本 3本 1本
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月 毎月 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと 毎月 毎月 毎月
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※ランキング根拠はこちら

利回り1%、3%、5%の銘柄を紹介

シミュレーションで例にした利回り1%、3%、5%に近い銘柄をそれぞれ紹介します。自分がどれくらいの積立額で、20年後にどのくらいの資産を築きたいのかによって、どんな利回りの銘柄を選ぶのかが違ってきます。

利回り1%前後の銘柄

直近3年間で、1%前後の利回りが得られた銘柄には以下のようなものがあります。いずれもさまざまな資産に分散投資する「バランス型」のうち、比較的安定的な運用を行う銘柄が並びました。1%程度の利回りを目指す場合は参考にしてください。

【実績利回り1%前後の銘柄】
銘柄 利回り
(3年、年率)
購入できる証券会社
ニッセイ・インデックスパッケージ
(国内・株式/リート/債券)
1.52% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券
光世証券
たわらノーロード最適化
バランス(安定型)
1.57% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券
たわらノーロード最適化バランス(安定型)
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
1.88% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券
※2022年7月29日時点
出典:楽天証券 各銘柄ページ

利回り3%前後の銘柄

3%近くの利回りを得られる銘柄には以下のようなものがあります。上述した利回り1%の銘柄と比較し、やや成長を重視するような銘柄が見られました。

【実績利回り3%前後の銘柄】
銘柄 利回り
(3年、年率)
購入できる証券会社
野村インデックスファンド・
内外7資産バランス・為替ヘッジ型
3.07% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
野村證券
SMBC日興証券など
たわらノーロード最適化
バランス(安定成長型)
3.27% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券
HSBC ワールド・
セレクション(成長コース)
3.56% SBI証券
楽天証券
※2022年7月29日時点
出典:楽天証券 各銘柄ページ

利回り5%前後の銘柄

直近3年間で5%前後の利回りを得られる銘柄は以下のようなものがあります。上述の利回り1%や3%の銘柄より、さらに積極的に運用する銘柄が並びました。

【実績利回り5%前後の銘柄】
銘柄 利回り
(3年、年率)
購入できる証券会社
たわらノーロードバランス(標準型) 4.88% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券など
eMAXIS最適化バランス
(マイディフェンダー)
5.90% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券など
ハッピーエイジング・ファンド
ハッピーエイジング40
6.10% SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券
松井証券
SMBC日興証券など
※2022年7月29日時点
出典:楽天証券 各銘柄ページ

積立NISAにおすすめの証券会社

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBIネオトレード証券
取扱銘柄数 181本 183本 152本 171本 173本 158本 22本 7本 3本 1本
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月 毎月 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと 毎月 毎月 毎月
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※ランキング根拠はこちら

積立NISAで20年後に最も得しそうな銘柄は?

14.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

上記のシミュレーションでは、利回りが過大とならないよう最大でも5%までで計算しました。しかし実際にはもっと大きな利回りを得られる銘柄もあります。「得しそうな銘柄」として、利回りが最も大きかった銘柄でもシミュレーションしてみましょう。

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過去3年で最も大きな利回りだったのはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)

楽天証券のつみたてNISA対象銘柄のうち、過去3年間で最も大きな利回りを得た銘柄は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で、利回りは21.70%でした(2022年7月29日時点)。シミュレーションで併せて紹介した銘柄はいずれもバランス型の投資信託でしたが、こちらはアメリカの株式だけで運用されています。

利回り21.70%の銘柄に毎月3万3,333円を20年間積み立てると仮定すると、最終的な金額は約9,178万5,992円にもなりました。累計積立額の10倍以上の利益を稼ぎ、約1,675万7,198円の税金を非課税にできた計算です。

毎月3万3,333円を利回り21.70%で20年積み立てると
  • 累計積立額 800万円
  • 評価額(最終金額) 9,178万5,992円
  • 利益 8,378万5,992円
  • 非課税になる金額 1,675万7,198円
【毎月3万3,333円、利回り21.70%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 200万円 307万7,680円 107万7,680円 21万5,536円
10年目 400万円 1,129万3,980円 729万3,980円 145万8,796円
15年目 600万円 3,322万8,553円 2,722万8,553円 544万5,711円
20年目 800万円 9,178万5,992円 8,378万5,992円 1,675万7,198円
15.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)

