自分で手相を見ようとしたとき、「アレ？どっちの手で見るんだっけ？」と迷ってしまう人は多いはず。手相は基本的に両手を見て総合的に判断するのですが、過去と未来を表す手はそれぞれ別になります。しかも右利き・左利きで手相の意味が逆になるか否か、利き手を見るか利き手でない手を見るのかなどは占い師によって異なります。手相はどうやって見るのが正しいのか、さっそくご紹介していきましょう。
手相とは
手相とは、手のひらに刻まれた線やしわ、そして手のひらの肉付きなどを判断してその人の運勢や才能、現在・過去・未来を判断する占いのことです。
占いといってもタロットや星占い、易などといった類とは少し違い、高い的中率を誇っているのが手相占いなのです。どうしてこんなにも当たるのか、それは手と脳との関係にあります。
手と脳の関係
ここでは手と脳の関係について解説していきましょう。手相占いが高い的中率を誇っている背景には、手と脳の密接な関係があります。
脳の状態が手に出る
手と脳はつながっていて、脳の状態が手のひらにしわや線として現れてきます。右利きの人は左の脳で計算や読み書き、分析を行い、右の脳は記憶や想像、直感などを司っています。
脳から出る指令は交差して反対側に流れていくため、右の脳から出た指令は左手に、左の脳から出た指令は右手に送られます。左利きの人は右利きの人とは正反対になるため、右の脳で計算や読み書き、分析などを行い、左の脳では記憶や創造、直感などを処理しています。
このことから、思考の状態が手のひらに影響を及ぼすと言えるでしょう。もっと簡単に言えば、ポジティブな考え方をする人は手相も前向きで良い線が出やすくなり、ネガティブな考え方をするクセのついている人は手相にもそうした傾向が表れやすくなります。
ネガティブな思考をしやすいと手相に表れている人は、ポジティブな思考法を身につけてみると良いでしょう。
手相の過去・未来は利き手で変わる？左利きは右利きと見方が違う？
手相で利き手を重視するか否かは流派によって異なる
手相を見るにあたって、どちらの手をどういう風に見ればよいのかわからないという人は多いはず。これは占い師の流派によっても意見が分かれるところなので、素人である私たちが迷うのも当然と言えるでしょう。利き手の逆を見る人や、利き手よりも親指が下になった方の手を見る人もいます。
利き手によって手相の見方や左利きと右利きは意味が逆になることも
右利きの人の場合
まずは右利きの人について説明していきます。右利きの人の場合、右手はあなたの現在の姿や過去の努力の結果を知ることができます。これまでのあなたの成長によって会得した能力を表したり、周りの人から見たあなたを表しますよ。
そのため、右手に良い線がたくさんある場合には、それだけ多くの努力を重ねてきたということになります。また、右手は未来のことも現れるので、良い手相だと豊かな未来が待っていることを表します。
そして左手は本来生まれ持った運勢を表します。先天的な能力や本質、内面についても知ることができますよ。左手が良い手相の人は、もともと才能に恵まれていて性格的にも良く人気者になれる素質があることを示しています。
もともと能力が高い人なので、少し努力をすればすぐに実を結んだり手ごたえを感じることができるはず。短期間で一気にモノにすることもできるでしょう。「自分には何の才能もない…」なんて考えている人は左手をよく見てみてください。大きな可能性が刻まれているかもしれませんよ。
左利きの人の場合
左利きの人は右利きの人と反対になります。右手は生まれ持った才能や素質、運勢を表し、左手は現在のあなたの姿や過去の努力、周りから見た表面的なあなたを表します。
現在や未来について知りたいと考えているなら、左手をよく観察しましょう。スターやフィッシュなどの手相紋が急に現れるかもしれませんし、不摂生を続けていると生命線に変化が出てくる可能性がありますよ。
そして右手にはその人の生まれ持った運命や才能、本質などが現れます。もし右手の手相が悪くても、後天的な努力は左手に出るので大丈夫。必ず生まれ持った運命に引っ張られるわけではなく、本人の努力次第で変わる可能性は十分にありますよ。
対人運は利き手とは逆側をチェック
もし人との対人関係やコミュニケーションの取り方について知りたいと思うなら、先天的な状態が刻まれているほうの手を見ます。右利きの人は左手、左利きの人は右手ということになりますね。
「昔から自己ＰＲが苦手で…」「人との付き合いが億劫で…」という人は利き手とは逆の手相を見てみてください。そうした傾向がきっと手の平にも出ているはずですよ。
自分の弱点を知って改善の努力をすることで、今度は利き手側の手相が良くなっていきます。「やっぱりそういう性格なんだ…」と諦めず、自分を変える努力を粘り強く続けることが大切です。
先天・後天って何？
先ほどから『先天的』『後天的』といった言葉を使っているので、それについても解説しておきましょう。『先天的』とは生まれつき備わっているもののことを言います。同じ環境で育った兄弟でも性格は一人一人違いますよね。これは先天的な性格を持って生まれてきているからなんです。
また、作業ややり方を少し教えてもらっただけでコツを掴んだり、ぐんぐんと上達していく人がいますが、それはそうした才能を先天的に持っている可能性が高くなります。そして『後天的』とはその人自身が経験したことから会得した技術や技などのことを言います。
例えば、もともと何をしても長続きしなかった人が熱中できることを見つけ、失敗してもチャレンジし続けることで粘り強さを獲得したとします。この場合、粘り強さは後天的なもので経験から学んだことになります。
手相の利き手で意味が変わらない場合の見方・意味
利き手に関係なく左手を中心に手相を見ていく占い師の分析では、左手は先天的で生まれ持った才能や性格、潜在意識を読み取ります。右手は後天的で現在や未来、努力して開花した才能などを読み取ります。
そのほかの判断方法
両手を組んで判断
まずは何も考えずに手を組んでみてください。このとき、親指が下に来ているほうの手を『積極的な手』とし、親指が上に来ている手を『消極的な手』とします。積極的な手には現在や未来が刻まれていて、『消極的な手』にはその人の生まれ持った運勢や性格、才能などが刻まれています。
手の組み方からは性格や心理・適職などを読み解くこともできます。
性別で判断
性別によってどちらの手で見るのかを判断する方法もあります。女性なら右手は未来の運勢を表し、左手が過去を表します。男性であればこれが逆になり、右手が未来を表し左手が過去を表していると判断します。
ちなみにこの判断方法は占い師として有名な新宿の母が採用している判断方法です。どの見方が良いのか迷っているなら、長年の実績を積んでいる新宿の母と同じ方法をとるというのもアリかも。
