積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは積立投資が基本ですが、40万円の投資枠を一括投資で利用したい人もいるでしょう。やり方によっては一括投資ができるため、その方法を見ていきましょう。一括投資をするときに知っておくべきことや積立投資とのリターンの違いも紹介します。

この記事で分かること
  • つみたてNISAで一括購入する方法がある!
  • 一括購入するには証券会社のボーナス設定を利用
  • 一括投資は投資タイミングが重要!損益の変動も大きい
  • 一括投資は余裕資金があり、長い目で運用できる人におすすめ
  • 一括購入できるおすすめの証券会社は楽天証券

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年3月時点
1 2 3 4 5
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
取扱銘柄数 180本 178本 152本 164本 173本
売買手数料 無料 無料 無料 無料 無料
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
1%(※1) 0.5%(※2) 1.1% 1%(※3) 非対応
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
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商品ラインナップ
マネックスポイント
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最大5%割引
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%

つみたてNISA(積立NISA)では一括購入できない?

1.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、投資信託でコツコツ資産形成をするための制度です。本来は積立で投資をする制度ですが、一括購入はできないのでしょうか。制度の内容を知って、どのように投資できるのか見ていきましょう。

つみたてNISAとは投資信託を非課税で運用できる制度

つみたてNISAとは、投資で利益が出ても税金のかからない制度です。まずは特徴を押さえましょう。

つみたてNISAの特徴
利用できる人 日本在住かつ20歳以上の人
投資方法 積立投資
投資できる商品 一定の投資信託
非課税になる利益 売却益・分配金
非課税になる期間 最長20年間
途中売却 いつでも売却できる
投資できる期間 2042年末まで

一言でいえば、つみたてNISAは投資信託を非課税で運用できる制度です。

本来は投資で増えた利益には、約20%の税金がかかります。100万円増えれば、売却したときにおおよそ20万円も税金がかかることです。

つみたてNISAは利益が出ても税金がかからず、このデメリットを解消できます。非課税の期間は、投資した各年から20年間です。

例えば2022年に投資した分は、2041年までならいつ売却しても税金はかかりません。2042年末まで毎年投資でき、最後の2042年に投資した分は、2061年まで非課税で運用できます。

つみたてNISAでは、毎年40万円を上限として一定の投資信託が購入可能です。各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて20年間、課税されません。
出典:金融庁

つみたてNISAで投資できる金額は年間40万円まで

つみたてNISAで投資できる金額は、年間40万円までです。毎年40万円を上限に投資枠があり、その範囲内で投資できます。

2042年まで毎年投資できますので、投資できる合計金額は、2022年開始であれば最大840万円、2023年開始であれば最大800万円、2024年開始であれば最大760万円までです。

将来つみたてNISAの投資期間が延長されるようなことがあれば、さらに投資できますが、今のところ合計の投資枠は徐々に少なくなっていきます。

投資枠を多く確保できたほうが資産形成効果は高まりますので、少しでも多く投資したい人は早めに始めましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISAの積立頻度は「毎日」「毎週」「毎月」

つみたてNISAは年間40万円まで投資でき、投資方法は積立です。

積立投資は毎月の収入から3万円ずつ投資するなど、少しずつ投資していく方法になります。頻度は「毎日」「毎週」「毎月」です。証券会社ごとに設定できる頻度は異なります。

基本は自分が積み立てやすい頻度を選べば、問題ありません。その違いによってリターンに差が生まれるのかは、後ほどシミュレーションで紹介しましょう。

年間40万円を一括購入できる?

つみたてNISAは、積立で投資する制度です。年間40万円まで投資できますが、つみたてNISAを一括購入に利用したいと考える人もいるでしょう。

結論をいえば、つみたてNISAで一括購入はできません。しかし積立の設定次第で、それに近いことはできます。

つみたてNISA(積立NISA)で一括購入する方法

2.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAで投資信託を一括購入するにはどうすれば良いのでしょうか。ポイントになるのは「ボーナス設定」です。

ボーナス設定とは積立額を上乗せする設定

ボーナス設定とは?
定期的な積立に加え、年2回まで投資額を上乗せできる設定です。

もし1月から毎月1万円を積み立て、6月と12月に13万円ずつ上乗せする場合、以下のようなイメージになります。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円
ボーナス
設定
- - - - - 14万円 - - - - - 14万円
月額
積立額
1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 15万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 15万円
※筆者作成

上乗せする月は自分で選べ、年1回だけ設定しても構いません。

つみたてNISA(積立NISA)で一括購入するにはボーナス設定を利用する

つみたてNISAで一括購入するには、ボーナス設定を利用します。

最低100円から投資できるネット証券の場合、毎月の投資額を100円に設定可能です。残った投資枠を1回のボーナス設定で買い付ける方法があります。

ボーナス設定で一括購入する場合の例
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円
ボーナス
設定
- 39万
8,800円
- - - - - - - - - -
月額
積立額
100円 39万
8,900円
100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円

この方法なら毎月の投資額を最小限に抑え、特定の月に一括購入ができるようになるでしょう。

ボーナス設定の有無は証券会社ごとに違う

つみたてNISAのボーナス設定は、多くの証券会社で可能です。しかし、中には利用できないところもあります。ここでは、主な金融機関でボーナス設定の有無を確認しましょう。

楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 LINE証券 auカブコム証券 野村證券 大和証券 三菱UFJ銀行 ゆうちょ銀行 イオン銀行
ボーナス設定
最低積立金額 100円 100円 100円 100円 1,000円 100円 1,000円 100円 1,000円 1,000円 1,000円
積立頻度 毎日(✕)
毎月
毎日
毎週
毎月
毎月 毎日
毎月
毎月 毎月 毎月 毎日、毎週、毎月、
隔月、3ヵ月ごと、
4ヵ月ごと、6ヵ月ごと
毎月 毎月 毎月
ボーナス設定
クレカ対応

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト

公式サイト 公式サイト
※「(✕)」はボーナス設定で選択できない積立頻度です。
SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券LINE証券auカブコム証券野村證券大和証券三菱UFJ銀行ゆうちょ銀行イオン銀行の公式サイトより作成、2022年5月25日時点

この中でボーナス設定ができる金融機関は、ネット証券なら楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券です。対面型の金融機関では、野村證券、大和証券、ゆうちょ銀行、イオン銀行がボーナス設定に対応しています。

つみたてNISAで一括購入をするには、ボーナス設定が必要です。多くの金融機関で設定できます。しかし、できない場合もあるため、口座開設前に確認しましょう。

クレジットカード決済で投資できるネット証券もありますが、ボーナス設定には対応していません。

ボーナス設定の有無は証券会社によるため、設定したい場合は口座開設前に公式サイトでチェックしましょう。

一括投資と積立投資のメリット・デメリットを比較

3.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

一括投資と積立投資には、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらのお金が増えるかは、投資環境によっても変わります。大事なのはその特徴を理解し、投資とうまく付き合っていくことです。

一括投資と積立投資の特徴を比較

それぞれ次のような特徴があります。

一括投資の特徴 積立投資の特徴
余裕資金の投資に適している 定期的な収入の投資に適している
投資タイミングが損益に与える影響が大きい 少額ずつなので始めるタイミングを選ばない
損益の変動が大きくなりやすい 損益の変動が大きくなりやすい 運用額が少ないうちは損益が小さい
※筆者作成

大きな違いは 一括投資が「今あるお金」、積立投資が「将来のお金」を投資に回すことです。どちらが良いかは投資の目的やどのような投資をしたいかで変わるため、メリットとデメリットを知って判断しましょう。

