山形県で住むならどこがいい?
では、山形県で住むならどこが良いのでしょうか。おすすめの街をいくつか紹介します。
山形市の周辺に住むなら
山形市は、山形盆地の南部3分の1ほどを占め、扇状地の上に市街地が立地しています。市の東部は奥羽山脈による山岳地帯、南西部は丘陵が占めています。盆地の中に位置するため、内陸性気候で寒暖の差が激しく、夏は暑く冬は寒いです。冬は寒さが厳しく底冷えとなり、雪の降る日も多いですが、降雪量は山形県内では少ない方です。
市内に空港はなく、最寄りの空港は東根市にある山形空港です。隣接する宮城県の仙台空港も、利用されることが多いようです。山形駅は山形新幹線の停車駅でもあり、いくつかの鉄道路線が集中しているターミナル駅です。山形市の人口は246,421人(2021年4月1日)で、県都として多様な都市機能が集積しています。
中でも、中核的な医療施設が多数立地し、今後山形大学において次世代型重粒子線がん治療施設が整備される予定となっています。また、都市部と豊かな自然環境が共存した子育てに適した住環境といえましょう。支援制度をみてみましょう。リフォーム工事を行う人に、工事費用の一部を助成します(移住世帯への支給額の加算あり)。0歳~中学校3年生までの医療費(保険診療分)の自己負担額が無料です。
鶴岡市
鶴岡市は、古くは城下町として栄え、山・平野・川・海に抱かれた豊かな自然環境のもと、ユネスコの食文化創造都市にも認定された食材と食文化の宝庫です。また、高度な研究機能やバイオ関連産業の集積が進み、ベンチャー企業も続々と誕生・躍進を遂げています。支援策をみてみましょう。
就職に対する支援として、鶴岡ワークサポートルームでは、鶴岡市在住の満35歳以下の若者、鶴岡市へのUIターン希望者と鶴岡市内事業所とのマッチングを行っています。移住希望者等が市内の宿泊施設やコワーキングスペース等を利用して、テレワークや鶴岡での生活を体験する取組みに対して、経費の一部を助成します。
住宅支援としては、県外在住の移住希望者向けに、市営住宅の一部を最長1年間手軽な家賃で借りることができる、お試住宅があります。また、移住相談窓口等を利用し、県外から移住して賃貸住宅に入居した場合、家賃の一部(月に上限1万円)を最大24か月補助します。ふるさとやまがた移住・定住推進センターの補助金と合わせると、月に2万円となります。
天童市
将棋駒とラ・フランスの生産量が日本一の天童市は、いで湯のまちとしても知られています。交通は東京から飛行機で約70分、新幹線で約2時間40分と首都圏からの日帰り移動も可能です。
また、教育・医療・商業施設等の都市機能が充実しているほか、特に子育て支援に力を入れています。住宅支援としては、定住促進・子育て世帯支援事業費補助金(新築・購入)があります。これは、天童市内に自己居住用の住宅を新築または購入する子育て世帯や移住定住者に対して、新築・購入費用の一部を補助するものです。
転入世帯で子育て世帯に対しては25万円、転入世帯には15万円、子育て世帯には15万円が補助されます。また、0歳から高校3年生(18歳)までの医療費(保険診療分)の自己負担額が無料です。結婚を機に、天童市で新生活を始める新婚世帯の住宅賃借費用の初期経費(家賃、敷金、礼金、仲介手数料)や引越し費用の一部を補助する「結婚新生活支援事業費補助金」制度もあります。
南陽市
南陽市は県南部に位置しており、北に丘陵、南に沃野が広がり、四季の変化に富み、果樹栽培が盛んです。開湯920余年の伝統ある赤湯温泉や宮内熊野大社など歴史と伝統を持つ街です。
支援制度としては、県外からの移住世帯が持家住宅のリフォーム工事等を行う際の費用を支援したり、これから南陽市に転入する(既に転入している場合は転入から5年未満の)世帯が、市内に持家住宅の新築又は購入する際の取得費用の支援を行います。山形県外から移住した人が賃貸住宅に入居した場合等に、その家賃の一部(上限月1万円)が、最大24ヶ月補助されます。
子育てに関する支援としては、中学3年生までの医療費の自己負担額の全額を助成します。市内に持家住宅の新築又は購入を行う子育て世帯への費用を支援します。
東根市
山形県内陸部の中央に位置する東根市は、山形空港、新幹線停車駅、高速道路ICを有し、仙台圏とのアクセスにも優れています。先進的な子育て支援への取り組みにより、県内トップクラスの出生率と婚姻率を誇り、毎年人口が増加しています。
次世代を担う農業者となることを志す青年就農者に対し、就農直後の経営確立に資する資金を交付しています。経営が不安定な就農初期段階の青年就農者に対して上限150万円(最長5年間)を交付します。東根市に定住することを目的に、市内に自ら居住するための住宅を新築又は購入し、転入した人に対して助成金を交付します。(基本額15万円。その他「子育て加算」、「地区加算」、「中古住宅加算」あり).。
また、高校生世代までの医療費を全額助成します。
酒田市
酒田市は、最上川と日本海が出会う河口に位置し、北前船の寄港地として古くから栄えた港町です。近年は酒田港を活用した産業、大手情報通信企業の立地などが進んでおり、企業でも人材を求める意欲が高まっています。支援策をみてみましょう。
「移住定住者住宅支援費補助金」は、移住者が中古住宅・空き家を購入する費用の10分の1以内で上限25万円、あわせて改修等を行う費用の10分の1以内で上限20万円を支援し、借りる空き家の改修等を行う費用の2分の1以内で上限25万円を支援します。中学生以下の児童と生計を同一にする人、またはその予定にある人は加算があります。
「住宅リフォーム総合支援事業」は、住宅の向上を図るリフォーム工事を行う人に、工事費の2割、上限24万円を支援するものです。県外からの移住世帯、新婚世帯、子育て世帯は、補助率・上限額の引き上げがあります(最大30万円)。子育て支援としては、0歳児~中学校3年生までの医療費の自己負担額(所得制限なし)を助成します。
まとめ
山形県は豊かな自然が魅力ですが、冬の積雪は見逃せません。山形新幹線で東京から約3時間なので、定住支援相談窓口への事前相談の上、雪の季節に一度訪れて実際に寒さを体感してみてはいかがでしょう。
提供・移住支援.com
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