松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券とSBI証券を比較した結果、松井証券はNISAのつみたて投資枠の商品数は223本と、SBI証券(219本)よりも多く、また仕組みの難しい商品は取り扱わない等、初心者に向いている証券会社だということがわかりました。

一方で国内株式手数料に関しては、松井証券が「25歳以下無料、26歳以上50万円まで無料、100万円まで1,110円」と段階的に無料になるのに比べ、SBI証券は条件を満たせば一律0円です。大きい金額の取引を考えているならSBI証券が向いていると言えるでしょう。

この記事で分かること
  • 松井証券は初心者に優しく、シンプルさを重視した証券会社
  • SBI証券は豊富な商品を低コストで提供している証券会社
  • 松井証券は外国株の取り扱いが米国のみである点や、債券の取り扱いがないなど、商品の充実度ではSBI証券にやや劣る
  • SBI証券は商品数や情報量が多すぎて初心者には難しく感じる面も
  • 投資初心者深夜に取引を行う人は松井証券がおすすめ
  • 幅広い選択肢から投資先を選びたい人や、IPOに興味がある人にはSBI証券がおすすめ

・【口座数】松井証券:151万口座、SBIグループ:1,169万口座(いずれも2023年末)
・【手数料(国内株式)】松井証券25歳以下無料、26歳以上50万円まで無料、100万円まで1,110円、SBI証券:0円
・【NISA成長投資枠(投資信託)】松井証券:1,062本、SBI証券:1,167本
・【NISAつみたて投資枠】松井証券:223本、SBI証券:219本
・【iDeCo】松井証券:40本、SBI証券(セレクトプラン):38本
・【商品数】松井証券:外国株式△債券×、SBI証券:すべて○
・【米国株】松井証券:約3,600銘柄、SBI証券:5,300銘柄超
・【IPO実績(2023年)】松井証券:70本、SBI証券:91本
・【ポイント制度】松井証券:松井証券ポイント(PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードに交換可)、SBI証券:Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントから選択可
・【アプリ・ツールの機能】松井証券:松井証券日本株アプリなど、SBI証券:SBI証券株アプリなど

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松井証券とSBI証券の違いとは

松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=fuelle編集部)

松井証券とSBI証券はどちらも人気のあるネット証券ですが、それぞれ特徴があります。まずは以下の表で、主な10項目を比較してみましょう。

松井証券 SBI証券
手数料
50万円まで0円
NISA成長投資枠
の取り扱い
NISAつみたて
投資枠の取り扱い

(223本)

(219本)
iDeCo
(40本)

(38本)
商品数
米国株
(約3,600銘柄)

(5,300銘柄超)
IPO
(70社)

(91社)
各種ポイント
(松井証券ポイント)

(Tポイント、Vポイント、
dポイント、PayPayポイントなど)
専用アプリ
キャンペーン
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※出典:松井証券SBI証券の公式サイトをもとに筆者作成(2024年3月現在)

松井証券の特徴は、投資初心者にわかりやすいことです。取り扱い商品の豊富さではSBI証券に及びませんが、投資初心者向けの情報が充実している上、株取引の判断を電話で相談できるなど、初めて投資を行う人でも安心です。

また、仕組みの難しい投資信託をあえて取り扱わないなど、商品ラインアップにもこだわりがあります。

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それに対してSBI証券の特徴は、豊富な商品を低コストで提供していることといえます。取り扱う金融商品の数は質・量ともに業界トップクラスで、手数料も最低水準です。

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2社の特徴は、ホームページにも表れています。

松井証券のトップページは、スペースを多くとり、取り扱い商品やサポートにアクセスしやすい作りになっているのに対し、SBI証券は株価情報や投資情報、レポートなど中級者向けの情報が細かく表示されています。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

記事の後半では各項目を徹底比較するので、そちらもチェックしてください。

\松井証券とSBI証券どちらがおすすめ/
松井証券とSBI証券を徹底比較
(記事内該当箇所に遷移します)

松井証券とSBI証券のメリットを比較

1.松井証券,SBI証券,比較
(画像=bananan /stock.adobe.com)

松井証券とSBI証券の主なメリットを比べてみましょう。

松井証券 SBI証券
メリット ① 仕組みが難しい投資信託は取り扱わない
② 専用アプリやツールが無料で使える
③ 手数料が安く、無料でできる取引も多い
④ 初心者向けの情報を多く提供している
⑤ サポート体制が充実
⑥  夜間取引(PTS取引)が翌日2時まで可能
⑦  投信残高ポイントサービスが最大1%で、
業界最高水準
① IPO取扱銘柄数が証券業界トップクラス
② さまざまなポイントを選べる
③ 手数料が業界最低水準
④ 幅広い外国商品に投資できる
⑤ iDeCoやNISAの取り扱い商品が豊富
⑥ スマホ専用、パソコン専用のアプリも充実している
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松井証券のメリット

(画像=松井証券公式ページより引用)

松井証券は、1918年に創業した老舗の証券会社です。他の人気証券会社はほとんどが大手グループの系列会社ですが、松井証券は独立系の証券会社として100年以上の歴史があります。松井証券の人気の理由として、顧客の使いやすさを重視していることと、ニーズをいち早くキャッチして実現してきたことが挙げられるでしょう。

老舗だからといって古い方法にこだわるのではなく、利便性を追求したアプリや業界初の革新的なサービスを次々と提供しています。

\初心者でも使いやすい!/
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松井証券のメリット① 仕組みが難しい投資信託は取り扱わない

松井証券は「お客様本位の業務運営を実現するための方針」の中で、「商品の仕組みが複雑な投資信託は取り扱わない」ことを明記しています。

投資信託の取り扱い本数は1,845本(2024年2月20日現在)と、SBI証券(2,574本)の7割程度です。ただし、これは松井証券が投資信託に力を入れていないからではなく、上記のこだわりがあるからです。

実際、デリバティブ運用が組み込まれている通貨選択型投資信託やカバードコール型投資信託などは、プロでも理解が難しい商品であるため、投資に慣れていない人がよくわからずに購入すると思わぬ損失を招く恐れもあります。

こうした難解な投資信託が除外されていることは、逆に投資初心者には安心かもしれません。

金融庁が「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」に厳選しているNISAのつみたて投資枠の取り扱い数は、松井証券が223本となっており、SBI証券の219本を上回っています。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

\初心者でも選びやすい/

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松井証券のメリット② 専用アプリやツールが無料で使える

松井証券は、投資情報の提供や取引のためのアプリ・ツールが充実しています。

例えば「QUICKリサーチネット」では、個別銘柄をはじめ国内の経済・マーケット状況、海外マーケットのレポート・情報を表示する「レポート総合」や、独自取材による「株主優待情報」、人気サービスや企業が開発した新商品を取材しトレンド追跡と情報発信を行う「とれんど選隊」などの情報に、トップページからすぐにアクセスできます。

また「株touch」を活用すれば、スマートフォンだけで投資情報の収集から株式取引、先物・オプション取引まで行うことができます。スマホ専用に開発されたアプリなのでワンタップで注文できるなど、利便性も高いです。もちろんiPhone、Androidどちらにも対応しています。

松井証券のメリット③ 手数料が安く、無料でできる取引も多い

松井証券の取引手数料は全体的に安く、利用者にわかりやすい手数料体系になっています。

例えば現物株式の取引では50万円以下の取引手数料は無料です。他の証券会社では複数の手数料コースがあるところもありますが、松井証券はシンプルなボックスレートのみを採用しています。

