穂志もえか photo: Paul Smith / Alamy Stock Photo
映画およびテレビの優れた作品・俳優・スタッフを称える、第30回クリティクス・チョイス・アワードが現地時間2月7日、米カリフォルニア州サンタモニカで開催された。その夜、最も感動を呼んだのは、戦国スペクタクル・ドラマ『SHOGUN 将軍』で助演女優賞を受賞した穂志もえか(ほし もえか)のスピーチだった。
涙・涙のスピーチで会場が感動の渦に
『SHOGUN 将軍』での繊細かつ力強い演技が高く評価され、見事、助演女優賞を獲得した穂志もえか。深紅のロングドレスに身を包み、ステージに登場した彼女は、涙をこらえきれない様子でスピーチを開始。
「ありがとうございます。本当に…泣いてしまいます。すみません、私は泣き虫なんです。」
言葉にならないほどの感動がこもった一言に、観客は静かに耳を傾けた。
「私は日本から来ました。初めまして。クリティクス・チョイスの皆さん、そして『将軍』に関わったすべての方々に感謝します。キャストとスタッフ一人ひとりを代表して、ここに立っています。皆さんが大好きです。本当にありがとう!」
さらにスピーチでは、最近のカリフォルニア州の山火事にも触れ、ロサンゼルスへの特別な思いを語った。
「この街が火災によってどれほど変わってしまったかを見て、ショックを受けました。家や大切な人を失った方々に心からお悔やみを申し上げます。でも、どうか一人ではないことを忘れないでください。」