夢のあるシミュレーションになりましたが、上記は21.70%もの利回りを20年間毎年得られた前提で計算されています。あくまで参考にとどめておいてください。

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過去3年で利回りが小さかったのはたわらノーロードバランス(堅実型)

反対に、同じ期間で利回りが1%に満たない銘柄もありました。例えば「たわらノーロードバランス(堅実型)」の過去3年間における利回りは0.86%です(2022年7月29日時点)。

同じように利回り0.86%の銘柄に毎月3万3,333円を20年間積み立てると仮定すると、最終的な金額は約868万円8,593円、利益はおよそ68万8,593円、非課税となった金額は約13万7,719円にとどまりました。

毎月3万3,333円を利回り0.86%で20年積み立てると
  • 累計積立額 800万円
  • 評価額(最終金額) 868万8,593円
  • 利益 68万8,593円
  • 非課税になる金額 13万7,719円
【毎月3万3,333円、利回り0.86%の積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 利益 非課税になる金額
5年目 200万円 203万4,697円 3万4,697円 6,939円
10年目 400万円 415万8,404円 15万8,404円 3万1,681円
15年目 600万円 637万5,015円 37万5,015円 7万5,003円
20年目 800万円 868万8,593円 68万8,593円 13万7,719円
16.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)
このように、つみたてNISA対象銘柄の利回りには差があます。必ずしも大きく増やせるわけではない点に注意が必要です。

積立NISAが20年後にいくらになるか、自分でシミュレーションするにはどうしたらいい?

17.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

シミュレーションの条件はさまざまな数値を当てはめることができます。本記事でいくつか紹介しましたが、自分で条件を当てはめて行いたいという人は多いでしょう。

自分でシミュレーションする場合、金融庁や証券会社が提供しているシミュレーターの利用をおすすめします。計算式を知らなくても、任意の数値を当てはめるだけで誰でも簡単にシミュレーションできるでしょう。

ここでは金融庁とauカブコム証券のシミュレーターを紹介します。

金融庁の資産運用シミュレーションを利用する

金融庁の「資産運用シミュレーション」では以下3つの試算が可能です。

【金融庁「資産運用シミュレーション」3つの機能】
  • 将来いくらになる?:積立額などから、将来の資産額を計算する
  • 毎月いくら積み立てる?:目標金額などから、必要な積立額を計算する
  • 何年間積み立てる?:目標金額などから、必要な積立期間を計算する

「将来いくらになる?」は、上で紹介したシミュレーションのように、積立額や利回りなどから将来の資産額を計算する機能です。20年後の資産額を知りたい場合はこちらを利用してください。

「毎月いくら積み立てる?」では、目標金額の到達に必要な積立額を計算することができます。例えば、積立期間20年、利回り5%、目標金額1,000万円と入力した場合、毎月2万4,329円の積み立てが必要だと試算できました。

18.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し著者作成)

「何年間積み立てる?」は、目標金額の到達に必要な積立期間を計算可能です。仮に積立額3万3,333円、利回り5%、目標金額1,000万円と入力した場合、16年4ヵ月後に1,000万円に到達するとわかります。

19.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し著者作成)

auカブコム証券のつみたてかんたんシミュレーションを利用する

よりつみたてNISAに特化してシミュレーションしたい場合、auカブコム証券の「つみたてNISA(積立NISA)かんたんシミュレーション」の方が向いているかもしれません。積立額などから将来の資産額を計算するシミュレーションですが、こちらは非課税になる金額も計算できます。

例えば、積立金額3万円、積立期間20年、利回り5%(シミュレーションでは「バランスプラン」を選ぶ)とすると、非課税にできた金額がおよそ102万円だと計算できました。

auカブコム証券のシミュレーターは、金融庁の「資産運用シミュレーション」と比べると選べる利回りなどの範囲が限られますが、非課税の恩恵がどれくらいかわかりやすく計算できるメリットがあります。目的に応じて使い分けるとよいでしょう。もちろん、両方使っても構いません。

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積立NISAの20年後、非課税期間が終わったときの選択肢3つ