無料でできる取引も多く 、上記の50万円以下の現物株式のほか、IPOや投資信託、米ドルMMF、FXの手数料も0円です。さらにNISAやつみたてNISAでは、すべての商品を手数料無料で購入できます。

\50万円以下の取引手数料無料/
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松井証券のメリット④ 初心者向けの情報を多く提供している

松井証券では、パソコンで利用できる「マーケットラボ」により、最新の株価情報や会社四季報、企業情報のほか、売買動向、業績予想、優待情報などをすべて無料で見ることができます。また、プロのアナリストが解説するマーケット動向などの動画も無料視聴が可能です。

4.松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=松井証券より引用)

こうした株価の見通しやマーケット動向などの情報は他のネット証券でも提供しているところがあります。しかし松井証券が他社と異なるのは、投資初心者に役立つ情報を豊富に提供している点です。

5.松井証券とSBI証券を比較解説
(画像=松井証券より引用)

例えば、「はじめての株式投資」「はじめての米国株」「はじめてのNISA」などのように、投資初心者のために商品や制度ごとの基礎知識や魅力などをわかりやすく解説している動画があります。

また、「失敗しない投資の基本」「〇〇先生が教えるはじめてのFX」など、ファイナンシャル・プランナーやトレーダーが投資の基礎について解説している動画があるのも松井証券ならではの特徴です。

\初心者向けツールも充実/
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松井証券のメリット⑤ サポート体制が充実

顧客本位の松井証券らしく、サポート体制も充実しています。Webサイトは見やすく、さまざまな方法で問い合わせが可能です。

【チャットでのサポート】
松井証券のチャットサポートは、無人(AI)と有人を選べます。

無人(AI)チャットでは主に個人情報を伴わない一般的な内容に対応し、有人チャットでは次の内容の質問を受け付けています。

・松井証券口座開設方法
・松井証券取扱商品やサービスの概要説明

【電話でのサポート】
「松井証券顧客サポート」では、証券投資に関することからパソコンの操作方法まで、さまざまな質問に対応しています。なお、第三者機関HDI-Japan(ヘルプデスク)主催の2023年度問い合わせ窓口格付け(証券業界)では、松井証券は13年連続で三つ星を獲得しています。

【株の取引相談窓口】
日本株や米国株の取引の際、銘柄の探し方や売買の材料探し、取引のタイミングなどを専門の相談員に相談できるサービスです。

投資初心者の中には、誰かに直接相談できる窓口があったほうが安心と思う人も多いのではないでしょうか。しかし多くのネット証券には、窓口は設けられていません。

松井証券はネット証券でありながら、相談員とコミュニケーションを取りながら運用方針などを決められます。これは顧客本位の松井証券ならではのサービスといえるでしょう。

また、パソコンに詳しくない人にとってありがたいのが、「リモートサポート」というサービスです。

2.松井証券,SBI証券,比較
(画像=松井証券HPより引用)

これは、オペレーターがインターネットを通じて顧客の画面を見ながら操作方法などを説明するサービスです。同じ画面を見ながら説明を受けられるので、より詳しく理解できるでしょう。

\サポート体制が充実!/
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松井証券のメリット⑥ 夜間取引(PTS取引)が翌日2時まで可能

通常、日本の株式市場での取引は前場の9:00〜11:30と後場の12:30〜15:00ですが、松井証券の夜間取引(PTS取引)では26:00(深夜2時)まで日本株の売買ができます。

PTSとは?
東京証券取引所など、通常の株式売買が行われる取引所とは別に設けられた私設取引所で行われる取引のことです。

松井証券のPTS取引時間は、デイタイム・セッション(8:20~15:30)とナイトタイム・セッション(17:00~26:00)です。(※)ナイトタイム・セッション(夜間取引)では、企業の決算発表や海外市場の動向、ニュースを見ながら日本株式の売買が可能です。日中は忙しい方にもリアルタイムのお取引ができるメリットがあります。
現物取引のみ。信用取引は東証の取引時間中のみが対象です。
出典:松井証券『PTS 概要・魅力』

会社員の場合、通常の取引時間中は勤務時間と重なっているケースが多く、株式投資を始めたくても時間的に難しいこともあるでしょう。松井証券では翌日深夜2時まで取引可能なので、帰宅した後でも余裕を持って取引を行えます。

\深夜も取引できる/
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松井証券のメリット⑦ 投信残高ポイントサービスが最大1%で、業界最高水準

松井証券では、取り扱っているすべての投資信託について、「投信残高ポイントサービス」を提供しています。保有する商品の種類と保有金額に応じて、松井証券ポイントが還元されます。

ポイント還元数は、全保有銘柄について以下の計算を行い、合計した金額で算出されます。

<ポイント還元の計算式>
月間平均保有金額×各投資信託のポイント還元率÷12

ポイント還元率は投資信託によって変わります。銘柄によっては最大1%の還元率のものもあります。

【ポイント還元率が1%の対象銘柄】
・J.エクイティ
・日興・DWS・ニュー・リソース・ファンド
・みずほ好配当日本株オープン(ノーロード)

なお、SBI証券のポイント還元率は最大0.25%です。松井証券の還元率は業界最高水準です。

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松井証券の会社概要

会社名 松井証券株式会社
創業 1918年5月
設立 1931年3月
代表者 代表取締役社長 和里田 聰
本社所在地 東京都千代田区麹町一丁目4番地
資本金 11,945百万円

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SBI証券のメリット

(画像=SBI証券公式ページより引用)

SBI証券はSBIホールディングス傘下の証券会社で、インターネット証券としては業界最大手です。SBI証券の特徴は、商品の網羅性と手数料の安さ。株式、投資信託、外国株、先物・オプションなど、とにかく取り扱っている商品が豊富で、手数料の安さも常に業界で1位、2位を争っています。

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SBI証券のメリット① IPO取扱銘柄数が証券業界トップクラス

SBI証券はほとんどの金融商品で取り扱い数が業界トップクラスですが、中でも注目すべきはIPO(新規公開株)の取り扱いがダントツに多いことです。

SBI証券は、2023年に新規上場した企業96社のうち、約95%にあたる91社ものIPO銘柄を取り扱っています。2位の松井証券が70社なので、いかにSBI証券の取り扱い数が突出しているかわかります。

IPOとは
Initial Public Offeringの略で、株式の新規上場を指します。IPOでは証券会社が上場前に当該株式を顧客に販売します。人気が高く、多くは抽選が行われることが特徴です。当選者は上場前に株式を購入でき、上場後に取引所で売買できます。

購入できる証券会社はいくつかありますが、すべての証券会社が新規上場企業の全株式を取り扱えるわけではありません。その点で、約95%のカバー率を誇るSBI証券はIPO投資に強い証券会社といえるでしょう。

\IPOに強い!/

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SBI証券のメリット② さまざまなポイントを選べる

SBI証券では、国内株式の取引や投資信託の保有、FX取引などの取引のほか、新規口座開設や友達紹介でポイントを貯められます。

また、メインで貯めるポイントを「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の5種類から選べるのも大きな特徴です。

ポイントサービスによってポイントが貯まる取引が異なる
Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント
国内株式手数料
マイレージ
投資信託の保有
SBIラップの
おまかせ運用
金・銀・
プラチナの購入
FX取引
お友達紹介 × × × ×
新規口座開設
Vポイントアップ
プログラム