つみたてNISAで一括購入するメリット

4.積立nisa,一括
( 画像=fuelle編集部)

一括購入は上昇相場に強く、時間をかければ利益がふくらみやすいメリットがあります。臨時収入があったときにも活用できるでしょう。

・上昇相場で積立投資より有利な可能性がある

つみたてNISAで一括購入する場合、上昇相場では積立投資より有利になりやすいでしょう。

株式には値動きがあります。しかし、長期的には上昇傾向です。積立投資の場合、上昇期間は値上がりを追いかけて積み立てていくことになります。早いうちに一括投資をするほうが利益は伸びやすいでしょう。

例えば、実際に株式で運用する投資信託について、上昇傾向が続いた10年間のリターンを比べてみましょう。一括投資では最初に120万円を投資し、積立投資では毎月1万円を投資することにします。どちらも元本は120万円です。

積立投資
(画像=筆者作成)

一括投資の結果は約5倍になり、積立投資の結果は約2.2倍でした。このことからも長期的に上昇する環境では、一括投資のほうが有利になりやすいことが分かります。

しかし、短期的には値下がることもあるため、年単位の長い目で運用することが大切です。

・複利効果が大きくなりやすい

早い時期に一括購入することで、複利効果は大きくなる傾向があります。

複利とは?
運用の利益を元本にとどめることで、その利益がさらに利益を生む効果のことです。投資信託では値上がり益を確定させず運用を続けることや、分配金を受け取らず再投資することが当てはまります。

複利の反対は単利です。利益は元本に対してのみ発生します。複利のように利益がさらに利益を生む効果はありません。

単利とは「預け入れた元本に対してのみ、利子を計算する方法」、複利とは「発生した利子を元本に足し、新しい元本として利子を計算する方法」です。同じ利率で預けた場合、期間が長くなるほど、複利の方が有利になります。
出典:日本証券業協会『投資の時間』

このため同じ利回りでも、期間が長いほど単利よりも複利のほうが利益は増えていきます。

以下の図は、100万円を利回り5%で単利運用したときと複利運用したときの違いを表しました。利益を再投資して運用する複利のほうが、時間がたつにつれて利益の増え方が大きくなっているのが分かります。

積立 nisa,一括
(画像=筆者作成)

複利効果はよく雪玉に例えられることがあり、以下のようにイメージすると分かりやすいでしょう。

雪玉の大きさ=投資額
雪玉を転がす時間=投資期間
転がして増えた雪の量=利益

最初の雪玉(投資額)が大きいほど雪玉の大きくなるスピードが早く、転がす時間(投資期間)が長いほど雪の量(利益)も増えます。

現実には雪玉のように一直線に利益が増えることはありません。しかし、まとまったお金を長期投資することで複利効果が発揮されやすくなるでしょう。

・臨時収入があったときにまとまった金額で購入できる

つみたてNISAの投資枠は、年間40万円です。

もし毎月1万円を投資すれば、年間12万円で投資枠は28万円余ります。投資枠の余りは翌年に持ち越せません。しかし、ボーナスなど臨時収入のあるときに一括購入することで有効活用できます。

もちろん余った枠全てで一括購入する必要はなく、余裕のある金額だけでも問題ありません。積立投資とあわせ、臨時収入のあるときに一括投資も行えば、無理なく投資額を増やせるでしょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISAで一括購入するデメリット

一括購入すると、価格の高いときにまとめて買ってしまう可能性があります。損益の変動も大きくなりやすいため、投資に慣れていない人は積立投資が合っているでしょう。

・高値掴みのリスクがある

一括購入には高値づかみのリスクがあります。長期投資することでリターンは期待できますが、投資に下落はつきものです。

10年や20年の大きな流れで右肩上がりとしても、その間には必ず下落する期間があります。たまたま購入した直後に下落期間に入れば、「投資タイミングを間違えた!」とストレスにもなりかねません。

実際に2001年から2021年の株式と債券の動きを見てみましょう。どれも最終的には値上がりしていますが、途中で100年に一度といわれる世界金融危機が起こりました。この期間、特に株式が大きく値下がりしています。

もし一括購入したタイミングがたまたまその直前だったとしたら、マイナスを抱えたまま数年間持ち続けることになります。

積立 nisa,一括
(画像=GPIFの公式サイトより引用)

長い目で見れば利益が期待できるとは分かっていても、一括購入による高値掴みは心理的な負担になることがあります。

・損益の変動が大きい

一括購入は最初の投資額が大きいため、損益の変動も大きくなりやすい傾向にあります。利益も大きくなりますが、下落相場では損失も大きくなってしまいます。

例えば同じ10%の下落でも、4万円なら4,000円、40万円なら4万円の違いです。

下の表では、1月に一括で40万円投資した場合と、毎月3万3,333円積み立てた場合の損失額を比べています。最初のうちは同じ下落率でも積立の損失額は小さく、一括投資は最初から損失額が4万円と大きいです。

一括 積立 10%下落したときの損失額
1月 40万円 3万3,333円 もしここで下落→一括:4万円、積立:3,333円
2月 6万6,666円
3月 9万9,999円
4月 13万3,332円
5月 16万6,665円
6月 19万9,998円 もしここで下落→一括:4万円、積立:1万9,999円
7月 23万3,331円
8月 26万6,664円
9月 29万9,997円
10月 33万3,330円
11月 36万6,663円
12月 39万9,996円 もしここで下落→一括:4万円、積立:3万9,999円
※筆者作成
ゆったり投資したい人は積立投資から始めたり、値動きの緩い投資信託で運用したりすることを検討しましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)

・ドルコスト平均法が利用できない

ドルコスト平均法とは?
一定金額を定期的に投資することで、価格が高いときには少なく買い、安いときには多く買い付け、平均取得単価を抑える方法です。

一度に多額の投資を行うのではなく、積立投資信託のように、少額・定期定額で投資を行うことで、時期による値動きに応じて、価格が高い時期には少なく、価格が低い時期には多く投資を行うのが「時間(時期)の分散」(ドル・コスト平均法)の手法です。
引用:金融庁『投資の基本』

洋服で考えると、普段1万円の洋服がセールで5,000円になれば、同じ1万円でも2着購入可能です。支払った金額は1万円ですが、安く買ったほうは1着当たり5,000円で買えたことになります。

このように積立投資では同じ投資金額でも購入量が変わり、平均取得単価を抑えやすくなるでしょう。

一括投資では、ドルコスト平均法は使えません。タイミングによっては価格が高いときに購入してしまうことも考えられるでしょう。

つみたてNISAで積立購入するメリット

5.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

積立購入は少しずつ投資する方法のため、高値づかみをしてしまうことがありません。購入タイミングを気にする必要もなく、下落相場では平均取得単価を抑えられるチャンスになります。

・高値掴みを避けられる

積立購入は定期的に少額ずつ積み立てていくため、高値掴みを避けられるメリットがあります。

投資環境には良いときもあり、悪いときもあります。良い環境だと思って一気に購入しても、その後悪くなり、結果的に高値づかみになることも考えられるでしょう。

以下の日経平均株価のチャートでは、◯のタイミングで購入すると、その後に下落期間に入り、回復するまでに2年近くかかります。

積立 nisa,一括

高値づかみをしてもいずれ回復することは考えられます。しかし、含み損のまま保有し続けるのは決していい気分ではありません。一括購入をするなら、高値掴みのリスクがあることは知っておきましょう。

積立購入は一度にお金を投入することがないので、価格が高いときに買っても全てが高値掴みになることはありません。逆に価格が安いときに一度に購入できることもなく、投資タイミングは分散されます。