21.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは最長20年間の非課税期間があります。ここまでシミュレーションしてきたように、20年後にはある程度のまとまった資産が形成されていることでしょう。その資産をより有効に活用するには、非課税期間の終了時にどのような行動を取ればよいのでしょうか。

つみたてNISAの非課税期間が終わったときの選択肢は、以下の3つです。

非課税期間終了時の選択肢
  • 課税口座に移行して運用を続ける
  • 売却する
  • つみたてNISAの枠を再度使う

それぞれ要点を押さえて解説します。

1.課税口座に移行して運用を続ける

非課税期間が終わったとき、そのまま課税口座で運用を継続できます。必ずしも売却する必要はありません。

課税口座に移行した場合、税金はどうなるのでしょうか?結論からいうと、税金がさかのぼって課税されることはありません。「課税口座に移したあとの利益」に対してのみ課税されます。

具体的な数値を当てはめて考えてみましょう。2022年、A投信につみたてNISAを通して40万円分投資したとします。A投信の利回りを3%で計算すると、非課税期間が終わる2041年時点の評価額は約70万1,402円となりました。

そして、非課税期間が終わったA投信を、そのまま課税口座で10年間運用します。同じく利回り3%で計算すると、2051年の最終的な金額は94万2,626円です。当初より約54万2,600円も増やすことができました。ただし税金は、課税口座に移したあとで増えた24万1,224円にしかかかりません。

22.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)
【2022年からつみたてNISAで20年、課税口座で10年間運用するケース】
評価額 つみたてNISA
の利益
課税口座
の利益
税金(20%)
つみたてNISA
(2022年~2041年)
2026年 45万204円 5万204円
2031年 52万1,909円 12万1,909円
2036年 60万5,036円 20万5,036円
2041年 70万1,402円 30万1,402円
課税口座
(2042年~2051年)
2046年 81万3,118円 11万1,715円 2万2,343円
2051年 94万2,626円 24万1,224円 4万8,245円
※投資額40万円、利回り3%で計算

このように、課税口座へ払い出されても、それまで享受した非課税のメリットが失われることはありません。非課税期間終了時にまだ現金化したくない場合、課税口座で運用を続けましょう。

なお、課税口座で引き続き運用したい場合、特別な手続きは不要です。非課税期間が終わると、自動的に課税口座へ払い出されます。

非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。
出典:金融庁 つみたてNISAの概要

2.売却する

非課税期間の終了に合わせて売却するのも一つの方法です。非課税期間中に売却すれば、税金は発生しません。

売却は口座を開設している証券会社で申し込む<だけ

売却の方法は簡単です。つみたてNISA口座を開設している証券会社で売却を申し込みましょう。例えば楽天証券の場合、ログイン後に「投資信託」→「注文」→「売却」というように遷移してください。

23.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=楽天証券公式ページより引用し著者作成)

またSBI証券の場合、ログイン後に「取引」→「投資信託」→「売却」と操作しましょう。

24.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=SBI証券公式ページより引用し著者作成)

「受渡日」に注意して売却を

非課税期間内で売却したい場合、「受渡日」に注意してください。

受渡日とは
投資信託の売却における受渡日とは、現金化できる日のこと。

投資信託は売却注文を出しても、すぐには現金化できません。銘柄によりますが、注文から2~5営業日かかることが一般的です。

「受渡日」とは、売買取引が成立した後、売買代金のやり取りを行う日のことをいいます。投資信託の購入であれば代金の決済を行った日、売却であれば代金を受け取った日が「受渡日」となります。また、入金までに時間がかかるため、約定日の2~5営業日後が受渡日になるケースがほとんどです。
出典:投資信託協会 投資信託なんでもQ&A気になる100選

なぜ、売却で受渡日が重要かというと、つみたてNISAの非課税期間は受渡日を基準に考えるためです。注文が年内であっても、年末ぎりぎりの場合は受渡日が翌年扱いとなり、非課税期間に収まらなかった部分の利益は非課税になりません。

銘柄ごとに受渡日を確認し、非課税期間の終了日から逆算していつまでに売却すればよいか把握するようにしましょう。受渡日は銘柄ごとに備えられる「交付目論見書」で確認できます。

25.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の交付目論見書より引用し著者作成)