さらに、貯まったポイントは、国内株式や投資信託の購入にも利用できます。

国内株式や投資信託に利用できるポイントサービスス
Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイル PayPayポイント
国内株式の購入 × × × ×
投資信託の購入 × × ×

上の表のようにdポイントやJALのマイル、PayPayポイントは、SBI証券での商品の購入には使えません。しかしこれらは通常のポイントとして日常生活で活用できるため、損することはないでしょう。

【SBI証券はクレカ積立でクレジットカードのポイントも貯められる】
SBI証券では三井住友カードが発行するクレジットカードによる投資信託の積立でも、ポイントを貯められます。

投資信託の毎月の購入金額(100円〜5万円)を設定すれば、カードの種類に応じて購入金額の0.5%〜5.0%のポイントが貯まっていきます。ポイントの種類はVポイントのみですが、NISAの成長投資枠やつみたて投資枠にも対応しています。

自分が普段よく使うポイントが選べ、さらに投資信託のクレジットカードで積み立てでも貯められる点は、SBI証券の大きなメリットです。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

\クレカ積立でもポイントゲット!/

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SBI証券のメリット③ 手数料が業界最低水準

SBI証券は、もともと取引にかかる手数料が業界トップクラスに安い証券会社でしたが、2023年9月30日から始まった手数料「ゼロ革命」で、取引手数料がさらに安くなりました。

SBI証券 ゼロ革命の特徴
  • 国内株式の売買手数料が0円
  • NISAにおける米国株式と海外ETFの売買手数料が0円
  • 米ドルと円の為替手数料が0円

ゼロ革命の特徴の1つ目は、国内株式の売買手数料が約定金額にかかわらず0円になったことです。現物取引だけでなく、信用取引やS株(SBI証券の単元未満株)の売買も対象です。

2つ目の特徴は、NISAの取引で、米国株式と海外ETFの売買手数料が0円になったことです(NISA口座以外の特定口座や一般口座では手数料がかかることがあります)。

3つ目は、2023年12月1日から、米ドルと円の為替手数料が0円になったことです。これまで米国株式米国債、米ドル建などの米ドル資産を買ってみたかったものの、為替コストが気になって挑戦できなかったという人にはメリットがあるでしょう。

SBI証券では日本円から米ドル、米ドルから日本円どちらの取引でも手数料が0円です。

ただし、これら手数料の優遇を受けるには、「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」といった取引報告書や各種交付書面を、すべて郵送から電子交付に切り替える必要があります。

国内株式売買手数料0円!/
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SBI証券のメリット④ 幅広い外国株式に投資できる

SBI証券では9ヵ国もの外国株式を取り扱っています。外国株式の取り扱い国数は、主要ネット証券の中でSBI証券がNo.1です。

具体的にはアメリカや中国、ロシアといった人気の高い国の他、韓国やベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなど、アセアン地域の国もあります。

アップルやアリババなどの外国株式へのニーズが高まっていますが、証券口座を開設している証券会社が外国株式を取り扱っていなければ買うことができません。

外国株式を取り扱っている証券会社でもアメリカ株のみ、アメリカ株と中国株のみなど、取り扱いがそれほど多くないところが多いのですが、SBI証券なら豊富な選択肢の中から選べますね。

\外国株式も豊富!/

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SBI証券のメリット⑤ iDeCoやNISAの取り扱い商品も豊富

iDeCoや新NISAをきっかけに、投資を始めてみようと思っている人も多いのではないでしょうか。

iDeCoやNISAのつみたて投資枠は、少額から始めて税制優遇を受けながら資産形成ができる制度です。この2つは商品の数が限られており、証券会社によって扱っている銘柄が異なります。

しかし、その中でSBI証券のラインアップは業界トップクラスです。そのため、これらの制度を利用した場合でも、納得できる商品を選べるでしょう。

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【iDeCoとは】
年金制度の一種です。国民年金や厚生年金保険などすべての国民が加入しなければならない「公的年金」に対し、iDeCoは自分で加入するかどうかを選べる「私的年金」です。

掛金、運用益、給付を受け取るときに、税制の優遇を受けられます。

○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置が講じられています。
出典:国民年金基金連合会 『iDeCoってなに?』

【NISAとは】
NISAは、NISA口座(非課税口座)内で購入した株式や投資信託から得た利益が非課税になる(=税金がかからない)制度です。

通常金融商品に投資した場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。しかしNISA口座では約20%の税金がかからないため、利益がそのまま手元に残ります。

例えば投資の利益が20万円の場合、通常は税金として約4万円徴収されます。一方でNISA口座の場合非課税なので、利益の20万円がそのまま手元に残るのです。

NISAには成長投資枠とつみたて投資枠があります。違いは、「年間投資枠」「投資方法」「投資対象商品」の3点です。

成長投資枠は年間240万円まで投資でき、積立購入することもスポット(一括)購入することもできます。購入できる商品は上場株式や投資信託など、幅広いのが特徴です。

一方、つみたて投資枠の年間投資枠は120万円で、投資方法は積立のみです。投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」となっています。選択肢は限定的ですが、投資初心者でも安心して投資できるラインアップといえます。

なお、NISA口座で保有できる限度額(非課税保有限度額)は1,800万円(うち、成長投資枠は1,200万円)までです。

出典:金融庁『NISAとは』

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SBI証券のメリット⑥ スマホ専用、パソコン専用のツールが充実している

「空き時間に投資を気軽に行いたい」という人もいるでしょう。SBI証券では、便利な機能を備えたスマホアプリを利用できます。銘柄検索機能が使いやすいので、初心者でも安心して使えるでしょう。国内株式や投資信託、iDeCoは、スマホサイトから注文することもできます。

パソコン用としては、スマホアプリと異なる「HYPER SBI」という専用のトレーディングツールがあります。

3.松井証券,SBI証券,比較
(画像=SBI証券HPより引用)

ワンクリックで注文ができるので、数秒を争うトレーダーは快適に取引できるでしょう。直感的な操作と上級者が求める機能が両立したツールです。

SBI証券の会社概要
会社名 株式会社SBI証券
代表者 代表取締役会長 北尾 吉孝
本店 東京都港区六本木1-6-1
資本金 483億2,313万円
決算期 3月

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松井証券とSBI証券のデメリットを比較

4.松井証券,SBI証券,比較
(画像=Dzmitry /stock.adobe.com)
松井証券 SBI証券
デメリット ①取り扱い商品数が少ない
②IPO銘柄数は多くない
③大口の取引では手数料が割高になることがある
④ツールの種類が多くてわかりづらい
①商品数が多すぎて選ぶのが大変
②投資初心者には情報が多すぎる可能性あり
③スマホアプリが若干不便
④セキュリティ面に不安が残ることも
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松井証券のデメリット

松井証券のデメリット①取り扱い商品数が少ない

松井証券は、SBI証券や楽天証券などのネット証券最大手と比べると商品の充実度という点では若干劣っています。

例えばSBI証券では、松井証券にはない「国内・海外債券」「米国以外に8カ国の外国株式」「金・銀・プラチナ」の売買が可能です。

ただし、劣るとはいえ松井証券の取り扱い商品は「日本株」「米国株」「投資信託」「FX」「先物・オプション」と、必要十分なラインアップではあります。

また、松井証券は顧客のニーズに合わせてサービスを拡大してきた証券会社です。

例えば、IPO(新規公開株)の取り扱いは2018年はわずか9本でしたが、2023年は70本とSBI証券に次ぐ銘柄数まで増えています。

米国株の取り扱いを開始したのは2022年2月で、まだ歴史は浅いですが、取り扱い銘柄数はすでに約3,600銘柄(2023年12月14日時点)にのぼります。ネット証券でもトップクラスの数に増えています。