・購入タイミングを気にしなくていい

購入タイミングを気にしなくてもいいメリットもあります。例えば、毎月3万円を10年間(120ヵ月)投資すれば、元本は360万円と大きな金額です。しかし、月々の投資額が運用結果に与える影響度は120分の1で、20年間(240ヵ月)なら、240分の1です。

一括投資は、いつ投資するかが結果に大きく関係します。しかし、積立投資の場合、1回ごとの購入はさほど運用結果に影響を与えません

このように考えると、積立投資は購入タイミングを気にしなくてもいいことが分かります。それよりも淡々と投資を続け、平均取得単価を抑えながら運用を継続するほうが大切です。

・下落相場に強い

積立購入は、下落相場に強いことがメリットです。一括購入は、下落がダイレクトに運用結果につながります。

以下の日経平均株価のチャートでは、◯の時期に買い付けた場合、約1年の下落です。この期間、日経平均株価はおおよそ2万円から1万5,000円まで下がりました。一括購入では、その下落した分だけ損失になります。

積立 nisa,一括
(画像=スマートチャートプラスより引用)

一方で積立購入は下落の期間中も買い付けていき、その間は安い価格で購入できるチャンスです。

安いときに購入できた期間が長いほど、平均取得単価も下がりますので、将来的に利益が出やすくなるでしょう。

一括購入でも下がったときに買い付けられますが、相場が下落しているときは、特に初心者は恐怖感からなかなか買えるものではありません。積立投資は自動的に買い付けていくため、感情に惑わされることがなく、むしろ下落期間中は安く買えることを喜べるようになるでしょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)

つみたてNISAで積立購入するデメリット

積立購入は、一括購入ほどの利益は期待できないかもしれません。しかし、続けていけば運用資金が増えていき、将来的にはリターンが期待できるでしょう。

・長期投資では一括購入のほうが資産が増える可能性がある

株式市場は、大きな流れとして上昇していく傾向があります。コツコツ投資する積立購入より、最初にまとめて投資する一括購入のほうが資産はより増えやすいでしょう。これは、一括購入の複利効果が高いためです。

複利は投資額が大きく、投資期間が長いほど効果が大きくなります。積立購入は徐々に運用資金が増えていくため、一括購入に比べるとどうしても複利効果は弱くなりやすいでしょう。

積立 nisa,一括
(画像=筆者作成)

先ほどの一括投資と積立投資のリターンを比べた図を見ても、その傾向は明らかです。一括投資は早いうちから多くの資金を投じたため、複利効果が高まり、運用資金がより多く増える結果になっています。

しかし低迷時期が続き、その間に安く積み立てられるなど、積立購入に有利な環境があれば、一括購入より増えることも十分に考えられます。

・短期間で大きな利益は期待しにくい

積立購入は少しずつ投資する方法のため、短期間で大きな利益は期待できないでしょう。

積立購入は、徐々に運用資金を増やしていく投資方法です。一括購入と比べると、特に投資期間が短い間は利益が小さくなりやすい特徴があります。

しかし短期的な利益を求めないなら、高値掴みを避けられ、安心できる投資方法です。最初は投資額が小さくても、5年、10年と続けていけば運用資金が大きくなり、将来の資産形成につながるでしょう。

積立NISAでの一括投資と積立投資はどっちのリターンがいい?

6.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

積立投資と一括投資では、どちらのリターンが優れているのでしょうか。ここでは、つみたてNISAで実際に採用されている投資信託で比較しましょう。

長期の実績を見るために、10年以上運用されている「東京海上セレクション・外国株式インデックス」でシミュレーションをしてみます。以下は10年間のチャート推移です。

7.積立nisa,一括
(画像=モーニングスターのデータより筆者作成)

一括、毎月積立、毎週積立、毎日積立でリターンはどう変わる?

一括投資と積立投資(毎月、毎週、毎日)でリターンを比べてみましょう。

一括投資は毎年40万円購入し、積立投資はそれぞれの頻度で購入できる上限額を投資したとします。

投資方法 一括投資 毎月積立 毎週積立 毎日積立
投資額/回 40万円 3万3,333円 7,692円 1,619円
1年 損益 12万3,254円 10万2,493円 10万4,362円 10万392円
損益率 130.81% 125.62% 126.09% 125.10%
3年 損益 75万1,905円 61万4,188円 59万4,443円 62万2,465円
損益率 162.66% 151.18% 149.54% 151.89%
5年 損益 87万874円 74万700円 71万2,810円 66万4,881円
損益率 143.54% 137.04% 135.64% 133.25%
10年 損益 526万2,573円 479万6,022円 465万8,297円 482万2,886円
損益率 231.56% 219.90% 216.46% 221.84%
※2012年4月〜2022年3月のデータ
モーニングスターのデータより筆者作成

積立投資は頻度による違いがさほどありませんでした。投資期間によって順位がバラバラで、多少の違いは誤差の範囲でしょう。

一括投資はどの期間でも積立投資を上回っており、長く投資するならおすすめです。ただし、シミュレーション期間が変われれば結果も変わります。

購入タイミングによっては大きく下がることもあるため、悩みながら投資をしたくない人は積立投資を選ぶことをおすすめします。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)

一括、毎月積立、毎週積立、毎日積立で投資信託の平均取得単価はどう変わる?

平均取得単価は、投資信託を「複数回購入したときの単価の平均」です。つみたてNISAは購入手数料がかかりませんが、本来は購入手数料を含めて計算します。

同じ投資信託を安いときに多く購入するほど平均取得単価は下がり、高いときに多く購入するほど上がるでしょう。売却したときは平均取得単価をもとに損益が計算されるため、低いほうが利益は出やすくなります。

先ほどと同じシミュレーション例を使い、購入方法ごとの平均取得単価の違いを見てみましょう。

平均取得単価
投資方法 一括投資 毎月積立 毎週積立 毎日積立
1年 9,551円 9,946円 9,909円 9,868円
3年 12,464円 13,410円 13,308円 13,284円
5年 1万4,505円 1万5,194円 1万5,099円 1万5,079円
10年 1万8,353円 1万9,326円 1万9,206円 1万9,158円
※2012年4月〜2022年3月のデータ
モーニングスターのデータより筆者作成

平均取得単価は一括投資が低くなっています。これは長期的に上昇が続いており、そこにお金を早い時期から投入したためです。

積立投資は上昇していく中で少しずつ買い付けていったため、一括投資より平均取得単価が高くなっていくでしょう。

しかし、状況により積立投資が有利になることもあります。より高いリターンを目指したいのか、リスクを抑えて投資したいのかによって、選ぶ投資方法は変わるでしょう。

相場が下がっているときは一括と積立どっちが有利か

相場が下がっている間は、積立投資が有利です。

先ほどのシミュレーションでは、投資信託は大きな流れとして右肩上がりだったため、結果的に一括投資のリターンは高くなりました。

しかし10年チャートを見ると1〜2年ほど下げ相場が続いた時期もあり、その間は積立投資にとって安く買える期間になります。そのおかげで平均取得単価も下がりますので、下げ相場は積立投資にとって決して悪い環境ではありません。

一括投資の場合、追加投資をしなければ下げた分だけ損益に影響します。長く下げ相場が続くと、ストレスに感じてしまう場合があるでしょう。

相場が上がっているときは一括と積立どっちが有利か

相場が上がっているときは、一括投資が有利です。上昇傾向が続くなら、最初にまとめて投資するほうが取得単価を低いまま抑えられます。

上昇相場の中で積立をすると、平均取得単価は少しずつ上がっていくでしょう。そうなると長期投資では、初めにまとめて購入する一括投資の利益はふくらみやすくなります。

ただし、まとめて投資すると高値掴みの可能性があることは注意しましょう。

積立NISAでの一括投資と積立投資はどっちがおすすめ?