投資信託説明書(交付目論見書)とは、購入しようとしている投資信託ついて投資判断に必要な重要事項を説明をした書類のことで、投資信託を購入する前に必ず投資家に渡されます。 投資信託説明書(交付目論見書)には、重要な事項が記載されていますので、購入の前に必ず目を通しましょう。
出典:投資信託協会 目論見書

3.積立NISAの枠を再度使う

やや特殊な例ですが、2022年までの投資分に限り非課税期間終了時に改めてつみたてNISAの枠を使うことができます。つみたてNISAは2042年までの制度のため、2041年に非課税期間が終了する2022年の投資分は、つみたてNISA最終年である2042年に間に合うためです。

なお2023年以降の投資分は、非課税期間が終了するとき、つみたてNISAの制度そのものがありません。したがって、つみたてNISAを再度使うことは不可能です。

2022年に投資した分のつみたてNISAを、非課税期間終了後に2042年分のつみたてNISAの枠で再度運用したい場合、一度売却し現金化しなければいけません。そして改めて2042年の枠で積立投資を行いましょう。

ただし、再度使う場合であっても、投資できる金額は年間40万円です。値上がりで40万円を超える部分がある場合、改めてつみたてNISAを使うことができないため注意してください。

【非課税期間を使い切らないなら、2023年以降もOK】
「2023年以降の投資分はつみたてNISAを再度使うのは不可能」というのは、20年間の非課税期間を使い切るという前提があります。途中売却するなら、2023年以降の投資分も再度つみたてNISAの枠を使うことが可能です。

例えば、2023年の投資分は本来2042年まで非課税で運用できますが、あえて2041年に売却し、その代金で2042年の枠を使う、という方法もあります。
若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)

積立NISAが20年後に暴落する危険性はある?

26.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAの非課税期間は最長20年ということから、多くの人が「もし20年後に暴落したら……」と懸念していると思います。いかに非課税の恩恵が大きくても、非課税期間の終了間際に下落したら利益が残らないかもしれません。

果たして20年後に暴落する可能性はあるのでしょうか。

利益を帳消しにするほどの暴落は考えにくい

端的にいうと、20年後に暴落する可能性はあります。しかし、これまで暴落と呼ばれるようなショックの多くは一時的なものでした。仮に20年後に大きく下落しても、それまで蓄えた利益を失うケースは少ないでしょう。

例えば、全世界株式(※)は1987年末~2022年7月末まで8.1%の利回りを得ました。しかし、リーマンショックが起きた2008年は1年で52.81%も暴落しています。しかし、これほどの下落が仮に20年後に到来しても、利回り8.1%で19年目まで運用していたなら元本を割りません。

※全世界株式:MSCI ACWI Index(JPY、GROSS)
出所:MSCI MSCI ACWI Index(JPY)

【20年目の暴落シミュレーション(投資額40万円)】
評価額 利益額
19年目
(利回り:8.1%)
162万5,259円 122万5,259円
20年目
(下落幅:▲52.81%)
76万6,960円 36万6,960円
27.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=著者作成)

もちろんショックの程度が著しく、元本を割り込むほど暴落する可能性もないとは言えません。しかし、過去の利回りやリーマンショックの下落幅を踏まえると、その可能性は低いと考えられます。

2008年9月には、いわゆる「リーマン・ショック」が起こり、100年に1度と言われた金融危機が起こる。日経平均株価は一時7,000円を割り込み、1982年以来24年ぶり安値を付けた。
出典:モーニングスター 2008年のマーケット=100年に1度の金融危機「リーマン・ショック」

過去20年間ではどうだった?

実際の銘柄に過去20年間積み立てていた場合、どれくらいの資産を築けたのでしょうか。20年以上の運用期間がある「外国株式インデックス・オープン(設定日:2000年5月30日)」を例にシミュレーションしてみましょう。

シミュレーションは、2002年7月~2022年6月の20年間に、毎月3万3,333円を積み立てるとし、分配金を考慮して評価額を計算します。

この条件で計算したところ、損益は以下のようになりました。マイナスに陥るときもありましたが、最終的には20年間で1,500万円以上の利益を獲得し、2,300万円以上の資産を築いています。