したがって松井証券では、今後も顧客のニーズに応じて取り扱い商品が増える可能性は十分にあるでしょう。

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松井証券のデメリット② IPOの割当数は多くない

松井証券のIPOの割当数は多くありません。主幹事証券になっていないからです。

企業がIPOをする際にサポートを行う証券会社は「幹事証券」と呼ばれます。その中でも中心的な役割を担うのが「主幹事証券」です。

売り出されるIPO株は、幹事証券にも割り当てられますが、割合としては主幹事証券が圧倒的に多くなります。

松井証券ははIPOの取り扱い本数を急速に伸ばし、2023年には70銘柄のIPOの取り扱いがあります。しかし主幹事となった会社はないため、割当数はそれほど多くないのです。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー、ライツワードFP事務所

松井証券のIPO取り扱い本数の推移
2023年 70本
2022年 55本
2021年 56本
2020年 18本
2019年 21本
2018年 9本

IPOとは
上場していない企業が証券市場に新たに株式を上場することで、新規公開株とも呼ばれます。新規公開される銘柄は市場での注目度が高く、上場後に値上がりを期待して買い付ける投資家も少なくありません。

\IPO本数増加中!/

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松井証券のデメリット③ 大口の取引では手数料が割高になることがある

松井証券は、SBI証券や楽天証券と比べると手数料の面では見劣りしてしまいます。

SBI証券と楽天証券は、国内株式の取引手数料が0円のコースを提供しています。一方松井証券では0円になるのは、25歳以下と1日の約定代金50万円までの人限定です。

松井証券の国内現物取引の手数料(26歳以上)
1日の約定代金合計金額 金額
50万円まで 0円
100万円まで 1,100円
200万円まで 2,200円
・・・ 100万円増えるごとに1,100円加算
1億円超 11万円(最大)

ただし上記の手数料は、他のネット証券と比べて極端に高いというわけではありません。手数料が割高になるのはあくまで取引金額が大きい場合に限ります。

数十万円の取引を1ヵ月に数回行う程度であれば、気にするほどのデメリットではないでしょう。

松井証券のデメリット④ ツールの種類が多くてわかりづらい

松井証券には豊富なツールやアプリがありますが、「それぞれが独立しているので使いにくい」と感じる人もいるかもいれません。

例えば、スマホ用アプリであれば株式取引に対応した「株アプリ」、株式取引や先物・オプション取引に対応した「株touch」、投資信託の投資提案から購入、運用のメンテナンスまでを盛り込んだ「投信アプリ」などがあります。

特定の取引だけを中心に行う人にとっては便利ですが、幅広い商品を取引したい人にとってはかえって複雑かもしれません。

パソコン用のツールに関しても、株価ボードやチャートツール、情報収集用ツール、注文用ツールなど、個々のツールはとても優れていますが、それぞれを確認しながら取引を行うことになります。できるだけ早く注文したい人にはわずらわしいかもしれません。

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SBI証券のデメリット

SBI証券のデメリット
  • ①商品数が多すぎて選ぶのが大変
  • ②投資初心者には情報が多すぎる可能性あり
  • ③スマホアプリが若干不便
  • ④セキュリティ面に不安が残ることも

SBI証券のデメリット① 商品数が多すぎて選ぶのが大変

SBI証券は取り扱い商品が多すぎるため、人によっては選ぶのが大変と感じるかもしれません。

特に初心者や、投資はNISAだけと決めている人などにとっては、かえって商品選びが困難になるおそれがあります。

例えば家電製品を選ぶ時、大きなビルの1階から5階まであらゆる家電が揃っている家電量販店よりも、ワンフロアに売れ筋の家電を中心に揃えている店のほうが選びやすいのではないでしょうか。

実際にSBI証券のホームページでは、トップページに「国内株式」「外国株式・海外ETF」「投信」「債券」「FX」「先物・オプション」といった取り扱い商品名が所狭しと表示されています。それらをクリックするとそれぞれ業界でトップクラスの取り扱い商品数から選べます。

選択肢が多いことはよいことですが、利用する際はそれに見合う知識が求められます。特に投資初心者にとっては多すぎる選択肢はデメリットとなる可能性がありますね。

SBI証券のデメリット② 投資初心者には情報が多すぎる可能性あり

取り扱い商品の種類や数が多いと、それに比例して商品の説明も多くなります。加えて、利用者の投資判断に役立つレポートなどもさまざまな種類があります。

あらゆる商品の情報を提供している分、各レポートではどうしても初心者向けの記述が割愛される傾向があります。そのためSBI証券では、松井証券などと比べると専門用語が多い印象です。この点は投資初心者にとってはデメリットといえます。

例えばある情報を得たい時に、情報を網羅的に載せている本と、重要な項目に絞って書いてある本があった場合、初心者は後者を手に取る人が多いでしょう。

ただし、これも取り扱う商品が決まっていて、その商品について基本的な知識がある人や、特にレポート類などを参考にする予定がなければ、大きなデメリットにはならないでしょう。

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SBI証券のデメリット③ スマホアプリが若干不便

SBI証券はアプリの種類も多く、スマートフォン向けのアプリには

・株アプリ
・かんたん積立アプリ
・米国株アプリ
・HYPER FXアプリ
・HYPER 先物・オプションアプリ
・取引所CFDアプリ
の6つがあります。

上記のスマホアプリに対応している商品をすべて取引したい場合は、6種類を使い分けなければなりません。 楽天証券などでは国内株と外国株は1つのアプリ内で取引できますが、SBI証券では別になっています。

この点を不便と思い、デメリットと感じる人もいるでしょう。

ただしこれも好みの問題であり、そもそも日本株式しか取引しない人にとってはデメリットではありません。また、ポートフォリオでは国内株と海外株などを含めて自分の資産状況を確認できるので、不便さはないでしょう。

SBI証券のデメリット④ セキュリティ面に不安が残ることも

ネット証券では、暗号化通信などによって個人情報漏洩やハッキングなどに備えていますが、セキュリティが完全であるとはいえません。

証券会社側だけでなく利用する個人のほうでもIDやパスワードなどをしっかり管理しなければなりませんし、フィッシングサイトなどの被害に遭わないための対策も必要です。

これはSBI証券に限ったデメリットではありませんが、ネット証券最大手であるため、情報漏洩などの問題が起こると注目を浴びるでしょう。

最近では、2020年9月にSBI証券から約1億円の顧客資金が流出したというニュースが報じられました。顧客数が多い分被害額も大きくなりやすいため、大きなニュースになりやすいといえます。

出典:日本経済新聞「SBI証券、顧客資金9864万円が流出 偽口座に送金」(2020年9月16日)

