積立NISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
(画像=fuelle編集部)

投資初心者や多忙で運用状況をこまめにチェックできない人におすすめの方法が、つみたてNISAです。事前に設定しておけば、自動で対象商品を購入し管理してくれます。

今回は、つみたてNISAを使って、毎月1万円ずつ投資したら20年後にはどれくらいになっているのかをシミュレーションしてみます。つみたてNISAの制度のおさらいと、成功させるコツや初心者におすすめの商品なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること
  • つみたてNISAは毎月1万円でも意味がある
  • 毎月1万円を年利3%で積み立てると、20年後にはトータルで328万円(+88万円)、5%なら411万円(+171万円)になる
  • つみたてNISAを成功させるためには①非課税枠を最大限活用し②短期的な値動きで投資判断せず長期継続することが重要
  • できるだけ信託報酬が低い銘柄を選ぶのがおすすめ。「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」など
  • おすすめは楽天証券。①100円から積立可能②積立コースは毎月/毎日③楽天カード決済で楽天ポイント還元など、メリットが多い。

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積立NISAで月1万円ずつ積み立てると20年にはいくら?

1.つみたてNISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
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まずは、金融庁のホームページにある「資産運用シミュレーション」を使って、つみたてNISAを利用して毎月1万円ずつ積み立てた場合に、20年後いくらになっているのかを見ていきましょう。

つみたてNISAで運用する商品は投資信託なので、日々価格が変動します。そのため、将来の運用成果を保証するものではありません。シミュレーションとして、20年間継続して年利3%で運用できたケースに加え、年利5%、年利8%の3パターンを紹介していきます。

シミュレーションでは、複利で計算しており、小数点以下を四捨五入しています。

投資信託とは?
投資家から集めた資金を運用のプロが株式や債券などに投資・運用し、運用の成果が上がれば、分配金を投資家に支払ったり投資信託の価格が値上がりしたりして、投資家に成果が還元される金融商品のこと。もちろん、運用成果が悪ければ、元本割れするなど損をすることもあります。
複利とは?
利息が出るたびに利息を元本に含め、元本と利息を合わせた金額に対して利息計算をしていく計算方法のこと。反対に、最初の元本に対してのみ利息計算する方法を単利と言います。

年利3%の場合

毎月1万円ずつ積み立てるので、1年目は12万円に対して3%の年利がつき、複利で運用していきます。これを繰り返していくと、20年後にはトータルで328万3,020円になります。元本部分は240万円なので、運用によって88万3,000円の利益を得たことになります。

年利5%の場合

次に、年利5%の場合を見ていきましょう。毎月1万円を積み立て、年利5%で運用すると、20年後には411万337円になっています。毎月の積立金額は年利3%の場合と同じのため、元本部分は240万円です。しかし運用収益は171万円で、年利3%の場合と比べると82万7,000円の差が生まれます。

年利8%の場合

年利8%の場合は20年後には、元本が240万円、運用収益が349万円で総額589万204円になります。3%の場合と比べると約260万円、5%では約178万円の差が生まれます。20年間継続して年利8%で運用することは難しい場合もあるかもしれませんが、20年間のトータルリターンで考えれば不可能とは言い切れないでしょう。

3%、5%、8%の3つのケースで、同じ1万円の積み立てでも運用次第でこれほど大きな差が生まれることに驚いた人もいるかもしれません。逆に言えば、つみたてNISAによって時間を味方につけ、コツコツ運用すれば、将来に向けての資産形成がしやすいことの証左とも言えるでしょう。