【「外国株式インデックス・オープン」20年間積立シミュレーション】
累計積立額 評価額 損益
2007年6月 1,999,980円 3,305,146円 1,305,166円
2012年6月 3,999,960円 3,633,864円 -366,096円
2017年6月 5,999,940円 11,631,132円 5,631,192円
2022年6月 7,999,920円 23,438,960円 15,439,040円
※積立額:毎月3万3,333円
※評価額は分配金を考慮
出典:モーニングスター 外国株式インデックス・オープン

このシミュレーションの期間ではさまざまなショックが起こりました。上述したリーマンショック(2008年)のほか、チャイナショック(2015年)やコロナショック(2020年)など、大きな暴落に何度も見舞われます。しかし、やはりいずれも下落は一時的でした。

暴落のリスクは付きまといますが、過度に恐れる必要はありません。思い切ってつみたてNISAを始め、仮に暴落を迎えても冷静に積み立てを続けるようおすすめします。
若山卓也(ファイナンシャル・プランナー)

長期間運用すればするほど元本割れのリスクが下がる

投資では、一般的に長く運用するほど損をしにくくなると考えられています。さまざまな理由がありますが、1つに長く運用するほど利益が積み重なることがあるでしょう。

当然ですが、利益額は基本的に運用期間が長くなるほど大きくなります。運用期間が1年しかないケースより、10年間運用できる方が大きな利益を得やすいことに疑いはありません。事実、上述の「外国株式インデックス・オープン」で検証したところ、平均リターンは保有期間に比例して上昇しました。

このように、運用期間が長くなるほど元本に利益が積み重なりやすく、結果的に多少下落しても元本が傷つかないようになります。元本割れを避けるためにも、つみたてNISAはできるだけ長く運用するようにしましょう。

積立NISAの概要

48.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)。しかしつみたてNISAでは非課税になります。

主な特徴は、以下のとおりです。

利用できる人 日本に住む20歳以上の人
税制優遇 投資で得た分配金や譲渡益が非課税
(掛金の所得控除や受取時の優遇はなし)
非課税投資枠 年間40万円×20年
(最大800万円)
口座開設可能数 1人1口座
最低投資金額 金融機関により異なる
例)楽天証券:100円~
非課税期間 2018年から2042年まで
期間中のお金の引き出し 可能
対象投資商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

つみたてNISAは、日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。

なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。

口座開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」

積立NISAのメリット

つみたてNISAのメリット
  • 長期にわたって非課税で投資できる
  • 手元資金が少なくても始めやすい
  • 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
  • いつでもお金を引き出せる

「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。

運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。

20年間投資を続けることもできますし、いつでも換金して引き出せるため、途中で現金が必要になっても対応できます。

月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。

しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。

「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISAは、このような特徴があるため投資初心者でも比較的取り組みやすく、人気があります。

積立NISAのデメリット

デメリットもチェックしましょう。

つみたてNISAのデメリット
  • 元本割れになる可能性もある
  • 損益通算や繰越控除ができない
  • 投資先として選べる商品が限定的
  • 税制優遇効果はiDeCoほどではない
  • 年間40万円までしか投資できない

リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。

また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。

損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会

繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会

なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

投資に関する税制優遇制度には、他にも「一般NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。また、一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。

積立NISAで20年後に1,000万円到達も夢じゃない

30.積立nisaは20年後いくらになる?
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAに20年間積み立てた場合、最終的な金額は「積立額」と「銘柄の利回り」に左右されます。どちらも大きいほど20年後の資産が大きくなり、反対に小さいと資産額はそれなりにしかなりません。

本記事では9つのシミュレーションを紹介しましたが、うち「積立額3万3,333円、利回り3%」と「積立額3万3,333円、利回り5%」の2つは最終金額が1,000万円を超えました。楽天証券のつみたてNISA対象商品は利回りが▲1.23%~21.70%だったことから、3%や5%の利回りは決して不可能ではありません(直近3年、2022年8月3日時点)。

つみたてNISAで1,000万円以上の資産を築きたい場合、3%以上の利回りが期待できる銘柄に満額を積み立ててみてはいかがでしょうか。

積立NISAは20年後いくらになる?Q&A

積立NISAを20年間積み立てるといくらになる?
「積立額」と「銘柄の利回り」で異なるため、一概にはいえません。本記事で紹介した9つのシミュレーションではそれぞれ以下のようになりました。