今後もこのような事件が起こる可能性があるので、個人でできるセキュリティ対策はしっかり行っておくべきです。

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松井証券 対 SBI証券! 11の項目ごとに徹底比較

松井証券とSBI証券を項目ごとに比較してみます。一覧にして比較してみると、それぞれの特徴をつかみやすくなるでしょう。

  • 【口座数】松井証券:135万口座、SBIグループ:726万口座
  • 【手数料】松井証券26歳以上100万円まで:1,110円、SBI証券アクティブプラン:0円
  • 【一般NISA】松井証券:1,552本、SBI証券:2,682本
  • 【つみたてNISA】松井証券:170本、SBI証券:175本
  • 【iDeCo】松井証券:40本、SBI証券:41本
  • 【商品数】松井証券:海外株式△債券×、SBI証券:すべて○
  • 【米国株】松井証券:取扱なし、SBI証券:4,515本
  • 【IPO実績】松井証券:31本、SBI証券:82本
  • 【ポイント制度】松井証券:松井証券ポイント(Amazonギフト券・dポイント)、SBI証券:Tポイント
  • 【アプリ・ツールの機能】松井証券:松井証券株アプリなど、SBI証券:SBI証券株アプリなど

自分の重視したい項目で、どちらがより有利か?比較結果は、両社で迷っている人の判断材料になるはずです。

松井証券とSBI証券の比較:口座数 ——SBIグループが圧勝

「多くの人が使っている証券会社のほうが安心」という人は、その証券会社で開設されている口座数が気になるでしょう。

松井証券:135万口座(2021年6月末)
SBIグループ:726万口座(2021年6月末)

※SBIグループの口座数はSBI証券のほか、SBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券の口座数を含みます。

口座開設数を比較すると、SBIグループが松井証券を圧倒しています。

SBIの726万口座はネット証券だけでなく、野村証券やSMBC日興証券などの大手証券を含めた証券業界全体でもNo.1です。

なお松井証券の口座数はSBIグループには遠く及びませんが、2020年からは毎月コンスタントに5,000〜1万口座ずつ増やしています。主要ネット証券ではSBI証券楽天証券マネックス証券に次いで第4位です。

【比較結果】
どちらも多くの人に支持されている証券会社ですが、より人気の高いのはSBI証券といえるでしょう。

\国内口座開設数No1!/
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松井証券とSBI証券の比較:手数料 ——SBI証券のほうが安い

松井証券の国内株式現物取引手数料のプランは、1日の約定代金の合計金額によって決まる「ボックスレート」のみです。

SBI証券では「アクティブプラン」がボックスレートに当たるので、このプランで松井証券と比較してみましょう。

国内現物株式1日の約定代金合計金額
50万円まで 100万円まで 200万円まで 300万円まで 以降100万円ごと
松井証券 26歳以上 0円 1,100円 2,200円 3,300円 +1,100円
(上限11万円)
25歳以下 無料
国内現物株式1日の約定代金合計金額
50万円まで 100万円まで 200万円まで 300万円まで 以降100万円ご
SBI証券
(アクティブプラン)
0円 0円 1,238円 1,691円 +295円

26歳以上の手数料を比較すると、 松井証券が1日の約定代金の合計額が50万円まで無料であるのに対し、SBI証券は100万円まで無料です。また、取引金額が大きくなるにつれてSBI証券の方が安いことがわかります。

松井証券では、25歳以下の人の手数料は無料です。ただし、SBI証券でも25歳以下の人の現物取引の手数料が翌月証券口座にキャッシュバックされる「25歳以下現物手数料実質0円プログラム」を行っているため、こちらも実質的な手数料は無料といえるでしょう。

\100万円以下の手数料が無料!/
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【高額取引ならSBI証券のスタンダードプラン】
SBI証券にはアクティブプランの他に、スタンダードプランという「取引のたびに手数料が発生するプラン」もあります。SBI証券のスタンダードプランでは、3,000万円超の約定代金の手数料は一律1,070円です。

大きな金額の取引をする人は、スタンダードプランを利用するのがいいでしょう。

1注文の約定代金
5万円まで 10万円まで 20万円まで 50万円まで 100万円まで 150万円まで 3,000万円まで 3,000万円超
SBI証券
(スタンダードプラン)
55円 99円 115円 275円 535円 640円 1,013円 1,070円
【比較結果】
松井証券は、手数料プランを1本化してわかりやすさを重視しています。「1回の取引金額が50万円未満で、取引は月に数回」という人は、どちらでもよいでしょう。しかし、1回の取引金額がそれ以上になると、手数料はSBI証券のほうがお得です。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

\手数料が安い!/
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松井証券とSBI証券の比較:NISA(一般NISA) ——海外株を購入したいならSBI証券で

一般NISAではそれぞれの証券会社が取り扱っている商品がそのまま利用できることが多いので、証券会社の取り扱い商品の差がそのままNISAでの取り扱い商品の差になります。

松井証券 SBI証券
株式売買手数料 無料 無料
取り扱い商品 国内株
海外株 ×
投資信託 1,552本 2,682本
IPO(NISAでのIPO対応)

松井証券はそもそも外国株を取り扱っていないので、NISA口座でも外国株を購入することはできません。NISA口座で外国株を購入したい場合はSBI証券がいいでしょう。

なおどちらも、NISA口座で取引する場合の国内株式の取引手数料は0円です。

一般NISAの投資信託の数は、SBI証券のほうが1,000本近く多いです。しかし、松井証券はあえて難しい投資信託を取り扱っていないため、この点は好みが分かれるでしょう。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

【比較結果】
松井証券では外国株の取扱がないため、一般NISAで外国株を購入したいならSBI証券がおすすめです。

\外国株にも投資可能!/
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松井証券とSBI証券の比較:つみたてNISA(積立NISA)——両社とも品揃えが豊富

そもそもつみたてNISAではノーロード(販売手数料が無料)の投資信託しか取り扱っていないため、つみたてNISAは手数料の面では差が出にくい制度といえます。

そこで、取り扱い商品数と積立頻度を比較してみましょう。

松井証券 SBI証券
取扱投資信託数 170本 175本
積立頻度 毎月 毎月、毎週、毎日

金融庁が発表しているつみたてNISA対象の投資信託は、2021年10月時点で193本です。
出典:金融庁「つみたてNISA対象商品の分類」

このうち松井証券は170本、SBI証券は175本を取り扱っており、どちらも品揃えは豊富といえます。

つみたてNISAの積立頻度は原則として毎月ですが、SBI証券は「毎月」に加えて「毎週」と「毎日」を選べ、より自由に積立頻度を設定できます。

ただし、毎月を毎週や毎日に変えても運用成績が大きく変わるわけではないので、特にこだわりがない人は積立頻度の選択肢を気にする必要はないでしょう。

【比較結果】
つみたてNISAの取扱本数は両社とも豊富です。つみたてNISAに関しては松井証券、SBI証券のどちらを選んでもいいでしょう。

\つみたてNISAにもおすすめ/

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松井証券とSBI証券の比較:iDeCo ——外国株の取り扱い数に違いあり

iDeCoは、老後資金形成のための私的年金制度です。税制優遇がありますが、原則として60歳まで引き出せないため、長期的な視点で運用する必要があります。

では、松井証券とSBI証券のiDeCoで取り扱っている商品を比較してみましょう。

松井証券(40本) SBI証券(41本)
元本確保型 1 1
国内株式 5 6
国内債券 2 1
外国株式(先進国) 9 13
エマージング株式 1 2
外国債券(先進国) 2 3
エマージング債券 3 1
ハイイールド債券 0 0
複合資産 11 11
REIT 4 2
その他 2 1
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松井証券が40本、SBI証券が41本と、取り扱い商品数は互角です。SBI証券は外国株式の投資信託が多いのが特徴で、松井証券は満遍なく取り揃えている印象です。

