4.「いじめ防止対策推進法」を理解する
平成25年に成立した法律です。いじめの定義、学校および教職員の義務、いじめに対する措置など詳しく規定されています。ぜひ頭の中に入れ、子供のいじめに学校がどう対応したのか、してくれなかったのか確認してください。親がこの法律と照らし合わせて検証することができます。
今後学校とどういう対応をしておけばいいのか。この法律を知っていれば、先生との応対もスムーズに行くと思います。
また子供向けに書かれた山崎聡一郎著「こども六法」という本があります。子供と一緒に読んでみることをお薦めします。いじめは犯罪だということがはっきりと書かれてあります。
5.同級生、その親から情報収集を
同級生、またはその親から話しを聴くことはできませんか。自分の子供が話していない事実があるかもしれません。また、陰湿ないじめは先生の知らないところでおこります。
加害者が事実を隠すこともあります。可能な限り、いじめの事実をまとめておくことが必要です。必ず詳細にメモに残しましょう。
子供のいじめの具体的解決策
子供へのいじめが発覚したら親として、どういう対応をしなければならないのか、具体的に紹介します。
1.担任の先生と面談を
まずは先生にいじめの内容を伝えることです。そして親がどういう対応を望んでいるかを伝えることです。その上で先生の対応策を聴きましょう。両者が対応策をすり合わせていくことで、解決へ向かうことができると思います。
親が納得できる対応策を聴けたならば、子供にも伝えましょう。子供も納得するならば、安心して登校できるでしょう。
2.解決しないとき
簡単に解決できることは少ないかもしれません。担任の先生だけでは力不足のこともあるかもしれません。
「いじめ防止対策推進法」では、担任の先生だけが問題を抱えこまず、チームで対応することと定めています。複数の先生や専門家に協力してもらうことができます。ぜひ親がそれを求めて下さい。
そして、解決するまで、保健室や図書室など、いじめをしている子供と距離を置いて登校することができます。時間をかけて学校と対応を協議していく必要があります。
3.さまざまな相談窓口
文部科学省、法務省、厚生労働省、弁護士会。いじめ問題に関してたくさんの相談窓口があります。
学校の対応に満足できないとき、たくさんの専門家の意見を知りたいとき、子供への接し方に迷うときなどぜひ利用してはいかがですか。親も抱え込まないことが大切です。きっと解決へのいいアドバイスが聴けると思います。
4.学校だけが全てではない
「教育支援センター」をご存知ですか。いじめなどが原因で不登校になった子供が通う公的な施設で、登校すれば、在籍する学校が出席扱いになります。学校から紹介してもらう必要がありますが、退職した先生や専門家がカリキュラムを組むようです。
また、民間のフリースクールもあります。出席扱いになる場合もあるようですが、教育の質は玉石混交のようです。高額な費用が必要なところもあるようです。よく考えて決める必要があります。
ITを利用した通信教育で学び、出席扱いになる場合もあるそうです。
不登校児が増加している昨今、文部科学省もさまざまな対策を練っています。ぜひ情報収集をして、子供にベストな方法を探して下さい。
適切な対応をとって、子供が安心できる環境を
いじめ問題は簡単に解決できるものではないでしょう。いじめた子供は自分の行為を「いじめ」ではなく、「からかい」程度だというかもしれません。また学校が思うような対応をしてくれないこともあり得ます。親が怒りや強いストレスを感じることも多くなると思います。
けれども、頑張る親の姿をきっと子供は見ています。その姿は、子供が立ち上がろうとする力になるでしょう。いじめへの対応は親にとってもつらいものです。子供の笑顔を取り戻すために、自分自身の体も守りながら、ぜひ納得のいく解決方法を見つけ出して下さい。
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