アトピー性皮膚炎の治療が大きく進むかもしれない。富山大学と佐賀大学の研究グループは1月6日、アトピー性皮膚炎は皮膚組織で作られるペリオスチンが知覚神経に作用してかゆみを引き起こすとともに、阻害剤がかゆみを大幅に改善することを、アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いて見出したと発表した。
アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返すかゆみの強い湿疹を主な病変とする疾患で、ス テロイド外用薬、免疫抑制外用薬が長く治療に利用されている。また、最近では分子標的薬が登場し、治療が進歩してきている。だが、アトピー性皮膚炎の強いかゆみに対する原因は未解決でその治療薬が望まれている。
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