日本を代表する港町のひとつ、神奈川県・横浜。みなとみらいでショッピングもいいけど、せっかくなら中華街で美味しい料理を食べたり、山手で洋館巡りをしたりして観光したい・・・。そんな方におすすめしたい、1泊2日で楽しめる観光モデルコースをご紹介します。
横浜ってどんなところ?
横浜は神奈川県の東部に位置する港町。オフィスや商業施設が立ち並ぶみなとみらいエリアをはじめ、潮風を感じる都市公園「山下公園」、さらに日本最大の中華街「横浜中華街」など、レジャーやグルメ、ショッピングを楽しめます。
また昭和の面影が残る馬車道(ばしゃみち)では、レンガ造りのジャックの塔「横浜市開港記念会館(よこはましかいこうきねんかいかん)」や神奈川県庁本庁舎など、レトロな建築物が残っているほか、外国人居留地の洋館が立ち並ぶ山手(やまて)では、異国情緒溢れる洋館も残っており、歴史の雰囲気を感じながら散策できます。
横浜市内はどうやってまわる?
横浜へは東海道新幹線・新横浜駅からJR横浜線で行くことが可能。約14分で横浜駅、約17分でみなとみらいへの最寄り駅・桜木町駅に到着します。また東京駅からはJR京浜東北線に乗って約45分、新宿駅からはJR湘南新宿ラインまたは東京メトロ副都心線・東急東横線、みなとみらい線に乗って約30分で最寄りの「みなとみらい駅」へアクセスできます。
横浜市内を観光するなら、桜木町駅を起点に赤レンガ倉庫や横浜中華街、港の見える丘公園、山下公園などを経由して桜木町駅へ戻る観光路線バス「あかいくつ」を利用するのがおすすめ。平日は20分ごと、土日祝日は60分ごとに運行しています。市営バスの1日乗車券「みなとぶらりチケット」を購入してから利用しましょう。
【観光スポット周遊バス「あかいくつ」の情報】
<電話番号>
045-326-3845(※観光の問い合わせは045-664-2525 横浜市コールセンター)
<運行時間>
【平日】Cルート(中華街・元町ルート):桜木町駅前10時始発~18時26分最終、16~20分間隔で運行/Mルート(みなとみらいルート):桜木町駅前10時14分始発~18時20分最終、54~72分間隔で運行
【土日祝日】Cルート(中華街・元町ルート):桜木町駅前10時始発~19時30分最終、12~15分間隔で運行/Mルート(みなとみらいルート):桜木町駅前10時10分始発~19時06分最終、56~60分間隔で運行
<料金>
【1回乗車】おとな220円、こども(1歳以上12歳未満)110円 ※ICカードはおとな216円、こども108円
【みなとぶらりチケット(みなとぶらりチケットワイド)の情報】
<電話番号>
045-664-2525(横浜市コールセンター)
<料金>
【みなとぶらりチケット】おとな500円、こども250円
【みなとぶらりチケットワイド】おとな550円、こども280円
<主な発売箇所>
地下鉄(ブルーライン)の駅、桜木町駅観光案内所、新横浜駅観光案内所など
【1日目】話題のスポットが集まる「みなとみらい」周辺を散策しよう!
旅の始まりは、みなとみらいの玄関口であるJR桜木町駅から。駅前には、横浜赤レンガ倉庫や横浜ハンマーヘッド、中華街、山下公園方面へアクセスできる観光周遊バス「あかいくつ」の乗り場があるほか、駅前から運河パークを結ぶロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ エア キャビン)」の乗り場もあります。
9:30 みなとみらいのシンボル「横浜ランドマークタワー」に登ろう!
みなとみらいに来たら一度は立ち寄りたいのが、横浜ランドマークタワー。高さ296メートル、70階建ての高層ビルで展望フロアはもちろん、ホテルやショッピングモールなどが入っています。
展望台「スカイガーデン」へは、地下1階から高速エレベーターに乗ります。69階にある展望台へは約40秒で到着。地上273メートルの展望台からは、みなとみらいのビル群や横浜ベイブリッジのほか、天気が良ければ、東京スカイツリーや富士山を見ることができます。
また「スカイガーデン」は2020年6月にリニューアル。従来の展望台とは異なり、横浜の歴史を学ぶことができます。空中散歩マップでは、床や壁に投影された横浜の観光スポットや歴史的建造物、横浜でゆかりの人物について学べます。
あわせて立ち寄りたいのが、スカイカフェ。ラムネとバニラ風味で青空と空をイメージした「スカイソフトクリーム」やラムネ風味の「スカイフロート」など、写真映えしそうなスイーツやドリンクを味わえます。
10:30 日本初の常設都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」に乗ろう!
ランドマークタワーで絶景を楽しんだところで桜木町駅に戻って、日本初の都市型ロープウェイに乗りましょう。「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ エアー キャビン)」は、桜木町駅と商業施設・横浜ワールドポーターズ直結の運河パーク駅を結ぶロープウェイ。全長約630メートルを約5分でアクセスできます。
桜木町駅から乗るのは「キャビン」と呼ばれるゴンドラ。バリアフリーに対応しているほか、空気循環も良く、冷暖房機能も完備しているので、快適な環境で空中散歩を楽しめます。
ゴンドラからは、横浜ランドマークタワーをはじめ、クイーンズスクエア横浜やよこはまコスモワールド、さらに横浜ベイブリッジといった横浜の名所を見ることが可能。夕方から夜にかけては、ライトアップした横浜の夜景も楽しめます。
約5分間の空中散歩を楽しんだところで運河パーク駅に到着。ここから、次の目的地・横浜赤レンガ倉庫へ移動します。
11:00 レトロな「横浜赤レンガ倉庫」でグルメ&ショッピングを楽しもう!
横浜の流通拠点として建てられた「横浜赤レンガ倉庫」。100年以上前に建てられた建物で1号館と2号館、ショップとカフェ、レストラン、あわせて60の店舗が立ち並んでいます。
木の温もりを感じられる雑貨を取り揃える「Hacoa DIRECT STORE」
木製デザイン雑貨を取り扱う「Hacoa DIRECT STORE(ハコア ダイレクト ストア)」。スマホケースや皿、腕時計など、おしゃれなデザインの商品を販売しています。お店限定の一品は、赤レンガやいかり、船を描いた木製のキーホルダー(各1個・税込2,750円)。大切な人へのプレゼントにおすすめです。
赤い靴をはじめとした横浜みやげのお店「横浜赤い靴本舗」
1号館の1階にあり、“レトロ横浜”をテーマに赤レンガや童謡『赤い靴』をモチーフにしたグッズやお菓子などを販売。赤い靴の女の子の刺繍を描いたトートバッグ(税込880円)や、赤い靴をイメージしたチョコレート「赤い靴」(1足・税込291円)など、かわいいデザインをしたお土産が手に入ります。
横浜港を眺めながら食事を楽しめる「bills 横浜赤レンガ倉庫」
オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills(ビルズ)」が横浜に進出!サンドウィッチやパスタ、パンケーキなど、ヘルシーな料理を味わえます。店内のほか、ガラス張りのテラス席からは横浜港を眺めることができ、週末を中心に多くの観光客で賑わっています。
主に提供するのは、定番のリコッタパンケーキ(税込1,800円)をはじめ、ポーチドエッグやサーモン、ほうれん草などを組み合わせた「フレッシュオージーブレックファスト」や、エビとルッコラのリングイーネ(税込1,700円)など。フルーツや野菜を使ったスムージーと一緒に味わってみて。