つみたてNISAにおすすめの証券会社ランキング

つみたてNISAにおすすめの証券会社ランキングを紹介します。
つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBIネオトレード証券
取扱銘柄数 181本 183本 152本 171本 173本 158本 22本 7本 3本 1本
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月 毎月 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと 毎月 毎月 毎月
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※ランキング根拠はこちら
総合口座おすすめ証券会社ランキング
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
証券会社 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 SBIネオトレード証券 SMBC日興証券 野村證券 大和証券 みずほ証券
手数料 10万円 99円 99円 99円 0円 99円 88円 137円 152円 1,100円 1,045円
50万円 275円 275円 275円 0円 275円 198円 440円 524円 1,897円 1,733円
100万円 535円 535円 535円 1,100円 535円 374円 880円 1,048円 3,795円 3,465円
最短口座開設日数 翌営業日 当日 翌営業日 当日 翌営業日 3営業日 当日 5営業日 当日 3営業日
一般NISA
つみたてNISA 181本 183本 152本 173本 171本 1本 158本 7本 22本 3本
iDeCo ×
投資信託 2,652本 2,666本 1,252本 1,612本 1,563本 10本 1,087本 990本 516本 319本
IPO実績 74社 122社 66社 56社 42社 20社 81社 取扱あり 50社 30社(主幹事)
外国株 6ヵ国 9ヵ国 2ヵ国 1ヵ国 1ヵ国 × 2ヵ国 4ヵ国 19ヵ国 17ヵ国
米国株 4,577銘柄 6,000超銘柄 5,000超銘柄 497銘柄 1,058銘柄 × 121銘柄 734銘柄 ○(銘柄数記載なし) 133銘柄
スマホアプリ
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一般NISA口座おすすめ証券会社ランキング
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
証券会社 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券 野村證券 SMBC日興証券 SBIネオトレード証券 大和証券 みずほ証券
手数料 無料 無料 無料 無料 無料 2,860円〜 137円~ 50円~ 1,100円~ 1,045円~
国内株式
海外株式 6ヵ国 9ヵ国 2ヵ国 × × 4ヵ国 2ヵ国 × 19ヵ国 17ヵ国
投資信託 2,652本 2,666本 1,252本 1,612本 1,563本 990本 1,087本 10本 516本 319本
NISAでのIPO対応 ×
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月1万円で積立NISA投資を成功させるには

2.つみたてNISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
(画像=fuelle編集部)

月1万円でも資産形成ができることを知った上で、押さえておいてほしいポイントが3つあります。投資初心者が陥りがちな心理面での注意点や投資のテクニックなどを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

短期的な値動きで投資判断をしない

投資を始めると、価格が上がれば利益となり、下がれば損失が出るため、自分が投資している商品の値動きが気になるはずです。では、つみたてNISAを始めたものの、ずっと価格が下がり続けたり、リーマンショックのような大きな問題が起きて大暴落したりしたらどのように対処すればいいのでしょうか。

答えは、短期的な値動きに一喜一憂せずに、積立投資を続けることです。

投資初心者は、価格が下落し元本割れを起こすことを恐れ、つみたてNISAをやめたりすぐに売却したりしてしまいがちです。投資市場は常に変動しており、投資家は、これまでにいくつもの大恐慌を経験しています。

たしかに、大暴落の期間だけを切り取ると大きな損失を抱えることになりますが、リーマンショックから現在までの株式市場の様子を考えると、上下を繰り返しながら上昇していることが分かるでしょう。

つまり、つみたてNISAを始めるのであれば、短期的な値動きだけを見て投資判断しないことです。むしろ価格が下落しているうちは、「量をたくさん購入できる」と考えましょう。単価が下がり購入量が増えることで購入価格が平均化され、長期的な資産運用ではメリットになります。

これはドル・コスト平均法と呼ばれる投資手法の1つで、つみたてNISAを始めるのであればぜひ知っておいてほしい方法です。

ドル・コスト平均法
一定額を、定期的に同じ商品に投資し続ける方法です。価格が安い時には多くの口数が購入でき、高い時には口数が少なくなるので、トータルで見て購入価格を抑えられる手法です。

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将来的には増額も視野に

つみたてNISAは、長期間の運用を目的にしています。そのため、無理のない金額で投資し続けることが大切です。しかし、少額だと商品によっては運用成績が振るわず、思ったように資産が増えないこともあるでしょう。

そういった場合は、無理のない範囲でつみたてNISAに使うお金を増額して、少しリスクはあるもののリターンが期待できる商品にも投資するのがおすすめです。

つみたてNISAの投資上限額は毎年40万円なので、毎月の投資上限額は3万3,333円になります。つまり、毎月1万円の積み立てでは、つみたてNISAの非課税投資枠があまってしまうということです。

資金に余裕があり、非課税制度を有効活用したい場合には上限ギリギリまで投資した方が良いでしょう。

再投資にすれば複利効果が期待できる

つみたてNISA対象商品の多くが、目論見書内で分配方針を定めていますが、実際にはほとんどの商品で分配金は支払われていません。分配金を受け取り、その分配金を再投資すると非課税枠を使ってしまい、その分投資できる枠が減ってしまうからです。

