桜の名所めぐりを福島で楽しみませんか?開花時期が近い桜の名所と近辺の立ち寄りスポットと共に、駐車場情報もご案内します。開花のタイミングがあえば、春色に包まれる桜のフルコースドライブが堪能できるかもしれません。
【1】桜峠(さくらとうげ)
北塩原村にある桜峠は、2001年の敬宮(としのみや)愛子内親王殿下御生誕を記念して、オーナー制で2,001本のオオヤマザクラを植樹したのが始まりです。その後、東京都杉並区やニュージーランドとの交流記念等で追加植樹され、現在は約3,000本になっています。
標高が高いため見頃の見極めが大変難しく、筆者も4年越しで、やっと見ることができました。桜峠は、桜をさまざまな視点で鑑賞できるのが見どころですが、特に峠の上から谷に広がる一面の桜を見下ろす景色は、格別です。
駐車場は、日帰り温泉施設「ラビスパ裏磐梯」の無料駐車場(約300台)と、坂を下った西側にも無料駐車場(10台程度)があります。例年の開花時期は、4月下旬から5月上旬となっています。
桜峠近くの立ち寄りスポット
「ラビスパ裏磐梯」のプールや、温泉を楽しむのも良いですし、桜峠の近くには、桧原湖や五色沼など、美しい湖沼群も揃っています。
また、桜の季節に会津を訪れた際のお土産は、道の駅 裏磐梯などで販売している会津アスパラをお勧めします。太くて、甘みが感じられるアスパラは、近年人気がうなぎのぼりで、どこでも午前中には売り切れてしまうほどです。
【2】日中線(にっちゅうせん)記念自転車歩行者道
福島県喜多方市にある「日中線記念自転車歩行者道」。少々いかめしい名前ですが、こちらは昭和59年に廃線となった日中線の跡地を、自転車や歩行者専用の遊歩道とした場所です。
約3㎞にわたって続く道のりには、約1,000本のしだれ桜が咲き誇り、華やかで壮観です。中間地点には、SLが展示されており、フォトスポットしても大人気です。場所によっては、チューリップや水仙とのコラボレーションが見られたり、桜で前が見えないほどのトンネルがあったり、木の成長具合で様々なポイントがあったりと、3㎞もの距離があっという間に感じるほどです。
駐車場は、桜の開花時期にあわせて、押切川体育館、市民プール駐車場などの臨時駐車場(無料)が設置されます。中でも一番近くて広いのが、喜多方商業高校跡地の駐車場で、桜並木の目の前になります。
例年の開花時期は、4月中旬~4月下旬となっています。
日中線記念自転車歩行者道近くの立ち寄りスポット
遊歩道の北側には、ふれあい通りや、おたづき蔵通りなど、蔵が点在していて、散策にもぴったりです。また喜多方はラーメンの激戦区、おいしいラーメン店がたくさんあるので、ぜひご賞味ください。
【3】町営 磐梯山(ばんだいさん)牧場
猪苗代町の町営牧場・磐梯山牧場は、磐梯山の麓に壮大な牧草地が広がります。別名「まきばのさくらロード」とも呼ばれ、牧草地の真ん中を走る公道沿いには、約200本のソメイヨシノが咲き誇り、見事な桜のトンネルとなります。開花時期には残雪の磐梯山と桜、眼下には猪苗代湖を楽しむことができます。
この場所は、NHK大河ドラマ『八重の桜』のタイトルバックで、365本の桜色の和傘を使って桜が咲いたようなシーンを撮影した地でもあります。
駐車場は、公道を西へ走らせると、砂利敷きの無料駐車場(15~20台程度)があります。開花時期は、例年4月下旬から5月上旬となっています。