胃下垂の人は太りにくいイメージがあることから「胃下垂」を羨ましく思う人がいるようですが、実際は胃下垂が原因で食欲不振や胃もたれ、膨満感などの不快感に悩んでいる方は少なくありません。

そこで今回は、胃下垂の方におすすめのヨガポーズと胃下垂の方がヨガをする際の注意点についてご紹介したいと思います。

胃下垂の原因とは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

胃下垂とは、胃の下部が正常とされる位置よりも下にたれ下がっている状態のことを指し、病気ではないので基本的には治療が行われることもありません。

また、胃下垂の人は食べても太らないという説は実は誤解で、「痩せているから胃下垂になる」というのが本当のところだとされます。

これは胃下垂の原因とも言えますが、胃下垂が生じるのは胃を支える腹筋や脂肪が少ない人、あるいは太り気味の人が急激に痩せてしまった場合、腹筋や背筋が極端に弱く姿勢が保てず猫背の人という傾向があるのです。

看過できない胃下垂の諸症状

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

胃下垂の人は確かに少食になりがちなので、食べ過ぎ傾向の人からすると羨ましいかもしれませんが、胃下垂によって起こる不快な症状には次のようなものがあります。

  • すぐにお腹がいっぱいになったり、胸が苦しくなったりする。
  • 下腹がぽっこりしがち
  • 胃もたれや吐き気が頻繁に起こる
  • 下痢や便秘がよく起こる
  • 顔色が悪い
  • 肌が荒れやすい

胃下垂をお持ちの方は、これらの症状に頻繁に悩まされていることが多いです。

あまりに症状が重い場合は、医師に相談すると治療の対象となり、処方薬によって症状を緩和させることになります。