目論見書とは?
投資判断に必要な内容が記載されている書類のことです。記載内容は、投資の目的、投資先、分配方針、手数料、実績などです。

そのため、つみたてNISA対象商品は頻繁に分配金を支払わず、運用の利益を上乗せしながら積み立てを行う複利運用をしています。これであれば、新たに非課税枠を使うことなく効率的な運用ができると言えるでしょう。

また万一分配金が出たときのために、再投資コースを選んでおくと、非課税枠を使うことにはなりますが複利運用ができるためおすすめです。

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つみたてNISAの基礎

3.つみたてNISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
(画像=fuelle編集部)

そもそもつみたてNISAとは2018年1月から始まった制度で、主に投資初心者を対象にしています。長期投資に重きを置いているため、若年層の方が長期投資のメリットを享受しやすいでしょう。

しかし、年配の方でも積み立て投資を行うメリットはあるため、幅広い年代で利用しやすい仕組みになっています。ここでは、つみたてNISAの特徴について見ていきましょう。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
引用:金融庁『つみたてNISAとは』

分配金と譲渡益が最長20年間非課税

つみたてNISAは、国民に少額から投資を始めてもらうために作られた制度で、運用によって得た売却益(譲渡益)や分配金にかかる税金は非課税です。

非課税期間は最長で20年間となっています。例えば、2022年1月から始めたつみたてNISAは、2041年までつみたてNISAの非課税口座で運用することが可能です。そして、2023年分は2042年までと1年ごとで区切られます。

非課税口座での運用が終わる際は、売却するか課税口座に払い出して保有するかの2択です。現在(2022年6月時点)のつみたてNISAは、2042年中まで購入することができます。

実は、2024年以降新しいNISAが誕生するため、2024年以降にNISAを始めようと考えている人は、現在のつみたてNISAを利用するか「新しいNISA」を利用するか選択しなければなりません。

新しいNISAは、二階建て方式で非課税投資期間は最長5年間です。非課税対象と非課税投資枠は次の通りです。

【非課税対象】
1階:一定の投資信託(つみたてNISAと同様の商品)への投資から得られる分配金や譲渡益
2階:株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益

【非課税投資枠】
1階:新規投資額で毎年20万円が上限(非課税投資枠は5年最大100万円)
2階:新規投資額で毎年102万円が上限(非課税投資枠は5年最大510万円)
出典:新しいNISAとは?|金融庁(2022年6月5日時点)

非課税投資枠や仕組みが変わるため、NISAの利用を検討している人はしっかり確認しておきましょう。

投資上限は年間40万円

つみたてNISAの年間の投資上限額は40万円です。最長20年間の非課税期間があるため、最大800万円の非課税枠があることになります。ただし、使わなかった非課税枠は、翌年に繰り越されないため注意しましょう。

NISAには一般NISAとつみたてNISAがあり、どちらか一方を選択しなければなりません。一般NISAは投資枠が年間120万円、投資期間が最長5年なので最大600万円の非課税枠があります。投資対象は株式や投資信託などです。

つみたてNISAと一般NISAは、1年単位で変更できるため、変更したい場合は申し込みをしている金融機関に相談してみましょう。

<一般NISAとつみたてNISAの比較>
一般NISA つみたてNISA
非課税投資枠 年間120万円 年間40万円
非課税期間 最長5年 最長20年
非課税対象 株式、投資信託、ETF、REITなど 投資信託、ETF

長期投資に向いた商品のみが対象

つみたてNISAで購入できる商品は、あらかじめ決められています。2022年4月26日現在213商品です。
出典:つみたてNISA対象商品届出一覧|金融庁(2022年4月26日現在)

対象商品は、「長期・積立・分散投資」に適した投資信託です。厳密に言うと、一般的な投資信託とETFと呼ばれる株価指数などに連動するように作られた上場投資信託などです。

いずれも金融庁が定める条件をすべてクリアした商品だけで、販売手数料無料や信託報酬が一定水準以下などの条件があります。

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年6月時点
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
会社名 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券 SMBC日興証券 大和証券 野村證券 みずほ証券 SBIネオトレード証券
取扱銘柄数 181本 183本 152本 171本 173本 158本 22本 7本 3本 1本
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月 毎月 毎月/毎週/毎日/隔月/3ヵ月ごと/4ヵ月ごと/6ヵ月ごと 毎月 毎月 毎月
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
マネックスポイント Pontaポイント 松井証券ポイント
クレジット
カード決済
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※ランキング根拠はこちら

