リアム・ペイン(Andrea Raffin / Shutterstock.com)リアム・ペイン(Andrea Raffin / Shutterstock.com)

リアム・ペインの遺体から、複数の薬物が発見された。

複数のドラッグと、吸引器具も発見

現地時間10月16日にアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテル「the CasaSur Palermo Hotel」の自室から転落し急逝したワン・ダイレクションのリアム・ペインについて、検視が行われた。

ABCニュースの報道によれば、リアムの体内からは「ピンクコカイン」を含む複数の薬物が検出されたようだ。ナショナル・キャピタル・ポイズン・センターの説明によると、「ピンクコカイン」は一般的にメタンフェタミン、ケタミン、MDMAなどを組み合わせた娯楽用薬物であり、必ずしもコカインを含むわけではないという。

ABCニュースによると、リアムのホテルの部屋からは、薬物を吸引するために使用される「即席のアルミパイプ」も発見された。リアムの遺体は、検視が完了するまでアルゼンチンで保管されるそうだ。

直接的な死因は落下時の出血やケガによるものとされる

ブエノスアイレス緊急医療サービス(SAME)のディレクターであるアルベルト・クレセンティ氏が語ったところによれば、当日の夜に、アルコールやドラッグなど何らかの影響を受けている可能性がある男性が“異常な行動”をとっているとして緊急サービスが呼ばれ、その“男性”がリアムだった。BBCが共有した記録によれば、従業員はホテルに「3日間滞在していた」リアムは、死去前に「部屋全体を荒らしていた」と語っているそうだ。

PEOPLE誌の報道によれば、直接的な死因は複数のケガや「内出血および外出血」だそうで、検視官は25のケガが「高所からの落下により引き起こされたものと合致する」こと、「頭部のケガは死にいたる原因となり得るものだった」こと、「頭蓋骨、胸部、腹部、四肢の内出血および外出血」も死の一因になり得ることが、解剖の予備報告で発表されている。