『帰ってきたヒトラー』の主な登場人物
ここからは、帰ってきたヒトラーに登場する人物を1人ずつ紹介します。それぞれの人物がどのような役割を果たしているのか、確認をしておくことで映画を見る際の助けとなります。また、一度映画を見た方も、ここで登場人物を確認することでより内容への理解を深めてください。
アドルフ・ヒトラー/オリヴァー・マスッチ
現代にタイムスリップしたアドルフ・ヒトラーは、本作の主人公です。現代人は、彼のことをコメディアンのアドルフ・ヒトラーとして認識しています。犬を可愛がる一面を持っていたり、現代のインターネットに感激したりと、人間らしい一面も覗かせますが、奥の知れない恐ろしい人物です。
ファビアン・ザヴァツキ/ファビアン・ブッシュ
映画監督になる夢を持つファビアン・ザヴァツキは、母親と暮らすテレビ局のフリー社員。同じ会社に勤めるクレマイヤーに想いを寄せています。ヒトラーに出会ったことで、芸人として売り出すことを決意し、図らずも彼を世に送り出す手助けをすることになります。
カッチャ・ベリーニ/カッチャ・リーマン
ザヴァツキの勤めるテレビ局の新しい局長、カッチャ・ベリーニ。仕事をバリバリこなす金髪のキャリアウーマンで、芸人アドルフ・ヒトラーを採用します。そして、彼が一躍スターになることができたのも、彼女の尽力あってのことでした。
クリストフ・ゼンゼンブリンク/クリストフ・マリア・ヘルプスト
ザヴァツキの勤めるテレビ局の副局長で、全局長が引退したことを機に新しい局長になれると思っていたところを、ベリーニに座を奪われてしまいます。局長の座に着くために様々な画策をしますがことごとく失敗に終わり、ヒトラーが犬を殺したことをリークさせベリーニを失脚させます。
フランツィスカ・クレマイヤー/フランツィスカ・ウルフ
テレビ局の受付嬢をしており、悪魔崇拝をする変わった女性です。ヒトラーとの交流をきっかけにザヴァツキと交際することになりますが、その変わった性格から彼との会話でも少々噛み合わないことがありました。終盤にザヴァツキが精神異常と診断されて入院させられてしまったため、途方に暮れます。