『帰ってきたヒトラー』の簡単なあらすじ

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

リストラされたテレビマンがテレビ業界への復帰への足掛かりに目をつけたのは、過激な思想を持つ男でした。彼はテレビショーに出演し、民衆の度肝を抜くような演説をします。その雄弁な姿に、彼の容姿も相まって完成度の高いヒトラーのモノマネ芸であると認識される男。

しかし彼は、現代にタイムスリップした本物のヒトラーだったのです。現代のインターネット社会は、天才的な扇動者である彼にとってはまさに絶好の舞台。そのことに気がついていない大衆たちを前に、彼は毒演を繰り返し、やがて人々の心を掴んでいきます。

『帰ってきたヒトラー』結末までの【ネタバレ】あらすじ

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

ここからは、ネタバレも含むあらすじを詳しく解説します。起承転結に分けてまとめるので、順を追って読んでみてください。映画を鑑賞する前に参考にしていただくのもおすすめです。

【ネタバレ】あらすじ①2014年にタイムスリップしたヒトラー

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

目を覚ますとベルリンの中央部地区にいたある男。総統官邸を目指して歩く男を見て、周りの人々は「ヒトラーのそっくりさんがいる」と騒ぎます。ある売店の前で防犯スプレーをかけられ、立ち止まった彼は店先にあった新聞を見て卒倒します。そこには2014年の文字があったのです。

売店の主人に保護された彼は、情報を収集するために店の厄介になることにします。一方、あるテレビ局でクビになり職を失ったフリー社員のザヴァツキは、テレビに街中を歩くヒトラーが映っていることに気がつきます。

早速ヒトラーを探し出し、その面白さに着目する彼。ヒトラーに国中を巡らせ、その様子を撮影します。途中でお金が尽きてしまうと、元々画家志望だったヒトラーが絵を描い費用を捻出するのでした。

【ネタバレ】あらすじ②テレビに出演一躍人気者に

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

やがてザヴァツキがヒトラーの動画をアップロードすると、ネット上で一躍話題になりました。ヒトラーを発掘したことにより、テレビ業界に戻れることになったザヴァツキ。

一方のヒトラーは、テレビ番組の中で司会者よりも高い人気を獲得します。そして波に乗ったヒトラーは、ついに政治活動へと本格的に乗り出します。

【ネタバレ】あらすじ③窮地の中『帰ってきたヒトラー』を出版

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

どんどん民衆の支持を集めるヒトラーでしたが、一方でテレビ局の局長は不安を感じ始めます。いくら彼の素性を調査しても、一向に掴めないのです。本人に確認をしても、ヒトラーのありのままの総統としての経歴を繰り返し話すだけで、埒があきません。

そんな時、ある事件が起こります。それは、ザヴァツキと旅に出たヒトラーが、自分に懐かない犬を所持していた拳銃で撃ち殺した映像が流出したというものでした。

【ネタバレ】あらすじ④歴史を繰り返そうとするヒトラー

【ネタバレ】映画『帰ってきたヒトラー』あらすじや原作小説との違いを徹底解説!
(画像=『Sorte plus』より引用)

ザヴァツキは、ヒトラーを見つけるきっかけとなった映像を見返します。すると、そこには謎の発光が映っており、何もなかったところから急にヒトラーが現れたように見えたのでした。真相を突き止めに現場に行くと、そこには地下壕跡が。

そこからヒトラーが現れたことに、彼が本物であると確信を持ったザヴァツキは、テレビ局長に必死で訴えます。しかし、精神的におかしいと判断されてしまい、彼は入院させられることになります。

一方、ヨーロッパの難民問題や移民問題によって混乱する情勢を見たヒトラーは、それを見てかつてのような独裁国家を築くチャンスと捉え「好機到来だ」と漏らすのでした。