初めてのつみたてNISA投資におすすめの商品5選

4.つみたてNISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
(画像=fuelle編集部)

ここでは、初めてのつみたてNISA投資におすすめの商品を5つ紹介します。どの商品にしようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

  • S&P500指数に投資できる
  • 信託報酬が安い
  • 初心者でも運用成果を確認しやすい

アメリカを代表する株価指数のS&P500指数に連動するように作られている投資信託です。これに投資すれば、ニューヨーク証券取引所などに上場している500銘柄に分散投資できていることになります。投資信託の運用や管理にかかる費用である信託報酬も0.0968%と低水準です。

例えば、運用利回りが同じ投資信託があった場合、信託報酬が低い方が、パフォーマンスが良くなるでしょう。信託報酬が高いとその分コストがかさみ、利益幅を縮めるからです。つみたてNISAのような長期運用を考える場合は、できるだけコストが低いものを選ぶようにしましょう。

S&P500指数という分かりやすい指数をチェックするだけで、運用成果を確認できるため、投資初心者でも理解しやすい点も特徴の一つです。もちろん、日頃から米国株に興味があり、米国の株式市場などをこまめにチェックしている人にも向いています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

  • 全世界に分散投資できる
  • 先進国が88.0%、新興国が12.0%
  • 買付、積立設定件数ランキング上位

日本を含めた先進国と新興国の株式市場の値動きに連動するように作られた投資信託です。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスを基準にしています。実質的には、この投資信託に投資すれば、全世界の株式に分散投資することが可能です。

投資信託の対象国や地域の構成比率は、先進国が88.0%、新興国が12.0%。先進国の大部分はアメリカで、59.6%となっています。新興国は、中国とその他で8.7%、残りが台湾と韓国です。

楽天証券では、買付ランキング第3位、積立設定件数ランキング第3位となっています(2022年5月21日時点)。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、国内外の株式に興味がある人や株式に投資したいものの、できるだけ地域を分散したいと考えている人におすすめの投資信託です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンド

  • 中小から大企業まで約4,000の米国株に投資
  • 買付、積立設定件数ランキング上位
  • ファンドセレクション選出

愛称「楽天・バンガード・ファンド」と呼ばれている投資信託です。バンガード®・トータル・ストック・マーケットETFに投資することで、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するように作られています。

アメリカの株式が対象で、大企業以外にも中小型株が入っていることも特徴です。約4,000銘柄に分散投資できていることになります。楽天証券では買付ランキング2位、積立設定件数第2位です(2022年5月21日時点)。さらに、ファンドアナリストが厳選した投資信託である「ファンドセレクション」にも選出されています。

米国株式に興味を持っている方や米国株式に幅広く投資したい人におすすめです。

ニッセイ日経225インデックスファンド

ニッセイ日経225インデックスファンド

  • 日経平均株価に連動
  • 日本を代表する企業に投資できる

日経平均株価に連動するように作られた投資信託で、これに投資すれば200銘柄以上の国内株式に投資していることになります。組み入れ上位業種は電気機器や情報・通信業、小売業です。

具体的な組み入れ銘柄には、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどがあります(2022年2月末時点)。どれも日本を代表する会社ばかりのため、投資初心者が株式に興味を持つきっかけとなりやすいでしょう。

ニッセイ日経225インデックスファンドは、国内株式に興味のある人や日々日経平均株価をチェックしている人、これから株式について学ぼうと思っている投資者におすすめです。毎日忙しくさまざまな指標をチェックできないという人にも向いているでしょう。

eMAXISバランス(8資産均等型)

eMAXISバランス(8資産均等型)

  • 8資産に均等に投資ができる
  • 資産割合は12.5%ずつ
  • 価格変動リスクを抑えられる

国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8資産の指数に連動するように作られた投資信託です。各資産割合は12.5%ずつとなっており、さまざまな金融商品に1度に分散投資できます。

国内株式に関しては東証株価指数のTOPIXに連動するように作られたTOPIXマザーファンドに投資し、外国株式は、MSCIコクサイ・インデックスに連動するように作られた外国株式インデックスマザーファンドに投資します。