どちらも、ハイイールド債の取り扱いはありません。

ハイイールド債とは
通常より発行体が破綻する可能性は高いものの、その分利回りが高い債券のことです。

次に、iDeCoにかかる手数料を比較してみましょう。iDeCoでは加入時のほか、毎月手数料が発生しますので、手数料の違いは重要な要素といえます。

松井証券 SBI証券
加入時 2,828円 2,828円
運用期間中にかかる
費用 (毎月)
積立を行う場合 171円 171円
積立を行わない場合 66円 66円
移す時 4,400円 4,400円
受取時(振込の都度) 440円 440円

iDeCoの手数料に関しては、2社に違いはありませんでした。なお、上記の手数料はすべての証券会社の中で最も安い水準です。

【比較結果】
iDeCoの取扱商品数は互角で、手数料にも違いはありません。強いて言えば外国株の取扱数に差があり、SBI証券の方が充実しています。

\外国株にも投資可能!/
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松井証券とSBI証券の比較:商品数 ——取り扱い商品数ではSBI証券に分があり

次に、2社で取り扱っている商品とサービスの数を比較してみましょう。

松井証券 SBI証券
国内株式
外国株式
債券 ×
単元未満株
投資信託
IPO
先物・オプション取引
FX
金・銀・プラチナ ×
iDeCo
NISA、つみたてNISA
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どちらもさまざまな商品を取り扱っていますが、松井証券は債券と金・銀など貴金属の取り扱いがありません。また、外国株式に関しては2022年から米国株の取り扱いが始まりますが、現在は外国株への投資はできません。

一方でSBI証券の網羅性は高く、証券会社で取り扱えるほとんどすべての商品・サービスを取り扱っています。

【比較結果】
どうしても外国株や債券、金・銀・プラチナなどに投資したい場合は、ほとんどすべての商品を購入できるSBI証券を選ぶといいでしょう。

\豊富な商品ラインナップ!/
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松井証券とSBI証券の比較:米国株 ——米国株取引ならSBI証券

現在のところ、松井証券では米国株の取引はできません。一方でSBI証券の米国株取引は手数料、銘柄数ともに業界トップクラスです。

松井証券 SBI証券
銘柄数 取り扱いなし 4,515銘柄
取引手数料 約定代金×0.495%
最低取引手数料: 0ドル
上限取引手数料:22ドル
NISA口座対応

松井証券は2022年2月から米国株式の取り扱いを開始しますが、銘柄数や取引手数料などはまだ発表されていません。

【比較結果】
米国株にチャレンジしたい場合はSBI証券を選びましょう。

個人投資家・たぱぞう氏が考える米国株の魅力
投資という観点では、投資する「国」、投資する「時期」、投資する「対象」が重要です。「国」では、日本より米国のほうが有利だと思います。理由は複数あって、まず日本が少子高齢化で人口が減り続けるのに対し、米国の人口はこれからも増え続けることが予測されています。

人口が増えれば労働人口を確保できますし、日本のように若い人たちが多くの高齢者を支える構図になりません。次に、経済成長。米国経済は、2008年のリーマンショックによって大きく落ち込みましたが、すぐに持ち直しました。

今回のコロナショックでも、やはり米国経済は急ピッチで回復しています。今後、新興国のような高成長はないにしても、高い水準で成長していく可能性が高いでしょう

個人投資家・たぱぞう氏
月間100万超のPVを誇る投資ブログ「たぱぞうの米国株投資」を運営。2000年に日本株投資を始めるも資産を大きく伸ばせずにいたが、2010年から米国株投資をスタートすると、その後は順調に資産を拡大。2016年~2017年にかけて資産は1億円を突破し、不動産や太陽光発電への投資を含めた現在の金融資産は4億円を超える。基本的な資産運用術をブログで公開するほか、投資顧問会社のアドバイザーや米国株セミナーなど多方面で活躍中。著書に「図解でよくわかる米国株投資」(きずな出版)ほか。
Twitter:@tapazou29
ブログ:たぱぞうの米国株投資
2002年10月に株式投資を開始。サラリーマンとして働きながら投資を続け、2019年には元本の250万円を追加入金を一切せずに2億円まで増やすことに成功した。割安成長株への投資を強みとしており、含み損益を考慮しない年間の実損益ベースでは、2007年以外はずっと前年比プラスの成績を維持している。ハンドルネームにもなっている資産2億円は達成したため、現在は2029年までに5億円という目標を設定。 ブログ:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。 Twitter:@2okutameo

米国株投資を中心に金融資産4億円! 超人気ブロガーたぱぞうさんが米国株を勧める理由 (株式会社ZUU)よりfuelle編集部が引用

\米国株投資も可能!/
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松井証券とSBI証券の比較:IPO ——実績はSBI証券が圧倒的

IPO(新規公開株)は、証券会社によって取り扱い銘柄数が異なります。松井証券とSBI証券の過去5年間の取り扱い銘柄数は、以下のとおりです。

松井証券 SBI証券
2021年(10月21日まで) 31件 82件
2020年 18件 85件
2019年 21件 84件
2018年 9件 86件
2017年 14件 85件

SBI証券の取り扱い銘柄数は証券会社の中でもダントツでトップなので、IPO投資をしたい人はSBI証券で口座を開設しておきましょう。松井証券もIPOを取り扱っていますが、数はそれほど多くありません。なお、どちらもNISA口座でIPOを購入することができます。

【比較結果】
IPO投資に興味があるなら、IPOの取扱数トップのSBI証券を選びましょう。

\IPO取扱数トップクラス!/
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松井証券とSBI証券の比較:ポイント制度 ——貯まりやすいのはSBI証券

2社のポイント制度を比較すると、ポイントが貯まりやすいのはSBI証券で、使いやすさは松井証券がやや上回っています。

【SBI証券と松井証券のポイントの貯め方 比較】
まず、ポイントの貯め方を比較してみましょう。

松井証券ポイント SBI証券(Tポイント)
新規口座開設 - 100ポイント
国内株式取引 - 月間合計手数料の1.1%
投資信託 保有投資信託の信託報酬のうち
0.3%を超える部分
月間平均保有額
の0.1〜0.2%
金・銀・プラチナ - 月間合計手数料の1.0%
その他 クレジットカード
「MATSUI SECURITIES CARD」の
利用金額の0.5%
ポイント投資を紹介した人、
紹介された人に5,000ポイント
詳細はこちら 詳細はこちら

松井証券では投資信託の保有とクレジットカードの利用でしかポイントが貯まりません。

一方、SBI証券では国内株や金・銀・プラチナへの投資でもポイントが貯まります。また、新規口座開設や友達の紹介でもポイントを貯められます。

投資信託の保有に関しても、ポイントの付与方法は異なります。

SBI証券では保有額に応じてポイント数が決まりますが、松井証券では信託報酬が0.3%を超える部分に対してポイントが還元されます。つまり松井証券では、実質的にすべての投資信託を3%以内の信託報酬で保有できるのです。

「さまざまなアクティブファンドを組み合わせて運用したい」という人もいると思いますが、中には信託報酬の低い投資信託を選ぶ人もいるでしょう。そのような人にとってはポイントを貯めづらいため、このポイント還元の仕組みは好みが分かれるところです。

【比較結果】
貯め方に幅のあるSBI証券の方が、ポイントを貯めやすいでしょう。

\Tポイントが貯まる/
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【SBI証券と松井証券のポイントの使い方 比較】
次に、ポイントの使い方を比較してみましょう。