8.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

投資は無理をせず長く続けていくことが大切なので、一括投資と積立投資のどちらが自分に合っているかを考えて投資しましょう。それぞれの特徴からおすすめできる人が変わります。

一括投資がおすすめの人

一括投資は余裕資金があり、長い目で運用できる人におすすめです。

・資金に余裕のある人

今あるお金を投資に回すため、手元のお金を運用に有効活用できます。数年くらいで引き出す可能性がある場合はおすすめしません。しかし、10年や20年先まで使わないお金であれば、その間に運用することを検討してみましょう。

・積極的にリターンを狙いたい人

積極的にリターンを狙いたい人は、一括投資がおすすめです。基本的には投資額と投資期間が長いほど運用資金が増えやすいため、長期投資でリターンを追求したい人に向いているでしょう。

・相場の動きを無視できる人

投資をしていると、状況によってはマイナスの期間が長くなる場合があります。そうした状況を気にしすぎてしまう人は、ストレスを抱えるでしょう。資金を投入したあとは相場の動きをある程度無視できる人ほど、一括投資に向いています。

積立投資がおすすめの人

積立投資はまとまったお金がなくても始められます。投資に時間をかけたくない人にもおすすめです。

・少額から投資したい人

まとまった余裕資金がなくても、少しずつ投資できるのが積立投資の良いところです。毎月の収入の一部を貯金代わりに投資へ回せば、金銭的な負担感も少ないでしょう。

・相場を気にせず投資したい人

積立投資は投資環境が良いときも悪いときもコツコツ積み立てていく方法のため、相場を気にする必要がありません。まとまった金額を投資し運用状況が気になってしまうような人は、積立投資が向いているでしょう。

・ほったらかしにしたい人

積立投資は1回の投資額が運用結果に与える影響が少なく、続けていくことがポイントです。一度始めればあまりすることはありません。ほったらかしで投資したい人におすすめです。

つみたてNISA(積立NISA)で一括購入できるおすすめの証券会社4選

つみたてNISAでおすすめのネット証券を4つ紹介します。一括購入したい場合は、ボーナス設定ができる証券会社を選びましょう。

楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券
ボーナス設定
最低積立金額 100円 100円 100円 100円
設定金額単位 1円 1円 1円 1円
積立頻度 毎日(✕)
毎月
毎日
毎週
毎月
毎日
毎月
毎月
ボーナス設定
クレカ対応
銘柄数 181 179 152 171
口座開設日数 約6日 最短2営業日 最短翌営業日 最短4営業日
ポイント還元 投資信託の
基準残高達成ごとに
楽天ポイント還元

楽天カード決済で
1%還元
(2022年9月から
最大1%に変更)
投資信託残高に応じて、
以下いずれかを最大0.25%還元
・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント

三井住友カード
決済で最大2%還元
投資信託の残高に
応じて、最大0.08%の
マネックスポイントを還元

マネックスカード
決済で1.1%還元
投資信託残高に応じて、
Pontaポイントを
最大0.24%還元
au PAYカード
決済で1%還元
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
※「(✕)」はボーナス設定で選択できない積立頻度です。
SBI証券楽天証券マネックス証券の公式サイトより作成、2022年4月15日時点

楽天証券……楽天ポイントをためても投資信託の購入に使ってもOK

9.積立nisa,一括
(画像=楽天証券より引用)

楽天証券のつみたてNISAは、年間40万円を超える積立設定は受け付けされません。このため投資枠を使い切る場合は、毎月100円+ボーナス39万8,800円を設定しましょう。ボーナス設定を利用できるのは、毎月積立のみです。

ボーナス設定で一括購入する場合の例
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円
ボーナス
設定
39万
8,800円
- - - - - - - - - - -
月額
積立額
39万
8,900円
100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円

楽天証券は楽天ポイントをためている人におすすめです。

楽天ポイントは、投資信託残高が一定基準に達するたびに進呈されます。ボーナス設定には利用できません。

投資信託の基準残高 もらえる楽天ポイント
10万円 10ポイント
30万円 30ポイント
50万円 50ポイント
100万円 100ポイント
200万円 100ポイント
300万円 100ポイント
400万円 100ポイント
500万円 100ポイント
1,000万円 500ポイント
1,500万円 500ポイント
2,000万円 500ポイント
楽天証券の公式サイトより作成

楽天ポイントは、投資信託残高が一定基準に達するたびに進呈されます。ボーナス設定には利用できません。しかし、楽天カード決済で積立をしてもポイントがたまります。楽天ポイントは投資信託の購入代金にも利用できますので、使い道がなければ運用に回すのもいいでしょう。

楽天証券のつみたてNISAに関する良い口コミ

【ポイントに関する口コミ】

【ポイントが使えてうれしいです!】

楽天証券のつみたてNISAを選んだ一番の理由は、買い物で貯まった楽天ポイントを投資に使えるからです。毎月100円から積み立てを始められますし、つみたてNISAを楽天カードで支払うと、その分もポイントがもらえるのもうれしいです。

30代・女性

【商品に関する口コミ】

【豊富な投資信託数が良い】

投資信託の銘柄が豊富で、つみたてNISAの選択肢が多いのが良いです。楽天カードでつみたてNISAをすれば、楽天ポイントを貯められるのも良いです。

40代 ・男性

【ポイントに関する口コミ】

【楽天ポイントの有効活用】

楽天ポイントを貯められます。貯まったポイントを毎月の積み立てにあてられ、有効活用できます。少額から積み立てられる点も魅力。私も最初は少額から挑戦しました。初心者でも100円からなら安心して利用できるので良いなと思いました。

20代・女性

楽天証券のつみたてNISAの良くない口コミ

【アプリに関する口コミ】

【アプリがつみたてNISAには向いていない】

楽天証券のiSPEEDというアプリがあるのですが、つみたてNISAの確認には向いてないと思います。個別株など専用に作られているようで、つみたてNISAで確認できるのは、投資金額とか変動利率、買付可能額ぐらいです。詳細を確認したい場合は、パソコンサイトに飛んで確認するので手間です。

40代・女性

【ポイントに関する口コミ】

【改悪はやめてほしい】

楽天カードで積み立てれば、1%のポイント還元ですが、2022年9月から改悪されて0.2%になるようです。ポイント還元率は、他の証券会社のほうが高くなるので、そちらに移るか検討するほど不満です。またスマホからだと、設定を変更したい場合、どこにアクセスすればわからないことがあります。もっとスマホの表示をわかりやすくしてほしいです。

20代 ・男性

【ポイントに関する口コミ】

【楽天ポイントの改悪が残念】

楽天ポイントの改悪が続くので、すべてもとに戻してほしいです。楽天市場、楽天証券、楽天銀行、楽天カードと、すべてをまとめて連携することでお得になっているから楽天を選んでいるので、改悪はやめてほしいと切に思います。

30代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券……好きな積立頻度を選べてポイント還元も充実

10.積立nisa,一括
(画像=SBI証券より引用)

SBI証券は、ボーナス設定で指定する金額が年間投資枠40万円の計算対象になりません。このため毎月100円積立+ボーナス39万9,900円を設定でき、初回の買付で投資枠を全て使い切れます。

ボーナス設定で一括購入する場合の例
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円
ボーナス
設定
39万
9,900円
- - - - - - - - - - -
月額
積立額
40万円 - - - - - - - - - - -