こういった各マザーファンドへの投資を行うことで、さまざまな金融商品に投資するファミリーファンド方式を導入しているのが特徴です。

ファミリーファンドは複数のファンドが1つのマザーファンドに投資する方式です(複数の場合もあります)。
マザーファンドに投資する投資信託を「ベビーファンド」と呼びますが、マザーファンドの運用の成果がベビーファンドに反映されます。
引用:日本証券業協会『ファミリーファンド(ふぁみりーふぁんど)』

できるだけ多くの地域や商品に投資して、価格変動リスクを抑えたい人におすすめの投資信託です。

積立NISAとは?誰でもできる?

48.積立,nisa,始め方
(画像=fuelle編集部)

つみたてNISAは、コツコツと資産を増やしたい人におすすめの制度です。投資で得た利益には、通常では税金がかかります(約20%)。しかしつみたてNISAでは非課税になります。

主な特徴は、以下のとおりです。

利用できる人 日本に住む20歳以上の人
税制優遇 投資で得た分配金や譲渡益が非課税
(掛金の所得控除や受取時の優遇はなし)
非課税投資枠 年間40万円×20年
(最大800万円)
口座開設可能数 1人1口座
最低投資金額 金融機関により異なる
例)楽天証券:100円~
非課税期間 2018年から2042年まで
期間中のお金の引き出し 可能
対象投資商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

つみたてNISAは、日本に住む20歳以上の人であれば誰でも始められます。例えば20歳以上の大学生や専業主婦(主夫)もOKです。自分自身に収入がない場合は、配偶者などから年間40万円の贈与を受け、贈与された金額を自分名義で運用することもできます。

なおもともとつみたてNISAの口座を開設できるのは2037年まででしたが、2020年度の税制改正で5年延長され、2042年までになりました。

口座開設 可能期間
令和19年(2037年)まで ⇒ 令和24年(2042年)まで (5年間延長)
出典:金融庁「令和2年度税制改正について」

積立NISAのメリット

つみたてNISAのメリット
  • 長期にわたって非課税で投資できる
  • 手元資金が少なくても始めやすい
  • 初心者でもリスクを抑えた投資をしやすい
  • いつでもお金を引き出せる

「ゆっくり時間をかけて少しずつコツコツ」が、つみたてNISAの投資スタイルです。そのような投資をしたい人が使いやすいように、制度が設計されています。

運用で出た利益を非課税にできる期間は、最長20年です。投資はなるべく長期にわたって取り組んだほうが成果を出しやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。

20年間投資を続けることもできますし、いつでも換金して引き出せるため、途中で現金が必要になっても対応できます。

月100~1,000円ほどの少額資金でも始められます。一度積み立てを設定すれば、自動的に決まった間隔で決まった金額が積み立てられていくので、売買のタイミングを見極めたり、相場を常に気にしたりする必要もありません。

しかも、投資先は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されています。投資信託(ファンド)は、自分で個別の国や企業の分析をしなくても、投資のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ複数の投資先にまとめて投資できる金融商品です。

「投資信託(ファンド)」は、一言でいえば「投資家から集めたお金をまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
出典:一般社団法人投資信託協会

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
出典:金融庁「つみたてNISAの概要」

つみたてNISAは、このような特徴があるため投資初心者でも比較的取り組みやすく、人気があります。

積立NISAのデメリット

デメリットもチェックしましょう。

つみたてNISAのデメリット
  • 元本割れになる可能性もある
  • 損益通算や繰越控除ができない
  • 投資先として選べる商品が限定的
  • 税制優遇効果はiDeCoほどではない
  • 年間40万円までしか投資できない

リスクはゼロではありません。銀行預金などと違って増える可能性もある分、元本割れ(投資した金額より受け取れる金額のほうが少なくなる)もありえます。

また、通常は投資で損失が出た場合、「損益通算」や「繰越控除」という税金の負担を抑える仕組みを利用できます。しかしつみたてNISAでは利用できません。

損益通算(そんえきつうさん)
意味
譲渡益などの利益から、譲渡損などの損失を差し引くことができる制度。
解説
例えば、その年の譲渡益が10万円、譲渡損が4万円だった場合、10万円から4万円を差し引いた6万円が課税の対象になります。
出典:日本証券業協会

