恋愛で「待つ」ことが当たり前だった時代もある!

恋愛において、待つことが必要なときもある。「待てずに自滅してしまったな…」なんて後悔していること、ありませんか。

でもやっぱり、待つのは苦手。すぐに返信がほしい、すぐに応えがほしいと思ってしまうかもしれません。

スマホ一台あれば、どこでも、誰とでもつながれる現代ですが、それがかえって恋愛の邪魔をしていることもあるのです。

ほんの十数年前の話です。「待つ」ことで分かることの大切さを感じてみて下さい。

<待つことで分かること>彼の本気度①

恋愛は「待つ」ことができる人が制す 焦りは自滅のもと
(画像=『Plus Quality』より引用)

今の若者には、パソコン、スマホや携帯電話のない時代なんて想像できないでしょう。簡単に人とつながることが難しい時代もありました。恋愛においてもそうです。

例えば、待ちに待ったデートの日。気合いを入れておしゃれをして出かけたのに、彼がこない…。彼を待つこと、数時間。結局、彼は現れず、失意にくれながら自宅に帰ると、母親が彼からの電話を受け、メッセージを残してくれていた。

「急に仕事が入って、行けなくなりました。ごめんなさい」

自宅に電話をすれば、親が出てくることが分かっているので、かけたくないもの。それでも、電話をかけ、メッセージを残してくれていると、彼の自分に対する本気度が強く伝わってきます。

今の時代でしたら、メール一本で、すぐにつながるけれども、彼の本気度が伝わるのは、どちらのケースでしょうか。

<待つことで分かること>彼の本気度②

恋愛は「待つ」ことができる人が制す 焦りは自滅のもと
(画像=『Plus Quality』より引用)

今でもあるのでしょうか、駅に設置された「伝言板」。黒板のようなもので、チョークで自由にメッセージを書くことができるのです。

現在40代、50代の方でしたら、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

簡単に連絡のとれない時代。待ち合わせをしたものの、会えない、相手がこないなんてこと、よくありました。

都合で遅れてしまうことがあったり、待ち合わせ場所を間違えていたり。

そんなとき、伝言板にメッセージを残してその場を去ることができました。

イニシャルで相手へのメッセージが書かれていることがあったり、実名と連絡先が書いてあったり。中には、告白めいた意味深なものもあったりして、いろいろと想像したものです。

待ってもこない彼にメッセージを残して帰ったあと、彼から謝りの連絡があり、「メッセージを読んだよ」なんて言われると、遅れても来てくれてたんだ、という彼の誠実さがしっかりと伝わってきます。

<待つことで分かること>デートに真剣勝負な彼の姿

恋愛は「待つ」ことができる人が制す 焦りは自滅のもと
(画像=『Plus Quality』より引用)

今付き合っている彼は、デートコースを決めてくれていますか?会ってから、スマホで検索して決めるという方も多いでしょう。

でも、パソコンやスマホのない時代は違います。彼が、あなたとの交際を真剣に考えているならば、次のデートまで待つ間、どこで何をする、何を食べるなど、前もってきちんと調べていたはずです。

きちんと計画を立てて、彼女を喜ばせたい、という気持ちもあったでしょう。

書店には、グルメ本や、情報誌があるので、あなたとのデートを想像しながら、購入していたかもしれません。

プランを前もって決めて来る彼を見ていると、彼の真剣さを強く感じませんか。

「会ってから、スマホで検索すればいいや」と考えているのが、現在のあなたの彼ならば、ちょっと立ち止まってみますか?

<待つことで分かること>手紙の良さ

恋愛は「待つ」ことができる人が制す 焦りは自滅のもと
(画像=『Plus Quality』より引用)

仕事や長期出張など、いろいろな理由で、距離がありながらも交際しているカップルもたくさんいるでしょう。

現代は、海外にいても、簡単につながれるため、距離を感じないことだってあります。

パソコンなんてない時代は、どうだったかと言うと、その距離を縮めるものは、電話か手紙しかありませんでした。

ただ。彼女が自宅ですと、電話はかけにくいし、電話料金だって以前は高かったのです。

今、あなたの手元には便せん、ハガキなどがありますか。彼に手紙を出すなんて、考えたこともない、という人も多いでしょう。便せんに何を書いていいのか、分からない。そんな声も聞こえそうです。それでも、パソコンのない時代はそれが当たり前だったのです。

「次、会えるのはいつだろう?」と待つ日々。仕事から帰ってポストを開けると、彼からの手紙。手書きの字もうれしいのですが、「どんな気持ちでこの便せんを選んだのかな」「わざわざポストまで足を運んでくれたのかな」なんて想像すると、心からうれしいものです。

メールと違って、何倍もの時間がかかる手紙でのやりとり。待つ時間は長いものの、一瞬で届くメールよりも、重みを感じるはずです。