翌月以降は買付エラーになりますが、自分で変更しない限り積立設定は解除されません。

SBI証券は毎日、毎週、毎月どの頻度でもボーナス設定が利用でき、設定のバリエーションが一番豊富で使いやすい証券会社でしょう。ポイントは投資信託残高に応じて最大0.25%還元され、Tポイント、Pontaポイント、dポイントから選べるのはメリットです。

SBI証券のつみたてNISAに関する良い口コミ

【サービスに関する口コミ】

【すべてがハイレベルで満足!】

SBI証券は、取扱銘柄がとても多いので、つみたてNISAはもちろんのこと、その他の取引でも国内で一番といっていい優良証券会社だと思います。アプリの使いやすさもいいです。クレカでの積み立てもでき、PontaポイントやTポイントと連携しているなど、付随するサービスがどれも秀逸で素晴らしいです。

30代・男性

【使いやすさに関する口コミ】

【使いやすく知名度の高い証券会社です】

知名度が高い証券会社なので安心感があり、少額でも積み立てできることが最大のメリットだと思います。積み立ての設定を一度してしまえば、後はお金を入金するだけ。1ヵ月に1回、運用を確認するくらいで、ほとんどほったらかしにできているので安心して使っています。

40代・男性

【ポイントに関する口コミ】

【つみたてNISAでVポイントがたまる】

三井住友カードでつみたてNISAをすると200円につきVポイントが1ポイント貯まり、効率的にポイントを貯められます。また、SBI証券のつみたてNISAは取扱銘柄数が多いのがメリットです。人気のインデックスファンドの取扱数も多く、「毎月いくらこの商品を購入する」などの細かい設定も簡単で使いやすいです。

30代・男性

SBI証券のつみたてNISAに関する良くない口コミ

【連携カードやポイントに関する口コミ】

【連携カードを増やしてほしい】

もっと提携ポイントを増やしてほしいです。メインポイントの切り替えをしなくてはいけないのも面倒です。また、積立時に使えるクレカの種類が3つと少ないのでもっと増やしてほしいです。アプリは、PC操作時と同じような情報にアクセスできないのが不満です。

30代・男性

【アプリに関する口コミ】

【アプリが使いにくい】

積み立てアプリがWealthNaviに比べて使いにくいです。つみたてNISA専用のアプリが別なら、長期積立用として銀行代わりに使えるのでいいのではと思います。

30代 ・男性

【問い合わせ対応に関する口コミ】

【問合せ対応がいまいち】

SBI証券のホームページがわかりにくい点がデメリットです。どこでつみたてNISAの銘柄を購入すればいいのかが非常にわかりづらく、苦労しました。購入資金の自動振り替えを利用していますが、手続きが面倒でした。進め方が理解できずSBI証券に質問しましたが、いろいろな部門や他の会社に電話するように言われ、たらいまわしにされました。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

マネックス証券……たまったポイントは他社のポイントや暗号資産に交換できる

11.積立nisa,一括
(画像=マネックス証券より引用)

マネックス証券のつみたてNISAは、年間投資枠40万円を超える設定ができないため、一括投資をする場合は毎月100円+ボーナス39万円8,800円を設定しましょう。

ボーナス設定で一括購入する場合の例
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円
ボーナス 設定 39万8,800円 - - - - - - - - - - -
月額 積立額 39万8,900円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円

マネックス証券では、投資信託の保有残高に応じてマネックスポイントが還元されます。還元率は銘柄により、0.08%または0.03%です。以下の銘柄を含め、一部対象外のものもあります(2022年5月26日時点)。

・SBI・新興国株式インデックス・ファンド
・SBI・先進国株式インデックス・ファンド
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

マネックスポイントは、交換先が多く以下のポイントに替えられます。

・dポイント
・amazonギフト券
・Tポイント
・Pontaポイント
・nanacoポイント
・WAONポイント
・ANAマイル
・JALマイル

マネックスポイントで還元を受けて、あとから好きなポイントに交換できるので、複数のポイントをためている人におすすめです。ポイント以外では、ビットコイン、イーサリアム、リップルの暗号資産にも交換できます

マネックス証券のつみたてNISAに関する口コミ

【豊富な商品ラインナップ】

★★★★★

マネックス証券は、つみたてNISAの取り扱い商品が150件以上あるので、自分に合った商品がきっと見つかります。ツールでランキングやパフォーマンスも見られるので、投資の知識が少ない人には役立つと思います。年間上限額の40万円を使い切り設定すると、限度枠を無駄にすることなく運用できます。ネット証券なので利用料を安く抑えることができるので、おすすめです。

40代 ・男性

【ポイント制度が素晴らしい】

★★★★★

マネックス証券では独自のポイントプログラムである「マネックスポイント」を貯めることができます。ポイントが貯まれば「Amazonギフト券と交換・dポイントと交換・Tポイントと交換・JALやANAのマイルと交換・日本赤十字社やReadyforへの寄付・株式売買手数料に充当・仮想通貨との交換」など非常に多くの使い方ができるので便利で嬉しいです。

20代・女性

【初心者向き】

★★★★☆

投資信託の取り扱い本数が多く、自分にニーズにあった商品を選べます。説明も丁寧なのでどんな商品かも理解しやすいです。引落手数料が無料なので入金額に悩むこともありません。また使用しているとマネックスポイントがたまってAmazonギフト券などに交換できるのもメリットです。非常にわかりやすく初心者の方にも向いています。

50代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

マネックス証券の詳細はこちら(公式サイト)

auカブコム証券……Pontaポイントがたまり投資信託の購入にも使える

auカブコム証券
(画像=auカブコム証券より引用)

auカブコム証券のつみたてNISAは、年間投資枠40万円を超える買付はエラーになります。一括投資をする場合は、毎月100円+ボーナス39万8,800円を設定しましょう。

ボーナス設定で一括購入する場合の例
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
定額 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円
ボーナス 設定 39万8,800円 - - - - - - - - - - -
月額 積立額 39万8,900円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円 100円

auカブコム証券では、投資信託の保有残高に応じてPontaポイントがたまります。還元率は以下の月間平均保有残高に対して、最大0.24%です。Pontaポイントは投資信託の購入にも使えます。

・3,000万円以上……0.24%
・100万円以上3,000万円未満……0.12%
・100万円未満……0.05%
・指定銘柄……0.005%

指定銘柄にはSBI・VやeMAXIS Slim、たわらノーロード、楽天シリーズなど、人気のインデックスファンドが含まれています。ポイントもしっかり欲しい人は、対象銘柄を確認しておきましょう。

auカブコム証券のつみたてNISAに関する良い口コミ

【金利やポイントに関する口コミ】

【優遇金利やクレジットカード払いが魅力的です】

auじぶん銀行と連携すると、金利が優遇されます。さらにつみたてNISAをau PAYカード(クレジットカード)支払いにするとPontaポイントが付与される点もうれしいです。特にauやUQモバイルの携帯を契約している人には、魅力的な証券会社だと思います。

30代・女性

【ポイントに関する口コミ】

【クレジットカード投資でのポイント獲得がいい!】

au Payカードで毎月投資が可能で、投資金額×1%のPontaポイントが獲得できます。他の証券会社でも似たサービスはありますが、使用範囲の広いPontaポイントが貯まるので非常に満足しています。投資信託を保有するだけでもポイントがもらえるので、つみたてNISAで資産形成をするのに非常によい証券会社だと思います。

30代・男性

【サービスに関する口コミ】

【株取引もしたい人におすすめ】

「つみたてNISAを利用しながら株取引もしたい」という人には、手数料が割引される「NISA割」があります。他社にはないサービスなので、大きなメリットだと思います。つみたてNISA用のシミュレーション機能も利用できます。積み立てたい金額、期間を入れれば簡単に計算してくれ、わかりやすく便利でした。