松井証券ポイント SBI証券(Tポイント)
投資信託への投資
交換可能 Amazonギフト券
dポイント
-
その他 カタログ商品と交換 Tポイント提携先で利用

松井証券は「松井証券ポイント」という独自のポイントを採用しており、投資信託への投資はもちろん、Amazonギフト券やdポイント、カタログ商品と交換することもできます。特にAmazonを利用することが多い人にとって、シンプルにAmazonギフト券に交換できるのは嬉しいサービスでしょう。

一方でSBI証券は、多くの提携先があるTポイントというポイントサービスを採用しています。全国のTポイント提携先で利用できるほか、投資信託への投資に使うこともできます。普段からTポイントを貯めている人や、自分の生活エリアでTポイントを使える店が多い人におすすめです。

【比較結果】
Amazonギフト券に交換できる松井証券ポイントか、提携先の多いTポイントか……自分の利用しやすいのはどちらでしょうか?ここは使い方や好みの問題なので、両社互角と言えます。

松井証券とSBI証券の比較:アプリやツールの機能 ——「松井FP」はユニークなアプリ

最近はスマートフォンで投資を行う人が多いので、証券会社もスマートフォン専用アプリを次々と発表しています。松井証券とSBI証券のスマホ専用アプリ・ツールを比較しましょう。

松井証券 SBI証券
国内株式取引 松井証券
株アプリ、株touch
SBI証券 株アプリ
米国株式取引 - SBI証券
米国株アプリ
投資信託取引 投信アプリ かんたん積立アプリ
FX - HYPER FXアプリ
先物・オプション取引 株touch HYPER 先物・
オプションアプリ
情報収集サイト アクティビスト
追跡ツール
国内株式向け
スマートフォンサイト
投資信託向け
スマートフォンサイト
その他 松井FP〜
将来シミュレーター
iDeCo向け
スマートフォンサイト
詳細はこちら 詳細はこちら

どちらも、国内株式取引や投資信託といった利用者が多い商品に対応するスマホ専用アプリを提供していることがわかります。

SBI証券では、FXと米国株式の取引に対応する専用アプリも提供しています。しかし、対応する専用アプリが多いと、それだけ多くのアプリをインストールする必要があり、またそれらのアプリをしっかり管理しなければなりません。

特に、SBI証券では国内株式と米国株式に対応するアプリが別であり、それらの使いづらさが口コミでも見られます。松井証券では2022年2月から米国株取引サービスの提供が始まりますが、スマホ専用アプリがどのような形態になるか、気になるところです。

【松井証券おすすめツール】
証券会社独自のツールで特筆すべきは、松井証券の 「松井FP〜将来シミュレーター」です。

5.松井証券,SBI証券,比較
(画像=松井証券HPより引用)

ファイナンシャル・プランナーが行うライフプランシミュレーションをWEB上で完結できるツールです。ライフイベントなどの質問に答えると、将来のお金についてシミュレーションを出してくれます。

\将来のシミュレーションが可能/
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【SBI証券おすすめツール】
一方でSBI証券にはiDeCo専用のサイトがあります。

6.松井証券,SBI証券,比較
(画像=SBI証券HPより引用)

iDeCoに関するコラムや商品の選び方など、様々な情報が提供されています。iDeCoの利用を考えている人にとっては嬉しいサービスでしょう。

\iDeCoコラムが充実!/
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【比較結果】
アプリの機能については、その人の使い方や好みによっても評価が分かれるため、両社互角といえそうです。

松井証券とSBI証券、自分にはどちらが向いている?

(画像=maru54/stock.adobe.com)

両社の違いを見てきましたが、自分にはどちらが向いているのか分からないという人もいるでしょう。そんな時はそれぞれの証券会社に「向いているタイプ」をチェックしてみましょう。

松井証券が向いているタイプ
  • 投資初心者やインターネットの操作に慣れていない高齢者の方
  • スマホで気軽に投資を行いたい人
  • お得な手数料で取引を行いたい人
SBI証券が向いているタイプ
  • 自分で商品を分析でき、できるだけ幅広い選択肢から選びたい人
  • IPO取扱銘柄を中心に投資したい人
  • TポイントやVポイントを活用している人

一つひとつ解説します。

松井証券が向いているタイプ

松井証券は特にわかりやすさを追求しており、そのため取扱商品の種類や数にもこだわりがあります。このような特徴を持つ松井証券で口座を開設するのに向いているのは、次のような人です。

【投資初心者やインターネットの操作に慣れていない高齢者】
松井証券はホームページや取引画面がシンプルでわかりやすく、それぞれの商品の案内やレポートなどの情報発信も充実しています。そのため、これから投資を始める初心者の方に特におすすめです。

また使い勝手を追求したツールが数多く用意されているので、インターネットの操作に慣れていない高齢者の方にも最適です。

実際、松井証券の個人口座の4割超が、インターネットの普及率が低いといわれる50歳以上の方です。
松岡紀史(ライツワードFP事務所代表)

【スマホで気軽に投資を行いたい人】
松井証券は、休憩時間や通勤時間などの 隙間時間にスマホで気軽に投資を行いたい人にもおすすめです。

松井証券には登録した銘柄のリアルタイム株価情報を一覧できる「株価ボード」や、情報収集から取引までスマホで完結できる「株アプリ」、株式だけでなく先物・オプションにも対応する「株touch」など、充実したスマホ専用アプリがあります。

【お得な手数料で取引を行いたい人】
松井証券の手数料は、安くてシンプルです。株式取引の手数料は定額手数料体系のみで、売買回数に関係なく50万円までは手数料0円で取引できます。

証券会社の中には、都度手数料がかかるプランと手数料が定額のプランを選択できるところもありますが、初心者の人はどちらが自分に合っているのかわからないかもしれません。

その点手数料が安くわかりやすい松井証券は、これから投資を始める人に最適です。

松井証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券が向いているタイプ

SBI証券は、業界トップクラスの投資商品数を業界トップクラスの低コストで提供する、ネット証券最大手に相応しい証券会社です。ほとんどの人にとってデメリットのない証券会社ですが、松井証券と比較してSBI証券が向いているのはどのような人でしょうか。

【自分で商品を分析でき、できるだけ幅広い選択肢から選びたい人】
SBI証券はとにかく取扱商品の種類・数が多く、株式や投資信託、外国株をはじめ、NISAやつみたてNISA、iDeCoなどで購入できる商品数も常に業界トップクラスです。

そのため金融商品の知識があり、できるだけ多くの投資商品を比較・検討したい人に最適です。

【IPO取扱銘柄を中心に投資したい人】
どの金融商品の取扱本数も多いのですが、中でもIPOの取扱銘柄数は証券業界の中でもダントツです。抽選に外れると加算される「IPOチャレンジポイント」を使うことによって、次回以降のIPO当選確率がアップするというユニークなポイントプログラムもあります。IPOを中心に投資するなら必ず口座を開設しておきたい証券会社といえます。

【TポイントやVポイントを活用している人】
証券会社を選ぶ際は、ポイントプログラムにも注目しましょう。SBI証券では投資によってTポイントやVポイントを貯められますし、ポイントで投資信託を購入することもできます。普段の生活でTポイントを使うことが多い人や、三井住友カードを利用している人には、非常に相性が良い証券会社といえるでしょう。

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松井証券で口座を開設した人の評判・口コミ

実際に松井証券を使っている人の口コミをご紹介します(fuelle編集部)。

松井証券の口コミ:松井証券を選んだ理由

手数料の安さに魅力を感じて口座開設をしたという人が多くいました。

手数料の安さで大きなメリットがあると思い、開設しました。(20代・男性)

