「~のほう」「~になります」「~でよろしかったでしょうか」といった言葉づかいをしたことはないでしょうか。実はこれら、“ファミコン言葉”と呼ばれている、接客のときの不適切な敬語の言い回しです。学生時代のアルバイトで知らず知らずのうちに身に付いてしまったという人が多いかもしれません。そこで今回は“ファミコン言葉”のどこがおかしいのかを解説します。

ファミコン言葉とは?

ファミレスやコンビニでの接客時に使われる特徴的な表現なので、「ファミ」と「コン」をつなげて「ファミコン言葉」と名づけられたようです。

冒頭に挙げた言葉づかいのほかにも、「~からお預かりします」「なるほどですね」といった言い回しもあります。ファミレス敬語やコンビニ敬語、またアルバイトの店員が使うことが多いためバイト敬語とも呼ばれています。

接客のアルバイトを経験したことがなくても、毎日のように足を運ぶコンビニで店員が使っている言葉が耳になじみ、無意識に自分もファミコン言葉を使っていたという人もいるかもしれませんね。正しい言葉づかいができるようになるためにも、今後はファミコン言葉に注意してみましょう!