40代・男性

auカブコム証券のつみたてNISAに関する良くない口コミ

【サービスに関する口コミ】

【つみたてNISA専用のアプリがない】

つみたてNISA専用のアプリがないので、毎回設定などはパソコンやスマホのブラウザを経由する必要があるのが面倒です。

30代・女性

【ポイントに関する口コミ】

【ポイント制度に特色がない】

クレジットカード投資の支払日が翌月10日なのですが、自由に変更できるようにしてほしいです。クレジットカード投資の獲得可能ポイントはマネックス証券に負けていて、保有ポイントの獲得は銘柄によってはSBI証券に負けています。これだとつみたてNISA口座でわざわざauカブコム証券を選ぶ意味がないので、独自の色を出してほしいです。

30代・男性

【公式サイトに関する口コミ】

【ホームページが見づらい】

ホームページ画面が少し見づらいかなと思います。また他社に比べてauカブコム証券のつみたてNISAは、投資信託の本数があまり多くないと聞きました。ただ私自身は本数に関してはそこまで不便を感じていません。

40代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

auカブコム証券の詳細はこちら(公式サイト)

楽天証券の積立NISAで40万円を一括購入するやり方

12.積立nisa,一括
(画像=楽天証券より引用)

楽天証券のつみたてNISAで、40万円を一括購入するやり方を見ていきましょう。一括購入では楽天カード決済が利用できないため、ポイントがもらえない点は注意が必要です。

楽天証券の一括購入のポイント・注意点

楽天証券のつみたてNISAで一括購入する場合、注意点が2つあります。

・厳密には一括購入ではない

楽天証券のつみたてNISAは、年間40万円を超える設定が受け付けされません。一度に購入するときは、毎月100円+ボーナス39万8,800円を設定します。

これは厳密にいえば一括購入ではありませんが、実質的にはほとんど変わりません。

・一括購入だと楽天ポイントがもらえない

つみたてNISAで一括購入する場合、楽天カード決済が利用できません。楽天カードで積み立てれば決済額の1%がポイント還元されますが、一括購入には利用できませんので注意しましょう。

なお、2022年9月から楽天カード決済の還元率が変わります。具体的には運用手数料(信託報酬)のうち、楽天証券が受け取る代行手数料が税込0.4%以上の銘柄は1%、税込0.4%未満の銘柄は0.2%です。

おおまかに分けるとアクティブファンドは引き続き1%の還元を受けられ、インデックスファンドは0.2%還元になります。以下のような積立人気の高い銘柄を含めて、インデックスファンドはほとんどが0.2%になると考えたほうがいいでしょう。

・SBIシリーズ
・たわらノーロードシリーズ
・<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズ
・楽天シリーズ
・eMAXIS Slimシリーズ

2022年8月からは電子マネーの楽天キャッシュでも積立できるようになり、楽天カードでチャージすると銘柄にかかわらず0.5%が還元されます。キャンペーン中は楽天キャッシュ決済でも1%がたまるため、一括購入しない場合は、楽天カードや楽天キャッシュで積立を検討しましょう。

・投資信託残高に対しては楽天ポイントがつく

一括購入では、購入額に対する楽天ポイントはもらえません。しかし、投資信託残高が増えれば、それに応じたポイントはもらえます

ポイント付与の条件は、毎月末の投資信託残高が初めて以下の基準に到達した場合です。

投資信託の基準残高 もらえる楽天ポイント
10万円 10ポイント
30万円 30ポイント
50万円 50ポイント
100万円 100ポイント
200万円 100ポイント
300万円 100ポイント
400万円 100ポイント
500万円 100ポイント
1,000万円 500ポイント
1,500万円 500ポイント
2,000万円 500ポイント
楽天証券の公式サイトより作成

残高が増えていけばもらえるポイントも多くなりますので、基準残高を1つの目標にして長く続けていきましょう。

一括購入(ボーナス設定)の流れ

楽天証券のつみたてNISAで一括購入(ボーナス設定)する方法を見ていきましょう。すでに積立をしている人は、積立設定をいったん解除するところから始めます。

すでに積立をしている人……「1」から進めてください。
初めて積立設定をする人……「4」から進めてください。

・1.「NISA・つみたてNISA」のページを開く (すでに積立をしている人はここから)

8.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

楽天証券にログインし、「NISA・つみたてNISA」のページを開きましょう。

・2.「積立設定」を選択

9.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

現在設定している積立金額を変更するため、「積立設定」のページを開きます。

・3.投資信託の積立設定を解除する

10.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

現在購入している投資信託の積立設定を解除します。「変更・解除」の項目にある「解除」をクリックしましょう。

積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

解除内容の確認画面が出てくるため、暗証番号を入力して「解除する」をクリックします。複数の投資信託がある場合は、それぞれ積立設定を解除しましょう。

・4.「NISA・つみたてNISA」のトップページに戻る (初めての人はここから)

12.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

積立設定の解除ができたら、「NISA・つみたてNISA」のページに戻りましょう。

積立設定をまだ一度もしていない人は、ここから始めてください。

・5.一括購入したい投資信託を探す

13.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

「ファンドを探す」をクリックし、一括購入したい投資信託を検索します。積立設定を解除した投資信託も、ここからもう一度選択可能です。

・6.一括購入したい投資信託を「一括積立注文」する

14.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

一括購入したい投資信託を見つけたら、右端の「カートに追加」にチェックを入れます。銘柄が複数あるときは、チェックもそれぞれ入れましょう。

銘柄を選んだら「一括積立注文」をクリックします。

・7.「楽天カードクレジット決済」以外を選択する

15.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

「一括積立注文」の画面では、引き落とし方法を選択します。「楽天カードクレジット決済」は、一括購入には対応していないので注意しましょう。

「証券口座」か「その他金融機関の設定はこちら」から引き落とし設定をします。

積立のタイミングは「毎月」、積立指定日は一括購入したい日付を選択しましょう。

・8.積立タイミングと積立指定日を決める

16.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

先に毎月の積立金額を入力しましょう。一括購入の場合でも、毎月最低100円の積立は必要です。ここでは、積立金額を100円にします。ボーナス設定を「設定する」にしましょう。

・9.ボーナス設定の指定月を入力し、ボーナス金額を設定する

17.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

ボーナス設定指摘月を入力し、ボーナス設定は「する」を選択して、その下の設定金額に一括購入したい金額を設定します。一括購入の場合、「ボーナス設定指定月」は1つだけ設定しましょう。金額は40万円-1,200円(100円×12ヵ月)=39万8,800円と入力します。

・10.今年のNISA枠余りを増額で使い切りませんか?の項目は「設定しない」を選択

18.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

増額設定は初年度に3万3,333円以上の積立金額を設定したい場合に利用します。一括購入では必要ありませんので、「増額しない」を選択しましょう。

・11.分配金コースは「受け取り型」を選択

19.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用しfuelle編集部作成)

分配金コースは「受取型」にしましょう。「再投資型」は分配金を再投資したときに、年間40万円の投資枠が使用されます。これによって積立買付するときに投資枠が不足した場合、設定した積立注文が発注されません。

つみたてNISAの銘柄は、基本的に分配金を出しません。しかし、完全に分配金を出さないとは書かれていないので、念のために「受取型」を選択しておきましょう。

・12.目論見書を確認し、注文を確定させる

20.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用)

入力が終わったら、「目論見書の確認へ」に進みます。「目論見書等を閲覧する」から目論見書を確認しましょう。

21.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用)

