◆『まつもtoなかい』で那須川天心のミット打ちを見る横浜の目が
横浜の場合、6歳から極真空手をやっていた経験が、“らしく”見える演技を助けている。中学生の時に第7回国際青少年空手道選手権大会の13、14歳男子55キロの部で優勝しているほどの腕の持ち主。だからこそ、『春に散る』では、映像のマジックでごまかさないものにしたいと希望して取り組んだそうで、その心意気や、よしである。
さらに、『君の瞳が問いかけている』(20年)で、元キックボクサーの役を演じるにあたって、撮影前に1カ月間、キックボクシングのトレーニングを行い、肉体改造で筋肉を10キロ増量した経験もある。

そのときの横浜の、那須川とトレーナー粟生隆寛のミット打ちを見る目の色が違っていたことや、試合は(本職の人たち)をリスペクトしてるからできない。やりたくなったら俳優を辞めると言っていた真面目さも印象的だった。
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