ゆっきー:「人間って進化するんだな」って私も思いました(笑)。
◆出来栄えには満足していない
――ダンボールギターのクオリティを見るととても素人の腕前とは思えないのですが、なにかものづくりのお仕事をされているのですか?
ゆっきー:いえ。私は全然違う仕事をしていて、工作は小学生以来だから約20年ぶりです(笑)。
――ちなみに、製作にはどのくらいの日数を要しましたか?
ゆっきー:Iのほうは2024年4月から作業を始め、5月の頭には完成しました。とは言ってもずっとギターづくりに集中していたわけじゃなく、仕事をしながらの1ヶ月です。
IIのほうは2024年9月に作業を始め、仕事が忙しかったので完成したのは11月の中頃でした。でも、実際の作業時間はIのときとほとんど変わらず、だいたい1ヶ月弱ほどです。

ゆっきー:たぶん、皆さん同じぐらいの早さでつくれちゃいますよ。私自身、それほどすごいことをしたとは思っていなくて、その気になれば皆さんもできると思います。
――Iをつくったときに「もっとできたんじゃないか?」と思ったそうですが、その心残りはIIの製作で払拭されましたか?
ゆっきー:う~ん、ある程度はですね。やっぱり、IIについても「もうちょっと、こうすればよかったな」という心残りはあります。
高見沢さんが持っている本物はボディとポジションマークの部分が光るのに、私のギターが光るのはボディだけなんです。「もうちょっとこうすれば、ポジションマークも光ったんじゃないかな」という後悔は、私のなかにあります。もう少し工夫すればできたはずなのに……。

ゆっきー:ダンボールギターをつくるのは大変なので、いつかは……(笑)。