目論見書の確認をしたら、「注文内容確認へ」に進みます。

22.積立 nisa,一括
(画像=楽天証券より引用)

これまで入力した内容の確認画面が表示されますので、間違いがなければ取引暗証番号を入力して「注文する」をクリックします。

これで楽天証券のつみたてNISAで一括購入する設定は完了です。

楽天証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券の積立NISAで40万円を一括購入するやり方

30.積立nisa,一括
(画像=SBI証券より引用)

SBI証券でつみたてNISAを一括購入する方法を見ていきましょう。SBI証券は積立開始初月に40万円の一括購入ができます。

SBI証券の一括購入のポイント・注意点

SBI証券は1回の買付で投資枠40万円を使い切れるところが他社との違いです。一括購入はクレカ決済には対応していません。しかし、投資信託残高に対するポイントは受け取れます。

・一括購入ならSBI証券がベスト

つみたてNISAで一括購入したい場合、SBI証券がベストな選択でしょう。初月に40万円を設定でき、初回の買付で投資枠を使い切れるためです。

一括購入するときは、毎月100円+ボーナス39万9,900円を設定します。

・ボーナス設定にクレカ決済は対応していない

SBI証券は三井住友カードで積立でき、決済額に対して最大2%がポイント還元されますが、ボーナス設定には対応していません。 一括購入には利用できませんので注意しましょう。

投資信託残高に対しては最大0.25%の還元があります。残高があれば毎月還元されますので、積立を続けて受け取るポイントを増やしていきましょう。

一括購入(ボーナス設定)の流れ

SBI証券のつみたてNISAで一括購入(ボーナス設定)する方法を見ていきましょう。すでに積立をしている人は、積立設定をいったん解除するところから始めます。

すでに積立をしている人……「1」から進めてください。
初めて積立設定をする人……「4」から進めてください。

・1.「NISA・つみたてNISA」のページを開く(すでに積立をしている人はここから)

23.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用)

SBI証券にログインし、「NISA・つみたてNISA」のページを開きます。

・2.「つみたてNISA積立設定」を選択

「つみたてNISA積立設定」をクリックします。

・3.投資信託の積立設定を解除する

24.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用し筆者作成)

積立設定している投資信託の「削除」にチェックを入れます。複数ある場合は全てチェックし、「次へ」をクリックしましょう。

25.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用しfuelle編集部作成)

解除するには取引パスワードが必要なため、入力して「設定する」をクリックし解除しましょう。

・4.「投信」のページから一括購入したい投資信託を探す(初めての人はここから)

26.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用しfuelle編集部作成)

次にページ上部の「投信」ページに進み、「銘柄検索・取扱一覧」から一括購入したい投資信託を選びます。

27.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用しfuelle編集部作成)

投資信託を選ぶとその銘柄のページに進みますので、「つみたてNISA買付」をクリックします。

・5.積立コースと積立指定日を決める

28.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用しfuelle編集部作成)

先ほど選んだ投資信託の積立コースを「毎月」に設定し、積立日を入力します。これは毎月の積立日の設定で、一括購入の日付ではないことは注意しましょう。 ここでは、金額を100円で入力します。

ここまでできたら「ボーナス月の積立設定」の「追加」をクリックしましょう。

・6.一括購入する金額と日付を設定

29.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用しfuelle編集部作成)

ここで一括購入したい金額と日付を入力します。一括購入の場合、「申込設定日2」は選択する必要はありません。

「適用する」をクリックしたら、次に進みます。

・7.目論見書を確認し、注文を確定させる

目論見書を確認する画面に移りますので、ひととおり確認したら「確認画面へ」進みましょう。

・8.内容を確認して注文を確定させる

30.積立 nisa,一括
(画像=SBI証券より引用)

注文内容を確認して間違いがなければ、「設定する」をクリックして発注します。

これでSBI証券のつみたてNISAで一括購入する設定は完了です。

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

つみたてNISA(積立NISA)のメリット

41.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは非課税で投資でき、あまり投資に詳しくない人でも利用しやすいことがメリットです。手間をかける必要がないため、誰でも始めやすいでしょう。

利益が非課税になる

つみたてNISAは利益が出ても税金がかかりません。本来、売却したときや分配金を受け取ったときの利益に対する税金は、20.315%です。

税金がかかる場合とかからない場合では、手取りに大きな違いが表れます。例えば利益の金額別に、手取りの利益とかかった税金を見てみましょう。

利益 手取りの利益 引かれる税金
100万円 79万6,850円 20万3,150円
300万円 239万550円 60万9,450円
500万円 398万4,250円 101万5,750円
※筆者作成

税金があるのとないのとでは手元に残るお金がかなり変わるため、つみたてNISAのような非課税投資制度は積極的に利用しましょう。

商品が選びやすい

つみたてNISAの商品は国が基準を決めて、長期投資に適した投資信託が採用されています。取扱銘柄は金融機関ごとに違いますが、採用条件は変わらないため比較的選びやすいでしょう。

つみたてNISAの投資信託は、購入手数料がかからないことや複雑な運用がされていないことが条件です。運用中にかかる手数料(信託報酬)も、一定以下に抑えられています。

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁『NISA特設ウェブサイト』

積立投資でほったらかしにできる

つみたてNISAは本来、積立投資による資産形成を後押しする制度です。

積立投資の場合、年単位で投資することで少しずつ運用資金を増やしていくため、一度始めるとあまりすることはありません。自分で売買する必要もありませんので、基本はほったらかしで投資できます。

手間をかけずに資産形成できるのは、つみたてNISAのメリットです。

長期運用するほど元本割れしにくい

投資には元本割れのリスクがありますが、その確率は長期投資するほど低くなる傾向があります。

金融庁によると、同じ商品に5年間積み立てた場合と20年間積み立てた場合、5年間では一定の頻度で元本割れがあった一方、20年間では元本割れがありませんでした(出典:金融庁)。

投資の世界では長く運用すると元本割れしにくくなることが分かっていますので、最長20年間の投資期間を生かしてなるべく長く続けていきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)のデメリット

43.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

デメリットには、損益通算や繰越控除ができないこと、投資信託に手数料がかかることがあります。

損益通算や繰越控除できない

つみたてNISAは損益通算や繰越控除ができません。

損益通算とは?
別々の商品の利益と損失を相殺できる仕組みです。商品Aが利益50万円、商品Bが損失40万円であれば、相殺して利益を10万円にでき、発生する税金を減らせます。

上場株式等を金融商品取引業者等を通じて譲渡したことにより生じた譲渡損失(赤字)の金額は、確定申告により、その年分の上場株式等に係る配当所得等の金額(上場株式等の配当等に係る配当所得については、申告分離課税を選択したものに限ります。以下同じです。)と損益通算することができます。
出典:国税庁

繰越控除とは?
その年の利益より損失が大きい場合、翌年から3年以内であれば、損失を繰り越して利益と相殺できる制度です。年をまたいで損益通算できるような仕組みで、税金を軽減できます。

上場株式等に係る譲渡損失の金額については、一定の要件を満たす場合に限りその譲渡損失の金額が生じた年の翌年以後3年間にわたって上場株式等に係る譲渡所得等の金額および上場株式等に係る配当所得等の金額から繰越控除できます。
出典:国税庁

つみたてNISAでは、どちらも利用できません。そもそも税金がかからないため、損益通算や繰越控除ができなくても大きな問題にはならないでしょう。

投資信託の手数料がかかる

投資信託には手数料がかかります。投資信託の手数料は、大きく分けて購入手数料と信託報酬の2つです。つみたてNISAは購入手数料がかからないため、信託報酬を知っておきましょう。

