圧倒的な迫力を見せるシーギリヤ・ロックや、『天空の城ラピュタ』の世界観を感じるベンメリアなど、他では見られない圧巻の光景に出会える、アジアのおすすめ絶景スポットをご紹介します。
1.シーギリヤ・ロック(スリランカ)
スリランカ中部のマータレー州にある、古都シーギリヤ。この広大なジャングルの中で圧倒的な迫力を見せる岩山が、スリランカで最も人気のある観光地「シーギリヤロック」です。5世紀に築かれた後、1857年にイギリス人によって岩山に描かれていた壁画が発見されるまで、長い間眠り続けていた遺跡でした。
垂直に切り立った高さ約190メートルの岩山は、階段で頂上まで登ることができ、頂上には貯水施設や水路などが整備された、驚きの宮殿跡が広がります。
2.ベンメリア(カンボジア)
カンボジア随一の観光名所「アンコール・ワット」遺跡から東へ約50キロ、車で約1時間の所に位置する遺跡。ベンメリアは「花束の池」という素敵な意味を持ち、アンコール・ワットと類似点が多いことから「東のアンコール」とも呼ばれています。
遺跡の存在が明らかになった後も、約30年にも及ぶ内乱の間放置されていました。地雷の撤去が進んだ比較的近年の2001年に一般公開されるようになりましたが、修復作業はなかなか進まず、危険な箇所のみ崩した後はほぼ発見当時のままとなっています。
崩壊されたままの手付かずの遺跡ですが、ジブリ映画の『天空の城ラピュタ』の世界観を感じさせるとして、それがまたベンメリアの魅力となっています。
3.カービンリーフ(フィリピン)
フィリピン・セブ島の隣にあるネグロス島。その島の秘境「カービンリーフ」は干潮時のみ表れる幻の島です。細い三日月のような形をしていますが、時間によって形も変わります。もちろん船でしか渡ることができず、とても小さい砂の島なので一日数組の限定です。
行くのはちょっと大変な秘境中の秘境ですが、幻の島の景色は一生心に刻まれることでしょう。