加えて同誌は、妊娠を知った中居が誠意があるような態度を示しながらも、「大丈夫だよ。まだただの細胞だし、手術だって簡単で大したことはない。オレの友達も何人も堕ろしているけど、その日のうちに仕事もできちゃうくらいだし」と非情な言葉で中絶を促したと報道。
さらに、女性側が弁護士をたてる旨を伝えると、中居が「遊び相手だったことを(両親に)話す」「産んでも認知しないし養育費も払わない。生まれた子どもに一生会うつもりもない」などと脅しともとれる言葉を口にしたといい、中居が30万円を渡そうとするも女性が受け取らなかったことなどを報じていた。
「中絶手術後の女性と中居の会話」とされる音声公開に
同誌は当時、中絶手術後の女性が中居に電話をかけた際のものとされる音声まで公開していたが、目立った後追いは「東京スポーツ」くらいのもので、テレビやメジャー誌、新聞はこの話題をスルー。その後も中居は何ごともなかったかのようにテレビスターとして活躍し続けていた。前出の鎮目氏は次のように語る。
「00年に報じられた中居氏の発言は、ある意味『中居氏が女性のことを人として尊重していなかった』という、彼の人権意識を象徴するものではないかと思います。ですからテレビ各局は取り上げるべきでしょう。今の段階では、昨日の会見の内容が豊富すぎてそればかりになっていますが、今後取り上げられる可能性もあるのではないかと思います。というか取り上げられることを期待したいです。
ただ、ほぼ彼と似たような発言をして問題になったテレビ業界人を知っています。その人物は相変わらず業界の要職についています。そういう意味ではテレビ業界の内部に、中居氏と似たような体質の人物がまだまだたくさんいるということが言えるのかもしれません」
中居の非情な行動や、女性に現金を受け取ってもらえなかったことなど、共通点も見られる今回の報告と過去のスキャンダル。中居は引退したが、せめてテレビ局の体質が改善されることを願いたい。
フジテレビに新たな危機