信託報酬とは?
投資信託の保有中に運用会社に支払う手数料です。投資信託はどのような投資をするのか事前に確認して購入するものですが、実際の投資は運用会社が行っています。そのために支払う手数料が信託報酬です。

信託報酬は投資信託の保有中、運用資産から日々少しずつ引かれます。長く運用する分だけ信託報酬はかかりますが、自分で直接運用しなくてもいいことを考えれば、決して無駄なものではありません。

積立NISAの一括購入はメリットとデメリットを比較して検討しよう

つみたてNISAはネット証券でボーナス設定を利用することで、実質一括購入ができるようになります。

長期の場合、一括購入は積立投資よりリターンを期待できるでしょう。しかし、高値掴みをしてしまったり、ドルコスト平均法が利用できなかったりというデメリットがあります。

下落期間中は積立投資よりストレスがかかりやすくなる可能性もあるため、無理なく続けていける投資方法を選びましょう。

積立NISAの一括投資でよくあるQ&A

44.積立nisa,一括
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAでは一括と積立どっちがいいの?
長期的な利益を追求したい人は一括投資、少額から投資したい人や購入単価を平均化してリスクを抑えたい人は積立投資がいいでしょう。

一括投資は複利効果が働きやすく、積立投資より利益が増えることを期待できます。一方、タイミングによっては含み損を抱える期間が長引く可能性があるため、目先の値動きを気にしない人に向いているでしょう。

積立投資は一括投資と比べて複利効果は弱くなりがちです。しかし、高値掴みを避けながら投資できるメリットがあります。下落相場が続いたとしても、取得単価を抑えながら投資が可能です。リスクを避けたい人に向いています。

投資信託の一括購入はいくらからできる?
ネット証券の場合、個々の投資信託は最小100円から購入可能です。しかし松井証券のように、複数の銘柄を一括購入する場合、合計の最小金額を1万円以上に設定しなければならないところもあります。

例えば、一括購入で「A投資信託9,950円+B投資信託50円=合計1万円」の注文を出したくても、最小金額未満の注文が含まれているため発注はできません。

他の金融機関では、積立は月々1,000円からとしつつ、個別に一括購入する場合は1万円からとし、積立と一括の最低投資金額を分けているケースもあります。

つみたてNISAはいつから20年?
つみたてNISAは毎年40万円まで対象の投資信託を購入でき、売却益や分配金が非課税になります。非課税期間は、購入した年から数えて20年間です。

2022年に投資した分は、その年から数えて20年間保有できます。2041年末までが非課税期間です。2023年に投資した分なら、2042年末まで非課税で保有できます。

つみたてNISAで投資できる最後の年は2042年です。その年の投資分は、2061年末までが非課税期間になります。

つみたてNISAはいつから1年?
つみたてNISAにおける1年とは、1月〜12月です。ただし、年の途中からつみたてNISAを始めても、その年を1年とみなします。

仮に9月につみたてNISA口座を開設すれば、その年に投資できる期間は、「9月・10月・11月・12月」の4ヵ月です。この場合でも実際の期間は1年未満ですが、つみたてNISAの制度上は1年とみなされ、12月末まで40万円を上限に投資できます。

一般NISAやジュニアNISAも同じです。1月〜12月を1年と数えます。

一括購入するならつみたてNISAと一般NISAどっちがいい?
一括購入でつみたてNISAと一般NISAを利用したい場合、まずは購入したい商品から考えましょう。一括購入したい商品がつみたてNISAにないなら、一般NISAしかありません。

どちらにも採用されている商品の場合は、購入金額でも検討しましょう。金額が年間40万円以内ならつみたてNISA、年間40万〜120万円以内なら一般NISAが選択肢になります。

年間40万円以内でも、同じ年に売買をするかどうかもポイントです。

例えば投資金額が30万円でも、その年に売却してもう一度買い付ける場合、つみたてNISAでは非課税枠が不足します。売買を繰り返す場合は、年間120万円まで買付できる一般NISAのほうがいいでしょう。

投資期間にも注意したいです。

10年以上保有するつもりの場合は、つみたてNISAのほうがより長く非課税で運用できます。一般NISAの非課税期間はロールオーバーしても最長10年間のため、投資期間も考えて選びましょう。

ロールオーバーとは
一般NISAで購入した商品が5年間の非課税期間終了を迎えるときに、保有商品をその翌年の非課税枠に移し、さらに5年間非課税で保有できる仕組みです。時価で120万円以上ロールオーバーする場合は、翌年の非課税枠で新たな買付はできません。

一般NISAやジュニアNISAで非課税期間(5年)が終了した際に、保有している金融商品を、翌年の新たな非課税投資枠に移行(移管)すること。
出典:日本証券業協会『投資の時間』

つみたてNISAで一括投資はできる?
つみたてNISAの制度としては、一括投資はできません。しかし一部のネット証券では、設定次第で実質的にまとめて投資ができるようになります。

つみたてNISAで一括投資はどうすればいい?
最低100円から投資でき、ボーナス設定のできるネット証券を利用しましょう。毎月の投資額を最小限に抑え、残りの投資枠をボーナス設定で投資することで実質的に一括購入できるようになります。

一括投資と積立投資のメリット・デメリットは?
一括投資のメリットは上昇相場で積立投資より有利な可能性があることや、複利効果が大きくなりやすいことです。一方で高値づかみのリスクがあり、損益の変動が大きいことがデメリットです。

積立投資のメリットは高値づかみを避けられ購入タイミングを気にしなくていいことや下落相場に強いことです。デメリットは短期間で大きな利益は期待しにくい点でしょう。

一括投資と積立投資はどっちのリターンが高い?
つみたてNISAで実際に採用されている「東京海上セレクション・外国株式インデックス」を使用し、2012年4月〜2022年3月のシミュレーションをした結果、一括投資のリターンが高くなりました。

株式市場は長期的には上昇する傾向があるため、一括投資が有利になりやすいでしょう。しかし投資環境の悪い時期が続くと、平均取得単価を抑えられる積立投資が有利になり、リターンが高くなることもあります。

一括購入がおすすめの人は?
資金に余裕のある人、積極的にリターンを狙いたい人、相場の動きを無視できる人におすすめです。

つみたてNISAで一括購入ができる証券会社はどこがおすすめ?
SBI証券、楽天証券、マネックス証券がおすすめです。最低100円から投資できます。ボーナス設定もできるネット証券です。

楽天証券のつみたてNISAで一括購入するやり方は?
毎月100円+ボーナス39万8,800円を設定します。買付エラーが続くと積立設定が解除されるため、毎月100円分の投資枠は残しておきましょう。

SBI証券のつみたてNISAで一括購入するやり方は?
毎月100円+ボーナス39万9,900円の設定です。買付エラーが出ても自分で解除しない限り、設定は維持されます。

國村功志
執筆・國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
甲南大学法学部を卒業。みずほ証券で個人向け投資営業に従事。その後、日本FP協会やファイナンシャルプランナー事務所などを経て独立。
現在は金融機関向けにセミナーや研修を行いながら、資産運用など個人のライフプランをテーマにWebライターとして活動。並行して動画制作事業も行っている。

■保有資格
CFP®
一種証券外務員
甲南大学法学部を卒業。みずほ証券で個人向け投資営業に従事。その後、日本FP協会やファイナンシャル・プランナー事務所などを経て独立。
現在は金融機関向けにセミナーや研修を行いながら、資産運用など個人のライフプランをテーマにWebライターとして活動。並行して動画制作事業も行っている。
■保有資格
CFP®
一種証券外務員

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