有形指定文化財・旧観慶丸(きゅうかんけいまる)商店
石ノ森萬画館へ向かう際、道路沿いでひときわ目を引くのが、この建物。なんと101種類ものタイルが貼られており、石巻市の有形指定文化財に指定されています。石巻初の百貨店として、昭和5年(1930年)に建てられています。
創業は江戸時代で、初代の須田幸助氏は千石船の沖船頭でしたが、江戸へ荷物を運んだ帰りに陶器類を積み込んできて販売したところ、商人として成功して豪商となりました。建物に多彩なタイルを用いたのは、陶器店としての品揃えを示す象徴であったとも言われています。20201年現在は、文化交流スペースになっています。
日本で一番古い木造建築の教会堂・旧石巻ハリストス正教会教会堂
石ノ森萬画館の斜め前には、明治13年(1880年)に建設された日本で一番古い木造建築の教会堂が建っています。外観は擬洋風建築で、明治以前の伝統的な技法が使われているそうです。
内部には、畳敷きの床や驚くほど急な階段などがあるので、時間があればのぞいてみても良いでしょう。竣工後、戦争による空襲、宮城県沖地震、そして東日本大震災と大きく損傷を受けながらも、その度に復元されている貴重な建物です。
市民の台所としても人気の施設・いしのまき元気いちば
旧北上川のほとり、石ノ森萬画館の川向に建つのが、いしのまき元気いちばです。お土産品はもちろん、市民の台所としても人気の施設で、旬の農産品に鮮魚、水産加工品から地元の物産品まで、あらゆるものが揃っています。
2階フロアには石巻自慢の地元グルメを味わえるフードコートもあります。店舗の前にある石巻市かわまち立体駐車場(2時間駐車無料)は、石ノ森萬画館へ行くのにも最短距離で便利なので、お帰りの際はぜひ立ち寄りたいですね。
石巻市内を一望できる・日和山(ひよりやま)公園
少し足を伸ばす形になりますが、駅からも萬画館からも徒歩20分ほどの、石巻市内を一望できる場所にあります。旧北上川河口をみおろす高台の公園で、奥州総奉行だった葛西氏の城跡と伝えられています。
かつては、俳人の松尾芭蕉や童話作家の宮沢賢治なども訪れた歴史ある公園です。天気が良い日は、牡鹿半島や松島の風景も楽しめます。昔は、船を出航させる際に、日和(天候)を見るための場所だったことにも納得のスポットです。
最後に
東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市。まだ復興半ばではありますが、本記事では、石ノ森萬画館と一緒に散策したい、町なか散策スポットをご紹介しました。
また『仮面ライダー』シリーズは、2021年4月で生誕50周年となります。その企画作品として、2023年春に『シン・仮面ライダー』が公開されることも発表されました。脚本・監督を務めるのは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで有名な庵野監督で、ますます注目を集めることは間違いないでしょう。この機会に、童心にかえり、ご家族で石巻の町を歩いてみてはいかがでしょうか。
提供:トリップノート
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