繰越控除(くりこしこうじょ)
意味
その年に控除しきれなかった損失を、最長3年間にわたって利益と通算できる制度。
解説
ただし、確定申告をする必要があります。
出典:日本証券業協会

なおつみたてNISAは投資先が「金融庁の基準をクリアした投資信託」に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがあります。しかし裏を返せば、株式投資をしたい人やもっと自由に投資信託を選びたい人にとってはデメリットになるでしょう。

投資に関する税制優遇制度には、他にも「一般NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」があります。また、一般NISAに比べると1年間に投資できる金額が少ない、iDeCoと比べると税制優遇効果が低いというデメリットがあります。

継続が大切!無理のない範囲でつみたてNISAを始めよう

10.つみたてNISAで1万円ずつ毎月投資したら20年後にはどうなる?
(画像=fuelle編集部)
つみたてNISAで結果を出すには、長期間の投資をコツコツ続けることがポイントになります。これによって複利の効果を享受でき、効率的に資産を増やせる可能性が高くなるからです。 早く資産を増やそうと、毎月の投資額を増やしたために家計を圧迫し、つみたてNISAを続けられなくなっては意味がありません。冒頭で紹介したように、毎月1万円の投資でも資産形成することは可能です。毎月の収支を計算して、無理のない範囲でつみたてNISAを始めましょう。

よくあるQ&A

つみたてNISAに関するよくある質問について紹介します。

つみたてNISAで月1万円ずつ20年投資するといくらになる?
何も運用しなければ240万円のところ、年利3%の運用で約328万円、年利5%で約411万円、年利8%で約589万円になる可能性があります。

月1万円でつみたてNISAの投資を成功させるには?
短期的な価格の変動に一喜一憂せず、投資し続けることが大切です。その他には、年間上限額40万円の範囲内で投資額の増額を検討したり、分配金が出た際に再投資したりするのも有効でしょう。

つみたてNISA投資におすすめの銘柄は?
外国株式に興味のある人は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめ。

国内株式だけが良い人は「ニッセイ日経225インデックスファンド」、いろいろな金融資産に投資して価格変動のリスクを抑えたい人は「eMAXISバランス(8資産均等型)」が良いでしょう。

つみたてNISAのメリットは?
金融商品の売買のタイミングを自分で判断する必要がなく、少額から投資を始められます。また、運用によって得た利益や分配金に対してかかる税金が非課税なのもメリットです。

つみたてNISAのデメリットは?
購入できる金融商品があらかじめ決められているため選択肢が少なく、ロールオーバーやリバランスができないというデメリットがあります。つみたてNISAでは、損益通算や繰越控除を受けられない点も忘れてはいけません。

つみたてNISAに月1万円投資しても意味がない?
意味はあります。しかし、どの商品を選ぶのかによって運用成績が異なるため、トータルリターンでは差が生まれるでしょう。

つみたてNISAの非課税枠は使い切るべき?
つみたてNISAの非課税枠(年間40万円)は1年ごとに消失します。できるだけ非課税枠を使い切る方が非課税制度のメリットを最大限活用していることになるでしょう。

つみたてNISA対象銘柄が20年後に暴落している可能性は?
投資では価格変動のリスクがあるため、20年後に暴落する可能性はあります。しかし20年間積み立ててきたことで、複利の効果で運用収益が増加していたり、購入平均単価が下がっていたりして利益が出やすくなっているかもしれません。個別銘柄を購入している人よりは、元本割れのリスクを軽減できるでしょう。

山村望愛
執筆・山村 望愛
国立大学経済学部卒業後、大手証券会社に入社。約8年間、窓口にて個人向けの資産運用アドバイスを行う。夫の転勤を機に退職し、出産後ライターとして活動。現在は、投資初心者向けの記事や子育て世代に向けた記事など幅広いテーマの記事を執筆するかたわら、キッズ向けのマネーセミナーなどを企画・運営。

■保有資格
証券外務員一種
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
国立大学経済学部卒業後、大手証券会社に入社。約8年間、窓口にて個人向けの資産運用アドバイスを行う。夫の転勤を機に退職し、出産後ライターとして活動。現在は、投資初心者向けの記事や子育て世代に向けた記事など幅広いテーマの記事を執筆するかたわら、キッズ向けのマネーセミナーなどを企画・運営。

■保有資格
証券外務員一種
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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