1日の約定代金が50万円以下の取引は手数料が無料なので初心者にはおすすめです。(40代・男性)

松井証券の口コミ:松井証券の良い点

松井証券を利用し始めて良いと思った点を聞いてみました。

松井証券の良い点
  • 1日50万円までの取引で手数料無料
  • ロボアドバイザーなどのアドバイス

1日の取引金額が50万円を超えなければ手数料は無料となるため、その日のうちに何回も取引を行う際にはとても助かります。その他に現金還元サービスがあり、投資信託をすると約0.3%が還元されるので、それもお得なのでいいと思います。(20代・男性)

松井証券の最大の魅力は何と言っても、1日50万円までの取引なら手数料が無料になる点です。少額の取引をする際にはかなり重宝できます。大幅に取引手数料のコストダウンを図ることができるので大満足です。(40代・男性)

ロボアドバイザーの投資アドバイスがとても良いです。何を買ったらよいかわからない時に使うと、非常に頼りになります。(50代・男性)

1日の約定代金が50万円までなら手数料無料な点をメリットとして挙げている人が多くいました。またロボアドバイザーなどのサポートサービスも重宝しているという声がありました。

松井証券の詳細はこちら(公式サイト)

松井証券の口コミ:松井証券の気になる点

松井証券のデメリットや不便なところも聞いてみました。

松井証券の気になる点
  • 海外株がない
  • 誤発注をしてしまうことがある

海外の株などは取り扱っておらず、そこに挑戦したい人にはおすすめできません。(20代・男性)

アプリの使い勝手のせいなのか?たまに誤発注をしがちなのでそこが残念に感じます。(40代・女性)

海外株にチャレンジしてみたい人は、松井証券以外の証券会社を利用してみるのがいいでしょう。

SBI証券で口座を開設した人の評判・口コミ

続けてSBI証券で口座を開設した人の口コミも紹介します(fuelle編集部)。

SBI証券の口コミ:SBI証券を選んだ理由

やはり取扱銘柄の豊富さに魅力を感じ、SBI証券で口座開設をしたという人が多いようです。

SBI証券を選んだ理由は、米国株・投資信託の扱っている銘柄が多い点です。つみたてNISAで選べる商品が多かった点も選んだ理由の一つです。(30代・男性)

たくさんの銘柄を扱っているところがとてもいいと思い、娘からのすすめもあって地方銀行のNISAを解約して乗り換えました。(50代・女性)

SBI証券の口コミ:SBI証券の良い点

SBI証券を実際に使ってみて良い点は何だったのでしょう。

SBI証券の良い点
  • 銘柄数が多い
  • 外国株の取扱が多い
  • 手数料が安い
  • 三井住友カードで投資信託がカード決済できる
  • Tポイントが貯まる

選べる銘柄が多い点はかなりおすすめできます。 つみたてNISAの買付手数料が無料なのもメリットです。 また積立投信を三井住友カードで50,000円までカード決済でき、Tポイントが貯まる点も大きなメリットです。(30代・男性)

取引手数料がかからず、ネットで日々の動向がわかるのが良いです。(50代・女性)

SBI証券は取引手数料の安さはもちろん魅力ですが、それ以上に魅力的なことがあります。それは外国株の取り扱い数と投資信託の本数が多いことです。外国株の取り扱いが9か国もあり、これは他のネット証券会社よりもかなり飛び抜けています。また投資信託の本数も2,500本を超えていて、こちらも魅力的です。(40代・男性)

銘柄数の多さや手数料のお得さに対するポジティブな口コミが目立ちました。

SBI証券の詳細はこちら(公式サイト)

SBI証券の口コミ:SBI証券の気になる点

SBI証券の気になる点やデメリットの口コミも確認しましょう。

SBI証券の気になる点
  • サイトが使いづらい
  • どこから注文できるかわかりづらい
  • 開設手続きが難しかった

デメリットはサイトが少し使いづらい点です。慣れるまではどこから注文できるのか分からず、サイト内をうろつくことになると思います。(30代・男性)

開設手続きがネット申請でちょっと手こずりました。(50代・女性)

サイトの見づらさや使いづらさに不満の声が多く聞かれました。

Q&A

Q

A
松井証券とSBI証券を比較するとどんな違いがある?
松井証券の特徴は「わかりやすい」ことです。難しい投資信託をあえて取り扱わなかったり、株式現物取引の手数料体系を一本化したりと、シンプルさを大切にしています。それに対してSBI証券は、「豊富な商品を低コストで提供している」といえます。取り扱う金融商品の数は質・量ともに業界トップクラスで、手数料も最低水準です。

Q

A
松井証券独自の特徴は?
松井証券は、仕組みが難しい投資信託は取り扱わないことや、専用アプリやツールが無料で使えることが特徴的です。また手数料が安く無料でできる取引も多いのも特徴です。

Q

A
SBI証券独自の特徴は?
SBI証券はなんといってもIPO取扱銘柄数が証券業界トップクラスな点が一番の特徴でしょう。またTポイントやVポイントが貯まるのも特徴的です。

Q

A
松井証券に向いているのはどんな人?
松井証券は投資初心者やインターネットの操作に慣れていない高齢者の方に向いています。またスマホで気軽に投資を行いたい人やお得な手数料で取引を行いたい人にもおすすめです。

Q

A
SBI証券に向いているのはどんな人?
SBI証券は、自分で商品を分析できできるだけ幅広い選択肢から選びたい人にぴったりです。他にもIPO取扱銘柄を中心に投資したい人やTポイントやVポイントを活用している人にも向いています。

Q

A
口座数は松井証券とSBI証券、どちらが多い?
松井証券:135万口座、SBIグループ*726万口座(2021年6月末)で、SBIグループが松井証券を圧倒しています。

※SBIグループの口座数はSBI証券のほか、SBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券の口座数を含みます。

Q

A
松井証券とSBI証券の手数料はどちらが安い?
SBI証券では「アクティブプラン」がボックスレートに当たるので、このプランで松井証券と比較してみましょう。26歳以上の手数料では、松井証券が1日の約定代金の合計額が50万円まで無料であるのに対し、SBI証券は100万円まで無料です。取引金額が大きくなるにつれてSBI証券の方が安いことがわかります。

なお松井証券では、25歳以下の人の手数料は無料です。ただし、SBI証券でも25歳以下の人の現物取引の手数料が翌月証券口座にキャッシュバックされる「25歳以下現物手数料実質0円プログラム」を行っているため、こちらも実質的な手数料は無料といえるでしょう。

松岡紀史
筑波大学大学院でファイナンスを学ぶ。元システム・エンジニア。日本における資産運用の提案が保険や投資信託の販売を前提としていることに疑問を感じ、2010年に当時としては数少ない、金融商品を一切販売しないFP事務所「ライツワードFP事務所」を神戸市に設立。金融機関に属さない中立的な立場でお金の相談や執筆・講演を行っている。

■保有資格:日本FP協会認定CFP
筑波大学大学院でファイナンスを学ぶ。元システム・エンジニア。日本における資産運用の提案が保険や投資信託の販売を前提としていることに疑問を感じ、2010年に当時としては数少ない、金融商品を一切販売しないFP事務所「ライツワードFP事務所」を神戸市に設立。金融機関に属さない中立的な立場でお金の相談や執筆・講演を行っている。

■保有資格:日本FP協会認定CFP

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