4.【群馬】奥四万湖・四万温泉
群馬県中之条町にある人工湖である四万湖(しまこ)。その四万湖からさらに車で15分ほど進み四万温泉を通り過ぎると、その先に、四万湖よりもさらに大きな奥四万湖があります。四万川ダムを構成しているダム湖で、冬になると雪とコバルトブルーの湖水との美しいコントラストが眺められます。
さらに例年1月~2月頃になると、湖面が凍りはじめ、半分ほどが氷に覆われる冬ならではの姿も楽しめます。湖畔は一周約4km。周遊道路は冬季は閉鎖されますが、堰堤までは車で行くことができ、そこからさらに徒歩で周遊道路を散策することは可能です。スノーブーツや防寒具などしっかり身につけて、雪景色のなかを歩くのも良いですね。
また奥四万湖のほど近くにあるのが、「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」という伝説にその名が由来すると言われている「四万(しま)温泉」。日本最古の木造湯宿建築である「積善館」をはじめとする趣ある宿が立ち並んでおり、冬にしっとりと過ごせる穴場温泉地としてもおすすめです。
5.【京都】美山かやぶきの里
京都市内から車で約1時間の距離に位置する、美山町のかやぶきの里。数多くのかやぶき屋根の民家を残す地域で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。冬にはかやぶきの屋根に雪がしんしんと積もり、辺り一帯が静けさで包まれます。
また例年1月末〜2月頭にかけて雪灯廊と題したライトアップイベントが開催されており、かやぶき民家が温かい光で照らし出され幻想的な景色を見せてくれます。初日と最終日にあげられる冬の花火も必見です。
6.【兵庫】淡路島 灘黒岩水仙郷
淡路島は花の島とも言われ、島の花を巡る「あわじ花へんろ」があるほど。なかでも花の少ない冬に、満開の白い水仙を楽しめる場所が、水仙の郷「灘黒岩水仙郷」です。見頃は12月下旬から2月下旬のたったの2ヵ月弱。標高608mの諭鶴羽山の南側斜面に面した約7haに、500万本の野生のニホンスイセンが咲き誇る様子は圧巻です。
また、水仙の丘から眺める海はまた格別に綺麗です。ぜひ展望台までのぼって、海と水仙が織りなす絶景を楽しんでくださいね。