脂肪1キロを減らすには、運動より食事が大事
エネルギーを消費するために有効な運動ですが、疲れる、時間がとれない、続かないという方は多いのではないでしょうか。運動をしたらお腹が空き、逆に食べ過ぎてしまったという話も耳にします。さらに、運動で消費できるエネルギーは思ったほど多くはありません。30分間走っても150キロカロリー程度しか消費できません。
そこで大事になってくるのが、摂取カロリー自体を減らすということです。1食500キロカロリー程度に抑え、1日1500キロカロリーで過ごせば、残りの消費すべきカロリー量はかなり減りますよね。それが、ダイエットは食事と運動の両面で行うことをおすすめする理由です。
普段から食べ過ぎている方は、いくら運動をしてもカロリーを消費しきれません。外食では1回の食事のカロリーが1500キロカロリーを超えてしまうこともあり得ます。その分を運動で消費するとしたら、かなりハードな運動が必要になります。
基礎代謝を上げることが、脂肪1キロを減らす近道
食事制限や運動によって1日あたり240キロカロリー消費する方法を考えてきましたが、消費エネルギーを考える上で忘れてはならないのが、基礎代謝です。基礎代謝とは人間が呼吸をしたり、体温を保ったりと生きていくために消費されるエネルギーのこと。この基礎代謝が1日の消費カロリーの60%を占めています。消費エネルギーを増やす上で、非常に重要な存在だと言えますね。
平均的な基礎代謝量は、女性では約1100キロカロリー、男性では約1500キロカロリーとされています。これはあくまでも平均であって、筋肉量や体質などによっても変わってきます。
脂肪を増やさないためには、1日で2000キロカロリー摂取した場合、基礎代謝量の1100キロカロリーを差し引いて、残りの900キロカロリーを消費する必要があります。さらに1か月で1キロ脂肪を減らしたいなら、240キロカロリーを上乗せした1140キロカロリーを普段の生活や運動によって消費しなければなりません。
しかし、基礎代謝が低い場合は、もっと多くのカロリーを食事制限や運動で調節しなくてはいけなくなるのです。反対に基礎代謝が高ければ、何もしなくても消費されるカロリーが増え、ダイエットがスムーズに進みます。効率よく痩せたいなら、基礎代謝を上げることが鍵となるのです。
基礎代謝は年齢と共に低下していきます。意識的に基礎代謝を向上させる生活を心がけましょう。
基礎代謝とは何なのか、そして基礎代謝を上げるにはどうすれば良いのかを徹底解説!これを知れば、痩せ体質になれますよ。
1か月で1キロの脂肪を減らすには、7200キロカロリー、1日あたり240キロカロリーを消費する必要があることが分かりました。運動だけで消費カロリーを急激に増やすのは大変ですから、食事を減らしつつ、運動でカロリーを消費しましょう。さらに、日ごろから基礎代謝を低下させない工夫をすることも大切です。これらのコツを押さえて、脂肪を効率よく減らしていきましょう!
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