【20年間積み立てた場合の最終金額】
利回り:1% 利回り:3% 利回り:5%
積立額:月5,000円 132万1,140円 161万2,222円 198万3,957円
積立額:月1万円 264万2,280円 322万4,445円 396万7,914円
積立額:月3万3,333円 880万7,602円 1,074万8,150円 1,322万6,382円

積立NISAの20年後の利益はどれくらい?
こちらも「積立額」と「銘柄の利回り」で異なります。同じく、本記事で紹介した9つのシミュレーションではそれぞれ以下のようになりました。

【20年間積み立てた場合の最終利益額】
利回り:1% 利回り:3% 利回り:5%
積立額:月5,000円 12万1,140円 41万2,222円 78万3,957円
積立額:月1万円 24万2,280円 82万4,445円 156万7,914円
積立額:月3万3,333円 80万7,602円 274万8,150円 522万6,382円

積立NISAで積み立てたお金は20年後どうなる?
つみたてNISAの非課税期間が終了し、なにも手続きしない場合、課税口座へ自動的に払い出されます。運用を継続したい場合はそのまま課税口座で保有し、運用を終えたい場合は売却してください。

なお、課税口座へ払い出されるといっても、つみたてNISAで得た利益までさかのぼって課税されることはありません。課税されるのは、課税口座へ払い出されたあとに得られた利益に対してのみです。

20年後の利益をシミュレーションする方法は?
金融庁や証券会社が無料で公開しているシミュレーターの利用をおすすめします。

例えば金融庁の「資産運用シミュレーション(将来いくらになる?)」は、毎月の積立金額、利回り、積立期間を入力すると、将来の資産額と利益額を算出できます。

またauカブコム証券の「つみたてNISA(積立NISA)かんたんシミュレーション」は、毎月の積立金額、積立期間を選び、利回りを7%・5%・3%から選択すると将来の資産額と利益額、また非課税にできた金額を表示できます。

20年後も積み立てたい場合はどうしたらいい?
2042年まではつみたてNISAに積み立てられます。制度があるうちは、つみたてNISAでの積み立てを優先しましょう。2043年以降はつみたてNISAが終了するため、課税口座での積み立てを検討してください。

iDeCo(イデコ)への積み立ても選択肢です。つみたてNISAと同じく投資信託に積み立てることができ、利益に税金がかかりません。基本的に60歳まで、60歳以降も働き続ける人や国民年金に任意加入し続ける人は最長65歳まで積み立てることが可能です。

ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出せない点に注意してください。

20年後に暴落している可能性はある?
あります。しかし、それまでの累積利益が失われるほどの暴落が起こる可能性は少ないでしょう。

例えば全世界株式(※)の場合、リーマンショックが起きた2008年は1年で52.81%も暴落しました。逆算すると、仮に20年後に52.81%下落しても、19年目まで4.04%以上の利回りで運用していれば元本を割りません。

※全世界株式:MSCI ACWI Index(JPY、GROSS)

そして、全世界株式は1987年末~2022年7月末まで8.1%の利回りを得ています。運悪くリーマンショック級の暴落が20年後に到来しても、十分利益は残るでしょう。

出典:MSCI MSCI ACWI Index(JPY)

つみたてNISAの毎月の限度額はいくら?
最大で月3万3,333円です。つみたてNISAは年間40万円までしか投資できないため、12ヵ月で割ると最大でも3万3,333円までしか積み立てられないことがわかります。

なお、毎月の限度額は証券会社によっても異なるため注意が必要です。毎月3万3,333円まで積み立てられるのは、積立金額を1円単位で調整できる証券会社に限られます。調整額が1,000円単位なら月の限度額は3万3,000円、1万円単位なら3万円までしか積み立てられません。

多くのネット証券は1円単位で金額を調整できます。3万3,333円まで積み立てたい人はネット証券につみたてNISAを申し込むとよいでしょう。

若山卓也
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

証券外務員一種、AFP、プライベートバンキング・コーディネーター資格保有。
Twitter:@FP38346079
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業、保険募集代理業、金融系ライターとして活動しています。 関心のあるジャンルは資産運用や保険、またお得なポイントサービスなど。お金にまつわることなら幅広くカバーし、発信しています。

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